トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ 3代目ノアの内装シートアレンジや車内・室内を紹介!
トヨタ「ノア」は、ヴォクシー・エスクァイアと基本設計を同一とした5ナンバーサイズ(一部グレードによっては3ナンバーサイズ)のミニバン。2017年のマイナーチェンジで精悍さをより高めたスタイルへと進化しました。ノアはトヨタのミドルサイズミニバン3兄弟(ノア/ヴォクシー/エスクァイア)のなかで、もっとも豊富なグレードをラインアップしており、価格も3兄弟の中で一番お求めやすくなっています。
ファミリー層をターゲットとしたミニバンとして、扱いやすい5ナンバーサイズのボディの中に広々とした車内スペースやくつろぎの空間を持つノア。今回はノアの内装について、機能面やグレードによる質感の違いなど、様々な角度から掘り下げていきます。
※本記事は3代目ノア(2014年1月~2022年1月に販売された80系)に関する内容を含みます。4代目となる新型ノア(2022年1月~)については以下の関連記事をご参照ください。
ノアの室内は使いやすく余裕のある空間
ノアの室内は室内高1,400mm(ツインムーンルーフ装着車は1,365mm)と頭上広々で過ごしやすく、低床フロアにより地上から360mm(2WD車の場合)という低さのスライドドア乗り込み口を実現しています。
10歳の平均身長までのお子様であれば立ったまま着替えたりすることも可能な室内高や、乗り降りしやすい低床フロアにより、快適・便利で魅力的な室内空間です。
左右のスライドドアは、セカンドシート・サードシートへの乗り降りに加え、リヤスペースに荷物を積み下ろしする際も便利に使えます。その開口幅は805mm確保されており、大きく開くため乗り降りしやすいのはもちろん、サイドから荷物を積み下ろす際も重宝します。
ノアのシートアレンジ(7人乗り)
ノアは3列のシートそれぞれに調整機能が付いており、特にセカンドシートやサードシートのアレンジ機能を駆使することで、数多くのモードを使用できます。
セカンドシートは前後スライドが可能で、シートバックを倒すこともできます。またサードシートに乗車しない場合は、サードシートを格納することで荷物を十分に積めます。リヤハッチの開口部は幅が1,100mmと十分で、荷室フロア高も500mm(2WD車)と低く、かさばる荷物や重い荷物の積み下ろし時に力を発揮します。
8人乗りの場合で5パターン、7人乗りでは9パターンのシートアレンジが可能です。以下、いくつかの7人乗りシートアレンジを写真で紹介します。
スーパーリラックスモード(7人乗り)
前席ベビーケアモード(7人乗り)
ビッグラゲージモード(7人乗り)
ノアは、走行時や休憩時・荷物積載時などのシチュエーションに合わせてシートをアレンジすることで、家族連れのドライブやレジャーをはじめ、様々なところで使いこなせる一台といえます。
ノアの収納スペース
それではここで、ノアの収納や車内スペースといった観点から内装を見ていきます。 ノアは日常的な使用を想定して使い勝手にこだわっており、16箇所にも及ぶ収納スペースが設けられています(一部グレードや条件によって設定が無い箇所もあります)。
インパネ一体型センターコンソールボックス
助手席大型オープントレイ・オーバーヘッドコンソール
助手席アッパーボックス・グローブボックス
センタートレイ・センターロアボックス
センターマルチトレイ(カップホルダー2個付)
運転席ロアボックス+カードホルダー・買い物フック
シートバックポケット・フロントドアポケット+ボトルホルダー
助手席シートバックテーブル(カップホルダー2個付)
折りたたみ式サイドテーブル(カップホルダー2個付)・格納式センターボックス(カップホルダー2個+オープンボックス+フック付)
スライドドアポケット+ボトルホルダー・デッキトリムボトルホルダー
このように、ノアには様々なアイテムをすっきりしまうことができる、家族にうれしいスペースが用意されています。
ノアのグレード別内装
ノアにはガソリン車とハイブリッド車、7人乗りや8人乗りなど様々な仕様がありますが、2021年5月時点のラインアップでは、主に標準グレードの「X」、上級グレードの「G」、スポーティでエアロ仕様の「Si」、特別仕様車の「Si” W×B Ⅲ”」、スポーツカーシリーズの「Si”GR SPORT”」に分けられます。
ここではグレードによる内装の違いについて、センタークラスターやドアトリムオーナメントの仕上げ、シート素材などを中心に紹介します。
Xグレードの内装
ノア「X」の内装はシンプルで、内装の質感はファミリーユースを意識したものになっており、乗用車としては一般的な素材が使われています。センタークラスターはブラック仕上げ、シート素材としてはファブリックが用いられ、ドアトリムオーナメントはファブリック巻きとシンプルな構成です。
Gグレードの内装
ノア「G」の内装は、上級グレードらしく高級感や機能性が向上しています。センタークラスターはピアノブラック塗装になり、消臭機能が追加されたシートのファブリック素材はグレードの高いものに変更されています。ドアトリムオーナメントの素材も、合成皮革巻きとワンランク上に仕上げられています。
Siグレードの内装
ノア「Si」の内装には、質感に加えスポーティな印象を高めるアクセントが加えられています。センタークラスターは「G」と同様のピアノブラック塗装で、消臭機能付きのファブリックシートは専用デザイン。ドアトリムオーナメントはファブリック巻きです。フロントドアのスイッチスペースはピアノブラック塗装に仕上げられ、スポーティな雰囲気にさりげない高級感が加わっています。
特別仕様車 Si“W×B Ⅲ”の内装
ノア「Si“W×B Ⅲ”」は、特別仕様車として内装の質感がより際立っています。内装色はブラックのほか、ブラック&フロマージュという特別な設定で、モノトーンの世界観が演出されています。シート素材もグレードアップされ、合成皮革とホワイトステッチの付いたファブリックのコンビになっています。また運転時に直接触れる本革巻きステアリングには黒木目調の加工が施され、本革巻きのシフトノブとともにゴージャスな空気を演出します。
Si“GR SPORT”グレードの内装
スポーツカーシリーズのノア「Si”GR SPORT”」の内装は、質感と機能美が高められたデザインが特徴です。GRエンブレムの付いた専用フロントスポーティシートの素材は、 ブランノーブとシルバーステッチが施された合成皮革のコンビです。ドアトリムオーナメントも、スエード調ファブリック巻きとSi”GR SPORT”ならではのデコレーションが施されています。フロントにはシルバーステッチも入っており、メッキ仕上げのインサイドドアハンドルとともに、Si”GR SPORT”に特別感という価値を付加しています。
ノアのグレードと価格
ノアのグレード構成は2WDのガソリン車が9種類、ハイブリッド車が4種類あります。また4WDはガソリン車が8種類と、合計では21のグレードがあります。価格(税込)は、エントリーモデル「X(2WD)」の255万6,400円からハイエンドモデル「HYBRID Si“W×B Ⅲ”」の344万3,000円までとなっています。
※本記事のノアは3代目ノア(2014年1月~2022年1月に販売された80系)に関する内容を含みます。3代目ノアのグレードや当時の価格についてはトヨタ公式サイト内の3代目ノアのカタログを、4代目となる新型ノア(2022年1月~)のグレードと価格に関してはノア公式サイトでご確認ください。
ノアの内装 まとめ
ノアはトヨタミニバンの中心的な存在として、ファミリーユースに適した一台に仕上がっています。現行モデルは2014年に登場、2017年にマイナーチェンジと比較的モデルライフの長い車種ですが、その魅力はいまだ色褪せていません。2020年の新車販売台数(軽自動車および海外ブランドを除く)ランキングでも16位と上位につけています。
デザインやサイズ、価格も含めてベーシックなスタイルといえるノアは、ファミリー向けのミニバンを探す際にベースとなる一台となるでしょう。
最後に、購入以外にもノアに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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