トヨタ車&レクサス車解説
【2024年最新版】トヨタのスポーツカー一覧を紹介 主要スペックほか歴代スポーツカーも解説
トヨタが現在販売しているスポーツカーを一覧で紹介します。スポーツカーのラインアップや各モデルの主要スペックなどを知りたい方は参考にしてみてください。また、かつて販売していた名車スポーツカーの特徴もあわせて紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
トヨタのスポーツカー一覧
車好きや走り好きの憧れでもあるスポーツカー。まずは、トヨタのスポーツカーのラインアップを見てみましょう。
車名データ | 最新モデル発売時期 | 価格(税込) |
---|---|---|
GRヤリス | 2024年4月 | 349万円~533万円 |
GRカローラ | 2023年8月 | 525万円 |
GR86 | 2024年7月 | 293万6,000円〜361万6,000円 |
スープラ | 2022年4月 | 499万5,000円〜713万3,000円 |
トヨタでは、走りが楽しいスポーツカーだけでなく、実用性と走行性能を両立したスポーツカーも用意しています。
ここからは、各モデルの特徴や車両データを紹介します。
GRヤリス
GRヤリスは、トヨタ自動車として初めて、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発したスポーツモデルです。
空力・軽量・高剛性を追求した車両パッケージに、新開発1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載。新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”によってエンジンのパワーを四輪に伝達します。
2024年4月にフルモデルチェンジでもマイナーチェンジでもなく、「進化」したというGRヤリスのラインアップは、ベースモデルとなる「RZ」と上級グレードの「RZ“High performance”」、モータースポーツ参戦用車両の「RC」と3グレード構成となっています。
GRヤリスの車両データ | |
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最新モデル発売時期 | 2024年4月 |
価格(税込) | 349万円~533万円 |
パワートレーン種類 | 1.6Lターボガソリン |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(8AT)/6MT |
WLTCモード燃費(km/L) | 10.8〜12.4 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,995×1,805×1,455 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,785×1,430×1,175 |
最低地上高(mm) | 130 |
最小回転半径(m) | 5.3〜6.0 |
乗車定員(名) | 4 |
なお、KINTO FACTORYよりGRヤリス専用の「GR YARIS PERFORMANCE SOFTWARE 2.0」が提供されています。これは、エンジンのトルクアップや、ステアリングアシスト変更、アクセルレスポンス変更、4WD駆動配分変更がセットになったソフトウェア書き換えメニューです。詳しくは下記リンクをご覧ください。
GRカローラ
GRカローラは、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」によって開発されたスポーツカーです。GRヤリスは3ドアですが、GRカローラは5ドアになっており、走る楽しさと日常生活での使い勝手を両立したモデルとなっています。
エンジンは、GRヤリスにも採用されている1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンのピストンを強化したタイプを搭載。また、センターマフラーを追加して排気効率を向上させ、最高出力304ps、最大トルク37.7kgmを実現しています。駆動システムは、GRカローラ仕様に最適化されたスポーツ4WDシステムGR-FOURを採用しています。
2024年1月現在、RZグレードのみがラインアップ。過去には、モリゾウエディションという、後席を排除して軽量化したほか、エンジンのトルクアップ、ボディ剛性のさらなる強化など、走行性能を引き上げたグレードも用意されていました。
GRカローラの車両データ | |
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最新モデル発売時期 | 2023年8月 |
価格(税込) | 525万円 |
パワートレーン種類 | 1.6Lターボガソリン |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 6MT |
WLTCモード燃費(km/L) | 12.4 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,410×1,850×1,480 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,790×1,510×1,155 |
最低地上高(mm) | 120 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
乗車定員(名) | 5 |
GR86
GR86は、「スポーツ性能に特化した、更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」を体現したFRスポーツカーです。「直感ハンドリングFR」をコンセプトにした、2012年誕生の「トヨタ 86」の後継モデルになります。
SUBARUとTGR(TOYOTA GAZOO Racing)の共同開発モデルとなっているため、クルマのベースを共有していますが、それぞれの個性を引き出した「異なる走りの味」に仕上げられていることが特徴です。
GR86の車両データ | |
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最新モデル発売時期 | 2024年7月 |
価格(税込) | 293万6,000円〜361万6,000円 |
パワートレーン種類 | 2.4Lガソリン |
駆動方式 | 2WD(FR) |
トランスミッション | 6AT/6MT |
WLTCモード燃費(km/L) | 11.7~12.0 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,265×1,775×1,310 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,625×1,480×1,060 |
最低地上高(mm) | 130 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
乗車定員(名) | 4 |
スープラ
スープラは、BMWと共同で開発されたFRスポーツカーです。「スープラ」の名が復活するのは、A80スープラの生産終了(2002年)以降17年ぶりのこととなります。通算5代目となるスープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルです。
スープラ(日本では「セリカXX」)は、高級なスペシャリティカーとして1978年に誕生しました。初代スープラ以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であることがスープラの伝統となっています。
17年ぶりに復活したスープラは、3L直列6気筒ターボエンジンに加えて2L直列4気筒ターボエンジンもラインアップ、組み合わされるトランスミッションは8速ATとなります。また、RZグレードにはマニュアルトランスミッション好きの方にうれしい6速MTも用意されています。
GRスープラの車両データ | |
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最新モデル発売時期 | 2022年4月 |
価格(税込) | 499万5,000円~731万3,000円 |
パワートレーン種類 | 3Lターボガソリン/2Lターボガソリン |
駆動方式 | 2WD(FR) |
トランスミッション | 8AT/6MT |
WLTCモード燃費(km/L) | 11.0~14.5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,380×1,865×1,295 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 970×1,460×1,060 |
最低地上高(mm) | 117〜118 |
最小回転半径(m) | 5.2 |
乗車定員(名) | 2 |
トヨタのスポーツカーシリーズ「GR」とは?
トヨタは、スポーツカーシリーズとして「GR」を展開しています。
GRシリーズは、「もっといいクルマづくり」を目指すGAZOO Racing Companyがモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発したスポーツカーシリーズです。
モデル体系は、上から順に「GRMN」「GR」「GR SPORT」「GR PARTS」となっています。それぞれの特徴は次のとおりです。
- GRMN:エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売のスポーツモデル
- GR:GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデル
- GR SPORT:気軽にスポーツドライブを楽しめるモデル
- GR PARTS:カスタマイズを楽しめるアフターパーツ
モデル体系や特徴がわかると、よりGRシリーズを楽しめるでしょう。
トヨタの歴代スポーツカー3選!
トヨタはこれまで、さまざまなスポーツカーを世に送り出してきました。かつて販売されていたスポーツカーの中には、現在でも名車として語り継がれるモデルがいくつもあります。ここでは、名車と言われるスポーツカーを厳選して3車種紹介します。
2代目スープラ(A80型)
通算4代目(日本国内では2代目)スープラは、1993年5月に発売されたスポーツカーです。トヨタの「スープラ」として販売されたモデルは、この通算4代目(日本国内での2代目)が最後となりました。
通算4代目(日本国内では2代目)スープラは、先代(A70型)から全長とホイールベースを短くした一方、トレッドを拡大させ、丸みを帯びたスタイリングになっていることが特徴です。
2種類の3.0L直列6気筒エンジンがラインアップされており、最高出力225PSを発生させる自然吸気と、最高出力280PSを発生させるツインターボを用意。ツインターボエンジン搭載車には、ゲトラグ社製の6MTを採用しています。
映画「ワイルド・スピード」にもたびたび登場し、熱狂的な人気を集めています。
スプリンタートレノ(AE86)
スプリンタートレノ(5代目)は、AE86として今も高い人気を誇るコンパクトFRスポーツカーです。5代目スプリンターでは、セダン系がFFに変更されましたが、スポーツ系の「トレノ」はスポーティな走りを得るためにFRを継続しました。漫画「頭文字D」で主人公が乗っており、現在でも高い人気を誇っています。
エンジンは、1.5L(3A-U)と新開発の1.6L(4A-GEU)の2機種。中でも、4A-GEUは名エンジンとして知られています。トランスミッションは、登場当初5MTのみでしたが、1985年に4ATが追加されました。
姉妹車のカローラレビンとの違いはヘッドライトで、「カローラレビン」が固定式、「スプリンタートレノ」がリトラクタブル式を採用しています。
MR-S
MR-Sは、1990年10月に発売された軽量でコンパクトなミッドシップオープンスポーツカーです。当初から軽量スポーツカーとして開発されたため、重量は1tを下回っています。また、パワーのある走りより軽快なハンドリングを優先していることもMR-Sの特徴です。
2000年には、日本初となるシーケンシャルトランスミッション※搭載車を追加。さらに、モデリスタのカスタマイズ限定車「カセルタ」やザガートデザインのボディをまとった限定車「VM180 ザガート」といった特別なモデルも販売されました。
※電子制御式マニュアルトランスミッション。クラッチ操作を伴わずにシフトレバーあるいはステアリングシフトスイッチの操作でシフトアップやシフトダウンが可能
トヨタスポーツカーまとめ
トヨタのスポーツカーには、実用性と走行性能を高い次元で両立したハッチバックの「GRヤリス」と「GRカローラ」、2ドアクーペでスポーティな走りを存分に楽しめる「GR86」と「GRスープラ」があります。どれもスポーツカー好きの心を掴んだ刺激的なモデルに仕上がっています。
各モデルに個性や特徴があるため、好みや趣向に合った1台が見つかるのではないでしょうか。
最後に、トヨタのスポーツカーを検討している方に、購入以外の方法のひとつであるサブスクリプションサービス「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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