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トヨタ車&レクサス車解説
トヨタのハイブリッド車一覧!2022年最新の人気ランキング
ガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーターの2つの動力源を備えた「ハイブリッド車」。1997年に世界初の量産ハイブリッド車としてトヨタ プリウスが誕生してから25年近くが経ち、ハイブリッド車は身近な存在となりました。
最近では、ハイブリッド専用車や、ガソリン車とハイブリッド車の両方をラインアップする車種も増え、車の購入を検討する際に「どのハイブリッド車が人気なの?」「どの程度売れている?」など、気になる人も多いのではないでしょうか。
本記事では2022年の年間(1月~12月)新車販売台数ランキング(軽自動車および海外ブランドを除く、以下同様)を元に、ハイブリッド設定のあるトヨタ車について紹介していきます。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。
トヨタのハイブリッド車 一覧(2022年の年間ランキング)
まずは2022年の年間(1月~12月)新車販売台数ランキングにおける、ハイブリッド設定のあるトヨタ車をみていきましょう。
順位 | 車名 | ボディタイプ | 販売台数 |
---|---|---|---|
1位 | ヤリス(シリーズ) | コンパクトカーなど | 16万8,557台 |
2位 | カローラ(シリーズ) | セダンなど | 13万1,548台 |
5位 | ライズ | SUV | 8万3,620台 |
7位 | アクア | コンパクトカー | 7万2,084台 |
8位 | シエンタ | ミニバン | 6万8,922台 |
10位 | アルファード | ミニバン | 6万225台 |
11位 | ノア | ミニバン | 5万7,696台 |
13位 | ヴォクシー | ミニバン | 5万5,545台 |
18位 | ハリアー | SUV | 3万4,182台 |
20位 | プリウス | セダンなど | 3万2,675台 |
22位 | RAV4 | SUV | 3万1,118台 |
31位 | クラウン | セダン | 1万7,767台 |
42位 | C-HR | SUV | 1万1,811台 |
圏外 | カムリ | セダン | ― |
圏外 | センチュリー | セダン | ― |
※出典:乗用車ブランド通称名別順位 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
ボディタイプの項目で「など」と記述があるのは、ひとつの車名で主要なボディタイプ以外の他ボディタイプを展開している車種になります。たとえば、コンパクトカーの「ヤリス」の場合は、SUVの「ヤリス クロス」やスポーツカーの「GRヤリス」の販売台数を含んだ数字となっています。
上位車種を見てみると、アルファードを除いてコンパクトなボディサイズの車種であることがわかります。また、ヤリス、カローラ、ライズなどは燃費のいい車ランキング(※)にもランクインしており、燃費性能の高さも人気の理由の一つであることがうかがえます。ではランクインしている人気車種について、上位から順に紹介します。
※KINTO調べ
トヨタのハイブリッド車の特徴
ここから、ハイブリッド設定のあるトヨタ車のうち、2022年の年間(1月~12月)新車販売台数ランキングにおける上位10車種について紹介していきます。
ヤリス(シリーズ)
※ヤリス HYBRID Z(1.5L 2WD)
2020年2月にヴィッツの後継車種として発売された「ヤリス」は、第58回「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞するなど話題となったコンパクトカー。
「軽快なハンドリング」「上質な乗り心地」「最新の安全・安心技術」に加え、ハイブリッド車で36.0km/L(WLTCモード・HYBRID X)というクラス世界トップレベルの燃費性能もあり、総合力の高さが評価されています。※ヤリス クロス Z“Adventure”(ハイブリッド 2WD)
また、2020年8月には街乗りにもアウトドアにも使えるコンパクトSUV「ヤリス クロス」を発売。こちらも利便性の高さに加え、ハイブリッド車で30.8km/L(WLTCモード・HYBRID X)の燃費性能を誇り、ヤリス クロス発売以降、シリーズ全体で好調な売り上げをみせています。
そして、その人気に応えるように、2022年8月には走りを追求したGR SPORT、アグレッシブなスタイルのZ“Adventure”が新設定されたヤリス クロス。ヤリスシリーズの人気にますます拍車がかかりそうです。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
36.0km/L(2WD)※ヤリス
カローラ(シリーズ)
※カローラ スポーツ HYBRID G“Z”
1966年の誕生以来、世界150以上の国・地域で累計5,000万台を販売してきた、トヨタのグローバルベストセラー「カローラ」シリーズ。
現在販売しているモデルは、セダンの「カローラ」「カローラ アクシオ」、ステーションワゴンの「カローラツーリング」「カローラ フィールダー」、ハッチバックの「カローラスポーツ」に加え、2021年9月に初のSUVモデル「カローラ クロス」が登場し、シリーズ全体の人気に拍車がかかりました。※カローラ クロス Z(ハイブリッド車 2WD)
日本のスタンダードモデルとしての日常的な使いやすさだけでなく、すべてのモデルにハイブリッド車を設定し、高い燃費性能も持ちあわせたカローラシリーズ。カローラは27.9~30.2km/L、カローラツーリングは27.3~29.5km/L、カローラ スポーツは27.2~30.0km/Lと低燃費を誇ります。
カローラ クロスについても、コンパクトSUVとミドルサイズSUVの中間に位置するサイズ感ながら26.2km/L(2WDハイブリッド車、WLTCモード)を達成。前述のヤリス クロスの車両重量(1,110kg~1,270kg)とカローラ クロスの車両重量(1,330kg~1,510kg)の差(同等グレードで約200kg差)を考えると、ヤリス クロスと同様に優れた燃費性能であることがわかります。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
30.2km/L(2WD)※カローラ
ライズ
※Z(ハイブリッド 2WD ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール)
2019年11月に登場するやいなや2020年上半期の新車販売台数1位を獲得し、一躍人気SUVとなった「ライズ」。2021年11月にはハイブリッド車が加わりラインアップの幅が広がりました。
ライズの魅力はなんといっても勝手のいいコンパクトなボディサイズ。SUVながら全長4m以下で5ナンバー。そして手頃な価格帯も人気の理由といえます。
ハイブリッド車は発電専用のエンジンにより100%モーターで走行できる「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」を搭載。28.0km/L(2WD・WLTCモード)の低燃費で、低・中速走行に強く、街乗りに強い車となっています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
28.0km/L(2WD)
アクア
※Z(2WD)
コンパクトカーならではの扱いやすさが魅力の「アクア」。2011年12月に誕生し、1ヶ月後には約12万台受注。グローバルでこれまで約187万台以上を販売してきた記録を持つ人気のハイブリッド専用車です。
2021年7月には約10年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、大幅な燃費向上、走行性能や乗り心地の向上が図られました。
新型アクアは1.5Lハイブリッドシステム+1.5直列4気筒エンジンの採用により、最高燃費は従来型比で約20%も向上し、世界トップレベルの35.8km/L(WLTCモード・Bグレード)の低燃費を実現。アクセルペダルを緩めるだけで滑らかに減速できる「快適ペダル」の採用により、電動車らしい軽快で上質な走りも両立しています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
35.8km/L(2WD)
シエンタ
※Z(ハイブリッド 2WD 7人乗り アーバンカーキ)<オプション装着車>
3列シートで7人乗り、「トヨタ最小ミニバン」としてコンパクトながらゆとりのある空間が特徴の「シエンタ」は2003年に誕生しました。2015年には2代目モデルが誕生し、2018年には2列シート車(5人乗り)を追加するなど成熟。そして2022年8月には3代目となる新型シエンタが発売。初代からつづく「使い勝手の良い室内空間」が磨き上げられたほか、低燃費と走りを両立するパワートレーン、最新の安全・安心装備が採用されています。
シエンタの魅力は、大きすぎず、小さすぎない、ちょうどいいサイズ感と、ミニバントップクラスの低燃費にあります。ハイブリッド車の燃費はクラストップレベルのWLTCモード28.8km/Lを達成。ハイブリッドシステムの高効率化により心地よい走りと優れた燃費性能を両立しています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
28.8km/L(2WD・5人乗りタイプのXグレード)~
アルファード
※特別仕様車 S“TYPE GOLDⅢ”(7人乗り 2WD ホワイトパールクリスタルシャイン)
トヨタを代表する高級大型ミニバンとして、ラグジュアリーなつくりと快適かつパワフルな走行性能が特徴の「アルファ―ド」。2018年にマイナーチェンジされ、高級感がさらに高まった現行モデルが誕生しました。
ハイブリッド車は4WDのみの設定で、2.5LエンジンにE-Fourハイブリッドシステムを搭載。
高級車にふさわしい上質な走行性能、低排出ガス、静粛性に加え、14.8km/L(WLTCモード)の低燃費を実現しています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
14.8km/L(4WD)
ノア
※Z(ハイブリッド 2WD 7人乗り スパークリングブラックパールクリスタルシャイン)
2001年11月に発売されて以来、ファミリー層を中心に人気を誇る「ノア」。2022年1月には8年ぶりにフルモデルチェンジされ話題となりました。
4代目となる新型ノアは、「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして誕生。7人乗りと8人乗りがあり、低床設計で広々とした室内空間、目的やシーンによって多彩にアレンジできるシートが自慢です。
ハイブリッド車は2WDとE-Fourがあり、最高燃費は23.4km/L(WLTCモード・2WD)となっています。高効率の大量EGR(排気再循環システム)、低フリクション化アイテムの採用により最大熱効率40%を実現した1.8Lエンジンと、刷新したハイブリッドシステムを搭載。エンジン回転上昇フィールを向上させ、燃費性能と走りの楽しさを両立させています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
23.4km/L(2WD)
ヴォクシー
※S-Z(ハイブリッド 2WD 7人乗り マッシブグレー)
ノアと同じ2001年11月に発売し、ともに2022年1月に8年ぶりにフルモデルチェンジされた4代目「ヴォクシー」。初代から受け継ぐ優れたパッケージングや使い勝手の良さを一層深化させるとともに、先鋭かつ独創的なスタイルを追求した外観デザインにより、ヴォクシーらしさをより際立たせて誕生しました。
ハイブリッド車は2WDとE-Fourがあり、最高燃費は23.0km/L(WLTCモード・2WD)。すべての電動モジュールを刷新したハイブリッドシステムと1.8Lエンジンの組み合わせにより、気持ちいい加速と優れた燃費性能を実現。振動・騒音を抑える高剛性ボディにより高い静粛性も備えています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
23.0km/L(2WD)
ハリアー
※Z“Leather Package”
1997年12月に発売され、「都市型SUV」という新たなジャンルを切りひらいてきた「ハリアー」。2020年4月に発売された現行の4代目ハリアーは、流麗でスタンスのいいデザイン、心地よい上質な室内空間設計が施され、ハリアーらしい上質感と高級感、たくましく美しい躍動感に磨きがかかっています。
ハイブリッド車は2WDとE-Fourがあり、アクセルを踏んだ瞬間に分かる動力性能と、ダイレクト感を持ち合わせた2.5L直列4気筒エンジン、高い操縦安定性を追求したハイブリッドシステムを搭載。これによりダイレクトな操作感と優れた燃費性能を実現しています。
E-Fourは加速時や雪路などの滑りやすい路面でスムーズに4WD状態へ切り替わり、発進性、走行安定性を賢くアシストします。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
22.3km/L(2WD)
≪関連記事≫
プリウス
※A ツーリングセレクション
1997年、世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生し、今やハイブリッドカーの代名詞ともなっている「プリウス」。4代目は2015年に登場し、2018年12月にマイナーチェンジが図られました。
プリウスといえば“低燃費”ですが、現行のプリウスでは高効率化、小型軽量化、低損失化を施したハイブリッドシステムと1.8Lエンジンを組み合わせ、さらにボディのフォルムやアルミホイール形状の工夫、グリルシャッターの採用により空力性能が向上。
32.1 km/L(WLTCモード・2WD・Eグレード)の低燃費を達成するとともに、アクセル操作に車が素直に反応する気持ちいい走行フィールを実現しています。
ハイブリッド最高燃費(WLTCモード)
32.1 km/L(2WD・Eグレード)
なお、最新モデルの5代目プリウスについては以下の関連記事をご参照ください。
トヨタのハイブリッド車 まとめ
2022年上半期の新車販売ランキングより、人気のトヨタ ハイブリッド車について紹介しました。セダンからコンパクトカー、ミニバン、SUVまで、トヨタにはじつに多彩なボディタイプ、そして価格帯も様々なハイブリッド車があることがおわかり頂けたと思います。ハイブリッド車の購入を検討している方は、ご自身のクルマの利用シーンや環境などを考慮して、自分にぴったりの一台を探してみてください。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサスの新車に乗れる(※)サブスクリプションサービスを中心としたサービスの総称。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」(東京・愛知でスタート。エリア順次拡大中)
- 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「 解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。
トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。 申し込みは全てインターネットで完結できます。
※「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。
※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。
≪関連リンク≫
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりご提供を始め、お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
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