クルマとお金
カーリース/KINTOの走行距離制限は何km?超過料金はいくら?
年々注目が高まっているカーリースですが、各プランごとに「走行距離」が設定されています。そのため、走行距離制限をオーバーすると、超過走行距離に応じた料金(追加精算金)を支払わなければなりません。
ここではカーリースの走行距離制限について、設定されている理由やそれが利用料金にどう反映されるのか、また走行距離制限をオーバーした際の対処法などを紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
カーリースに走行距離制限がある理由
カーリースの利用料は、あらかじめ設定した契約期間満了後に想定される残価をもとに計算されます。一般に、走行距離が多い車は残価が低くなるため、リース後の中古車販売での価値を維持するため、一定の走行距離が設定されています。また、利用料に車のメンテナンス費用を含んでいる場合、オイル交換等のサイクルを考慮して設定されている場合もあります。
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カーリースの走行距離の目安を確認しておこう
利用スタイルによって異なりますが、一般的な車の走行距離は、平均すると年間10,000kmといわれています。カーリースで車を使うときに意識できるよう、生活スタイルによる走行距離の違いを確認しておきましょう。
近所に買い物に行く程度の場合の走行距離
普段は近所へ買い物に行く程度という車の使い方の場合、走行距離はそれほど伸びません。1日往復10kmとして、1ヶ月でも300km、1年間で走行する距離は3,600kmという計算です。時々長距離ドライブに出かけることを想定しても、年間5,000kmを目安としておけばよいでしょう。
通勤に使うケースの走行距離
通勤や通学に車を使う場合、年間の走行距離はどの程度になるでしょうか。平日に往復で30km使用すると仮定した場合、1ヶ月20日間では600km。月に1~2回週末のドライブに出かけることを考慮すると1ヶ月700kmくらいの計算になります。
12ヶ月で積算すると8,400kmですが、多く見積もっても年間10,000km見ておけば十分でしょう。
通勤+週末によくドライブに行く場合の走行距離
通勤・通学に加え、週末もアクティブに出かける人の場合はどうでしょうか。通勤で平日往復30kmだと1ヶ月では600kmです。さらに週に1回100kmのドライブに出かけると想定した場合、1ヶ月で1,000kmは見ておきたいところです。
年間だと12,000kmになるため、この使い方では年間10,000km以上走行することを頭に入れておく必要があります。またこのような使い方では、リースプランによっては制限距離をオーバーする可能性があるので注意が必要です。
カーリースの走行距離設定にはメリットもある
カーリースに走行距離の制限が設けられていることを、不便に感じる人がいるかもしれません。しかし制限されていることが、場合によってはメリットにもなるのです。それは主に、リースの料金面によるものです。
走行距離制限があるから安い
走行距離制限があるのは、主に契約満了時の車の価値を落とさないためです。
満了時の残価設定が高ければ毎月の利用料金を低くできますが、返却時の車両価格が設定残価より下がってしまうと、満了時に追加で精算金を支払わなければならないケースも出てきます。
車の価値を維持する前提のもと残価設定を高くできるため、その分利用料を安くできるのです。
走行距離の設定には余裕が設けられている
リース会社が設定している走行距離は、会社やプランによっても異なりますが月1,000~1,500kmのことが多いです。年間走行距離の目安が10,000kmといわれているので、月換算で800km強。日常的な使用をする限り、月1,000kmを超えて運転することはあまりないでしょう。 リースで設定された走行距離を超過するのは、頻繁に遠出をする場合に限られると考えてよさそうです。
走行距離が無制限のカーリースは存在する?
結論からいうと、数は少ないものの、走行距離の制限がないカーリースは存在します。ただし、走行距離無制限のカーリースは、メリットばかりではありません。カーリースの車は、基本的に返却時に原状回復することになっているので、長距離運転をする車は消耗品や修理の料金が高くなりがちです。そういった点も契約時に考えておきましょう。
カーリースの走行距離制限をオーバーした場合
これまで述べてきたように、カーリースの契約では走行距離の制限が設けられることが一般的です。これをオーバーした場合、契約満了時に距離に応じた追加精算金を支払うことになります。
リース会社によって額は異なりますが、1kmあたり3~10円に設定している会社が多いです。例えば、1kmあたり5円の追加精算金で計算すると、設定された制限距離より1,000km多く走った場合は、返却時に5,000円の追加精算金を支払わなければなりません。
生活スタイルで走行距離が変わることも想定しよう
カーリースの契約期間は基本的に年単位の長期間ですが、その間には結婚・転居をはじめとした生活スタイルの変化が見込まれる人もいるでしょう。例えば、走行距離が長くなり、燃費のよい車に乗り換える必要が出てくることも十分考えられます。
しかし、生活環境の変化にあわせて乗り換えたいと思っても、原則として契約途中での乗り換えはできません。リース契約を結ぶ際は、そうした生活スタイルの変化を頭に入れておく必要があります。また通勤として車を使う場合や趣味で車に乗る場合など、その用途によっても最適なプランは違ってきます。
月額料金の安さだけを追求しすぎて、必要以上に長期間の契約とならないよう注意することが大切です。どのような用途で車を使うのか、契約期間中に自分の生活がどのように変化しそうかなどをあらかじめ考えておきましょう。
リース契約の途中で車種変更したいときは?
カーリースは、契約満了まで車を使用することを前提にして料金を設定しています。そのため基本的には、期間の途中での車種変更はできません。
どうしても変更したいという場合は、いったんリース契約を解約することになるので、違約金や解約金が発生します。リース契約する際は、その点を十分考慮して車種を選びましょう。車を趣味として乗る人の場合は、モデルチェンジのタイミングを考えて契約期間を設定すれば、より楽しみながらカーリースを利用できるでしょう。
また中には、違約金や解約金よりも割安な料金を支払うことで車種変更ができるプランを用意している会社もあります。カーリースの利用を検討する際には、この点もチェックしておきましょう。
走行距離も心配なし?トヨタのサブスク「KINTO」
一般的なカーリースでは走行距離の設定があるため、そのことを常に意識しなければなりませんが、車のサブスクリプションサービス「KINTO」の場合はどうでしょうか。
KINTOなら1,500km×ご利用月数(1年換算18,000km)
KINTOでは月間走行距離を1,500kmと想定し、3年契約(36ヶ月)の場合は54,000km、5年契約(60ヶ月)の場合は90,000km(解約金フリープラン再契約1回目含む)、7年契約(84ヶ月)の場合は126,000km(解約金フリープラン再契約2回目含む)まで走行可能です。また、ご契約中に1,500kmを超えた月があっても、車両返却時に1,500km×ご契約月数の合計値を超過しない限り、追加精算金はかかりません(※)。
※中途解約(のりかえGOのご利用による中途解約含む)の場合の基準走行距離は、1,500km×解約をされた月までのご利用月数の合計値となります
一般的な使い方の場合、年間走行距離は10,000kmが目安とされているので、それほど走行距離制限を考え過ぎることなく安心して利用できるでしょう。合計値の距離を超過した場合でも、トヨタ車(電気自動車を除く)では1kmあたり11円(税込)、トヨタ車(電気自動車)・レクサス車・SUBARU車では1kmあたり22円(税込)の追加精算金を契約終了時に支払えばOKです。
(例)トヨタ車で3年契約満了時に60,000km走行された場合
(実際の走行距離60,000km-基準走行距離54,000km)×11円=追加精算金66,000円(税込)
このように追加精算金が明瞭になっているため、走行距離の心配を軽減できるKINTOですが、その魅力はそれだけではありません。ここからは、KINTOの特徴などについてご案内いたします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
カーリースやKINTOの走行距離制限 まとめ
ーリースやKINTOの走行距離制限について、その仕組みや特徴をみてきました。一般的な使い方をする限り、あまり走行距離のことを気にする必要はないようですが、カーリースやKINTOの利用を検討する際は、ご自身の生活スタイルや想定される走行距離については把握しておきましょう。
カーリースなどの利用を検討する場合は、様々な点で安心できるKINTOも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
一般的な車の走行距離は年間何kmでしょうか?
車を運転する人の生活スタイルによって異なりますが、一般的な車の走行距離は、平均すると年間10,000kmといわれています。カーリースや車のサブスクリプションサービス「KINTO」などの利用を検討する際は、あらかじめ生活スタイルによる走行距離の違いを確認しましょう。
カーリースを利用する際に注意したい点は?
カーリースには「走行距離」が設定されています。そのため、走行距離制限をオーバーすると追加精算金を支払う必要があります。また、一般的なカーリースでは契約途中での車種変更ができません。車種を変更する場合は契約を解除しなければなりませんが、違約金や解約金が発生します。カーリースを利用する際は、契約期間中のご自身の生活スタイルの変化を考慮しましょう。なお、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」では、契約中に生活スタイルが変わっても、割安な手数料で別プランに乗り換えができる「のりかえGO」のプラン(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)があります。
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