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トヨタ新型クラウン(セダン)レビュー!サイズ/燃費/価格は?内外装もチェック!
2023年11月2日に、クラウン(セダン)が11月13日に発売されると発表されました。2022年7月に新型クラウンとして4つのボディタイプが発表されてから1年超が経過。クラウン(クロスオーバー)、クラウン(スポーツ)が既に登場しており、今回あらたにクラウン(セダン)が追加。このあと、クラウン(エステート)の登場が予定されています。
※新型クラウン4種。写真左から「クラウン(クロスオーバー)」「クラウン(スポーツ)」「クラウン(セダン)」「クラウン(エステート)」
本記事では、クラウン(セダン)のサイズや燃費などのスペックや価格、内外装の情報についてまとめたので見ていきましょう。KINTOでも、11月9日より新型クラウンセダンの取り扱いを開始します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
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新型クラウン(セダン)の価格・グレード
新型クラウン(セダン)は、正統派セダンとして、新たなフォーマル表現と共に、上質さ、快適さを追求したモデルとなっており、ショーファーニーズにも応えられるモデルとなっています。クラウン(クロスオーバー)、クラウン(スポーツ)、クラウン(エステート)は4WDですが、セダンは後輪駆動(FR)となっていることも特徴です。
パワートレーンには、2.5Lハイブリッドと燃料電池車(FCEV)の2種類がラインアップされています。
クラウン(セダン) | ||
---|---|---|
グレード名 | Z | |
パワートレーン | 2.5Lハイブリッド | FCEV |
価格(税込) | 730万円 | 830万円 |
ハイブリッド車はZグレードのみのラインアップ。価格は730万円(税込)となります。
燃料電池車(FCEV)も同じくZグレードのみのラインアップ。価格は830万円(税込)となります。
新型クラウン(セダン)はKINTO取り扱い車種!月額利用料は?
車のサブスクリプションサービス「KINTO」では、クラウン(セダン)も取り扱っています。月額利用料は108,130円~(税込)です。
クラウン(セダン) KINTO月額利用料 | |
---|---|
グレード名 | Z |
パワートレーン | 2.5Lハイブリッド |
月額利用料(税込) | 108,130円~ |
※月額利用料は、Z(2.5L HEV)の最安値パッケージ、追加オプション無し、初期費用フリープランの7年契約、ボーナス加算165,000円の場合
新型クラウン(セダン)の外観
クラウン(セダン)の外観デザインを見ていきましょう。水平基調のデザインが特徴で、伸びやかで堂々としたプロポーションを実現しています。
シリーズ共通のハンマーヘッドフェイスに、大型の台形グリルを組み合わせています。左右の薄型LEDヘッドライト、その上を一本のデイライトが水平に伸びていることが印象的です。
大型台形グリルに注目すると、地面に対して垂直に伸びているクロームメッキ調のバーと、その裏に切子ガラスのような幾何学模様が施されており、重厚で高級感を感じさせます。
後輪駆動(FR)らしい低重心で伸びやかなクーペシルエットを実現しています。ボンネットからリヤテールランプまで、水平軸を貫いたボディラインが、安定感のあるフォーマルな佇まいを生み出しています。
リヤにはワイド感を強調した一文字テールランプを配置。トヨタマークとクラウンのエンブレムはスモークメッキとなっており、落ち着いた印象を演出しています。
新型クラウン(セダン)のサイズ
クラウンのサイズは、全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm、ホイールベースは3,000mmとなっています、室内のサイズは、室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mmです。
ロングホイールベースにより、ゆとりのある後席居住性を確保。広々とした足元空間のほか、幅広のアームレスト、十分なヘッドクリアランスなどを実現しています。
新型クラウン(セダン)の荷室容量
新型クラウン(セダン)の荷室容量は450L(2.5Lハイブリッドの場合。FCEVは400L)となっています。ゴルフバック※は、2.5Lハイブリッド車が最大3個、FCEVは最大2個収納可能です。
※9.5インチゴルフバックの場合。形状によっては収納できない場合があります
新型クラウン(セダン)のホイールサイズ、タイヤサイズ
新型クラウン(セダン)は235/55R19&19×8Jアルミホイール(ハイパークロームメタリック塗装)を標準装備しています。精緻な細工で表現された端正なデザインが、フォーマルな雰囲気を演出します。
メーカーオプションのブラックパッケージを選択すると、245/45ZR20&20×8 1/2アルミホイール(ブラックスパッタリング塗装)が装着されます。プレミアム感のあるデザインで、足元が引き締まります。
新型クラウン(セダン)のボディカラー
新型クラウン(セダン)のボディカラーは全6色が用意されています。マッシブグレー以外は全てオプションとなります。
- プレシャスホワイトパール (オプション税込+55,000円)
- プレシャスメタル (オプション税込+55,000円)
- プレシャスシルバー (オプション税込+55,000円)
- プレシャスブロンズ (オプション税込+55,000円)
- プレシャスブラックパール (オプション税込+55,000円)
- マッシブグレー
また、メーカーオプションでブラックパッケージが選択可能です。カラーについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
新型クラウン(セダン)の内装・内装カラー
新型クラウン(セダン)の内装は、クラウンシリーズ共通の「アイランドアーキテクチャ―」による運転のしやすい運転空間を持ちながら、インパネの更なるワイド化、杢目調パネルの採用により、落ち着きがありながら広がりのある室内空間になっています。
シートには、プレミアムナッパ本革を採用。素材の上質さ、触り心地の良さを感じられます。また、後席には数々のおもてなし装備が搭載されています。そのうちいくつかをご紹介しましょう。
- リヤパワーシート
40/20/40に分割できる後席はパワーシートとなっており、無段階で調整が可能。長時間の移動も快適です。
- リラクゼーション機能
リヤシートの背もたれには空気袋が複数設置されており、膨張することで背中から大腿部までをマッサージ可能です。
- シートヒーター&シートベンチレーション
寒い冬には素早く温まるシートヒーター、夏の暑い日には背もたれと座面の熱気を吸い込むシートベンチレーションにより、快適に過ごせます。
内装カラーは、標準設定の「ブラック」のほか、「ミッドブラウン」も設定可能です。
内装色「ブラック」。引き締まった黒と杢目のコントラストがおしゃれ。
内装色「ミッドブラウン」。ブラックと比べて明るい印象に。
新型クラウン(セダン)の走りや燃費
新型クラウン(セダン)は、FR専用設計により、理想的な前後重量配分と高剛性ボディを実現しています。車両重心から遠い骨格や部材にアルミニウムを採用し、前後重量配分や慣性モーメントを最適化。旋回時や加速・減速時に自然でなめらかな車両挙動となっています。
剛性の強化と軽量化が両立されており、ボディのねじれ現象を抑制してドライバーのステアリング操作に車が素直に応える走りを実現したほか、フロアには微振動を低減させる高減衰接着剤を使用することで、走行時の低振動化も実現。リヤねじり剛性も確保することで、ショーファーカーにふさわしい後席の乗り心地を提供しています。
足回りは乗り心地重視のセッティングがされており、乗員に揺れを伝えにくくなっています。さらに、ドライブモードセレクトに「リヤコンフォートモード」をトヨタ車として初搭載。路面の細やかな凹凸をより一層伝えにくい上質な乗り味で、くつろぎの後席空間を提供します。
静粛性も高められています。
新型クラウン(セダン)ハイブリッドの走り、燃費
新型クラウン(セダン)のハイブリッド車は、2.5Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載。2.5Lダイナミックフォースエンジンと、2基のモーターで構成されるハイブリッドシステムに、変速機構を直列に配置したシステムになります。変速制御は10段。パドルシフトを装備しています。
システム最高出力は180kw(245ps)、WLTCモード燃費は18.0km/L(市街地モード14.4km/L、郊外モード18.4km/L、高速道路モード19.7km/L)です。
新型クラウン(セダン)FCEVの走り、航続距離
新型クラウン(セダン)のFCEVは、高圧水素タンクを3本搭載。水素が満タンの状態の航続距離(一充填走行距離)は約820km(参考値)となります。水素充填時間は1回あたり3分程度となります。
高出力モーターを搭載。最高出力は134kW(182ps)以上、最大トルクは300Nm(30.6kgm)以上。アクセルを踏み込んだ瞬間からトルクが立ち上がり、パワフルでスムーズな加速を全車速域で発揮します。さらに、駆動用バッテリー(リチウムイオンバッテリー)を組み合わせており、減速時に回生エネルギーで充電するほか、加速時にFCスタックの出力をアシストするなど、パワフルで高効率な走りに貢献してくれます。
新型クラウン(セダン)の安全性能
新型クラウン(セダン)には、安全装備として「Toyota Safety Sense」のほか「トヨタチームメイト(アドバンストパーク/アドバンストドライブ)」も搭載。非常に充実しており、安心して乗ることができるでしょう。
新型クラウン(セダン)まとめ
新型クラウン(セダン)は、ショーファーニーズにも応えられる、フォーマルな1台に仕上がっています。王道のセダンとして、デザイン、走行性能、快適性能が非常に高いレベルに仕上がっています。クラウンのセダンボディを待ち望んでいた方、高級サルーンを検討している方、クラウン(セダン)も検討してはいかがでしょうか?
クラウン(セダン) 主要諸元 | ||
---|---|---|
| ハイブリッド | FCEV |
全長(mm) | 5,030 | |
全幅(mm) | 1,890 | |
全高(mm) | 1,475 | |
ホイールベース(mm) | 3,000 | |
車両重量(kg) | 2,020 | 2,000 |
パワートレーン | 直4、2.5L+モーター | 燃料電池 |
排気量(cc) | 2,487 | ― |
エンジン最高出力 | 185ps/6,000rpm | ― |
エンジン最大トルク | 22.9kgm/4,200~5,000rpm | ― |
モーター最高出力 | 180ps | 182ps |
モーター最大トルク | 30.6kgm | 30.6kgm |
WLTCモード燃費(km/L) | 18.0 | ― |
室内長(mm) | 1,970 | |
室内幅(mm) | 1,595 | |
室内高(mm) | 1,135 | |
最低地上高(mm) | 130 | 135 |
最小回転半径(m) | 5.7 | 5.9 |
新型クラウン(セダン)はKINTOでも取り扱っています。最後に、KINTOについて紹介いたします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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