トヨタ車&レクサス車解説

トヨタ ヤリスとアクアを比較!スペック表や写真で違いを紹介

トヨタ ヤリスとアクアを比較!スペック表や写真で違いを紹介

2024年1月17日、ヤリスが一部改良されました。内外装や装備の改良がおこなわれたほか、車のサブスクKINTO専用のUグレードが新たに追加されました。さらに2025年2月27日にも一部改良され、従来メーカーオプションだった機能・装備が標準設定とされました。

そのヤリスとよく比較されるのが、同じトヨタのコンパクトカーとして人気を誇るハイブリッド専用車「アクア」。ボディサイズや価格帯も似ており、購入時に比較する人が多いようです。アクアについても2025年9月に一部改良され、外観が大きく変わりました。そして、ヤリスと同様に、KINTO専用のUグレードが新たに追加されました。

今回はヤリスとアクアにどのような違いや共通点があるのか、画像による見た目の違いのほか、スペックや燃費、価格なども比較しながら2車種の魅力を紹介します。
※2025年9月3日更新

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

ヤリスとアクアの歴史

まずはヤリスとアクア、それぞれの歴史を振り返ってみましょう。

ヴィッツの名称で親しまれてきた「ヤリス」

1999年登場時のヴィッツU 3ドア(左)とヴィッツU 5ドア(右)
1999年登場時のヴィッツU 3ドア(左)とヴィッツU 5ドア(右)

ヤリスが誕生したのは1999年に遡ります。「コンパクトカーの世界標準をつくろう」という気概のもと、ゆとりの室内空間と、優れた基本性能をミニマムサイズに凝縮。国内ではヴィッツの名称で親しまれてきました。

ヤリス HYBRID Z(2WD)<オプション装着車>

ヤリス HYBRID Z(2WD)<オプション装着車>※2021年5月一部改良時

ヤリス HYBRID Z(2WD)

ヤリス HYBRID Z(2WD)<オプション装着車>※2024年1月一部改良時

そして、2020年2月のフルモデルチェンジの際に、国外での名称であった「ヤリス」に車名変更。ヤリスはトヨタ車で最も優れたWLTCモード36.0km/L(HYBRID X 2WD)の低燃費を実現しました。

発売直後の2020年4月の新車販売台数ランキングでは販売台数1位を獲得。その後も好調な販売を続け、2020年の通年新車販売台数も1位に輝きました(ヤリスクロスなども含んだヤリスシリーズとして)。さらに、欧州では2021年3月に「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2021」を獲得するなど、世界でも高い評価を得ています。

2024年1月の一部改良では、ラジエーターグリルのデザイン変更や「全車速追従機能」を加えたレーダークルーズコントロールをハイブリッド車とガソリン車に標準装備したほか、インテリジェントクリアランスソナーをHYBRID Z/Zグレード(MT車を除く)に、バックガイドモニターをZ/Gに標準装備するなどの改良が加えられています。さらに、車のサブスクKINTO専用のUグレードが新たに追加されました。

さらに2025年2月の一部改良では、従来はメーカーオプション設定だった機能・装備を標準装備化することで、商品力をさらに向上させました。具体的には、Z・G・UグレードにETC2.0を標準設定するとともに、Z・G・U・Xグレードにはドアミラーヒーターを標準装備としました。また、ZグレードにはディスプレイオーディオPlus、Xグレードにはディスプレイオーディオをそれぞれ標準設定し、利便性を高めています。さらに、Xグレード(6速マニュアル車を除く)にはスマートエントリー&プッシュスタートを標準装備とし、快適な乗降性と操作性を実現しました。

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ヤリスのUグレード試乗レビューのほか、ZとUグレードの装備差比較も含めた動画を公開中です。合わせてご覧ください。

コンパクトカー初のハイブリッド専用車「アクア」

2011年登場時のアクア S
2011年登場時のアクア S

アクアが誕生したのは2011年。「ハイブリッドカーを身近なものにする」という思いのもと、圧倒的な低燃費と静粛性を持ち合わせたハッチバック型のハイブリッド専用車として開発されました。発売1ヶ月後には10万台以上を受注。その後も常に新車販売台数の上位に入るロングセラーモデルとなり、初代発売以来、グローバルで約187万台以上を販売してきました。

2021年7月に10年ぶりにフルモデルチェンジしたアクア
2021年7月に10年ぶりにフルモデルチェンジしたアクア

そして2021年7月、アクアは10年ぶりにフルモデルチェンジ。これまでと同様、ハイブリッド専用車として開発されたアクアは、環境性能をさらに向上させ、従来型から約20%アップの低燃費化を実現しています。

2024年4月の一部改良では、安全性・利便性を高める先進装備を各グレードに標準設定しました。具体的には、Zグレードにブラインドスポットモニター(停車時警報機能付)とパーキングサポートブレーキ(前方静止物・後方接近車両)を標準装備し、さらにパノラミックビューモニター(シースルービュー&ムービングビュー付)も搭載。また、Xグレードにはパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を標準設定。加えて、Z・G・GR SPORTグレードには自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)を標準装備とし、夜間走行時の視認性向上とドライブ映像記録機能を両立しました。

さらに2025年9月には、外観が大きく変わる一部改良が実施されました。

2025年9月の一部改良で外観が大きく変わったアクア
2025年9月の一部改良で外観が大きく変わったアクア

デザインの刷新と基本性能の向上が図られ、近年のトヨタ車に共通するデザインモチーフである「ハンマーヘッド」を全グレードに採用。薄型のBi-Beam LEDヘッドランプと相まって、シャープで先進的な印象を強めています。 そのほか、7インチに大型化したマルチインフォメーションディスプレイ(全車標準装備)の採用やディスプレイオーディオも最新のコネクティッドナビ対応のものにアップデートされるなど、インテリアも進化。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も最新世代のものにアップデートされ、機能の追加・強化が実施されました。

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≪YouTubeにてアクアの動画を公開中≫

2025年9月1日に大幅改良されたアクアの改良情報を動画で解説しています。合わせてご覧ください。

ヤリスとアクアを比較

それでは、ヤリスとアクアを比較し、違いや共通点を見ていきましょう。

まず大きな違いとして、ヤリスはガソリン車とハイブリッド車をラインアップしているのに対して、アクアはハイブリッド専用車であることが挙げられます。ガソリン車を含めると比較しづらいため、ここからはヤリスのハイブリッド車と、アクアでの違いを中心に紹介していきます。

見た目の違い

まずは見た目の違いについて、画像を比較しながら見ていきましょう。

フロント

ヤリス

アクア

2025年9月のアクア一部改良前まではヤリス、アクアともに大開口のフロントグリル、吊り目型のヘッドランプが特徴でしたが、2025年9月のアクア一部改良により、アクアは近年のトヨタ車に共通するデザインモチーフである「ハンマーヘッド」を採用。ヤリスとアクアの見た目は大きく異なり、アクアはプリウスに似たデザインとなりました。

サイド

ヤリス

アクア

ヤリスとアクアを横から見ると違いがわかりやすいです。ヤリスは力を凝縮したような塊感のあるスタイル、アクアは前後に伸びる流麗なデザインが目を引きます。

リヤ

ヤリス

アクア

ヤリスはややどっしりとした形状で、左右のテールランプをつなげるように、水平かつ立体的に張り出した造形が躍動感のあるデザイン。アクアはテールランプが高い位置に配置され、スタイリッシュかつシンプルにまとまったデザインとなっています。

ボディサイズの違い

ボディサイズを見てみましょう。ここでは、ヤリス(HYBRID G 1.5L 2WD)の中間グレードと、同等グレードのアクア(G 2WD)を比較してみました。

ヤリス HYBRID G 1.5L 2WD

アクア G 2WD

全長(mm)

3,950

4,080

全幅(mm)

1,695

1,695

全高(mm)

1,495

1,485

ホイールベース(mm)

2,550

2,600

フロントトレッド(mm)

1,490

1,480

リヤトレッド(mm)

1,485

1,475

最低地上高(mm)

145

140

室内長(mm)

1,845

1,830

室内幅(mm)

1,430

1,425

室内高(mm)

1,190

1,190

定員(名)

5

5

車両重量(kg)

1,060

1,130

最小回転半径(m)

4.8
※14インチタイヤ

5.2
※15インチタイヤ

※ヤリスとアクアを中間グレード同士で比較

全長はアクアのほうが130mm長く、全高はヤリスのほうが15mm高くなっていて、室内スペースは、室内長、室内幅ともにヤリスのほうがわずかに大きくなっています。両車に若干の差こそありますが、ほぼ同等のサイズ感といえます。

車の小回り性能を測る指標「最小回転半径」は、ヤリスの方がアクアよりも小さくなっています。標準のタイヤサイズが違うため単純比較はできませんが、ヤリスは15インチタイヤまたは16インチタイヤ装着車の場合の最小回転半径は5.1mとなるため、ヤリスの方がやや小回り性能が高いといえます。

車両重量についてはヤリスのほうがアクアより軽く、70kgもの差があります。

荷室サイズの違い

ヤリス

アクア

荷室サイズの違いについて、ヤリスの最上級グレード(Z 2WD)と同等グレードのアクア(Z 2WD)を比較して表でまとめました。

ヤリス Z(2WD)

アクア Z(2WD)

荷室長(mm)

630

656

最大荷室幅(mm)

1,000

1,153

荷室高(mm)

692~830

824

※ヤリスとアクアを最上級グレード同士で比較

アクアのほうが全体的にゆとりあるスペースになっています。また、両車とも6:4分割可倒式リヤシートで、フレキシブルにアレンジ可能。片側/両側を倒せば長さや幅のあるものも運べます。

プラットフォームの違い

ヤリス

アクア ※写真は2025年9月一部改良前のもの

ヤリスとアクアは、デザインやボディサイズは異なりますが、ともにトヨタのコンパクトカー向けTNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームを採用。安定感のある走りを実現します。

パワーユニットや燃費の違い

続いて、それぞれのパワーユニットおよび燃費の違いを見ていきましょう。燃費の最高値で比較するために、ヤリスのエントリーモデル(HYBRID X 1.5L 2WD)とアクア(X 2WD)の比較になります。

ヤリス HYBRID X(1.5L 2WD)

アクア X(2WD)

排気量(cc)

1,490

1,490

エンジン種類

直列3気筒

直列3気筒

最高出力(ps)

91

91

最大トルク(Nm)

120

120

トランスミッション

電気式無段変速機

電気式無段変速機

使用燃料

無鉛レギュラーガソリン

無鉛レギュラーガソリン

動力用主電池の種類

リチウムイオン電池

ニッケル水素電池

燃費(WLTCモード・km/L)

36.0

34.3

※ヤリスとアクアを最高燃費グレード同士で比較

パワーユニットは1.5 L直列3気筒エンジン+ハイブリッドシステムで両車共通です。燃費はヤリスがWLTCモード36.0km/Lで、トヨタ車で最高燃費。アクアもWLTCモード34.3km/Lの低燃費となっています。

注目したい点は、アクアのバッテリーは、世界初となるバイポーラ型ニッケル水素電池を採用していることです。バイポーラ型ニッケル水素電池は従来型アクアのニッケル水素電池に比べ出力が約2倍で、電気だけでの走行可能速度域が拡大。街中の多くのシーンで、エンジンを使わず電気だけで走れるようになっています。

内装の違い

インテリアの違いを画像で見比べていきましょう。ヤリスの最上級グレード(HYBRID Z)と、同等グレードのアクア(Z)を比較してみます。

インパネ

ヤリス

アクア

ヤリス、アクアともに、基本レイアウトは似ています。

大きな違いとしては、ヤリスはシフトレバーをシート間に設置しているのに対し、アクアはインパネシフトを採用することですっきりしたレイアウトに。その分、アクアのほうはコンソールまわりの収納スペースも充実している印象です。

シート

ヤリス

アクア 合皮パッケージ(Zグレード メーカーオプション)

シートは両車ともにグレードにより素材や形状が違います。なおアクアは、2025年9月の一部改良で合皮パッケージ(Zグレード メーカーオプション)に新色のライトグレーが追加されました。

新車価格の違い

最後に、気になる新車価格(税込)の違いをチェックしていきましょう。なお、特別仕様車は除いております。

ヤリス

(ハイブリッド車)

ヤリス

(ガソリン車)

アクア

2WD

2,200,000円~
2,579,500円

1,657,700円~
2,237,400円

2,486,000円~
2,824,800円

4WD

2,407,900円~
2,777,500円

2,008,600円~
2,435,400円

2,684,000円~
3,022,800円

価格のみを重視するのであればヤリスのガソリン車に分があることがわかります。

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ヤリスとアクアの比較 まとめ

力強く躍動的なデザインで、コンパクトカーとして最高燃費を持つヤリス、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載した先進的なアクア。

サイズ感は似ているものの、それぞれに個性と魅力があります。ヤリスとアクア、どちらを購入しようか悩んでいる人は、両車の違いをよく考慮して選んでみてはいかがでしょうか。

ここからは、ヤリスおよびアクアの購入を検討している方向けに、購入以外にも乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

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