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自動車保険の等級表や6等級と20等級の保険料の違い等を紹介

自動車保険の等級表や6等級と20等級の保険料の違い等を紹介

自動車保険(任意保険)の保険料は、契約補償内容、保険期間等の他に、等級(ノンフリート等級別割引・割増制度)、年齢(記名被保険者年齢別料率区分)、車種(型式別料率クラス制度)、新車割引・ASV(先進安全自動車)割引・ゴールド免許割引といった各種割引制度などの要因により決定します。

本記事では、自動車保険の等級について詳しくみていきます。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

自動車保険の等級制度

自動車保険の等級制度個人が加入する自動車保険(※)には、「1等級~20等級の区分」「無事故・事故有の区分」により保険料が割引・割増される「ノンフリート等級別割引・割増制度」があります。
※保険契約する車が9台以下の場合はノンフリート契約になるため、個人が加入する自動車保険は基本的にノンフリート契約

自動車保険の等級は6等級からスタート

自動車保険の等級には、1等級から20等級までの20段階があり、はじめて自動車保険を契約する場合は6等級からスタートします(※)。
※2台目以降の車ではじめて自動車保険を契約する場合、「セカンドカー割引」制度により7等級からスタートできます(適用条件あり)
 
そして1年間保険を使う事故を起こさなければ、翌年の等級はひとつ上がり、保険料が安くなります。
 
例えば6等級からスタートして保険を使うことが無ければ、翌年は7等級、翌々年は8等級と等級が上がっていきます。6等級スタートで上限の20等級になるまでには、最短で14年かかる計算です。

自動車保険の等級ダウン

しかし保険を使う事故を起こしてしまった場合、翌年の等級は3つまたはひとつ下がり、保険料は高くなります。
 
盗難や台風、洪水、高潮などによって保険を使った場合などは、等級がひとつ下がる「1等級ダウン事故」になりますが、その他の事故(車をぶつけたといった一般的な事故)で保険を使う場合は基本的に等級が3つ下がる「3等級ダウン事故」に該当します。
 
事故の状況などによっては、保険を使っても等級に影響がない「ノーカウント事故」もありますが、保険会社によって事故の扱いが異なる場合があるので確認が必要です。

自動車保険の等級表・割引率(ノンフリート等級別割引率・割増率)

自動車保険の等級表・割引率(ノンフリート等級別割引率・割増率)等級ごとの保険料は、損害保険料率算出機構が算出している「自動車保険参考純率」をベースに、保険会社によって各等級の割引率・割増率決められます。
 
損害保険料率算出機構が定めるノンフリート等級別割引率・割増率は以下のとおりです。

等級

無事故

事故あり

1等級

+108%

2等級

+63%

3等級

+38%

4等級

+7%

5等級

-2%

6等級

-13%

7等級

-27%

-14%

8等級

-38%

-15%

9等級

-44%

-18%

10等級

-46%

-19%

11等級

-48%

-20%

12等級

-50%

-22%

13等級

-51%

-24%

14等級

-52%

-25%

15等級

-53%

-28%

16等級

-54%

-32%

17等級

-55%

-44%

18等級

-56%

-46%

19等級

-57%

-50%

20等級

-63%

-51%

新規契約

6等級

+3%

7等級

-38%

出典:損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率

事故有係数により同じ等級でも割引率・割増率が変わる

等級表にある通り、同じ等級であっても事故があったかどうかで割引率・割増率が変わります。事故を起こしてしまった場合、ダウンする等級の数と同じ年数が「事故有係数適用期間」となり(最長6年)、「事故あり」の割引率・割増率が適用されます。

例えば、12等級の契約中に3等級ダウン事故が1件あった場合、翌年は9等級「事故あり」の割引率・割増率-18%が適用され、2年後は10等級「事故あり」割引率・割増率-19%、3年後は11等級「事故あり」割引率・割増率-20%、そして事故から4年後に事故前の12等級「無事故」に戻ることになります。

等級

無事故/事故あり

割引率・割増率

事故前

12等級

無事故

-50%

事故の翌年

9等級

事故あり

-18%

事故の2年後

10等級

事故あり

-19%

事故の3年後

11等級

事故あり

-20%

事故の4年後

12等級

無事故

-50%

※12等級の契約中に3等級ダウン事故が1件あった場合の等級、割引率・割増率の推移

自動車保険の等級引き継ぎ

自動車保険の等級引き継ぎ

家族での等級引き継ぎ

自動車保険は若年層ほど保険料が高くなりますが、場合によっては若年層の保険料を抑える方法もあります。それは「家族での等級引き継ぎ」です。
 
車を譲渡する場合、条件を満たせば、自動車保険も一緒に譲渡して等級を引き継ぐことができるのです。

保険契約と等級が引き継げる記名被保険者の条件

  •  記名被保険者を「記名保険者の配偶者」に変更する場合
  • 記名被保険者を「記名被保険者またはその配偶者の同居親族」に変更する場合


親子が同居しており、父の車と自動車保険・等級を子が引き継ぎ、父が別の車に乗り新たに自動車保険を契約することで、家族全体での保険料の総額を抑えるといったケースが考えられます。例えば、父が20等級、子が新規(6等級)の場合、子は20等級のまま父の車を引き継げるので保険料が安くなります。父は新規契約のため6等級あるいは7等級からのスタートとなりますが、父は年齢が高いため同じ7等級でも子の保険料より安い場合が多いです。
 
ただし、引き継ぎたい親族が別居している場合や、他人に譲渡する場合は引き継ぐことができません。詳しくは、各保険会社にご確認ください。

他社への等級の引継ぎ

自動車保険を契約した保険会社を変更した場合であっても前契約の等級が適切に継承されるように、保険会社間で確認を行っている制度「自動車保険契約確認のための情報交換制度」があります。
 
この制度により等級は保険会社の間で情報共有されており、原則、保険会社が変わっても等級は引き継がれます。
 
ただし、自動車保険の解約から一定期間(※自動車保険の解約日または満期日の翌日から次の保険の開始日まで7日間)が経過すると、等級を引き継ぐことができずにリセットされてしまいます。
※保険会社により異なる場合があります。詳しくは各保険会社にご確認ください
 
「車を手放してから、新たに納車されるまでに間が空く」といった場合には、必ず保険会社に「中断証明書」を発行してもらいましょう。

自動車保険の中断証明書  

自動車保険の「中断制度」とは、解約や満期にて中断した契約の等級を、新たな契約に引き継げる制度のことです。
 
等級を引き継ぐには、条件を満たしたうえで契約の解約日または満期日から一定期間内に「中断証明書」を発行し、再契約の際に提出する必要があります。
 
中断証明書の発行条件・発行期限は保険会社により異なりますので、必ず保険会社に確認するようにしましょう。なお、中断証明書を取得して等級を保持できるのは最大10年間となります。 

自動車保険の等級 まとめ                                                                

自動車保険(任意保険)には等級があり、無事故であれば1年に1等級ずつ等級が上がり保険料が安くなりますが、事故を起こして保険を使うと等級が下がり、保険料が上がってしまいます。万が一事故を起こしてしまった場合でも、ちょっとしたキズ程度であれば、保険を使わずに修理する方がトータルコストで安く済むといったことも考えられます。
 
自動車保険の保険料を気にする人におすすめなのが、車のサブスク「KINTO」です。

自動車保険の保険料を気にする人は「KINTO」もおすすめ

自動車保険の保険料を気にする人は「KINTO」もおすすめここからは「保険料に対して不安がある」「常にベストなコンディションを保った車に乗りたい」といった方におすすめのKINTOについて紹介します。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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