試乗記・レポート

憧れのランドクルーザー250に試乗!いつかは子どもの送迎に!

憧れのランドクルーザー250に試乗!いつかは子どもの送迎に!

車業界で働く運転初心者の筆者が、憧れのランドクルーザー250に初試乗!子どもの習い事の送迎に悩むママ目線で、その魅力を体験レポートします。

マサカ

この記事の執筆者

マサカ

KINTOコラム編集部のマサカです。都内在住の小学生男子のママ。アウトドアが大好きで、カスタマイズしたクルマで車中泊しながら日本一周の旅に出るのが夢。ただし、現実はペーパードライバー歴20年以上。子どものサッカーの送迎にクルマが使えるようになったら楽だろうなと思いつつ、運転することへの恐怖心と戦う日々。片道5km範囲なら自転車移動をしているが、試合の遠征などで、他県に行くことも増えてきており、体力と気力と交通手段に限界を感じています。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

トヨタが世界に誇る「キング・オブ・4WD」ランドクルーザーはファミリー層からも注目

ランクル250_前からのカット

「ランドクルーザー」は、トヨタが誇る本格四輪駆動車(4WD)です。その原点は、1951年に警察予備隊(現在の自衛隊)向けに計画された「トヨタ・ジープBJ型」にさかのぼります。

以来70年以上にわたり、世界中の過酷な環境で鍛え上げられ、どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマという開発思想のもと、圧倒的な信頼性・耐久性・悪路走破性を誇ってきました。その実力は世界から「キング・オブ・4WD」と称されるほどです。

近年ではファミリー層からも注目されつつあり、旅やアウトドアを楽しむ手段としてだけでなく、暮らしに夢や広がりをもたらす存在として選ばれることもあります。

実際、その人気の高さから入手困難なことも多く、都心に住む私の周囲でも「○○さんの家、ランドクルーザーらしいよ。いいなあ」と話題になることがあります。ランドクルーザーは、ただの移動手段ではなく、冒険心や憧れを呼び起こす特別な一台だと感じています。

ランクル250_横からのカット

さて、筆者マサカの最近の大きな悩みは、少年サッカーをしている息子の送迎です。平日・休日を問わず、郊外の練習場まで送り迎えが必要で、電車やバスを乗り継ぐとかなりの時間がかかってしまいます。

特に夜の練習では、帰宅が10時を過ぎることも少なくありません。 そのため、所属しているチームでは移動中にご飯を食べられたり、練習の待ち時間に車内で勉強や仮眠がとれたりするマイカーでの送迎が多くみられますが、そんな中、ランドクルーザーを颯爽と運転して送迎するチームメイトのママがいて、運転に自信のない私は、尊敬と憧れの気持ちで見つめています。

「子どもにもっと快適な時間を過ごさせてあげられるのに」と、思わず自分をふがいなく感じてしまうのです。

そこで今回は、憧れの「ランドクルーザー250」を運転初心者のマサカが試乗してきたので、その模様をレポートします。

ランドクルーザー250とは?

今回試乗した2024年に登場した「ランドクルーザー250」は、従来型のランドクルーザープラドが該当するライトデューティーモデルであり、「原点回帰」をコンセプトに開発された車です。

ランドクルーザーシリーズには現在、次の3つの系統があります。

300系:最新技術を詰め込んだフラッグシップモデル
300系:最新技術を詰め込んだフラッグシップモデル
250系:実用性に重きを置くライトデューティーモデル
250系:実用性に重きを置くライトデューティーモデル
70系:過酷な環境に耐えるヘビーデューティーモデル
70系:過酷な環境に耐えるヘビーデューティーモデル

250系は従来型のプラドにあたるモデルですが、プラドが追求した豪華・高級志向から一転し、より実用的な方向へと舵を切りました。フラッグシップの300系と本格オフローダーの70系の中間に位置するモデルとして、多くの人々の生活を支える「使えるオフローダー」という、ランドクルーザー本来の理念に立ち返り誕生したのです。

少年サッカーの送迎は、基本的には自宅から会場までの移動が中心なので、必ずしもオフローダーである必要はありません。ですが、週末の試合となると、ぬかるんだ河川敷や山の中のグラウンドなど、驚くような場所で行われることもあります。

先日も、雨上がりの川沿いの運動場で、マイカーの底を泥だらけにしてしまった夫が、「もう二度と送迎はしたくない!」と宣言したほどです。そうした体験をふまえると、悪路に強いランドクルーザーでの送迎は、かなり現実的な選択肢だと感じます。

ランドクルーザー250の進化ポイントはGA-F採用で高まる剛性と快適性

ランドクルーザー250の走りを支えているのが、「GA-Fプラットフォーム」です。これは、トヨタの次世代車両開発思想「TNGA」に基づいて設計された、ラダーフレーム専用の骨格構造です。

従来のプラドと比べて、フレーム剛性は約50%、車体全体の剛性も約30%向上。これにより、オフロードでの優れた走破性と快適な乗り心地の両立が可能となりました。

さらに、クラストップレベルの先進安全性能も備わっており、走りだけでなく安全性の面でも、より高いレベルへと進化しています。

子どもが試合や練習で疲れているとき、できるだけ安心で快適な空間で送り届けてあげたいと考えると、安全性と快適性の両方を兼ね備えたこのクルマは、とても心強い存在だと感じました。

外装:伝統とモダンが融合した、信頼のスクエアデザイン

ランドクルーザー250は、伝統とモダンを融合しながら、Reliability(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)、Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)、Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)をキーワードにデザインされています。

全体的にシンプルで機能的。水平・垂直基調のスクエアボディで視認性と走破性を追求したそうです。ボンネットは真ん中がくぼんでいる形状で、運転席から見ると非常に車の鼻先の距離感をつかみやすいと感じました。

ランクル250_フロントマスク

特筆すべきはフロントマスクです。ヘッドランプはグレード別に全部で3種類存在します。それぞれの形状と採用グレードは以下の通りです。

プロジェクター式3眼LEDヘッドランプ(角目・上級仕様)

プロジェクター式3眼LEDヘッドランプ(角目・上級仕様)
標準装備グレード:ZX/VX" First Edition"

リフレクター式LEDヘッドランプ(角目・標準仕様)

リフレクター式LEDヘッドランプ(角目・標準仕様)
標準装備グレード:VX/GX

丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプ

丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプ
標準装備グレード:ZX" First Edition" (※VXは販売店装着オプションで丸目型に変更可能)

ヘッドランプは、クルマの顔の印象を大きく左右する大切なパーツだと思います。だからこそ、愛車にするなら「これが好き」と思えるデザインにこだわって選ぶのも、大切なポイントではないでしょうか。

ちなみに私は丸目のデザインが好みなのですが、それならVXグレードで販売店オプションが選択肢になるようです。

<関連YouTube動画>

また、運転初心者の私にとって安心だと感じたのが、灯火類やバンパー下部が分割構造になっている点です。万が一オフロード走行などで破損しても、必要な部分だけを交換できるため、メンテナンスがしやすいのも大きな魅力だと思います。

ランクル250_フロントマスク寄り
部品がパーツごとに交換できる仕様

\ 丸目型ヘッドランプ装着車も選択可能 /
KINTO ランドクルーザー 250を見る

内装:シンプルで押しやすい操作ボタン

インテリアは非常に機能的に設計されており、運転経験の浅い私でも「この機能のボタンはどこだろう?」と迷うことがほとんどなく、直感的に操作できる印象を受けました。水平基調のインパネは視界を遮ることなく、遠くまでしっかりと見渡せます。

ランクル250_水平基調のインパネ

さらに、大型のスイッチ類は、荒れた路面でも操作しやすいようにピアノのキーのような押しやすい形状になっていて、細やかな配慮が随所に感じられます。全体として、シンプルで扱いやすいインテリアだと感じました。

ランクル250_スイッチ形状

荷室:大人が身体を伸ばして寝ることができ、車中泊や長尺物の積載にも対応

3列シート仕様でも、サードシートを格納すれば広々としたラゲッジ空間が出現。床面はフラットで、荷物も安定して積むことができます。また、待機中などに、子どもを少しでも寝かせてあげたいなと思ったら、ここにマットを敷いて昼寝をさせることもできると感じました。

また、ZXおよびVXグレードには「バックドアガラスハッチ」が装備されており、後部ドアを全開にしなくても小さな荷物の出し入れが可能ですが、身長163cmの私にとってはやや高い位置に感じられたため、実際にはここから頻繁に荷物を出し入れすることは少ないかもしれないと思いました。

ランクル250_バックドアガラスハッチ

実際に試乗してみた:大きなサイズだが視界良好!

実際に乗ってみたランドクルーザー250VXは、全長4,925mm × 全幅1,980mm(※GXは1,940mm)× 全高1,925mm(※ZXは1,935mm)と、かなりの存在感のあるサイズです。

正直、試乗前は「本当にこの大きなクルマを運転できるのか」と不安でした。けれど実際に走らせてみると、想像以上の視界の良さに驚きました。前後左右の見通しが広く、まるで全面ガラス張りのような開放感。スクエアなボディ形状のおかげで車両感覚もつかみやすく、フロントやサイドの見切りも良好です。さらに、パノラミックビューモニターやパーキングサポートブレーキといった先進機能が、運転に不安のある私をしっかりと支えてくれました。

ランクル250_試乗の様子
試乗時は雨

試乗日はあいにくの雨。道幅も狭いため対向車とすれ違うのがやっとという中、自転車がギリギリの距離を走っていて、気が抜けない状況でした。

そんな中で特に印象に残ったのが、ランドクルーザーの大型サイドミラー。たまたま手にしていたお菓子「みりんえび焼き」よりも大きくて驚きました。車両の側面がしっかりと映し出され、驚くほどよく見えます。

ランクル250_大型サイドミラー
みりんえび焼きと同等の大きなサイドミラー

また、直立気味のAピラーのおかげで死角が少なく、前方や斜め方向の視界も広々。見えすぎてしまうくらいで、横を走る自転車が常に視界に入り、かえって緊張してしまうほどでした。これまで乗ってきた数少ない車の中でも、一番視界がよかったと感じています。

とはいえ、「今すぐこのクルマで送迎できる?」と聞かれたら、「車幅の広い道だけなら」と答えるのが精一杯。ランドクルーザーで送り迎えができたら素敵だなと憧れる一方で、もし細い道に迷い込んでしまったら、自分ひとりの力では抜け出せないかもしれないという不安も正直ありました。

だからこそ、無事に目的地までたどり着いたときの安堵感は、これまでにないほど大きなものでした。この車を乗りこなすには、車の性能だけでなく、自分自身の勇気と少しの努力が必要だと、改めて実感したのでした。

「いつかはランドクルーザー」憧れが背中を押してくれる

ランドクルーザー250は、私たちの憧れや夢をそのままに、ランドクルーザー本来の原点に立ち返りながら、日常にもそっと寄り添ってくれる一台だと感じました。

子どものスポーツの送迎など、今しかない子育ての時間。あと何年こうした時間を一緒に過ごせるかは分かりません。だからこそ、一緒にいるそのひとときをできるだけ快適に、心地よく過ごしたいのです。

サッカー場からスカイツリーを望む
サッカー場からスカイツリーを望む

送迎時間は、ただの移動ではなく、その日の試合結果のダメ出しの時間でもなく、親子で何気ない会話をしたり、変わっていく景色を眺めたりする、かけがえのない時間にできるといいなと思っています。

とはいえ正直なところ、私はまだそのハンドルを握ることすらできていません。大きな車を運転すること、狭い道に入り込むこと、自転車や歩行者とのすれ違い……そうしたすべてがまだ怖くて、一歩を踏み出せずにいます。ただ実際に試乗してみて「大きな道だったら行けるかもしれない」という小さな希望のようなものは感じることができました。

今はまだ自信はないけれど、取り回しの良いクルマから始めて、いつかはあの憧れのランドクルーザーに乗れる日が来るかもしれない。そう思えたことで、ほんの少し前を向く勇気が持てました。ランドクルーザー250は、大きくて頼もしいけれど、意外と日常のすぐそばにいて、そっと背中を押してくれるような存在かもしれません。

最後に

ランドクルーザー250は、車のサブスクリプションサービス「KINTO」 *1でもご利用いただけます。KINTOは、自動車保険(任意保険)や自動車税、正規販売店でのメンテナンス費用など、諸費用コミコミの定額料金で利用できるサービスです。

お申し込みは、全国のトヨタ車両販売店はもちろん、オンラインでも見積もりから契約までワンストップで完結可能です。

*1.任意保険や定期メンテナンス、自動車税、故障修理、登録時の諸費用・税金、車検費用(5年・7年プランの場合)など、カーライフにかかるさまざまな経費をパッケージ化した月額定額サービスです。

\ 丸目型ヘッドランプ装着車も選択可能 /
KINTO ランドクルーザー 250を見る
マサカ

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KINTOコラム編集部のマサカです。都内在住の小学生男子のママ。アウトドアが大好きで、カスタマイズしたクルマで車中泊しながら日本一周の旅に出るのが夢。ただし、現実はペーパードライバー歴20年以上。子どものサッカーの送迎にクルマが使えるようになったら楽だろうなと思いつつ、運転することへの恐怖心と戦う日々。片道5km範囲なら自転車移動をしているが、試合の遠征などで、他県に行くことも増えてきており、体力と気力と交通手段に限界を感じています。

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