トヨタ車&レクサス車解説
ランドクルーザー(ランクル300系)の内装やサイズを紹介!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
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世界に誇るキングオブ4WD「ランドクルーザー」とは?
ランドクルーザーの歴史を紐解くと、1951年まで遡ります。前身となるTOYOTA BJ型は、強力なエンジンを備えた4輪駆動車として誕生。自動車として初めて富士山6合目までの登山に成功するなど、厳しい環境での高い走破性が認められ、全国各地でパトロールカーとして採用されるようになりました。
これまで世界170の国と地域で累計約1,040万台、年間30万台以上(※)が販売されてきたランドクルーザーは「信頼性・耐久性・悪路走破性」を本質として守り続け、70年の歴史を刻んできました。
※2020年末時点、累計販売台数、年間販売台数ともLEXUS LX、GXを含む数値
中東の砂浜からアフリカの奥地まで、地球上の様々な道を走破し、過酷な環境で暮らす人々の暮らしを支え、人道支援や災害派遣などで人の命を支える存在としても活躍してきたランドクルーザー。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という、ユーザーからの評価に応え続けるため、トヨタはランドクルーザーを鍛え、進化させています。
新型ランドクルーザー(300系)について
ランドクルーザーシリーズは「ライトデューティー系」「ヘビーデューティー系」「ステーションワゴン系」の3タイプに分けられますが、今回フルモデルチェンジされる新型ランドクルーザー(300系)は、2007年に登場した200系の後継でステーションワゴンタイプ。
ランドクルーザーの本質である信頼性・耐久性・悪路走破性を進化させつつ、世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する目的のもと開発されました。
14年ぶりの刷新においては、ランドクルーザーの本質を守る礎であるフレーム構造を踏襲しながらも、TNGAに基づく新GA‐Fプラットフォームや新パワートレインを採用。軽量化・低重心化を図り、内外装のデザインも含めて、長年にわたる技術の積み重ねと最新技術を融合し、素性の刷新が図られています。
フレーム構造を踏襲したTNGAに基づく新GA-Fプラットフォーム
フルモデルチェンジにおける大きな変更点のひとつは、TNGAに基づく「新GA-Fプラットフォーム」の採用です。フレーム自体を新設計することで、200kgもの軽量化や高剛性化を実現。
さらに、低重心化、重量配分、サスペンション構造の改善などが図られています。オンロード、オフロードの双方で運転しやすく、疲れにくい車を目指し、社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーをはじめとする評価メンバーによる実路走行で作りこまれています。
さらに、悪路走破性をより向上させるため
- サスペンションの基本性能(ホイールアーティキュレーション:タイヤの浮きづらさ)向上
- E‐KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)の採用による接地性向上
- ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターの採用
- 走行路面を判定し、自動でモード選択する「マルチテレインセレクト」の採用
といった開発・新技術の採用が行われています。
新開発のV6ツインターボエンジン(3.5Lガソリン、3.3Lディーゼル)
エンジンは、新開発のV6ツインターボエンジン(3.5Lガソリン、3.3Lディーゼル)。新パワートレインの採用により、従来型V8エンジンをも超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティの実現を図っています。
また、新開発のDirect Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)の採用とボディの軽量化により環境性能も向上しています。
新型ランドクルーザー(300系)の外観
新型ランドクルーザーはデザインの刷新も見逃せません。外装はこれまでのランドクルーザーらしさを継承しつつ、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形などの機能美を追求しています。
フロント
新型ランドクルーザー(300系)ZX
新型ランドクルーザー(300系)GR SPORT
リヤ
新型ランドクルーザー(300系)ZX
新型ランドクルーザー(300系)GR SPORT
新型ランドクルーザー(300系)の内装
快適性を追求した新型ランドクルーザーの内装。悪路でも車の姿勢をとらえやすい水平基調のインストルメントパネルを採用し、直感操作ができるスイッチ類を機能ごとにレイアウト。形状や色など操作性を考慮したデザインとなっています。
新型ランドクルーザー(300系)のシートアレンジ
新型ランドクルーザー(300系)の荷室
フロント着座位置を後方に移動しつつ、セカンド・サードシート構造・配置を見直し、居住性・荷室容量が向上した新型ランドクルーザーの室内空間。特にサードシートはフロア格納式とすることで、荷物もより積みやすくなっています。
セカンドシートを折りたたみ、サードシート(7人乗り)を床下に格納することで、フルフラットの荷室空間を実現。様々なものを積み込めます。またセカンドシートを使用した状態でも、ゴルフバッグ(9.5インチ)を5つ積むことができます。
ゴルフバッグ収納可能数
条件 | ゴルフバッグ収納可能数 | |
---|---|---|
7人乗り | 3列目シート使用時(3列フル乗車) | 9.5インチのゴルフバッグ1個 |
7人乗り | セカンドシート使用時(3列フル乗車) | 9.5インチのゴルフバッグ5個 |
5人乗り | セカンドシート使用時(2列フル乗車) | 9.5インチのゴルフバッグ5個 |
※搭載個数は参考値
※ゴルフバッグの形状・大きさにより収納できない場合があります
荷室容量
シートアレンジ | シート位置 | シート角度 | 種類 | 容量 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
7人乗り | デッキアンダースペース以外 | 7人乗車時 | サードシート固定 | ニュートラル | 全車 | 175 |
5人乗車時(サードシート格納状態) | セカンドシート固定 | ニュートラル | 全車 | 1,000 | ||
2人乗車時(セカンドシート前倒し状態) | フロントシート最前端 | ニュートラル | 6:4分割シート | 1,965 | ||
2人乗車時(セカンドシート前倒し状態) | フロントシート最後端 | ニュートラル | 6:4分割シート | 1,890 | ||
5人乗り | 5人乗車時 | セカンドシート固定 | ニュートラル | 全車 | 1,130 | |
2人乗車時(セカンドシート前倒し状態) | フロントシート最前端 | ニュートラル | 6:4分割シート | 2,050 | ||
2人乗車時(セカンドシート前倒し状態) | フロントシート最後端 | ニュートラル | 6:4分割シート | 1,980 | ||
7人乗り | デッキアンダースペース | 用品三角表示板 搭載時 | 0 | |||
用品三角表示板 非搭載時 | 1 | |||||
5人乗り | 用品三角表示板 搭載時 | 3 | ||||
用品三角表示板 非搭載時 | 5 |
単位:約 リットル
容量:VDA法
荷室寸法
条件 | シート位置 | 寸法 | 測定位置 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
7人乗り | 長さ | 7名フル乗車 | 最大 | サードシート固定 | 270 | デッキボード~バックドアトリム |
最小 | 160 | サードシートバック~バックドアトリム | ||||
サードシート格納(フロント・セカンドシート:5名乗車) | 最大 | セカンドシート固定 | 1,155 | セカンドシートバック~バックドアトリム | ||
最小 | 960 | セカンドシートバック~バックドアトリム | ||||
セカンドシート前倒し・サードシート格納(フロントシート:2名乗車) | 最大 | フロントシート:標準位置(※) | 1,865 | フロントシートバック~バックドアトリム | ||
最小 | 1,135 | セカンドシートクッション~バックドアトリム | ||||
幅 | 7名フル乗車 | 最大 | サードシート固定 | 1,320 | クォータトリム | |
最小 | 1,280 | クォータトリム | ||||
サードシート格納(5名乗車) | 最小 | セカンドシート固定 | 1,050 | クォータトリム | ||
高さ | 7名フル乗車 | 最小 | サードシート固定 | 880 | デッキボード~天井 | |
サードシート格納(5名乗車) | 最大 | セカンドシート固定 | 945 | サードシートバック~天井 | ||
最小 | 865 | デッキボード~バックドアアッパー | ||||
5人乗り | 長さ | 5名フル乗車 | 最大 | セカンドシート固定 | 1,165 | セカンドシートクッション~バックドアトリム |
最小 | 960 | セカンドシートバック~バックドアトリム | ||||
リヤシート前倒し(2名乗車) | 最大 | フロントシート:標準位置 ※ | 1,865 | フロントシートバック~バックドアトリム | ||
最小 | 1,165 | セカンドシートクッション~バックドアトリム | ||||
幅 | 5名フル乗車 | 最大 | セカンドシート固定 | 1,320 | クォータトリム | |
最小 | 1,005 | クォータトリム | ||||
高さ | 5名フル乗車 | 最大 | セカンドシート固定 | 1,060 | フロア(セカンドシート後端部)~天井 | |
最小 | 920 | デッキボード~バックドアアッパー |
寸法:約 mm
※標準位置:トヨタが定めているシートポジション
新型ランドクルーザー(300系)のサイズ
新型ランドクルーザー(300系)のサイズは、全長4,950~4,985mm、全幅1,980~1,990mm、全高1,925mmと圧巻のボディサイズ。全長・全幅・ホイールベースなどは、従来型ランドクルーザー(200系)のボディサイズをほぼ踏襲しています(一部グレードを除く)。
全長(mm) | 4,950~4,985 |
全幅(mm) | 1,980~1,990 |
全高(mm) | 1,925 |
室内長(mm) | 1,955~2,755 |
室内幅(mm) | 1,640 |
室内高(mm) | 1,190~1,210 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
フロントトレッド(mm) | 1,665 |
リヤトレッド(mm) | 1,665 |
最低地上高(mm) | 225 |
最小回転半径(m) | 5.9 |
新型ランドクルーザー(300系)の先進安全性能
新型ランドクルーザーは安全性能も進化を遂げています。
先進機能がついた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知し、衝突回避や被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティ、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能を追加。さらに駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両、歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキも新たに採用。ランドクルーザーのフラッグシップにふさわしいクラストップレベルの先進安全性能を備えています。
新型ランドクルーザー(300系)まとめ
誕生から70年の時を経て、さらなる進化を遂げた新型ランドクルーザー。これからも、世界各地の人々に愛され、人々の暮らしを支え、人の命を支える存在・より豊かな人生を支える存在として、活躍していくことでしょう。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
≪KINTO ONE中古車≫
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