クルマとお金
新卒・新社会人が車を持つには?おすすめ車種やKINTOも紹介
新卒・新社会人として新たな生活を始める際、勤める会社の場所によっては車通勤が適しており、車の所有を検討する方もいるでしょう。通勤や業務には必要がなくても、社会人になったからには、自分で稼いだお金を使って「余暇を楽しむために車が欲しい」と考える方もいます。
そういったとき、「自分の収入で車を持てるのか」「コストを抑えて車を持つ方法はあるのか」などの疑問が生まれることでしょう。それらの疑問の解決にこの記事を役立ててみてください。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新卒・新社会人でも車を持てるのか

高校や大学などを卒業して新社会人としての生活が始まると、通勤や業務で車が必要になることもあるでしょう。仕事上では必要ないとしても、実家を離れてひとり暮らしするなど、ライフスタイルの変化によって車がなければ困るという場合もあります。
車を所有するためには当然それなりの資金が必要です。ここでは、新卒・新社会人が初年度に平均してどのくらいの年収を得られるのか、また、車を所有する際の初期費用や維持費がどのくらいなのかを見ていきましょう。
新卒・新社会人の初年度の平均年収
厚生労働省が発表した「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」では、新卒者の平均賃金を学歴別に調査しています。下表がその状況です。
| 高校 | 専門 | 高専・短大 | 大学 | 大学院 |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 189万円 | 210万8,000円 | 222万8,000円 | 240万3,000円 | 283万2,000円 |
女性 | 183万2,000円 | 217万円 | 211万7,000円 | 234万3,000円 | 260万8,000円 |
男女計 | 186万8,000円 | 214万5,000円 | 214万6,000円 | 237万3,000円 | 276万円 |
新卒者の平均年収は高卒で約186万円、大卒で約237万円ということが読み取れます。
車の初期費用の目安
車を購入しようとした場合、必要となるお金は車両本体に対するものだけではありません。サービスで付けてくれるものは別として、オプション装備を付ければ付けるほど、その分の価格がプラスされます。
車の購入時には、これらに加えて自動車税(環境性能割)や自動車重量税、自賠責保険料、登録料、車庫証明費用といった、いわゆる初期費用が必要です。これらは車両価格の1~2割程度といわれています。200万円の車を買うとなると、20万~40万円が初期費用の目安という計算です。
初期費用として頭金を必要とする場合もあるため、購入時にはある程度まとまった資金が必要であることを覚えておきましょう。
車の頭金相場については、下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければ、この記事と合わせてご覧ください。
車の維持費の目安
車を購入した後も、お金が全くかからないというわけではありません。車を所有している限り、必ず維持費がかかります。車を購入した後に必要なものは、自動車税種別割(または軽自動車税種別割)、2年に一度の自動車重量税と自賠責保険料、任意保険料、車検基本料、法定点検料、メンテナンス費用です。
ほかにも車を使う分だけの燃料代(ガソリン等)や有料道路料金もかかりますし、住んでいる場所によっては、有料の駐車場を契約しなければならないかもしれません。任意保険料は等級や契約する保険会社によっても高低があり、車検基本料は依頼する業者によっても変わります。
車の維持費の目安は月3~4万円(普通車の場合)と考えておけば良いでしょう。
車の維持費(年間や月)内訳については、下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければ、この記事と合わせてご覧ください。
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新卒・新社会人で車を持つ方法

新卒者も経験豊富な社会人も車を所有する方法は変わりません。大切なのは、自分の年収から車の購入や維持にかかる費用を捻出しても生活が困窮しないように、自身のライフスタイルに合った車を持つ方法を選ぶことです。
車を持つ方法としては、主に「現金一括で購入する」方法と「カーローンを利用する」方法があり、所有権にこだわらなければ、「カーリースを利用する」という方法もあるでしょう。
ここでは、3つの方法について詳しく解説します。
現金一括購入
車の購入にかかる費用を手持ちの資金ですべて支払ってしまう方法が「現金一括購入」です。欲しい車を手に入れるために貯金してきた方や、車を購入するために親や親族から支援を受けられる方はこの選択が可能でしょう。
現金一括購入では後述するカーローンのような金利が発生しないため、総支払い額を抑えられるメリットがあります。とはいえ、一気にそれまで貯めていた資金を使うことになるため、突然大きな出費が発生すると対応に困るといったことが懸念されるでしょう。
現金一括購入を選択する場合には、車の購入にすべての資金を投じてしまわないように、のちのライフイベントなどを念頭に置いて、余裕を残せるような車選びをした方が良いかもしれません。
カーローン
手元に資金を残すために、カーローンを利用する方法もあります。カーローンとは、銀行や金融業者から車の購入にかかる資金を借入し、月々分割して返済する方法です。
カーローンでは頭金などある程度まとまったお金を必要とすることがありますが、生活のために資金を残しておけます。ただし、金利の分だけ現金一括購入に比べて総支払い額が増えてしまうのがデメリットです。
固定金利か変動金利かといった金利の種類や返済方法、回数によっても総支払い額が変わるため、しっかりと検討したうえで利用するのが良いでしょう。
カーリース
所有権を手にすることはできませんが、車を持つ(利用する)という点においては、カーリースを利用するという方法もあります。カーリースとは、欲しい車を自分で購入するのではなく、サービス提供会社が代わりに購入した車に月々の利用料金を支払って乗るサービスです。
多くのカーリースでは契約満了時の残価が設定され、その分を車両本体価格から差し引き、残った金額を契約期間に分割して支払います。基本的に初期費用がかからないため、まとまったお金を用意する必要がありません。月々の利用料金が定額で予算管理をしやすいといった点は、新社会人にとって有用な方法といえるでしょう。
車を所有するなら新車と中古車どちらがよいか

新卒・新社会人の方が車を購入しようとした際、新車が良いのか、中古車を選んだほうが良いのかで迷うことがあるでしょう。新車には新車のメリット・デメリット、中古車には中古車のメリット・デメリットがあります。
以下に挙げるそれぞれのメリット・デメリットをよく踏まえたうえで、納得のいく選択をしてください。
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新車のメリット・デメリット
新車の場合、中古車と比べて故障のリスクが低いという利点が挙げられます。エコカー減税といった新車だけに適用される減税措置があるのもメリットのひとつです。
故障のリスクが少ないということは、中古車よりも維持費が安く済むともいえるでしょう。新しいモデルを手に入れられることや、オプション装備の選択が自由にできる点も新車ならではのメリットです。
ただし一般的には、新車の車両価格のほうが高くなるのはデメリットといえます。購入してから納車までに長期間を要する可能性があるのも新車のデメリットです。
中古車のメリット・デメリット
中古車の場合、一般的に新車購入よりも費用を抑えられる点が大きなメリットでしょう。同じ予算を使うことを考えれば、新車よりもランクが上のグレードを狙えるという利点もあります。新しいモデルを手にすることは難しい代わりに、生産終了となった車を含めて選択の幅が広いこともメリットといえるでしょう。
新車に比べて納期が短い点も、新車購入では得られない利点です。「すぐに車を利用できないと生活や仕事に支障が生じる」といった方にとって、納期の早さは重要な検討理由かもしれません。
一方で、新車に比べて故障のリスクが高いのは避けられないデメリットです。新車よりも保証期間が短いことがほとんどのため、故障した際にどれだけの出費を必要とするのか、不安感が拭えないでしょう。オプションや車体の色を自由に選べないこともデメリットのひとつといえます。
中古車を選ぶ際には、過去の使用履歴や走行距離などをよく確認したうえで、少しでもリスクの少ないものを購入するようにしましょう。
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新卒・新社会人が車を選ぶ際に確認するポイント

車を持つための方法や、新車か中古車のどちらかを選ぶ場合のメリット・デメリットを理解したうえで、新卒・新社会人が車を選ぶ際に確認したほうが良いポイントについて押さえておきましょう。確認したほうが良いポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
- 配属先の変更や人事異動・転勤などがないか
- 維持費が負担にならない程度か
- 運転歴が浅くても安心して運転できる要素があるか
これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。
配属先の変更や人事異動・転勤などがないか
自分の入社する会社がどういう会社か、どこに位置しているかなどは、車を持つ際に確認したいポイントのひとつです。勤務先が公共交通機関の利用では不便な場所に位置し、車で通勤したほうが便利ということもあるでしょう。
入社当初は会社の業務に私有車を使うといったことがなくても、配属先の変更や人事異動・転勤によって、車がなければ立ち行かないといった状況になるかもしれません。場所によっては寒冷地仕様車や4WD車を選択しなければならない場合もあります。都市部で立体駐車場の利用が多ければ、車両の高さも考慮することが大切です。
どのような車を持ったとしても、転勤を伴う人事異動では、転居先の車事情が自分の車に合わないことがあるかもしれません。人事異動の頻度や転勤先としてどういう場所が考えられるかなど、車を所有する前にある程度の情報を得ておく必要があるでしょう。
維持費が負担にならない程度か
車を持つ際には、維持費についてもしっかりと考慮しましょう。先述したように、車を維持していくには月にして3万~4万円程度のお金が必要です。しかし、これはあくまでも年間にかかる費用を月ごとの費用に換算したものであり、実際には車検時期などにまとまったお金を用意しておかなければなりません。
新社会人として新生活を始めたばかりの頃には、収入や貯蓄が十分ではないうえに、ひとり暮らしであれば家財道具などにかける費用も必要です。車の維持費が負担になって、自身の生活がままならないといった状態は避けなければなりません。
そういったことを考えれば、軽自動車やコンパクトカーといった比較的維持費を抑えられる車を選ぶという方法もあるでしょう。総支払い額を抑えるために中古車を選んで資金を残しておく、あるいはカーリースを利用して月々定額の利用料だけで車を持つという選択肢も考えられます。
運転歴が浅くても安心して運転できる要素があるか
新卒・新社会人は運転歴が浅いという方がほとんどでしょう。運転歴が浅いと、狭い道でのすれ違いや駐車の際にうまく車を取り回せないといった心配があるかもしれません。
通勤経路に狭い道はないか、どのような環境で走行することが多いかなど事前に情報を持っておくことが必要ですが、それ以前に自分が運転しやすい車かどうかを基準に選ぶのが良いでしょう。そういった観点では、軽自動車やコンパクトカーといった取り回しのしやすい車を選ぶのが適切かもしれません。
運転に自信の無い方ならば特に、安全装備の充実した車を選びましょう。昨今の車には様々な安全装備が付いています。ただし、標準仕様の場合もあれば、オプション装備という場合もあります。オプションであればその分価格も高くなるため、予算と相談して選びましょう。
新卒・新社会人におすすめのトヨタ車

数ある自動車メーカーから自分に合った車を選ぶのは、あらかじめ目当ての車を意識していない限り迷ってしまうことでしょう。ましてや、もともと車に興味のない方が必要に迫られて車を持つという場合には、どんなメーカーや車種があるのかわからず選びにくいかもしれません。
そこでここでは新卒・新社会人におすすめのトヨタ車を3車種ご紹介します。これらを参考に知識を深め、ほかの車種を検討する際にも役立てていただければ幸いです。
ヤリス

ヤリスは取り回しの良さや燃費性能の高さが魅力のコンパクトカーです。ガソリン車とハイブリッド車があり、ハイブリッド2WDは36.0km/L(WLTCモード・HYBRID X)というクラス世界トップレベルの燃費性能を誇ります。
プリウス

コンパクトカーよりもゆとりがあるセダンで燃費性能の良い車に乗りたいという場合は、プリウスを選択肢のひとつにするのが良いかもしれません。なかでも1.8Lハイブリッドシステムを搭載するプリウスUグレードは、2.0LのZ/Gグレードと比較して燃費の良さが際立っています。
2WDではWLTCモード燃費でZ/Gグレードが28.6km/Lなのに対して、Uグレードは32.6km/L、4WDでもZ/Gグレードが26.7km/Lに対してUグレードは30.7km/Lと、どちらも30km/Lを超えています。
プリウス Uグレードは「KINTO Unlimited」に対応しており、納車後のハードウェアアップグレードやソフトウェアアップグレードが可能です。詳しくは、以下の関連記事をご覧ください。
カローラ ツーリング

カローラツーリングは、世界の150を超える国や地域で愛されるワゴンスタイルのカローラです。
生活スタイルや用途に応じて、「スタンダードモード」「6:4モード」「フラットモード」の3つに使い分けられる荷室は、最大長1,953mm×最大幅1,464mmの大容量(802L)を誇り、通常時(スタンダードモード:392L)も9.5インチのゴルフバッグ4個を積載可能です。
また、低燃費ながらも力強い走りを提供してくれます。
新卒・新社会人で車を持つならKINTO

新卒・新社会人が車を持つ場合、購入するという選択よりも、月々の利用料金が定額で突発的な出費も不要なカーリースを利用するのもよいかもしれません。そこで検討していただきたいのが車のサブスク「KINTO」です。
KINTOでは、以下の点で新卒・新社会人が車を持ちやすいサービスを展開しています。
- 新車・中古車のどちらにも対応している
- 任意保険も月々の料金に含まれている
- メンテナンスは正規販売店で受けられる
それぞれの内容を詳しく見てみましょう。
新車・中古車のどちらにも対応している
KINTOは新車のリースはもちろん、地域は限定されますが中古車のリースにも対応しています。取り扱っている車は、KINTOではトヨタ・LEXUS・SUBARUの新車、KINTO ONE 中古車ではトヨタの中古車です。
KINTO ONE 中古車の対象地域は東京、愛知、長野、大阪で、申し込みから約1~2ヶ月(※)で納車されるのはうれしいポイントといえるでしょう。
※登録書類のご提出時期、販売店の繁閑の状況により納車までの期間が前後する可能性がございます
車両評価基準が標準以上の車だけを厳選して提供しているのも、安心のサービスです。
任意保険も月々の料金に含まれている
KINTOの月々の利用料金には、任意保険の料金も含まれています。KINTOが用意している任意保険の特徴は、年齢や等級に料金が影響されず定額であるということです。万が一事故を起こしても月額利用料が増えることはありません。
運転歴が浅く、運転そのものに不慣れな新卒・新社会人は、意図せず事故を起こしてしまったり、思いもよらない事故に巻き込まれたりといったことがあるかもしれません。万が一事故を起こしても月額利用料が定額で変わらないのは、新卒・新社会人にとってうれしいサービスといえるでしょう。
メンテナンスは正規販売店で受けられる
KINTOでは、正規販売店でのメンテナンスを受けられます。車検や法定点検、消耗品の交換のたびに自分で業者を選定する必要がありません。My KINTOで自分の車の点検時期を確認し、時期が近づいてきたら販売店と入庫日時を調整し、予定日に来店するだけでメンテナンスを受けられます。
そもそも車のことをよく知らなければ、法定点検や車検をどこで受ければ良いかすらわからない方もいるでしょう。時期さえ把握しておけば、正規販売店でしっかりとメンテナンスを受けられるのは、新卒・新社会人にとってありがたい仕組みといえます。
いつでも中途解約金が0円の解約金フリープランがある
KINTOでは「初期費用フリープラン」のほかに、中途解約金が不要の「解約金フリープラン」も用意されています。申込金として月額利用料の約5ヶ月分相当の初期費用は必要ですが、急な転勤などでどうしても車を手放さなければならない場合などを考慮すると、検討する価値のあるプランだといえるでしょう。
一般的なカーリースでは中途解約時に残りの契約期間分の利用料を解約金として支払うことになりますが、KINTOの解約金フリープランであれば、解約時に中途解約金が発生しません。
契約期間は3年(トヨタ車は最長7年、レクサス車は最長5年まで再契約することが可能。SUBARU車は再契約不可)のみの設定(※)ですが、選択肢のひとつとして検討してみてください。
※KINTO ONE(中古車)では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
まとめ

新卒・新社会人が車を持とうと思ったときには、自分の収入や会社での働き方などを考慮し、しっかりと検討したうえで判断を下すのが良いでしょう。購入するとすれば新車か中古車か、購入とカーリースのどちらが自分に向いているのかなど、検討の項目は様々あります。
手に入れてから「失敗した」と後悔することのないように、自身のライフスタイルに合った選択をするようにしてください。
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