トヨタ車&レクサス車解説
新型RAV4サイズ徹底比較!カローラクロス、ハリアー等と比較
2025年12月17日、待望のフルモデルチェンジを果たした新型RAV4。6代目へと進化し、数あるトヨタSUVの中でその「大きさ」や「立ち位置」がどう変わったのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、新型RAV4のサイズ詳細を解説するとともに、カローラ クロス、ハリアー、ランドクルーザー250など、比較検討されやすい他のトヨタSUVとの数値を徹底比較していきます。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型RAV4のボディサイズ

新型RAV4ボディサイズは、「Z」グレードが全長4,600mm、全幅1,855mm、全高1,680mm、車両重量1,720kg、「Adventure」グレードが全長4,620mm、全幅1,880mm、全高1,680mm、車両重量1,710kgです。
| Z | Adventure |
|---|---|---|
全長(mm) | 4,600 | 4,620 |
全幅(mm) | 1,855 | 1,880 |
全高(mm) | 1,680 | 1,680 |
車両重量(kg) | 1,720 | 1,710 |
一般的な目安となる機械式駐車場のサイズ制限は、全長5,000mm未満、全幅1,850mm未満、全高1,550mm未満、重量2,000kg未満ですので、新型RAV4の全幅や全高についてはサイズ制限の目安をオーバーしています。新型RAV4で機械式駐車場に入庫をお考えの場合は、サイズ制限の範囲内であるかどうか、しっかり確認しましょう。
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新型RAV4のタイヤサイズ
新型RAV4のタイヤサイズはグレードによって異なります。
Z:メーカーオプション

幅235mm、偏平率50%、20インチのラジアルタイヤです。
Z:標準装備

幅235mm、偏平率60%、18インチのラジアルタイヤです。
Adventure:標準装備

幅235mm、偏平率60%、18インチのラジアルタイヤです。
新型RAV4の荷室サイズ

荷室長(mm) | 961~1,805 |
|---|---|
荷室幅(mm) | 1,002~1,385 |
荷室高(mm) | 847~933 |
荷室容量(L) |
|
新型RAV4は、ミディアムSUVクラストップレベルの荷室スペースを確保しています。デッキボード下段時には749Lという大容量を実現し、9.5インチのゴルフバッグなら4個まで収納可能です。
新型RAV4と旧型RAV4のサイズ比較


| 新型RAV4 HEV Zグレード | 旧型RAV4 HEV Gグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,600/1,855/1,685 |
最低地上高 | 190 | 190 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.5 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,890/1,515/1,230 |
荷室容量 | 705~749 | 542~580 |
ボディサイズ(全長・全幅)や最低地上高は全く同じであり、外寸上の取り回し感覚に大きな変化はありません(全高のみ旧型が5mm高い)。
最大の違いは荷室容量です。新型は705L〜749Lと、旧型の542L〜580Lと比較して大幅に拡大されており、積載性が飛躍的に向上しています。
一方で、小回り性能(最小回転半径)については、旧型の5.5mに対し新型は5.7mとなっており、わずかに大回りになっています。室内寸法はほぼ同等ですが、新型の方が幅が広く、旧型の方が長さと高さがわずかに勝っています。
新型RAV4は基本的なサイズ感は維持しつつ、荷室の使い勝手が大きく進化したと言えます。
新型RAV4とヤリス クロスのサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | ヤリス クロス HEV Zグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,180/1,765/1,590 |
最低地上高 | 190 | 170 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.3 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,845/1,430/1,205 |
荷室容量 | 705~749 | 371 |
※ヤリス クロスは2WDデッキボード非装着車
両車は車格が明確に異なり、サイズ差が顕著です。新型RAV4は全長が420mm長く、全幅も90mm広いため、ヤリス クロスよりも一回り以上大きなサイズ感です。
最大の差は荷室容量で、新型RAV4(705L〜)はヤリス クロス(371L)の約2倍の容量があり、積載能力に圧倒的な違いがあります。
一方で、ヤリス クロスは最小回転半径が5.3m(新型RAV4は5.7m)と小さく、小回りが非常に利くのが強みです。
街中での取り回しの良さを最優先するならヤリス クロス、圧倒的な室内空間と荷物の積載量を求めるなら新型RAV4という、明確な選び分けが可能です。
新型RAV4とカローラ クロスのサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | カローラ クロス HEV Zグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,455/1,825/1,620 |
最低地上高 | 190 | 160 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.2 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,800/1,505/1,260 |
荷室容量 | 705~749 | 487 |
両車のサイズ感には明確な違いがあります。新型RAV4は全長が145mm長く、全幅も30mm広いため、カローラ クロスよりもひと回り大きく、最低地上高も30mm高いためSUVらしい迫力があります。
小回り性能においては、カローラ クロスの最小回転半径が5.2mで、新型RAV4(5.7m)に比べて0.5mも小さく、狭い道や駐車場での扱いやすさは有利です。
荷室と室内については、新型RAV4が荷室容量(705L〜)でカローラ クロス(487L)を大きく引き離していますが、室内高に関してはカローラ クロスの方が40mm高く、頭上のゆとりが確保されています。
日常の運転しやすさとコンパクトさを最優先するならカローラ クロス、本格的な積載能力とゆとりのあるボディサイズを求めるなら新型RAV4が適しています。
新型RAV4とクラウン(スポーツ)のサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | クラウン(スポーツ) HEV Zグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,720/1,880/1,565 |
最低地上高 | 190 | 160 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.4 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,850/1,540/1,175 |
荷室容量 | 705~749 | 397 |
ボディサイズとスタイルに大きな違いがあります。クラウン(スポーツ)は新型RAV4より全長が120mm長く、全幅も25mm広い一方で、全高は115mmも低く、非常にスポーティな「ワイド&ロー」のシルエットになっています。
特筆すべきは小回り性能です。クラウン(スポーツ)はボディが大きいにもかかわらず、最小回転半径は5.4mに抑えられており、新型RAV4(5.7m)よりも取り回しが良いという意外な特徴があります。
一方で積載性は対照的です。新型RAV4の荷室(705L〜)に対し、クラウン(スポーツ)は397Lと控えめで、実用性よりもデザインや走りを優先した設計と言えます。
圧倒的な荷室とSUVらしさを選ぶなら新型RAV4、スタイリングと運転のしやすさ(小回り)を重視するならクラウン(スポーツ)が適しています。
新型RAV4とハリアーのサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | ハリアー HEV Zグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,740/1,855/1,660 |
最低地上高 | 190 | 195 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.7 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,880/1,520/1,215 |
荷室容量 | 705~749 | 409 |
ボディサイズにおいて、全幅(1,855mm)と最小回転半径(5.7m)は完全に一致しており、車幅感覚や小回り性能は同等です。ただし、ハリアーの方が全長が140mm長く、より伸びやかなシルエットをしています。
最大の相違点は荷室容量です。新型RAV4が705L〜749Lという圧倒的な容量を確保しているのに対し、ハリアーは409Lにとどまっており、積載能力には明確な差があります。なお、室内寸法(長さ・幅・高さ)については両車ほぼ同じ数値となっており、居住スペースに大きな差はありません。
キャンプやアウトドアなどで荷物を多く積む実用性を求めるなら新型RAV4、積載量よりも流麗なスタイリングや都会的な雰囲気を優先するならハリアーが適しています。
新型RAV4とランドクルーザー250のサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | ランドクルーザー250 ZXグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,925/1,980/1,935 |
最低地上高 | 190 | 225 |
最小回転半径 | 5.7 | 6.0 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 2,685/1,600/1,190 |
荷室容量 | 705~749 | 408 |
ボディサイズはランドクルーザー250が圧倒的に大きく、新型RAV4より全長が325mm長く、全幅は125mmも広い(ほぼ2m)ため、その存在感と迫力は別格です。
その分、取り回しには注意が必要で、ランドクルーザー250の最小回転半径は6.0mと大きく、新型RAV4(5.7m)に比べて小回りが利きにくい設定です。
特筆すべきは荷室容量で、車体が巨大なランドクルーザー250(408L)に対し、新型RAV4(705L〜)の方が約1.7倍以上も広く確保されています。室内長はランドクルーザー250が勝りますが、5名乗車で荷物を沢山積む実用性では新型RAV4が有利という逆転現象が見られます。
圧倒的なサイズと悪路走破性を誇るランドクルーザー250に対し、日本の道路事情での扱いやすさと、日常的な荷物の積載性を高次元でバランスさせているのが新型RAV4と言えます。
新型RAV4とクラウン(エステート)のサイズ比較

| 新型RAV4 HEV Zグレード | クラウン(エステート) HEV Zグレード |
|---|---|---|
全長/全幅/全高 | 4,600/1,855/1,680 | 4,930/1,880/1,625 |
最低地上高 | 190 | 175 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.5 |
室内長/室内幅/室内高 | 1,880/1,525/1,220 | 1,930/1,540/1,200 |
荷室容量 | 705~749 | 570 |
ボディサイズはクラウン(エステート)の方が一回り大きく、新型RAV4より全長が330mm長く、全幅も25mm広い堂々とした体格です。一方で全高は55mm低く抑えられており、伸びやかなフォルムが特徴です。
特筆すべきは小回り性能で、大柄なボディにもかかわらず、クラウン(エステート)の最小回転半径は5.5mと、新型RAV4(5.7m)よりも優れており、取り回しの良さが光ります。
荷室容量については、新型RAV4が705L〜749Lと圧倒的で、クラウン(エステート)の570Lを大きく上回っており、積載能力の高さを見せつけています。
ラグジュアリーな室内空間と意外な扱いやすさを持つクラウン(エステート)に対し、高い積載性とSUVらしい地上高を持つ実用派の新型RAV4という違いがあります。
まとめ:新型RAV4は「バランス」が完成された一台

新型RAV4は、今回比較した全車種の中でも「バランス」が完成された一台です。最大の武器は、ランドクルーザー250やハリアーを大幅に上回る705L〜という圧倒的な荷室容量。これにより、キャンプやアウトドアで絶大な積載能力を発揮します。さらに、迫力あるボディサイズでありながら、リッター20kmを超える低燃費(WLTCモード燃費は「Z」グレードで22.5km/L、「Adventure」グレードで22.9km/L)も実現。コンパクトSUVにはない「余裕」と、大型SUVにはない「経済性・扱いやすさ」を兼ね備え、遊びから日常まで隙のない「オールラウンダー」と言えるでしょう。
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