トヨタ車&レクサス車解説

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの違いを比較!選ぶならどれ?

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの違いを比較!選ぶならどれ?

ミドルサイズミニバンとして、高い人気をキープするノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟車。ボディパネルやエンジンなどの基本コンポーネントは共通ですが、エクステリアやインテリアのデザインはそれぞれ異なります。スタンダードなファミリー志向のノア、クールなデザインのヴォクシー、高級感を打ち出したエスクァイアと、それぞれのキャラクターに合ったアレンジが楽しめます。

※本記事は3代目ノア/ヴォクシー(2014年1月~2022年1月)に関する内容を含みます。4代目となる新型ノア/ヴォクシー(2022年1月~)については以下の関連記事をご参照ください。

トヨタの人気ミニバン!ノア/ヴォクシー/エスクァイア

ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、3車種全てが2020年の年間ミニバン新車販売台数ランキングでトップ10に入る人気車です。走りや機能、安全、経済性など、様々な面で熟成を重ねてきたノア/ヴォクシー/エスクァイア。ぞれぞれの特徴や仕上げの違いなどについて、詳しくレビューしていきます。

優れた実用性とバランスのよさでファミリーに人気の「ノア」

ノアSi(ハイブリッド車)

※ノアSi(ハイブリッド車)

3兄弟車の中ではもっともスタンダードなキャラクターのノアですが、鏡のような輝きを持つメッキグリルのフロントフェイスは精悍なイメージ。特にエアログレードではハの字型の台形スタイリングを採用し、重心の低い安定感のあるデザインになっています。

3車種の中ではもっとも豊富なバリエーションを持ち、余裕のある室内空間に使い勝手のよさを追求した機能を搭載。優れた実用性でファミリーからの支持を集める、ミドルサイズミニバンを代表するモデルです。

迫力あるスタイリングとスタイリッシュさが人気の「ヴォクシー」

ヴォクシーZS(ハイブリッド車)

※ヴォクシーZS(ハイブリッド車)

大きく開いたロアグリルのフロントマスクは迫力満点。エクステリアは全体的に力強くシャープなデザインで、3車種の中ではもっともスタイリッシュなモデルです。低床化によって走行安定性も高く、ミドルサイズならではの運転のしやすさを兼ね備えています。

広く使い勝手のいい車内空間に、経済性や安全性も強化され、若いファミリーからの人気も高いヴォクシー。3兄弟車の中でも新車販売台数が最も多い人気モデルです。

上質な仕上がりと優れた実用性を両立した「エスクァイア」

エスクァイア Gi“Premium Package”(ハイブリッド車)

※エスクァイア Gi“Premium Package”(ハイブリッド車)

3兄弟車の中では贅沢な雰囲気の高級モデルというイメージを打ち出しているエスクァイア。存在感あるフロントの大型メッキグリルをはじめ、窓枠やリヤゲートにまで多用されたメッキパーツが上質さを漂わせています。アルミホイールやLEDフロントフォグランプも全車標準装備で、インテリアもシックで落ち着いた雰囲気に仕上げられています。

運転時の取り回しのしやすさや燃費のよさは、ミドルサイズならでは。洗練されたドライブを楽しむことができます。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアのサイズは?大きさを比較!

ノア・ヴォクシー・エスクァイアのサイズ比較フロント
ノア・ヴォクシー・エスクァイアのサイズ比較サイド

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの大きさを比較し、一覧表にまとめました。ガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WD、エアロ車などの条件で数値が変わるため、同じランクのグレード同士でサイズ比較しています。

ノア

ヴォクシー

エスクァイア

全長(mm)

4,710

4,710

4,695

全幅(mm)

1,735

1,735

1,695

全高(mm)

1,825

1,825

1,825

室内長(mm)

2,930

2,930

2,930

室内幅(mm)

1,540

1,540

1,540

室内高(mm)

1,400

1,400

1,400

ホイールベース(mm)

2,850

2,850

2,850

フロントトレッド(mm)

1,500

1,500

1,480

リヤトレッド(mm)

1,480

1,480

1,480

最低地上高(mm)

160

160

160

最小回転半径(m)

5.5

5.5

5.5

※ノアのサイズはHYBRID Si(7人乗り・2WD・ハイブリッド車)
※ヴォクシーのサイズはHYBRID ZS(7人乗り・2WD・ハイブリッド車)
※エスクァイアのサイズはHYBRID Gi(7人乗り・2WD・ハイブリッド車)

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの7人乗り・2WD・ハイブリッド車でサイズ比較してみると、ノアとヴォクシーは全ての数値で同じとなっています。エスクァイアの全長・全幅・フロントトレッドの数値の違いから、エスクァイアは3車種の中では若干スリムであることがわかります。

また上の写真からは、ひとクラス上のアルファードやヴェルファイアとの比較においては、全長は遜色なく全幅がスリムなサイズ感であることがわかります。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアは共通プラットフォームを使用

各車のエンジンは共通!ガソリン仕様とハイブリッド仕様を用意

3車種ともにパワーユニットは2.0Lのガソリン仕様と、1.8L ハイブリッド仕様の2種類。ハイブリッドシステムは136psの最高出力を発揮します。スタート時はモーター走行、スピードアップしてエンジンが始動した後も、静粛性の向上によるひとクラス上の乗り心地などの優れた走行性能を実現しています。2.0Lのガソリンエンジンは、低速から高速まで、すべての運転領域でパワフルな走りを見せます。

低床設計で広々とした室内空間が自慢のレイアウト

3車種とも、室内空間の基本的なプロポーションは共通です。全車とも低床設計に1,400mmという高い天井高がもたらす安定した操作性と、室内の広さが魅力です。

シートは3車種とも7人乗り・8人乗りから選択できます。3列目シートを跳ね上げて荷室を広げる操作もワンアクションで簡単に操作が可能。目的に応じて手軽にアレンジできるのが魅力です。

クラス最高レベルの低燃費

ハイブリッド車のカタログ燃費は、WLTCモード19.0~19.8km/Lと低燃費。ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは改良を重ねて成熟しており、ガソリン車に匹敵する動力性能でありながらクラストップレベル(※)の燃費を誇ります。
※全高1.8m以上の1.8L〜2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン。2017年7月、トヨタ自動車調べ

ガソリン車の燃費は、WLTCモードで12.2〜13.6km/L。多人数での乗車で高速道路を多く走るユーザーにとっては、力のある2.0Lのガソリン車も魅力的です。

ちなみにノアとヴォクシーのエアログレードは3ナンバーですが、排気量や車重は5ナンバーサイズのまま。税金も変わらないので、高い経済性という魅力はそのままです。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアのここが違う!

エクステリアの違い

基本的な構造は3車種共通で、エクステリアのイメージはノアが精悍さ、ヴォクシーがクール、エスクァイアは高級感をそれぞれ打ち出したデザインです。いずれもBi-Beam LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプを採用しています。ノア/ヴォクシーには3ナンバーボディのエアログレードが設定されています。

カラーはノアとエスクァイアが7色展開、ヴォクシーは5色展開です。

ヴォクシー ZSとノア Siという2つのエアログレードには16インチタイヤ+専用アルミホイール、エスクァイアには15インチアルミホイールが標準装備されています。

インテリアの違い

インテリア

ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、それぞれのキャラクターに合わせて内装色のバリエーションが異なります。ベーシックなブラックは共通設定ですが、ヴォクシーはモダンでかっこいい雰囲気の「ブラッドオレンジ&ブラック」、ノアは落ち着いた印象の「フロマージュ&ブラウン」、エスクァイアは「バーガンディ&ブラック」とそれぞれのイメージに合った専用色が設定されています。

全車とも低床設計で乗り降りしやすく、スライドドアも大きく開いて出入りしやすいのが特徴です。エスクァイアについては、高級感ある自発光式のアナログメーター「オプティトロンメーター」を全車に装備しています。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアのグレードと価格

2021年7月時点における、特別仕様車を含めたノア/ヴォクシー/エスクァイアのグレード(福祉車両除く)と価格(税込)は、ノアが21種類で255万6,400円~344万3,000円、ヴォクシーが11種類で281万3,800円~344万3,000円、エスクァイアが8種類で296万3,400円~346万600円となっています。

詳しくは、ノア公式サイトヴォクシー公式サイトエスクァイア公式サイトでご確認ください。

ハイブリッド車の優れた燃費性能は魅力ですが、ガソリン車との価格差も考えると、市街地走行/高速走行の比率や乗車人数によっては2Lエンジンのガソリン車の方が魅力的な選択肢となる場合もあります。ノア/ヴォクシー/エスクァイアはグレードも多いため、想定されるご利用状況も含め販売員さんなどにもご相談のうえ、じっくり考えてグレードを決めるとよいでしょう。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの安全性能

トヨタ独自の先進安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車種に標準装備しています。警報とブレーキで衝突回避や被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティ」は、低速から高速まで幅広い速度域で、レーザーレーダーと単眼カメラが車両[昼]や歩行者[昼]などを検知し、衝突の可能性があると判断した場合には、警報を発して回避操作を促します。

また、ソナーで周辺監視しながら、低速取りまわし時における衝突回避、または衝突被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を搭載。障害物の接近を表示とブザーで知らせ、ブレーキ制御を行います。これらは、ヴォクシーとエスクァイアの全グレード、ノアでは一部グレードに標準装備されています。

エアバッグについては、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(フロント・セカンド・サードシート)が全車でメーカーオプションです。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの特別仕様車

ノア/ヴォクシー/エスクァイアには、それぞれの個性をより際立たせた特別仕様車が設定されています。ここでは、2021年7月時点で取り扱っている特別仕様車について紹介します。

ノアの特別仕様車「Si“W×B Ⅲ”」

ノア外観

※ノア 特別仕様車 Si“W×B Ⅲ”(ハイブリッド車・7人乗り・2WD)

ノアに設定された特別仕様車「Si“W×B Ⅲ”」は「Si」グレードがベース。特別設定色ブラック&フロマージュの特徴的な内装色が、モノトーンの世界観を創出します。

メッキ加飾を施したドアミラー、黒木目調加工を施した本革巻き3本スポークステアリングホイール、本革巻きシフトノブ(ガソリン車)などを特別装備。

さらに、デュアルパワースライドドア、リヤオートエアコンに加え、スーパーUVカット、IRカット、撥水機能付のガラス(部位により機能が異なる)、LEDのルームランプ、ナノイーを特別装備するなど、使用性や快適性が向上しています。

ヴォクシーの特別仕様車「ZS“煌 Ⅲ”」

ヴォクシー外観

※ヴォクシー 特別仕様車 ZS“煌 Ⅲ”(ガソリン車・7人乗り・2WD)

ヴォクシーに設定された特別仕様車は「ZS“煌(きらめき)Ⅲ”」。エアロ仕様の「ZS」グレードがベースになっています。エクステリア/インテリアの随所にメッキやシルバー塗装のパーツをあしらったデザインが施され、煌めきを演出しています。

専用シート表皮、合成皮革巻きのドアトリムオーナメントを特別装備するとともに、デュアルパワースライドドア、リヤオートエアコンに加え、LEDのルームランプ、ナノイーを特別装備し、使用性や快適性が向上しています。

エスクァイアの特別仕様車「Gi“Premium Package・Black-Tailored”」

エスクァイア外観

※エスクァイア 特別仕様車 Gi“Premium Package・Black-Tailored”(ガソリン車・2WD)

エスクァイアの特別仕様車「Gi“Premium Package・Black-Tailored”」は「Gi」グレードをベースにしています。ボンネットフードモールやバックドアガーニッシュなど、エクステリアに黒を基調としたスモークメッキを採用して、高級感をさらにアップしています。

内装にはセンタークラスターパネルやフロントドアスイッチベースなどをブラックレーザーラインで加飾。特にシートは「ブランノーブ」というスエード調素材と合成皮革のコンビ仕様で、高級感ある丁寧な仕上げが上質さを演出しています。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアのレビューまとめ

販売激戦区のミドルサイズミニバン。ノア/ヴォクシー/エスクァイアはその中でもトップクラスの販売台数を占めるモデルです。3車種全てが2020年の年間ミニバン新車販売台数ランキングでトップ10にランクインするほどの人気モデルですが、3台を合わせるとこのカテゴリーでは圧倒的なトップクラスの販売数を誇ります。

多彩なグレード展開で幅広い層にフィットする精悍なイメージのノア。車にはやっぱりカッコよさを追求したい、クールなスタイルのヴォクシー。ファミリー向けのミニバンでありながら贅沢な雰囲気も大切にしたい方向けのエスクァイア。この3車種で、幅広いユーザーのニーズに対応できるといえるでしょう。

基本的なプロポーションやメカニズムは共通で、いずれも低床化設計が生み出した広い室内空間と、ミドルサイズミニバンならではの取り回しのよさ、燃費のよさを兼ね備えた、総合力の高さが魅力です。

最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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