トヨタ車&レクサス車解説
【トヨタのセダン一覧】2024年最新版!人気ランキングも紹介
<この記事の目次>
「セダン」タイプの車とは、一般的に4ドア・2列シートで比較的車高が低く、エンジンルーム、居住空間、トランクルームがそれぞれ独立した3BOXスタイルの車を指します。よく似たタイプに「クーペ」がありますが、クーペは一般的に4ドアではなく2ドアです。
セダンは大衆車が普及するようになった頃から存在し、かつては主流のボディタイプでした。SUVやミニバンの登場など趣向の多様化によって徐々に影を潜めていますが、やはり高級感のあるデザインや乗り心地の良さ、安定した走りなど、セダンならではの魅力があり、現在でも根強い人気があります。公用車や企業の役員車に黒塗りのセダンが採用されているように、フォーマルなシーンで使われることも多いのもセダンの特徴です。
オーソドックスなイメージがあるセダンですが、最近では走りと実用性を両立したスポーツセダンや、先進的なデザインの電気自動車も登場し、時代とともに変わってきています。
本記事では、トヨタで販売されているセダンタイプの車の特徴や価格帯、人気ランキングについても紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
トヨタのセダン 一覧
車名 | 最新モデル発売時期 | 価格(税込) |
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カローラ | 2019年9月17日 | 2,028,600円 ~ |
カローラ アクシオ | 2017年10月11日 | 1,639,600円 ~ |
クラウン セダン | 2023年11月13日 | 7,300,000円 ~ |
プリウス | 2023年1月10日 | 2,750,000円 ~ |
MIRAI | 2020年12月9日 | 7,261,000円 ~ |
※最新モデル=フルモデルチェンジまたはマイナーチェンジを行ったモデル
※2024年9月更新時点
まずはトヨタのセダンを一覧にしてみました。価格をみると、センチュリーを除き、100万円台から700万円台までバランスよく配分されており、様々な趣向やライフスタイルをカバーしていることがわかります。
トヨタのセダン各車の特徴
それでは各車の特徴についてみていきましょう。
グローバルベストセラー「カローラ」
※W×B
1966年の誕生以来、世界150以上の国と地域で販売され、5,000万台の世界累計販売台数を達成しているトヨタのグローバルベストセラーカー「カローラ」シリーズ。長い歴史の中でハッチバックタイプ、ワゴンタイプ、SUVなどのバリエーションが生まれましたが、初代から続くセダンタイプはカローラシリーズの王道です。
2019年のフルモデルチェンジにより12代目へと生まれ変わり、TNGAプラットフォーム(GA-C)を導入。低重心でワイドなシルエットになり、フラットな乗り心地、優れた操縦安定性、高い静粛性も実現しました。
ハイブリッド車とガソリン車があり、ハイブリッド車には2WDとE-Four、ガソリン車には2WDを用意。2022年10月の一部改良により自然吸気エンジンとなり、ターボ搭載の2WD MT車は姿を消しました。
WLTCモードの最高燃費は、2WDハイブリッド車で30.2km/L、ガソリン車で19.4km/L、E-Fourで28.1km/Lと、燃費性能の高さを誇ります。
価格(税込) | 2,028,600円 ~ |
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パワーユニット | ガソリン/ハイブリッド |
実用性の高さと価格が魅力「カローラ アクシオ」
※HYBRID EX(スーパーホワイトⅡ)<オプション装着車>
2006年に登場した10代目カローラは、海外向けと国内向けとで仕様が差別化されました。そのうち、国内向けの4ドアセダンとして設計されたのが「カローラ アクシオ」。
発売当初は1.5Lおよび1.8Lの2本立てでしたが、2012年のフルモデルチェンジでは実用性の高い1.3Lエンジンを追加し、“コンパクトで使いやすい”カローラ本来の魅力に回帰。2015年、2017年のマイナーチェンジを経て、現在に至ります。
カローラ アクシオは、ビジネスにもプライベートにも活躍するシンプルかつ実用性の高い空間設計が特徴。コンパクトなボディながら、広さとゆとりを感じる空間設計で、リヤシートを倒さなくてもゴルフバッグが4つ詰める461Lの荷室容量を確保。シートを倒せば広大なスペースが出現し、フラットモードでは872Lと大容量で、大きな荷物も積載できます。
パワーユニットはハイブリッド車(2WD)とガソリン車(2WD/4WD)のラインアップ。エントリーモデルで150万円台~と、手の届きやすい価格帯も魅力です。
ガソリン車のトランスミッション2WDはCVTとマニュアルから選べ、4WDはCVTのみ。2WD・CVTはハイブリッド並みの優れた熱効率を実現する1.5L 2NR-FKEエンジンを搭載し、低燃費を追及。2WD・M/Tおよび4WD・CVTは、街中での走行で多く使用する低中速域でのトルクを十分に確保した1.5L 1NZ-FE VVT-iエンジンを搭載し、パワフルな走りと加速性能を持ち合わせています。
一方、ハイブリッド車は、モーターやエンジン、インバーターなどの制御が改良され燃費性能を高めた1.5Lエンジン+1LMモーターを搭載し、低燃費と優れた走りを両立。WLTCモード最高燃費27.8km/Lを実現しています。
価格(税込) | 1,639,600円 ~ |
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パワーユニット | ガソリン/ハイブリッド |
正統派セダン「クラウン セダン」
※Z(ハイブリッド車 プレシャスメタル)<オプション装着車>
16代目新型クラウン シリーズの第3弾「クラウン セダン」は2023年11月13日に発売。上質さ、快適さを追求し、ショーファーニーズにも応えられる正統派セダンです。
後輪駆動(FR)を生かした水平基調の伸びやかなプロポーションのボディサイズは、全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm。かつてのセダンにはない伸びやかで美しいたたずまいを感じさせます。ショーファーニーズを満たす後席空間は、ロングホイールベースとボディのワイド化により、後席のゆとりや優れた乗降性を実現しています。
パワートレーンは2.5Lハイブリッドと燃料電池車(FCEV)の2種類。
2.5Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車のシステム最高出力は245ps、WLTCモード燃費は18.0km/L、高圧水素タンクを3本搭載した燃料電池車(FCEV)の最高出力は182ps以上、水素が満タンの状態の航続距離(一充填走行距離)は約820km(参考値)となります(水素充填時間は1回あたり3分程度)。
FR専用設計により、理想的な前後重量配分と高剛性ボディを実現したクラウン セダンは、快適な乗り心地と上質な走りで、パーソナルにもビジネスにも応えます。
価格(税込) | 7,300,000円 ~ |
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パワーユニット | ハイブリッド/FCEV |
ハイブリッドカーの代名詞「プリウス」
※U(HEV 2WD プラチナホワイトパールマイカ)
1997年に量産ハイブリッドカーとして世界で初めて登場し、今やハイブリッドカーの代名詞といえる「プリウス」。2015年に発売された4代目プリウスは、現在では多くのトヨタ車のベースとなっている新型プラットフォームTNGA (トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用した第1号モデルでもあります。
2023年1月には、5代目となる新型プリウスのハイブリッド車(HEV)が発売。「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルな車を目指して開発され、さらなる低重心化や19インチ大径タイヤ(Zグレード・Gグレード)を採用するなど、よりスタイリッシュなプロポーションへ生まれ変わりました。
もちろん、プリウスならではの高い環境性能を実現しており、最新の「第5世代ハイブリッドシステム」を搭載した2.0Lモデル/1.8Lモデルの燃費は、2.0Lモデル(Zグレード・Gグレード)でWLTCモード28.6km/L、1.8Lモデル(Uグレード・Xグレード)でWLTCモード32.6km/Lを達成しています。
価格(税込) | 2,750,000円(Xグレード 2WD)~ |
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パワーユニット | ハイブリッド |
燃料電池自動車「MIRAI」
※Z(フォースブルーマルティプルレイヤーズ)<オプション装着車>
2014年に誕生した「MIRAI」は、将来の有力なエネルギーである水素を燃料にしたFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle:燃料電池自動車)で、燃料電池技術とハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用、モーターで駆動します。ガソリンエンジンに比べてエネルギー効率が高いうえ、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現しています。
2020年12月にはフルモデルチェンジし、エモーショナルなスタイリングに。大胆な面の変化を重視し、スピード感あふれるプロポーションとなった外観。運転する楽しさと先進のくつろぎが高次元で融合する室内など、デザインを一新。加速性能や重量配分、ボディ剛性、静粛性を向上させ、FCEVならではの唯一無二の走りを実現しています。
価格は700万円台からと高額ですが、「EV補助金」「エコカー減税」「グリーン化特例」などの優遇があります。燃費性能や環境性能に優れる次世代自動車として、大きな希望を持ったFCEVセダンです。
価格(税込) | 7,261,000円 ~ |
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パワーユニット | FCEV |
トヨタのセダン人気ランキング
トヨタセダンの人気はどうなのでしょうか。人気を測る指標として、2022年の年間新車販売台数ランキング(軽自動車および海外ブランドを除く)より、トヨタのセダンをピックアップしてみました。
2024年上半期(1月~6月)の新車販売台数(軽自動車および海外ブランドを除く)
順位 | 車名 | 販売台数 |
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1位 | カローラ | 85,201台 |
9位 | プリウス | 36,790台 |
15位 | クラウン | 32,062台 |
※MIRAIは51位以下の圏外
※出典:乗用車ブランド通称名別順位 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
カローラはカローラ クロス、カローラ ツーリング、カローラ スポーツなどを含むシリーズ全体の数値。クラウンはクラウン(クロスオーバー)やクラウン(スポーツ)を含むシリーズ全体の数値となります。
個別の販売台数は公表されていないため言及できませんが、長い年月の中で積み上げてきた技術や信頼などが、ランキングにも反映されているのかもしれません。
トヨタのセダン まとめ
グローバルベストセラーカー「カローラ」、ハイブリッドカーの代名詞「プリウス」、未来を担う燃料電池自動車「MIRAI」、そして正統派セダン「クラウン(セダン)」まで、様々なタイプと個性がそろうトヨタのセダン。トヨタのセダン購入を考えている方は、この中から自分のライフスタイルに合う一台を検討してみてはいかがでしょうか。
そこで、トヨタのセダン購入を検討する方に、購入以外にもトヨタのセダンに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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