トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ ノア・ヴォクシーで車中泊できる?車中泊グッズも紹介!
ミドルサイズミニバンとして幅広い世代に人気のノア・ヴォクシー。大人数が乗れて、荷物もたくさん積めるので、車中泊で利用する方も多い車です。
しかし、ノア・ヴォクシーで車中泊をする際にはいくつか注意点もあります。そこで、ノア・ヴォクシーで車中泊をする場合のシートアレンジや注意点などを紹介します。また、車中泊で活躍するアイテムについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
ノア・ヴォクシーで車中泊できる?
ノア・ヴォクシーのようなミニバンは、多彩なシートアレンジにより、車中泊にも使い勝手が良い車です。
また、車中泊で重要となる室内の広さもノア・ヴォクシーの特徴のひとつ。ノア・ヴォクシーの兄弟車のうち、ヴォクシーを例にあげて、室内の寸法を詳しく紹介します。
ヴォクシー 室内寸法 | |
---|---|
室内長(mm) | 2,805 |
室内幅(mm) | 1,470 |
室内高(mm) | 1,405 |
室内長・室内幅・室内高ともに十分な広さがあり、車中泊もできるでしょう。ただし、ノア・ヴォクシーはシートアレンジの種類や荷物の量などにより、車中泊ができる人数などが異なります。ここからはシートアレンジの種類や車中泊可能な人数などをみていきましょう。
1~2列目シートを一体化し身長175cm前後の大人2名までなら体を水平にして就寝可能
ひとつ目は、1〜2列目を一体化する「フロントフラットソファモード」というアレンジ方法です。フロントシートを前方にスライドさせ背もたれを倒すことで、175cm前後の大人2名までなら体を水平にして足を伸ばして休むことができます。
注意点
フロントフラットソファモードは、身長175cm前後の大人2名が横になれる広さがあります。ただセカンドシートの背もたれは完全にフラットの状態にはできず、各所に段差が生まれるため、できるだけフラットにするためにマットやクッション性の高いものを敷くことをおすすめします。凹凸を軽減させた場合、体を水平にして就寝可能です。また、フロントシートの席の間にシフトレバーや収納などがあり隙間ができるので、寝返りをうてるのはフロントシートの幅分となります。
フロントフラットソファモードは、長時間の就寝というよりは、ちょっとした休憩や仮眠に便利なモードといえるでしょう。
2~3列目シートの一体化なら、身長2m前後の大人2名+幼児1名までなら体を水平にして就寝可能
2つ目は、2〜3列目のシートを一体化した「リヤフラットソファモード」というアレンジ方法です。後列をすべてフラットにでき、身長2m前後の大人2名と幼児1名までなら体を水平にして寝ることができます。車中泊にはおすすめのアレンジ方法です。
注意点
ノア・ヴォクシーは、7人乗りと8人乗りがあり、7人乗り仕様ではセカンドシートの席の間に隙間が生まれてしまいます。そのため、7人乗りを就寝時3名で利用する場合や、幅を広く使いたい場合は隙間を埋める必要があります。また、7人乗り・8人乗りのどちらも、座面と背もたれの凹凸ができるので、クッションやタオル等で凸凹を埋めると快適な就寝環境が整うでしょう。
荷室は身長170㎝前後までなら大人2名、 幼児を含む場合は大人1名、幼児2名まで体を水平にして就寝可能
3つ目は「ビッグラゲージモード」という荷室をアレンジする方法です。セカンドシートを前へスライドさせて、サードシートを跳ね上げれば広いフラットな空間ができます。身長が170cm前後の大人なら2名、幼児を含む場合は、大人1名、幼児2名まで体を水平にして就寝可能です。また、このアレンジ方法は、シートを収納するので床の凸凹が少なく生活スペースとしても活用しやすいでしょう。
ヴォクシー | ||
---|---|---|
ビッグラゲージモード時 荷室寸法 | ||
| 7人乗り | 8人乗り |
荷室長(mm) | 1,650 | 1,600 |
荷室幅(mm) | 1,240 | 1,240 |
荷室高(mm) | 1,220 | 1,220 |
注意点
ビッグラゲージモードは、セカンドシートを最も前にスライドさせても荷室長が最大7人乗りで1,650mm、8人乗りで1,600mmです。そのため、170cm前後の方でも窮屈になる可能性もあります。ただし、大人1名なら斜めになれば、横になることができますし、小柄な方や幼児なら十分な広さです。
車中泊おすすめアクセサリー
車中泊をする際には、様々なアイテムが必要です。ノア・ヴォクシーの専用のアクセサリーでは、車中泊にも活躍するアイテムが用意されています。ここからは、ノア・ヴォクシーの専用アクセサリーで特におすすめの5つを紹介します。
エアスリーブマット
エアバブルを開くだけで厚さ約9cmに膨らむマット。シートや床の凸凹を吸収して、快適な寝心地を実現します。また、大きさは、長さが約195cm、幅が約61cmと身長が高い方でもゆったりと横になれます。使わないときは、丸めて小さくできるので収納場所に困りません。
価格:22,000円(税込)
室内カーテン
車中泊をする際には、目隠しアイテムは必需品。ノア・ヴォクシーでは、純正のカーテンがあり、外からの視線をしっかり遮ってくれるので目隠しには最適のアイテムです。室内カーテンは、フロントシートの後ろと後席の窓に取り付け、セカンドシートとサードシートを囲うように取り付けます。就寝時のシートアレンジが、リヤフラットソファモードとビッグラゲージモードの場合は、完全に外の視線をシャットアウトできます。
遮光機能付の価格:58,300円(税込)
プリーツタイプの価格:41,800円(税込)
サンシェード
サンシェードは、室内カーテンと同様、目隠しに便利なアイテム。ノア・ヴォクシーのサンシェードは、運転席・助手席横の窓とフロントガラスに使用します。特に、運転席・助手席で仮眠をするときなどに活躍するでしょう。また、専用ケースが付いており、使用しない時はコンパクトに収納できます。
価格:1台分18,700円(税込)
IR(赤外線)カットフィルム
IR(赤外線)カットフィルムは、バックとリヤサイドの窓に貼るフィルムです。紫外線は約99%、赤外線はスモークだと約54%、ダークスモークだと約60%カット。赤外線・紫外線を抑えることにより、直射日光による肌への「ジリジリ感」を緩和します。また、車内の温度の上昇が抑えられるため、エアコンの効率を向上させます。
価格:1台分27,500円(税込)
ラゲージソフトトレイ
ラゲージソフトトレイは、撥水・防水・滑り止めの加工がされており、濡れた荷物や汚れた荷物を積む際に便利なアイテム。本体後部には、嵩高(かさだか)縁付きなので、細かなゴミなどがこぼれ落ちるのを防ぎます。また、軽くて取り扱いやすい素材なので、就寝時に荷室を使う際にも簡単に取り外せます。
価格:13,200円(税込)
その他、車中泊おすすめグッズ
ここからは、車中泊をする際にあると便利なグッズを4つのカテゴリーに分けて紹介します。
「車載防災セット」(トヨタ純正)
「車載防災セット」は、万が一の自然災害に備えて、持ち運びやすいリュックタイプの搭載ケースに12アイテム(搭載ケース含む)をまとめたセットです。自然災害時だけでなく、車中泊にも役立ちます。
セット内容(計12アイテム)は次のとおりです。
- レインコート
- レジャーシート(L180×W180cm)
- 搭載ケース(リュックタイプ/容量15L相当)ズレ防止マジックテープ付
- サイズ:L420×W300×H140mm
- 非常用ホイッスル
- アルミブランケット
- 携帯トイレ(3個)吸水シート付
- 手回し充電ラジオライト(USBジャック付)
- マスク
- 軍手
- 防災ウェットタオル
- タオル
- 給水袋(容量3L)
これらのセットに加えて、車中泊をする人数に合わせてカスタマイズをすることをおすすめします。
価格:13,200円(税込)
プライバシー保護グッズ
車内の目隠しは、車上荒らしや盗難防止などのため必須です。カーテンなど本格的なものの他に、すぐに用意できて簡単に設置できるアイテムを紹介します。
- バスタオル…アシストグリップにロープなどを渡してタオルを引っ掛ければ後席の目隠しになる。また、シートアレンジの際に凸凹を埋めるのにも役立つ
- レジャーシート…タオルと同じく窓やアシストグリップを利用すれば目隠しに使える
電源関連グッズ
車中泊をする際は、なにかと電源が必要になる場面があります。そのため、ポータブル電源や充電するケーブルなどを用意しておくと安心です。なお、ポータブル電源やバッテリーなどは高温になると事故になる可能性があるので、車内に持ち込む際には注意が必要です。
アウトドアグッズ
車中泊では、コンパクトにまとめられて機能性が優れている、アウトドアグッズが役立ちます。例えば、マットや寝袋は車中泊でそのまま使えて、使用しないときは小さくできる優れものアイテム。また、ランタンや折りたためるテーブルなどもおすすめのアイテムです。
まとめ
ノア・ヴォクシーでは、最大で大人2人と幼児1人が足を伸ばして就寝可能です。ノア・ヴォクシーで車中泊ができるシートアレンジは3パターンもあるので、荷物の量や体格に合わせてフレキシブルに対応できます。ただし、シートアレンジによっては段差や隙間ができてしまうので工夫が必要です。今回、紹介したアクセサリーやグッズなどを使って車中泊を快適に過ごせるようぜひ取り入れてみてください。
ノア・ヴォクシーで車中泊に出かけるなら、車のサブスク「KINTO」の利用を考えてみてはいかがでしょうか。最後に、KINTOについて紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
≪KINTO ONE中古車≫
メニュー