トヨタ車&レクサス車解説

トヨタのSUV型BEV「bZ4X」のサイズは?ハリアーやRAV4と比較

トヨタのSUV型BEV「bZ4X」のサイズは?ハリアーやRAV4と比較

トヨタは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みのひとつとして、2030年までにBEV(Battery Electric Vehicle:バッテリーEV)30車種のリリースを目指しています。そんな中、トヨタのBEV「bZ4X」が2022年5月12日に発売され、2023年10月25日、2025年10月9日に一部改良されました。

bZ4Xは、ミドルサイズのSUV型BEVです。高い電費性能と十分な航続距離を誇り、bZ4Xの一充電走行距離(WLTCモード)は、2022年モデルでは2WDで559km(Zグレード)、4WDで540km(Zグレード)、2025年10月の一部改良モデルでは2WDで746km(Zグレード)、4WDで687km(Zグレード)です(※)。
※18インチタイヤ装着時の場合
※交流電力量消費率および一充電走行距離は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります

本記事では、bZ4Xのサイズについて詳しく紹介します。
※2025年10月9日更新

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

2025年10月9日に行われた一部改良の主な内容について

Z(4WD・メーカーオプション装着車)
Z(4WD・メーカーオプション装着車)

2025年10月9日に行われたbZ4Xの一部改良については、以下の関連記事にて詳しく解説しています。

2023年10月25日に行われた一部改良の主な内容について

まずは、2023年10月25日に行われた一部改良の内容について簡単に紹介します。

  • 急速充電時間の改善

冷間時のバッテリー暖機性能向上により、低外気温下における充電時間が短縮されました。

  • BEVとしての実用性向上

消費電力の抑制と空調制御の最適化により実航続距離を延伸しました。

  • 2グレード展開に

これまではZグレードのみを展開していましたが、今回あらたに、内装や外装など一部装備を簡略化して価格を抑えたGグレードが追加されました。

  • KINTOに加え、販売店での購入が可能に

これまでbZ4XはKINTOのみでの取り扱いでしたが、新たにトヨタの販売店でも購入ができるようになりました。

bZ4Xの価格や月額利用料、グレード、補助金について

bZ4Xに乗る場合、全国のトヨタ販売店にて購入が可能なほか、車のサブスクKINTOでもbZ4Xに乗ることができます。

bZ4Xの価格

bZ4Xの価格(税込)は以下になります。

Zグレード

Gグレード

2WD

4WD

2WD

本体価格(税込)

550万円

600万円

480万円

bZ4X KINTO月額利用料

また、bZ4XをKINTOで乗る場合の月額利用料(税込)は以下となります。

Zグレード

Gグレード

月額利用料(税込)※

73,700円~

64,570円~

※最安値パッケージ、追加オプション無し、初期費用フリープランの7年契約、年2回のボーナス月の月額へ165,000円(税込み)の加算をご選択いただいた場合

bZ4Xのサイズ

アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ
アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ

ここからは、bZ4Xのサイズに関して詳しく見ていきましょう。まずは、ボディサイズと室内サイズ紹介します。

bZ4Xのサイズ

全長(mm)

4,690

全幅(mm)

1,860

全高(mm)

1,650

室内長(mm)

1,935

室内幅(mm)

1,500

室内高(mm)

1,160※

ホイールベース(mm)

2,850

最低地上高(mm)

180

最小回転半径(m)

5.6

※パノラマムーンルーフまたはソーラー充電システムを装着した場合の室内高は1,145mm(Zグレードのみ)

bZ4Xのボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm。下に薄いバンパーが独創的なフロントビューが特徴的で、全幅は広めの設計。ホイールベースも長めにとられており、スリークで伸びやかなサイドラインとなっています。

最低地上高は180mmとミドルサイズSUVにしては低めのbZ4Xですが、その低重心なスタイルからBEVの先進感とSUVらしい力強さを感じます。

広い室内空間

内装イメージ(内装色 : ブラック・メーカーオプション装着車)
内装イメージ(内装色 : ブラック・メーカーオプション装着車)

bZ4Xの室内サイズは室内長1,935mm×室内幅1,500mm×室内高1,160mm。Dセグメントセダンに匹敵する1,000mmのタンデムディスタンス(前後シート間距離)を確保しています。

Z(4WD)内装(内装色 : ブラック・メーカーオプション装着車)
Z(4WD)内装(内装色 : ブラック・メーカーオプション装着車)

インストルメントパネルは水平基調で薄くシンプルな形状。足元スペース(レッグルーム)も、前後ともミドルサイズSUVではクラストップレベルの広さを誇り、まるで自宅にいるような居心地を実現しています。

さらに、遮音性の高いガラスや風切り音の減少などにより、どの座席に座っても静かな空間が保たれ、走行中も家族や仲間とスムーズな会話を楽しめます。

bZ4X・ハリアー・RAV4の大きさを比較

bZ4Xと「ハリアー」「RAV4」のサイズを比較し一覧表にまとめてみました。ハリアーとRAV4は、bZ4Xと同じくトヨタのミドルサイズSUVの人気車種です。bZ4X・ハリアー・RAV4を比較してサイズが一番大きい数値を赤字にしています。
※最小回転半径のみ一番小さい数値が赤字

bZ4X

ハリアー

RAV4

全長(mm)

4,690

4,740

4,600

全幅(mm)

1,860

1,855

1,855

全高(mm)

1,650

1,660

1,690

室内長(mm)

1,935

1,880

1,890

室内幅(mm)

1,500

1,520

1,515

室内高(mm)

1,160

1,215

1,230

ホイールベース(mm)

2,850

2,690

2,690

最低地上高

180

195

200

最小回転半径(m)

5.6

5.7

5.7

※bZ4X:Z
※ハリアー:Z“Leather Package” ガソリン・4WD
※RAV4:G“Z package”(4WD)

アティチュードブラックマイカ×プレシャスメタル
アティチュードブラックマイカ×プレシャスメタル

全長はハリアーが最も長く、bZ4Xよりも50mm上回っているにもかかわらず、室内長はbZ4Xが55mmも長く設計されていることからも、bZ4Xが室内空間の確保に力を入れていることがわかります。

SUBARUと共同開発したbZ4X専用プラットフォーム「e-TNGA」では、薄型の電池大容量パックを床下・平置きで配置するほか、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleをトヨタ初採用するなど、車両を低重心化。BEVだからという以前に、一台の車として魅力を追求し、本格SUVにも引けを取らない走りを目指しています。

※ホイールベース、ショートオーバーハング、タンデムディスタンス(数値は2WD)

また、bZ4Xのホイールベースはハリアー・RAV4より160mmも長いですが、今回の比較では最小回転半径は5.6mとbZ4Xが最も小さくなっています。 通常、ホイールベースが長くなると、小回りが利きにくくなるものですが、bZ4Xは曲がりやすい設計に。

この設計により、細い路地に入る時やUターン時のスムーズな取り回しが行える上、圧倒的な後席の広さをもたらしています。

荷室サイズの比較

bZ4Xと「ハリアー」「RAV4」の荷室サイズを比較してみました。bZ4Xの荷室写真も参考に、サイズの違いをみていきましょう。

※bZ4Xの荷室

前述の表と同様に、bZ4X・ハリアー・RAV4を比較してサイズが一番大きい数値を赤字にしています。

bZ4X

ハリアー

RAV4

長さ(mm)
※フル乗車時

985

985

1,015

最大幅(mm)
※デッキサイドトリムえぐり部

1,288

1,265

1,355

高さ(mm)
※デッキボード上段

757
※バックドア天井部

700
※天井後端部

795
※天井後端部

容量(リットル)
※デッキボード上段

410

409

542

※3車種とも2WD(FWD)と4WD(E-Four)で荷室寸法・容量は変わりません
※数値は参考値です

bZ4X・ハリアー・RAV4の荷室サイズを比較してみると、bZ4Xの荷室サイズについては、ハリアーにかなり近いことがわかります。また、すべての数値でRAV4の荷室サイズが一番大きく、RAV4の荷室の広さが際立つ結果となりました。

RAV4の荷室を含む内装については、以下の関連記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

bZ4Xは機械式駐車場に要注意

SUVのなかではミドルサイズSUVに分類されるbZ4Xですが、機械式駐車場の利用には注意してください。

機械式駐車場の種類にもよりますが、一般的には駐車する車の四方を囲むため、平面駐車場など他の駐車場よりも車のサイズを気にしなければなりません。また、機械式駐車場については統一された規格が無いため、駐車場のサイズは機械式駐車場によって違います。そのため、事前に規格や利用可能な車のサイズを確認することをおすすめします。

一般的な目安としては、下記のような機械式駐車場の規格があります。

  • 全長5,000mm未満
  • 全幅1,850mm未満
  • 全高1,550mm未満
  • 重量2,000kg未満

bZ4Xの場合、全幅と全高がサイズオーバーしているので、上記規格の機械式駐車場の場合、駐車することができません。機械式駐車場の利用を予定している場合は、あらかじめ利用可能な車のサイズをしっかり確認しましょう。

トヨタ販売店でもbZ4Xの販売開始

bZ4Xの発売当初は車のサブスク「KINTO」のみでの取り扱いでしたが、一部改良により、トヨタ販売店での購入(一括支払い、ローンなど)が可能になりました。KINTOでも引き続き取り扱っています。

最後に、KINTOについて紹介いたします。

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※2. モデリスタ仕様は対象外です。取り扱い車種やグレードは、予告なく変更される場合があります

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

KINTO ONE
トヨタの新車が対象
KINTO for LEXUS
レクサスの新車が対象
KINTO ONE(SUBARU)
SUBARUの新車が対象
KINTO ONE(中古車)
納期目安1~2ヶ月!東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中
KINTO Unlimited
KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドの付加価値をプラス

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

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