トヨタ車&レクサス車解説
RAV4の燃費は?ハイブリッド・ガソリン・PHEVのモード別燃費も
2019年4月にデビューしたRAV4。当初はガソリンとハイブリッドの2種類のパワートレーンでしたが、2020年6月にシステム最高出力306psを誇るハイパワーなプラグインハイブリッド(※RAV4 PHV)を追加。現在3つのパワートレーンを備えるトヨタ人気のSUVです。
※20年6月当初はRAV4 PHVという名で呼称されていましたが、現在はRAV4 PHEVという名称となっています。本原稿でもRAV4 PHEVで表記します
本記事では、そんなRAV4の燃費情報をお届け。モード別燃費も解説するので、自分の使い方に合った最適なパワートレーンが見つかるハズ!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
RAV4の燃費は?市街地・郊外・高速道路モード燃費も確認
RAV4の燃費は、パワートレーンごとに異なります。2022年10月時点におけるカタログ燃費(WLTCモード燃費)は、2.0Lガソリン車が15.2km/L~15.8km/L、2.5Lハイブリッド車が20.3km/L~21.4km/L、2.5Lプラグインハイブリッド車(PHEV)が22.2km/Lです。
では、市街地モード・郊外モード・高速道路モードを含めたWLTCモード燃費を一覧表で見てみましょう。
2.0Lガソリン車
Adventure | G"Z package" | G | X | |
---|---|---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 4WD:15.2 | 2WD:15.8 | ||
市街地モード(km/L) | 4WD:11.5 | 2WD:11.9 | ||
郊外モード(km/L) | 4WD:15.3 | 4WD:15.5 | 2WD:16.1 | |
高速道路モード(km/L) | 4WD:17.5 | 4WD:17.4 | 2WD:18.1 |
2.5Lハイブリッド車
Adventure | G | X | |
---|---|---|---|
WLTCモード(km/L) | E-Four:20.3 | E-Four:20.6 | 2WD:21.4 |
市街地モード(km/L) | E-Four:17.9 | E-Four:18.1 | 2WD:19.4 |
郊外モード(km/L) | E-Four:22.4 | E-Four:22.4 | 2WD:23.4 |
高速道路モード(km/L) | E-Four:20.1 | E-Four:20.7 | 2WD:21.1 |
2.5Lプラグインハイブリッド車
Z | |
---|---|
WLTCモード(km/L) | E-Four:22.2 |
市街地モード(km/L) | E-Four:20.5 |
郊外モード(km/L) | E-Four:23.0 |
高速道路モード(km/L) | E-Four:22.5 |
EV走行距離(km) | 95 |
パワートレーンごとのモード燃費を見てみると次のようなことがわかります。
- ガソリン車:巡航状態になるシーンが多い郊外モードや高速道路モードでの燃費が良い
- ハイブリッド車:WLTCモード燃費20km/L超え。郊外モードでの燃費が最も良い
- プラグインハイブリッド車(PHEV ):どのモードでも高い燃費性能を誇る
特筆すべきはプラグインハイブリッド車です。車両重量はハイブリッド車より220㎏重い(Adventureと比較)1,920kgながら、総合燃費(WLTCモード燃費)、すべてのモード燃費でハイブリッド車より燃費効率が高いです。パワーもあり、燃費もいいという魅力的なパワートレーンに仕上がっています。
RAV4に用意される3種類の魅力的なパワートレーン
RAV4には、ガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHEV)と3種類のパワートレーンが用意されています。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
コストパフォーマンスのよい2.0Lガソリン
ガソリン車は、優れた動力性能と低燃費を両立する2.0L直列4気筒エンジン(ダイナミックフォースエンジン)を搭載。トランスミッションにDirect Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機+10速シーケンシャルシフトマチック)を組み合わせることで、発進から高速域まで力強くダイレクトな走りと低燃費を実現。車両本体価格も抑えることに成功しています。
- エンジン:2.0Lダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)
- トランスミッション:Direct Shift-CVT
- 最高出力:171ps/6,600rpm
- 最大トルク:21.1kgm/4,800rpm
高効率なハイブリッドシステムで燃費性能が高い2.5Lハイブリッド
ハイブリッド車は、高い燃焼効率と高出力を両立した2.5Lダイナミックフォースエンジンに、小型・軽量・高効率化したハイブリッドシステムを組み合わせることで、さらに優れた燃費性能と走行性能を実現しています。
- エンジン:2.5Lダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)×ハイブリットシステム
- トランスミッション:電気式無段変速機
- システム最高出力:E-Four=222ps、2WD=218ps
EV走行距離が長く、より環境性能が高くパワーもある2.5Lプラグインハイブリッド(PHEV)
プラグインハイブリッド車は、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターが主体となって走行するシステムを採用しています。また、システム最高出力を大幅に向上させ、力強い加速を実現しているのも特徴です。さらに、EV走行距離を伸ばし、高い環境性能を実現。RAV4のフラッグシップパワートレーンです(E-Fourのみがラインアップしています)。
- エンジン:2.5L ダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)×THS II Plug-in
- トランスミッション:電気式無段変速機
- バッテリー総電力量:18.1kWh
- システム最高出力:306ps
人気グレード「RAV4 Adventure(アドベンチャー)」の燃費は?
RAV4の中でも人気が高く、オフロードイメージを強調したグレード「Adventure(アドベンチャー)」は、力強い押し出し感を表現する専用フロントグリルやスキッドプレート、ボディのリフトアップ感を強める専用フロントバンパー、専用デザインの19インチアルミホイール、大型化したホイールアーチモールなどを装備するグレードです。
2019年4月のデビュー当初は、ガソリンモデルにのみ設定されていましたが、2021年12月にハイブリッドモデルに追加されました。
人気グレードのアドベンチャーの燃費は、ガソリン車が15.2km/L、ハイブリッド車が20.3km/Lとなっています。アドベンチャーグレードは他のグレードより車両重量が重いものの燃費性能に大きな違いはありません。
RAV4 PHEVの特徴は?
RAV4 PHEVは、高出力で低燃費の2.5Lダイナミックフォースエンジンに、高出力なモーターとバッテリー総電力量18.1kWhの駆動用電池を組み合わせているため、力強い走りと燃費性能を両立していいます。
カタログ燃費を見ると、WLTCモード・市街地モード・郊外モード・高速道路モードのどのモードでも20.0km/L以上を実現。また、いざというときに電気を取り出せる2つの外部給電機能(EV給電モードとHV給電モード)を備え、システム最高出力306psとハイパワーで魅力的な1台となっています。
RAV4の燃費は悪い?燃費や何キロ走れるのかをエクストレイル・ZR-Vと比べてみた
RAV4の燃費や満タンでの走行可能距離はライバルモデルと比べてどのくらいの実力があるのでしょうか。ここでは同程度のサイズである日産 エクストレイルとホンダ ZR-Vと比較します。燃費対決なので、ハイブリッドモデルで比較していきましょう。
RAV4 | エクストレイル | ZR-V | |
---|---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 20.3~21.4 | 18.3~19.7 | 21.5~22.1 |
市街地モード(km/L) | 17.9~19.4 | 16.1~17.3 | 19.3~19.7 |
郊外モード(km/L) | 22.4~23.4 | 19.9~21.7 | 23.9~24.7 |
高速道路モード(km/L) | 20.1~21.1 | 18.4~19.7 | 21.1~21.7 |
満タン走行距離 (km) | 1,116.5~1,177 | 1,006.5~1,083.5 | 1,225.5~1,259.7 |
燃料タンク容量55L | 燃料タンク容量55L | 燃料タンク容量57L |
※満タン走行距離は、WLTCモード燃費×燃料タンク容量で算出
3台を比較すると、総合燃費はZR-Vに軍配が上がります。ZR-Vのハイブリッド車の車両重量は1,560kg~とこの3台の中では一番軽く、燃費にいい影響を与えているものと考えられます(RAV4は1,620kg~、エクストレイルは1,740kg~)。
ただ、RAV4とZR-Vの燃費差はそれほど大きくありません。また、3台とも満タン走行距離は1,000kmを超えているので、長距離走行も安心です。3台を比較検討する際は、燃費性能以外の部分にも注目するといいでしょう。
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まとめ 車の使い方に合った燃費の良いRAV4選ぼう
RAV4は、出力と燃費性能を両立したダイナミックフォースエンジンの搭載や長年にわたり作り続けてきたハイブリッドシステムの進化などにより、ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車のいずれも燃費性能に優れています。
どのパワートレーンも魅力的ですが、
- 燃費とコストパフォーマンスに優れるガソリン車
- ガソリン車より高い動力性能を備え、燃費性能も優れるハイブリッド車
- 近距離移動ならEVモードで賄え、蓄電池としても利用できるハイパワーなプラグインハイブリッド車(PHEV)
という個性の違いがあります。ぜひあなたにピッタリのRAV4を見つけてください。
最後に、RAV4をはじめ、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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