試乗記・レポート
新型クラウン(エステート)の助手席で妄想してみた。もう一度“隣に座る”私を
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
こんにちは。「車の楽しさや喜びを伝えたい!」という思いはあるものの、運転にはずっと自信が持てず、ペーパードライバー歴20年以上を更新し続けてきた、KINTOのマサカです。そんな私も、部署異動をきっかけに、ついに車との生活に一歩踏み出すことになりました。
ペーパードライバーとはいっても自宅には車があり、家族で旅行やアウトドアを楽しんできたのですが、運転は主に夫がするため、私は助手席のプロとして頑張ってきたつもりでした。しかし、家族が増え、子どもの世話や、夫婦の会話の減少などを経て、いつの間にか私の定位置は後部座席に。いまや、助手席に座ることはほとんどありません。
私にとって「助手席に乗る」ということは、運転手と車に命を預けること。そして同時に、運転手の隣で運転を支える役割を担うことでもあります。安全に、そして楽しく目的地にたどり着くために、運転手をサポートしながら移動時間を盛り上げるといった役割に、どこか使命のようなものを感じ気負いすぎていたのかもしれません。
とはいえ、助手席はあくまでも「助手」。だからこそ「もうちょっと大切にされてもいいのにな」と、ほんの少し寂しさを覚えることもありました。そんな助手席への思いを改めてこの記事にしたためましたので、できれば最後まで読んでいただけると嬉しいです。
クラウン(エステート)の内外装については、詳しくレポートしていますので、ぜひご覧ください。
クラウン(エステート)に乗ってみた
伝統あるクラウンに、現代的なワゴンの魅力を取り入れた「クラウン(エステート)」。今回はKINTOのYouTubeチャンネル撮影のお手伝いとして、この話題の新型モデルに乗る機会がありました。
撮影中、アシスタントとして助手席に腰を下ろした瞬間、思わず心の中で叫びました。「これはもう、高級ホテルのリクライニングチェアみたいな快適さじゃないか…!」そこで今回は、実際に助手席に座って感じたクラウン(エステート)の心地よさについて、たっぷりご紹介していきたいと思います。

クラウン(エステート)は助手席でも快適な空間
クラウン(エステート)のデザインに込められたキーワードは、「アイランドアーキテクチャー」。
これはクラウンシリーズ全体に共通するコンセプトで、運転席と助手席をそれぞれ独立した島(アイランド)のようにデザインするという考え方です。右側の空間をあえて独立させることで、乗る人それぞれが快適なプライベート感を保てるように設計されているそうです。
ドライバーには運転に集中できる空間を、同乗者にはリラックスできる空間を実現するといった一台の車の中で、同乗者それぞれに配慮があり、写真を見てもわかるように、助手席のまわりはぐるりと縁に囲まれていて、まるで個室にいるような感覚に陥りました。

今回YouTube撮影で試乗したのは、クラウン(エステート)ハイブリッド車のZグレードでした。内装はシックで高級感のある「サドルタン(雲柄)」※1。助手席まわりもこのレザーでぐるりと囲まれていました。まるで高級ホテルのリクライニングチェアに腰かけているような気分。運転席とのほどよい距離感が心地よく、ここでただぼんやりと考えごとをしていたいなと思うほどでした。
※1.サドルタンはZに設定がある内装色(ご注文時に指定が必要。指定がない場合はブラック)

運転席と助手席の間にあるひじ掛けに躊躇なく肘がおける!
普段はあまり意識しないかもしれませんが、車に乗ると「ひじ掛けって、意外とありがたいな」と感じる方もいるのではないでしょうか?座席に深く腰掛けたとき、手のやり場に困らず、自然に肘を置ける場所があるだけで、長時間の移動がぐっと快適になります。
とはいえ、運転席と助手席の間にあるひじ掛け(センターコンソール)の幅が狭いと、つい運転手に遠慮してしまい、「運転してもらっているし、ここは譲ろうかな」と肘を引っ込めてしまいがちでした。
でも、クラウン(エステート)は違いますセンター。センターコンソールボックスがしっかりと幅広で、「これなら腕が2本並んでも大丈夫!」と安心して肘を置けるサイズ感。助手席でも遠慮なく、肘を置きながらリラックスした姿勢でいることができます。


しかも、このコンソールボックスは見た目だけでなく機能面でも優秀。収納スペースとしても使えるだけでなく、なんと左右どちらからでも開けられる“両開き”仕様。これはまさに「助手席の人のこともちゃんと考えていますよ」という、うれしいメッセージに感じました。
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手の届くところにある「おくだけ充電(縦置き)」
助手席からも手が届く、センターコンソール前方に設置された「おくだけ充電(縦置き)」が、とても便利でした。
Qi(チー)規格に対応したスマートフォンやアクセサリーを使えば、USBケーブルなしで、置くだけでスムーズに充電がスタート。実際にスマートフォンを置いた瞬間、すぐに充電が始まりました。
※Qi2規格が定めるMagnetic Power Profile(MPP)には非対応です
※Qi2に対応した金属リング等のアクセサリーを装着した場合、動作が不安定になり充電が停止することがあります

助手席での移動中にふと「スマートフォンの充電が切れそう!」と焦ること、ありますよね。しかもUSBケーブルは荷室の奥……。そんなとき、運転に集中している相手に「ちょっと車止めて」と言い出すのも気が引けます。
そんな場面で、「おくだけ充電(縦置き)」はまさに救世主。助手席に座っていてもサッとスマートフォンを置くだけで充電できるのは、とてもありがたい装備です。
ただし、すでに運転手のスマートフォンがその位置を占拠している場合は、「代わってもらえますか?」とお願いしにくい……。そんなときは、「おくだけ充電」のすぐ横にあるUSB Type-Cポートを使っての充電も可能です(USBケーブルが必要)。
助手席前の空調のみ「ナノイーX」対応
クラウン(エステート)の助手席には、「ナノイーX」搭載のエアコン吹き出し口が備わっています。これは、パナソニックが開発した空気清浄技術で、空気中の水分から生成される微粒子イオン(OHラジカルを含む)によって、カビや花粉、菌・ウイルス、ニオイなど、気になる空気のトラブルをやさしく抑制してくれるというもの。

目には見えない技術ですが、花粉症の季節などには特にありがたく、この吹き出し口の前にずっと座っていたくなるほど心地よさを感じます。なお、ナノイーXに対応しているのは、助手席前(グローブボックス上部)の吹き出し口のみです。

助手席の仕事を手伝ってくれる「休息を促すディスプレイ表示」
助手席に座っていると、運転手の様子が間近で伝わってきます。渋滞に巻き込まれるとため息が増えたり、高速道路を単調に走っていると、瞼がだんだん重くなってきたりといった変化を、横からちらちらと観察しながら細かく感じ取ることができます。
「そろそろ疲れてきたかな?」と思ったら、飲み物を差し出したり、休憩を提案したりと、助手席としての気配りが求められますが、タイミングが悪いと断られたり、迷惑がられたりもします。
「少し休まない?」と声をかけるのも簡単ではありません。運転手の性格によっては、プライドを刺激してしまい、「まだ大丈夫。」と無理をさせてしまうことも。だからこそ、声をかけるタイミングや言い方を慎重に見極めるのが、いわば“助手席のプロ”の腕の見せどころでした。
そんな中で、休憩を促すディスプレイ表示が出てくる機能は、とてもありがたい存在です。「そろそろ休もうよ」と自然と声をかけやすくなるような気がします。
ちなみにこの休憩提案は、連続運転時間や車のふらつき、あるいはドライバーモニターカメラが運転手の異常を検知した場合などに表示されるそうです。実際の疲労の度合いに基づいての提案だと素直に運転手も従ってくれるような気がします。
クラウン(エステート)の助手席でドライブを楽しむ未来を妄想

クラウン(エステート)は、「アイランドアーキテクチャー」というキーワードに基づいて設計された、居心地のよい空間。手の届くところにある気の利いた設備、そして気遣いに疲れた助手席の前には、ナノイーXのきれいな空気が流れています。「まるでミニマムな高級ホテルのような心地よさだ」と思うのは、決して言いすぎではありません。
長年ペーパードライバーだった私・マサカは、夫に運転を任せてきた感謝と、どこか負い目のような気持ちから、助手席を素直に楽しむことができずにいました。でも、子育てがひと段落したら、クラウン(エステート)で、夫婦ふたり旅をするような関係になれたなら、また助手席に座る日がくるかもしれません。
この車のように、助手席にいる人を大切にしてくれるなら、今度は肩の力を抜いて助手席を楽しめる気がします。そんなふうに想像したとき、「それってもう、十分に素敵な人生なんじゃないかな」と、少しだけ心が躍ったのでした。あくまでも妄想なんですけどね。
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それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
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