車のサブスク解説
トヨタのKINTOは高すぎる?KINTOのメリット・デメリット
「所有」から「利活用」へと、車との付き合い方が変わりつつある中で、2019年に登場したトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」。車が欲しくなったら簡単にカーライフをスタートし、違う車に乗りたくなったら乗り換え、不要になったら返却する。車を気軽に、楽しく所有できる魅力的なサービスとして多くの人々にご利用いただいています。
一方で、KINTOで失敗しないためには?といった質問をはじめ、KINTOは高すぎる?、カーリースは“やめとけ”といったネット上でみられる疑問や評判などに、不安を感じる方も多いかもしれません。
本記事では、みなさまから寄せられる質問やネット上でみられる疑問や評判などについて、Q&A形式で回答していきます。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
※本記事の一部は、お客様インタビューで頂いたコメントを編集して掲載しています
KINTOとは?
これまでは車といえば「購入してマイカーとして所有する」というのが一般的でしたが、昨今、車を単なる移動手段として利用するのではなく、利活用を前提としながら「好きな車・乗りたい車を自由に選び、気軽に楽しみたい」というニーズが高まっています。そのような時流を受け、2019年に登場したのが、トヨタが提供する車のサブスクリプションサービス「KINTO」です。
KINTOは車のサブスクリプションサービス
サブスクリプションとは、製品やサービスを一定期間ごとに一定の料金で利用できるサービスのことで、スマホアプリの定額支払いや、新聞・雑誌の定期購読などを思い浮かべる人が多いかもしれません。そのサブスクリプションの仕組みを車に応用したのがKINTOです。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
KINTOに関するよくある質問・疑問
ここからは、みなさまからKINTOに寄せられる質問やネット上でみられる疑問や評判の中から、いくつかをピックアップしてQ&A形式で回答していきます
Q1:KINTOは高すぎる?KINTOのメリットは?
KINTOは高すぎる?といった疑問がネット上でみられます。人によって「高い」の基準が異なるため一概には言い切れませんが、KINTOのメリットを感じていただける方の例として、
- 頭金などの初期費用や車検など、まとまった金額の負担が難しい
- 月々の支払額を一定にしたい
- 年齢が若い、保険の等級が低い
などの方に、金額面でのメリットを感じて頂ける場合と、
- 忙しくて販売店に行く時間がなく、保険や税金の手続きや支払いも面倒
- 就職、転勤、結婚、出産などライフステージが変わる可能性がある
- 数年おきに車を乗り換えたい、新車にたくさん乗りたい
- メンテナンスや正規販売店での手厚いサポートを受けたい
などの方に、金額面以外でのメリットを感じて頂ける場合が挙げられます。
また、金額的な意味のみで「高い」のかどうかは細かい条件によって変わってきますので、比較検討したい方は、「支払いプラン別比較ツール」で月々の支払額をイメージしてみることをおすすめします。お好みの車種と運転される方の年齢、利用期間を選択するだけで、KINTOの利用と購入(現金一括・銀行自動車ローン)での月々の支払額をシミュレーションすることができます。
Q2:KINTOのデメリットは?
KINTOのデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
- 保険の等級を引き継げない(※1)
- 契約期間の縛りがある
- 走行距離に制限がある(※2)
- 中途解約時は原則解約金が必要(※3)
- 車内喫煙ができない
- 車を自由にカスタマイズできない
※1:KINTO利用後に新たにクルマを購入し任意保険に加入する場合、中断前の契約に適用されていた等級と同等の等級を適用できる「中断制度」を利用できる場合もあります。詳細は現在加入している保険会社にご確認ください。
※2:走行距離を超過しても、クルマの返却時に精算することが可能です。詳しくは「おクルマのご返却時について」をご覧ください。
※3:2021年12月に登場した、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(GRヤリス“モリゾウセレクション”除く)」により、3年の契約期間満了後に同じクルマでの再契約が可能になるなど、ライフスタイルに合わせたフレキシブルな選択ができるようになりました。
Q1:KINTOは高すぎる?の回答で紹介したようなKINTOのメリットも多くあるので、メリット・デメリットの双方を考慮した上で検討されることをおすすめします。また逆にいえば、上記の条件について問題ないという方にとっては、KINTOは便利なサービスとも考えられます。
Q3:KINTOとカーリースの違いは?
KINTOとカーリースは、「自分の車のように所有できる」「年単位での契約」などの点は似ていますが、異なる点もあります。
KINTOとカーリースの最大の違いは任意保険を含む点です。一般的なカーリースでは月額料金に任意保険は含まれておらず別途支払う必要がありますが、ドライバーが若いほど事故発生のリスクが高まるという理由で若い人ほど保険料は高くなります。一方で、KINTOは月額料金に任意保険が含まれています。
KINTOは年齢や保険の等級によって月額料金が変わることはありません。つまり、任意保険料が高くなる若い方や保険の等級が低い方にとって、KINTOは魅力的なサービスといえるでしょう。
さらに、KINTOはインターネットの手続きだけで完結できるので忙しい人でもスムーズに車を持てるのも魅力。トヨタ正規販売店でのメンテナンスやサポートも利用でき、お金には代えられない“安心”がついてくるのもKINTOのメリットです。
Q4:カーリースは“やめとけ”といった意見は本当?
カーリースは“やめとけ”といったご意見は、契約期間の縛りや走行距離に制限があるといったカーリースのデメリットに目を向ければ、ある意味間違っていないかもしれません。カーリースやKINTOよりも、購入に向いている人へのご意見であれば尚更です。
一方で、Q1:KINTOは高すぎる?の回答で紹介したような、単に金額面だけではないKINTOならではのメリットもたくさんありますので、ご自身のライフスタイルやご希望の費用感などを総合的に考慮して検討されることをおすすめします。
金額面での検討材料としては、KINTOと購入(現金一括・銀行自動車ローン)を比較できる「支払いプラン別比較ツール」がありますので、こちらで月々の支払額をイメージすることができます。
繰り返しになりますが、金額面だけではないKINTOならではのメリットも念頭に、予算、希望の車種、ライフスタイル、ライフプランなど、車を持つ際の状況をイメージして総合的な視点で検討されることをおすすめします。
Q5:KINTOで失敗しないためには?
KINTO、カーリース、カーシェアやレンタカーも含め、車を所有したり利用するための選択肢が増えています。KINTOで失敗しないためには、まずは、ご自身が車に乗る目的やライフスタイルといったものをベースに考えるとよいでしょう。
Q1:KINTOは高すぎる?やQ2:KINTOのデメリットは?の回答でみてきたようなKINTOのメリットやデメリットと、ご自身が考える利用シーンなどに合ったサービスであるかを照らし合わせ、検討されることをおすすめします。
また、KINTOには契約中にライフスタイルが変わっても、割安な手数料で別プランに乗り換えができる「のりかえGO」のプラン(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)もあります。結婚や子供の誕生など、短期間で家族の形が変わる時期に「売却の手間や費用」がネックで乗り換えに踏み切れない、そんな悩みを解決します!ライフスタイルに合わせた車との付き合い方についても、ぜひ考えてみてください。
Q6:KINTOの評判は?
インタビュー形式で伺った「お客様の声」や、KINTOに直接届けられるご意見などを参考に、簡単にKINTOの評判をお伝えします。
KINTOの評判:満足な点
- 任意保険が含まれる
- 税金、車検が含まれる
- 正規販売店での定期メンテナンスが含まれる
- クレジットカード払いが可能
KINTOの評判:不満足な点
- 期間延長ができない
- 買取りができない
- 走行距離制限がある
- 料金が高く感じる(諸費用コミコミのため)
お客様からの評判は、KINTOのメリット・デメリットを反映しているものともいえます。Q1:KINTOは高すぎる?やQ2:KINTOのデメリットは?での回答なども参考に、ぜひ検討してみてください。
また、実際にKINTO ONEでプリウスを契約されたお客様の声についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
Q7:KINTOがおすすめな人は?
KINTOがおすすめな人として次のようなご利用シーンが挙げられます。
- ライフイベントがいろいろと控えている方
- はじめての車を持つ方
- 家族はもちろん、仲間内みんなで車を使いたい方
- 家族用に車を増やしたい方
KINTOは初期費用なしで始めやすい初期費用フリープランのほか、解約金0円で安心の解約金フリープランも用意。面倒な手続きはすべてKINTOにまかせることができるので、はじめての車を持つ方にもおすすめです。
さらにKINTOの任意保険はどなたが乗っても補償対象。家族が仲間内でのシェアで使えます。家族用に車を増やしたい方はもちろん、仲間内みんなで車を使いたい方にもKINTOはおすすめです。
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Q8:KINTOの初期費用フリープラン・解約金フリープランの特徴は?
KINTOの「初期費用フリープラン」は、頭金等の最初にかかる費用が無く、毎月定額で車に乗る事ができるプラン。契約期間は3年/5年/7年から選べて、利用中に車の変更が必要な場合もお得な乗り換え特典が用意されています。
KINTOの「解約金フリープラン」は、ニーズに合わせて必要な期間だけ車に乗るのに最適な解約金0円のプラン。初回契約は3年で満了後は同じ車で再契約も可能、さらに再契約期間の月額利用料は最大30%OFF。乗り慣れた車に長く乗りたい場合もおすすめです。
Q9:KINTOで契約した車に傷が付いたらどうする?
事故の発生都度、速やかに東京海上日動・KINTO事故受付センターへご連絡を。KINTOの保険は、対人事故や自損事故など万が一の事故をフルサポート。弁護士費用やロードサービスなど安心な特約付きです。詳しくは「KINTO ONE付帯の自動車保険について」をご覧ください。
KINTOのメリット・デメリットまとめ
月々定額でトヨタやレクサスの新車に乗れる「KINTO」。ここまでみてきたように、単に金額面だけではないKINTOならではのメリットがたくさんあります。
かしこく車に乗る時代。ぜひ、KINTOをはじめ様々なサービスを比較して自分にあった車の利用方法を見つけ、充実したカーライフを送ってください。
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