トヨタ車&レクサス車解説
街乗りSUVのおすすめは?検索回数が多いおすすめ車種を紹介
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
SUVとは?
SUVはSport Utility Vehicleの略で日本語に直せば「スポーツ用多目的車」です。明確な定義はないですが、一般的には不整地走行するために車高が高く、ハッチバックドアを備えて多くの荷物を搭載できるレジャーなどで活躍する車を指します。
以前は雪道などを走ることを想定した4WD車が主流でしたが、現在は燃費にも優れ価格にも割安感のある2WD車も人気を博しています。
SUVのボディサイズ
コンパクトSUVとは?
コンパクトSUVには必ずしも明確な定義があるわけではありませんが、一般的には排気量が1,000㏄以上~1,500㏄前後ほどの車体が小さいSUVのことを指し、SUVながら取り回しの良さが特徴です。最近でいえば、ホンダ ヴェゼルやトヨタ C-HR、トヨタ ライズなどが登場して大ヒット、日本で人気のクラスとなっています。
ミドルサイズSUVとは?
ミドルサイズSUVは、コンパクトSUV同様定義はないものの、コンパクトSUVよりも大きく、SUVの本流ともいえるクラスだけあり室内空間は広く、大量の荷物も収納可能な荷室を備えています。マツダ CX-8など車体の大きさを活かした3列シート仕様を用意している車種も増えてきました。このクラスの代表的な車種はトヨタ ハリアーやスバル フォレスターなどが該当します。
フルサイズSUVとは?
全長5,000mmを超えるような巨大なボディを持つSUVは、フルサイズSUVと呼ばれています。ロングボディを活かした広い荷室や居住性の良さが特徴です。このクラスの代表的な車種は、何といっても、日本のキングオブSUV「トヨタ ランドクルーザー」、通称ランクルでしょう。また、日本が誇るプレミアムブランドであるレクサスの「LX」もフルサイズSUVに該当します。ランドクルーザーとレクサスLXの両車種ともに、高い悪路走破性を持ちながらラグジュアリーさも兼ね備えたSUVとなっています。
軽SUVとは?
日本独自の規格である軽自動車にも、50年以上の歴史を誇るスズキのジムニーが存在します。ジムニーはラダーフレームを備えた本格的なクロスカントリー車ですが、軽乗用車をベースに車高を上げて悪路走破性を高めたスズキのハスラーも大ヒットしています。これを受け、ダイハツから同じく軽SUVのタフトが登場するなど注目のクラスとなっています。
ライフスタイルに合わせたSUVの選び方
街乗りSUVならコンパクトSUVがおすすめ
街乗りを重視するか週末のレジャーを重視するかはボディサイズにかかってきます。
大勢でキャンプに出かけるような使い方であればボディは大きい方がよいのですが、街中での取り回しが大変になります。 街乗りを中心に考えるのであれば取り回しがよいコンパクトSUVがおすすめです。
特に現在はSUVでも車高1,550mm以下と機械式駐車場を利用できる車もあるので、ご自身の使用環境を考慮してボディサイズを決定するようにしましょう。
多人数で乗車するなら7~8人乗りSUVも
SUVの主流は2列シートの5人乗りですが、最近はミドルサイズ以上の車種で3列目のシートを備えた7~8人乗りのSUVも増えてきました。
ただし、SUVではボディスタイルの関係上、ミニバンほどの室内空間を確保するのは困難です。そのため車体の大きさの割に3列目シートは補助席的な扱いとなっている車種が少なくありません。
とはいえ、時折多人数乗車をする機会があるという方にはよい選択肢となるでしょう。
デザイン性や実用性を重視したSUV
最近はクーペSUVと呼ばれるタイプの車種も増えてきています。クーペのようにルーフラインが後方に行くにしたがってなだらかに傾斜しているのが特徴の流麗なデザインです。
一方、アウトドア・レジャーが趣味で大量に荷物を搭載するといった機会が多い方は、荷室容量や使い勝手の部分などの実用性を重視するとよいでしょう。
もちろん、トヨタ ハリアーのような、デザイン性と実用性を兼ね備えた車種もあります。
SUVのおすすめ人気車種をご紹介!
新車販売台数2016~2020年8月データからランクインしているすべての車種を対象にWebでの検索データをベースにして、国内で幅広くユーザーの興味や関心を集めている車種の上位10台を選んでみました。
メーカー | 車名 | SUVのボディサイズ | 価格(税込) |
---|---|---|---|
トヨタ | ハリアー | ミドルサイズ | 299万円~ |
トヨタ | ライズ | コンパクト | 167万9,000円~ |
スバル | フォレスター | ミドルサイズ | 291万5,000円~ |
トヨタ | RAV4 | ミドルサイズ | 274万3,000円~ |
ホンダ | ヴェゼル | コンパクト | 211万3,426円~ |
日産 | キックス | コンパクト | 275万9,900円~ |
日産 | エクストレイル | ミドルサイズ | 248万2,700円~ |
マツダ | CX-5 | ミドルサイズ | 261万8,000円~ |
マツダ | CX-8 | ミドルサイズ | 294万8,000円~ |
マツダ | CX-30 | コンパクト | 239万2,500円~ |
※新車販売台数2016年~2020年10月の車名データをもとに、検索サイトでの表示回数が多い上位10車種(2020年10月時点、当時の価格)
バランスの取れた主流のミドルサイズ、そして最近人気のコンパクトサイズまでバラエティ豊かな車種が揃っています。
オフロードに強い車だけでなくスタイリッシュなデザインの車や3列シートを備えてミニバン使いも可能な車、そして街中での取り回しを重視してコンパクトカーから乗り換えても違和感のない車など、様々な車種をピックアップしてみました。
トヨタ ハリアー
2020年6月にフルモデルチェンジし、発売1カ月後の受注台数の月販目標は3,100台でしたが、実際には目標を大きく上回り4万5,000台に達したことで話題の大人気車がトヨタのハリアーです。クーペのような流麗なスタイルを採用しながらも、後席の足元や頭上空間にも十分余裕があり、荷室容量もゴルフバッグを3個積めるほどの十分なスペースを確保しています。
基本となるボディは新プラットフォームのTNGAを基本とし、軽量化と上質な乗り心地の両立を図りました。
エンジンは自然吸気2Lガソリン仕様に加えてより低燃費&パワフルな2.5Lハイブリッド仕様もラインアップと盤石の体制です。
装備の充実した中間グレードが300万円台半ばからという価格設定も、販売好調の要因かもしれません。
価格(税込) | 299万円~ |
トヨタ ライズ
トヨタのライズは5ナンバーで全長4m以下、最小回転半径は4.9m(Zのみ5.0m)のコンパクトSUVです。それでいて室内長は1,955mmと十分な広さで、膝周りにも大きなゆとりを持ち、落ち着いた室内空間を実現しています。荷室容量は303L、デッキボードを下段にすることで369Lまで拡大、コンパクトSUVながら十分な容量を確保しています。
最低地上高も185mmと悪路走破性を維持しながら、実燃費に近いとされるWLTCモードで18.6km/Lの低燃費を実現するなど、中身がぎゅっとつまったコンパクトSUVです。
価格(税込) | 167万9,000円~ |
スバル フォレスター
スバル伝統の水平対向エンジンを搭載するSUVがフォレスターで、2.0Lハイブリッド車(e-BOXER)と1.8L直噴ターボエンジンを搭載するガゾリン車をラインアップしています。「X-MODE」と名付けられたスバルの4WD制御システムを搭載し、4輪の駆動力やブレーキを適切に制御することで深い雪や泥などの悪路にも対応可能です。
スバルがいち早く市販車に採用した先進安全装備のアイサイトももちろん搭載されています。アクセルブレーキ制御とステアリング制御による快適なツーリングアシストを実現。120km/hまでであればクルーズコントロールによりドライバーをサポートしてくれます。
価格(税込) | 291万5,000円~ |
トヨタ RAV4
トヨタ RAV4は1994年の登場から26年間で世界での累計販売台数が1000万台を超え、トヨタの主力車種に成長しました。
全長4,600~4,610mm×全幅1,855〜1,865mm×全高1,685〜1,690mmとサイズも堂々とした大きさですが最小回転半径は5.5m(Adventureと“Z package“は5.7m)に抑えられており、日本の道路環境でも持て余すことはなさそうです。
ガソリン車で2種類、ハイブリッド車で1種類、計3種類の4WDシステムを用意しているのも大きな特徴です。中でも「Adventure/G“Z package”」に標準装備される世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、走行性能に応じて前後輪のトルク配分を最適化するだけでなく、後輪を独立して制御することでドライバーの思った通りの安定した走りを実現します。4輪駆動が不要な時には2輪駆動となることで燃費向上にも貢献する画期的なシステムを採用しています。
ワイルドなデザインでありながらハイブリッド車も用意されWLTCモード燃費は20.6km/Lと環境にも配慮した新時代のSUVに仕上がっています。
価格(税込) | 274万3,000円~ |
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルはホンダ独自のセンタータンクレイアウトに2,610mmという長いホイールベースを採用しています。このためコンパクトなボディながらリヤシートでは高身長の人でも脚が組めそうなほど広い室内空間が特徴です。
荷室は後席を立てた状態で393L、さらに後席を格納すれば前輪を外したスポーツ用自転車2台を立てて搭載できるなど十分な容量を確保できます。
実用性だけでなく、よりスポーティな走りを楽しみたいという方には、低速からレスポンスよくトルクフルなパフォーマンスを発揮するパワフルな1.5L VTEC TURBO エンジンの「ツーリング」がおすすめです。
価格(税込) | 211万3,426円~ |
日産 キックス
日産 キックスはエンジンで発電した電気によってモーターで走るe-POWERを搭載したSUVです。エンジンで発電するのでEVのように充電をする必要がなく、ハイブリッド車と同じようにガソリンを給油します。ですが走行時にはモーターの力のみで駆動するため、EVのような滑らかで力強い加速を味わうことができます。
全長4,300mmを切るコンパクトなボディながら前席の背面形状を工夫することで広々した空間を実現し、荷室は大型のスーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグも3つまで積載できるなど使いやすさもよく考えられています。
価格(税込) | 275万9,900円~ |
日産 エクストレイル
2000年に「X-TRAIL the tough gear(エクストレイル・ザ・タフ・ギア)」のキャッチコピーで初代が登場して以来、アウトドア好きから根強い人気を集めているのが日産のエクストレイルです。2013年登場の3代目ではクロスオーバーSUVデザインに大きく変わりましたが、防水仕様のシートや荷室スペースも用意されているなど高い機能性はそのままです。
またガソリン車には3列シート7人乗り仕様も設定されており、いざというときに座席数を増やせるのは便利です。
価格(税込) | 248万2,700円~ |
マツダ CX-5
いまやグローバルではマツダの全販売台数の約30%を占める基幹車種となったCX-5は、エンジンバリエーションも2.0Lガソリン、2.5Lガソリン、2.2Lクリーンディーゼルに加えて2.5Lガソリンターボと豊富です。
ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御することで車の姿勢をコントロールする「G-ベクタリングコントロール Plus(GVC Plus)」のおかげで、ハンドルの修正を少なくし、乗員の体の揺れも低減させ、さらに高速や悪路での安定した走りにも貢献します。
一方で一度オフロードに足を踏み入れれば4WD車に搭載された「オフロード・トラクション・アシスト」が効果を発揮し、悪路からのスムーズな脱出をサポートしてくれるなどSUVとしての実力も高いのが特徴です。
価格(税込) | 261万8,000円~ |
マツダ CX-8
CX-8はマツダの最上級車となるSUVで、3列シートが装備された6人または7人乗り仕様となっています。
全長は4,900mmとSUVとしては長く、3列シートのSUVの中でも室内空間に余裕があるのが特徴です。多人数乗車できるSUVが欲しいという方には貴重な選択肢となるでしょう。
2.5Lガソリンターボ車に加えて2.2Lクリーンディーゼルエンジン車も用意されています。
クリーンディーゼルエンジンは2,000rpmと低回転域から450Nmという力強いトルクを発生させるだけでなく燃費もWLTCモードで15.8km/L(2WD)と優秀、しかも燃料はガソリンよりも安い軽油を使用するので長距離ドライブがお好きな方におすすめです。
価格(税込) | 294万8,000円~ |
マツダ CX-30
「見る人の感性を刺激するデザイン」とマツダ自身が表明する通りCX-30のエクステリアデザインはすっきりしたきれいなラインが印象的です。
エンジンはマツダが世界に先駆けて市販化した火花点火制御圧縮着火方式のSKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)を始め、2Lガソリン、1.8Lクリーンディーゼルの3種類から選択可能です。
SUVでありながら全高は1,540mmと街中に多い機械式立体駐車場にも問題なく収まります。
価格(税込) | 239万2,500円~ |
SUVの人気おすすめ車種紹介 まとめ
今回ご紹介したSUVは人気の車種であり、いずれも魅力的な1台でどれを選べばよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
現在のSUVは、動力性能を誇る車やミニバンのように多人数乗車が可能な車までバラエティは豊富です。
予算ももちろんですが、デザインやサイズ、荷室容量など購入にあたってはご自身のライフスタイルを考えて優先事項を決めていってはいかがでしょうか。
トヨタのサブスク「KINTO」でSUVを利用してみては?
SUVを購入検討する方向けに、購入以外にもハリアーやライズ、RAV4などのSUVに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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