【初めての車ガイド】車を初めて買う際に知っておくべきこと

初めて車を購入するとき、理想のカーライフを想像するのは楽しいもの。しかし、必要なお金や車選びなど、不安なことも多いのではないでしょうか。そこで、納車までの過程や必要なお金、車選びのポイントや、初めての車におすすめの車種などを紹介します。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

車を初めて買う際に知っておくべき「お金」のこと

車の購入時にかかる費用

車の購入には、車両代金以外にも法定費用や各種手数料などの初期費用がかかります。そして、乗り続けるためには、自動車保険や車検といった維持費が必要になります。ここでは、車の購入と維持にかかる費用について解説していきましょう。

車の購入時にかかる費用

  • 車両代金
  • 法定費用(消費税、自動車税種別割、自動車重量税、環境性能割、印紙代、自賠責保険)
  • リサイクル預託金
  • 検査登録手続代行費用
  • 希望ナンバー代行費用
  • 車庫証明代行費用
  • 納車費用(自宅まで納車を希望する場合)
  • 洗車・クリーニング費用(展示車を購入する場合など)
  • 保証サービス(メーカー保証延長など)

このように車の購入には、車両代金のほかに税金や保険料、リサイクル料金など、様々な費用が必要です。見積りを確認した際に、分からないことや不要と思える項目があるときは、販売店にあらかじめ確認しておきましょう。

車の維持にかかる費用

  • 運転にかかる費用(燃料代など)
  • 法定費用(自動車税種別割、自動車重量税、印紙代、自賠責保険)
  • 自動車任意保険料
  • 駐車場代
  • 車検代
  • メンテナンス費用(故障修理含む)
  • ローンの支払い(利息含む)

法定費用は、購入時だけでなく毎年(あるいは車検の度に)支払わなくてはいけません

また、自動車任意保険料は、契約者の年齢や購入する車種、等級、補償内容により、料金が大きく変わります。初めて任意保険に加入する場合、最初は保険料が高額になりますが、無事故かつ契約期間が長くなるほど保険料が安くなる仕組みになっています。

ほかにも、燃料代やメンテナンス費用など、車は購入してからも様々なお金がかかるため、これらの維持費をあらかじめ想定しておくと安心でしょう。

車を買う方法(乗る方法)

車を買う方法

かつて車を所有する方法は、現金一括や、ローン購入が一般的でした。現在は残価設定型クレジットやカーリース、車のサブスクといった、様々な選択肢があるので、予算や車の使い方、所有権の有無など、それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

一括購入

車両代金を現金や銀行振込みで一括購入する方法です。利息が発生しないため、ローンを組むよりも安く購入することができます

カスタムや譲渡、売却など、自由度は高い一方で、車両代金と初期費用を合わせると、軽自動車のように比較的リーズナブルな車種でも、新車の場合100万円程度が必要となるので、一時的な家計への負担が大きい方法でもあります。

ローン

銀行やディーラーなどで、車両代金やオプション料金の総額に対してローンを組み、契約時に決めた期間で返済する方法です。金利はローンによって異なり、審査内容や申込み条件によって決められます。

ローンを組む場合、所有権はディーラー(販売会社)やクレジット会社にあることが多いため、基本的に完済までは譲渡や売却はできません。

残価設定型ローン

残価設定型クレジット(残クレ)とも呼ばれ、あらかじめ設定した契約期間後に、車を返却することを前提としたローンです。

車両代金から想定下取り価格(残価)を最終返済時まで据え置いて、月々の支払額を算出するため、安く車に乗ることができます。ただし、返却・原状回復を前提としているため、カスタムは原則禁止。過走行や傷などによって、精算が必要となるケースもあります。

車のサブスク/カーリース

あらかじめ設定した契約期間中、定額で車を借りるサービスです。運営会社や契約プランによって、月額料金に税金や保険料なども含まれているものもあり、一般的に初期費用もかかりません。残価設定型ローンと同様、契約満了後は原状復帰をした上で返却が必要なため、過走行や傷によって精算が必要となるケースもあります。また、原則として中途解約はできず、違約金が発生する場合があります。

また、車の返却が前提のサブスクサービスの場合、カスタムが禁止されていることも。原状回復のため、返却時の車の状態によっては精算が発生する可能性もあります。

KINTO

KINTOも車のサブスクのひとつです。KINTOはメンテナンス費用や任意保険の費用なども月額の料金の中に含まれているので、別途まとまった費用がかかる心配はありません

初期費用フリープランと解約金フリープランの2プランがあります。「初期費用フリープラン」は初期費用がかからないけど中途解約に別途費用がかかるプランで、「解約金フリープラン」は初期費用を払うことで契約期間中にいつでも解約できるプランです。解約条件が明瞭なので一般的な車のサブスクやカーリースと比べると解約しやすいのが大きな特徴です。

KINTOもカスタムは原則禁止です。返却時の原状回復を前提に、トヨタ純正ディーラーオプション以外の用品のうち、取付に穴あけ等を要さず、簡易に取り外し可能で、取付・取り外しによる車両への損傷がない市販アクセサリー品や用品は取付することが可能です。モデリスタといったカスタムパーツ装着車もラインアップされているので、カスタムしたい人は申込時にそちらを選ぶことも可能です。

車を初めて買う際の「流れ」

車を初めて買う際の「流れ」

車の購入から納車までには、さまざまな手続きが必要です。車選びから契約、納車までの流れを見ていきましょう。

1. 車を買う or 乗る予算を決める

一括払い、残クレ、ローン、車のサブスクなど、車を買うor乗る方法について把握したら、予算を検討しましょう。一括の場合は貯蓄をいくらまで残しておくか、ローンや残クレ、車のサブスクの場合は月々いくらまでなら払えるかなどを把握しておくことが大切です。

無理のない金額に設定しましょう。

2. 買いたい/乗りたい車種を決める

装備の充実度、デザインの好みはもちろん、車に乗る目的や運転のしやすさ、安全性も車種選びにおいて大切です。

3. 販売店で車を見る

必要に応じて、実車の確認や試乗をすることをおすすめします。販売店によっては希望の車を展示・試乗していない場合もあるので、各自動車メーカーのWebサイトなどから、希望する車が展示・試乗されている店舗を探して、来店予約すると安心です。実車確認や試乗の際のポイントは後述します。

4. オプション検討

工場で車を製造する際に取り付ける「メーカーオプション」と、製造後に取り付ける「ディーラーオプション」があります。メーカーオプションは新車の契約時のみ注文が可能なので、事前に必要なオプションを検討しておきましょう。

5. 見積り依頼

購入したい車種やグレードが決まったら見積りを依頼しましょう。総額や毎月の支払金額、支払い期間を予算と照らし合わせ、無理なく支払えるかどうかを確認します。

6. アフターサービス確認

車の購入後に受けられる点検や修理、メンテナンスの内容を確認します。

7. 注文・契約

見積りやサービスに同意できたら、契約手続きに進みます。本契約までに用意する書類や申請書などは、事前に販売店のスタッフから案内があるので安心です。 

8. 納車

販売店、もしくは自宅にて車の引き渡しを行います。車両が販売店に届いても、車庫証明などが準備できていなければ登録ができず、引き渡しを行うことができないので注意が必要です。

初めての車選びの「ポイント」

車選びのポイント

車はとても高価な買い物です。長期間に渡って所有し乗り続けるものでもあるので、納車後に後悔しないよう、事前にしっかりと考えておきましょう。

予算にあった車を探す

車の購入・維持には、車両価格以外にも、法定費用や維持費、保険料など、様々な費用がかかります。無理なく頭金や月々の支払いができる範囲で予算を決めましょう。 

車に乗る目的に合った車かどうか

利用人数や利用環境など、車に乗る目的をもとに条件に合った車種を選びましょう。 

車確認・試乗のポイント

試乗では、運転のしやすさや、視界の良好さ、乗り心地だけでなく、乗り降りのしやすさや収納スペースといった使い勝手も確認しましょう。また、車内の静粛性なども走行時に確認したいポイントです。 

運転しやすい車かどうか

車種によって運転席の広さや見通しの良さ、ハンドル操作のしやすさは異なります。ドライバーとの相性もあるため、事前に試乗して運転のしやすさを確認しておきましょう。 

安全な車かどうか

最近は安全性能が高い車が多くありますが、運転に不安がある場合は、運転支援装備が充実した車種を選ぶといいでしょう。 

駐車場に入るサイズかどうか

機械式駐車場や立体駐車場では、駐車可能な車のサイズが決められています。マンションや勤務先など、おもに使用する駐車場が決まっている場合は、事前にサイズを確認しておきましょう。 

車を買う場所とサポート

車が買える場所は、特定のメーカーのみを取り扱う「正規販売店・正規ディーラー」、さまざまなメーカーの車を取り扱っている「サブディーラー」、中古車を取り扱う「中古車販売店」などがあります。

サポートサービスの内容は購入する店舗によって異なります。新車は保証期間もあり、充実したサポートが見込める一方で、中古車はメンテナンスの頻度が増える可能性が高いので、購入後のメンテナンスについてもあらかじめ考えておきましょう。

 リセールバリュー

リセールバリューとは、購入した車を売却する際の価値(下取り価格や買取価格)のこと。人気車種や希少価値の高い車、ホワイトやブラックなどのベーシックなボディカラーの車はリセールバリューが高いとされています。

装備の充実度、デザインの好み、愛着が湧く車かどうかなど

お手頃な価格の車であっても、デザインが好みでなければ、愛着が持てずに後悔するかもしれません。装備やデザインなど、好きになれる要素を持っていることも大切です。

初めての車は「新車か中古車」どっちがいい?

初めての車は「新車か中古車」

初めての車だからこそ、自分だけの新車を選びたい人もいるでしょう。一方、比較的手頃な中古車なら、車種の選択肢が増える可能性もあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、予算と条件に応じて考えてみましょう。

新車のメリット・デメリット

品質が安定している新車の場合、状態を気にする必要はありません。販売店の保証やアフターサービスが充実しているのも大きなメリットです。好みのボディカラーやオプションが選べる一方で、納車までに時間がかかる点や高額になりやすいのがデメリットといえます。

中古車のメリット・デメリット

納車までの時間が短いこと、新車と比べて価格が安いことが中古車のメリットです。

デメリットは、ボディカラーやグレード、オプションなどの装備を自由に選ぶことができないことや、車の品質が一定でないことです。車は見た目だけですべての状態を把握することが難しいため、良質な車かどうかを見極める力が必要となります。

初めての車「おすすめ車種」10選

初めての車「おすすめ車種」

ここからは、トヨタ車の中から初めて車を買う人におすすめの車を10台紹介します。

ヤリス

はじめて買う車 ヤリス

コンパクトで視界も広く、パワーも十分なヤリスは、最初の一台におすすめ。ハイブリッド車は燃費の良さも光ります。

ヤリスの詳細はこちら

アクア

はじめて買う車 アクア

カラーバリエーションも豊富なアクア。ヤリスよりも一回り大きなハイブリッド専用車で、アクセルペダルによる自在な加減速コントロールにより、上質な走りを楽しめます。

アクアの詳細はこちら

シエンタ

はじめて買う車 シエンタ

シエンタはコンパクトながらも3列シートを備えた使い勝手のよさが魅力。日常使いが中心のファミリーには最適の一台です。

シエンタの詳細はこちら

ノア・ヴォクシー

はじめて買う車 ノア・ヴォクシー

2022年度の自動車アセスメントで「ファイブスター大賞」を獲得。安全性能を重視する人にもおすすめのミドルクラスミニバンです。

ノアの詳細はこちら
ヴォクシーの詳細はこちら

 ハリアー

はじめて買う車 ハリアー

都会的で高級感のあるデザインにより人気のミドルクラスSUV。ハイブリッドやプラグインハイブリッドもある一方、ガソリン車は比較的手頃な価格で、上質感が味わえます。

ハリアーの詳細はこちら

ルーミー

はじめて買う車 ルーミー

スライドドアで乗り降りしやすく、後席の足もとスペースの広いコンパクトワゴン。パワースライドドアなど、子育て中のファミリーにも嬉しい機能が充実しています。

ルーミーの詳細はこちら

プリウス

はじめて買う車 プリウス

フルモデルチェンジにより5代目に生まれ変わった新型プリウスは、ハイブリッド専用車ならではの低燃費や先進性にくわえ、走りのよさとスタイリッシュなデザインという新たな魅力も。

プリウスの詳細はこちら

GR86

はじめて買う車 GR86

今では珍しくなった、FR(後輪駆動)のスポーツカー。もしはじめての車でマニュアル車に乗りたいなら、本格的なスポーツカーなのに手頃な値段で手に入るGR86もおすすめの1台です。さまざまなオプションパーツを装着し、自分だけの1台を仕上げる楽しさも!

ヤリスクロス

はじめて買う車 ヤリスクロス

発売開始から多くの人に支持されているヤリスクロスは、ハイブリッドも選べるコンパクトなSUV。ヤリスゆずりの取り回しのよさと、小さなハリアーのようなスタイリングが特徴です。

ヤリスクロスの詳細はこちら

カローラクロス

はじめて買う車 カローラクロス

ヤリスクロスよりも大きく、ハリアーよりも小さい。そんな絶妙なサイズのSUVがカローラクロス。日常からレジャーまで、幅広く活躍する万能性の高い1台です。

カローラクロスの詳細はこちら

初めての車なら車のサブスク「KINTO」もおすすめ!

初めて車を購入するにあたって、お金の不安を抱えている人も多いはず。とくに任意保険料は高額になるので、負担に感じている方も多いのではないでしょうか。車のサブスク「KINTO」なら、任意保険料などの維持費が月額料金に含まれているので、別途用意する必要がありません。

月々の支払いが一定で、家計管理も簡単になるので、初めての車でも安心して利用できます。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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