試乗記・レポート
トヨタ「ライズ」のブレーキホールド徹底ガイド|電動パーキングブレーキの確認方法
「信号待ちのたびに、ずっとブレーキペダルを踏み続けるのが地味に疲れる…」「ライズの購入を考えているけど、ブレーキホールドって付いてるの?付いてないの?」「そもそもブレーキホールドって何?電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)と何が違うの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
こんにちは!KINTOコラム編集部のマサカです。信号待ちや渋滞のたびに、ブレーキペダルを踏み続けるのは意外と疲れますよね。ライズにはブレーキを離しても車が止まってくれる機能がありますが、それが本当に便利なのか、初心者のあなたにもわかりやすく解説します。
この記事では、電動パーキングブレーキ(EPB)とブレーキホールドの仕組みを丁寧に説明し、実際の使い心地を私の体験とともにお届けします。購入してから「欲しかった機能が付いていなかった…」なんて後悔することを防ぐための、特に大事なチェックポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
<関連YouTube動画>
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
結論:ライズでブレーキホールドが欲しいなら、電動パーキングブレーキ(EPB)搭載かを確認!

まず覚えておきたいのは、「ライズのブレーキホールド=電動パーキングブレーキ(EPB)付きグレード限定」という点です。この関係を知っているかどうかで、装備確認の手間がまるで違います。
- EPBがある → ブレーキホールドが使える
- EPBがない → ブレーキホールドは使えない
この関係を覚えておくと、カタログ確認が一気にラクになります。ここが、購入時に「付く/付かない」と情報が混乱しやすい一番のポイントなんです。なお、現行モデル(2025年12月時点)においては、ハイブリッド車の「Z」「G」グレードとガソリン車の「Z」グレードに標準装備されています。
ブレーキホールドとは?
「ブレーキホールド」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな機能かイメージしにくいかもしれません。とてもシンプルに言うと、「信号待ちなどで車が止まったときに、ブレーキペダルから足を離しても、車がピタッと止まったままになる機能」です。

ブレーキホールドの仕組み
- 信号や渋滞で停止(ブレーキペダルを踏む)
- ブレーキホールドスイッチを押す(または作動条件が揃う)
- ブレーキから足を離しても停止を保持
- アクセルペダルを踏むと自動で解除・発進

※ここで一言だけ! ライズのハイブリッド車に搭載されている「スマートペダル(S-PDL)」と混同しやすいのですが、あれはアクセルペダルを離したときの減速を強めて、ワンペダルに近い運転感覚にする機能です。ブレーキホールドは、ご自身でブレーキペダルを踏んで完全に停止させた後に、その停止状態を保持する機能、という違いがあります。私は完全に混同しておりました。
使うと、こんないいことが!
渋滞や信号待ちで、右足がとにかくラク!
一番のメリットはこれです。ブレーキを踏み続ける必要がないので、足の疲れが驚くほど減ります。最初に足を離すときは「本当にこれ大丈夫なの?」と一瞬不安になりますが、慣れると快適です。
同乗者も快適かも?
ブレーキペダルを離す・踏むといった動作が減るので、発進・停止がよりスムーズになり、同乗者が感じる揺れ(カックンブレーキ)が減る可能性も期待されています。ただし、これは上手に使いこなせるかは運転者の慣れも大きく関係します。
※これは日常の運転を楽にする補助機能です。駐車ブレーキとしては使えない点に注意してください。
電動パーキングブレーキ(EPB)がカギを握る理由
ライズのブレーキホールドは、「電動パーキングブレーキ(EPB)」の仕組み(電子制御)を利用してブレーキをかけ続けています。
この「EPB」とは、「Electric Parking Brake」の略で、日本語では「電動パーキングブレーキ」と呼ばれます。昔ながらの手で引くレバー(サイドブレーキ)や、足で踏むタイプのパーキングブレーキとは違い、指先のスイッチ操作でパーキングブレーキをかけたり解除したりできる最新式の装備です。

電動パーキングブレーキ(EPB)が搭載されていないと、ブレーキホールド機能も使うことができません。最近の車、例えばヤリス クロスやカローラ クロスでは電動パーキングブレーキ(EPB)が標準装備になりつつありますが、ライズのようにコンパクトな設計の車では、グレードによって装備が異なることが多いのです。
実際の使い心地を体験してみた

編集部も実際に電動パーキングブレーキ(EPB)・ブレーキホールド搭載のライズ(1.2L ガソリン 2WD Zグレード、初期登録年度が2025年6月)で、その使い心地を試してみました!信号待ちで足を離しても止まる感覚—最初は少し不安でしたが、慣れると「この機能は必ずつけておきたい!」と思うほど快適でした。※試乗の感想は個人のものです。
やっぱりラク!足の疲れが全然違う
市街地の信号待ちで使ってみました。大きなトラックに囲まれて緊張の運転初心者の私。信号で止まるごとに、ふぅとため息をついて肩の力を抜きます。その時に同乗の同僚にシフトレバーの下にある「ブレーキホールドのボタンを押すと楽ですよ」と声をかけられて、恐る恐るチャレンジ。右足をブレーキペダルからそっと離しても車が動くことはありませんでした。

「えっ?踏み込み続けなくてよいって本当に楽!この機能があると、運転のストレスが半分くらいになるかも」と驚きました。
ブレーキホールドがないと、停止中もクリープ現象を抑えるために地味に足に力が入り続けますが、この機能(ブレーキホールド)があると、その「小さなストレス」から完全に解放されます。ところどころで肩から力を抜くことができます。特に信号待ちが長いほど「ありがとう…」と心から思えました。
発進時の「感覚」には、ちょっとしたコツが

便利な一方で、使い始めに少しだけ「おや」と思ったのが、発進の瞬間です。ブレーキホールドが効いている状態(ピタッと止まっている)から、信号が青に変わってアクセルを踏むと、ホールドが解除されて車が前に出ます。このとき、ガソリン車の感覚でアクセルをいつも通りに踏むと、体感的に「スッ」と少し勢いよく前に出るように感じることがありました。
その勢いに後部座席に座っていた同僚が、少し驚いていた瞬間を私は見逃しませんでした。あっ、今不安にさせたなと。
アクセルをいきなりグッと踏み込むのではなく、「じわ〜っ」と優しく踏み始めるのがポイントです。車の動き出しを少し「待つ」イメージでしょうか?この感覚は少しずつ慣れていき、コツをつかめば、とてもスムーズに発進できるようになりました。あと2、3回運転ができればもっと上手な運転になるのにと思いました。
購入前に必ず確認したい3つのポイント
ライズの購入を検討していて、「ブレーキホールドは絶対に欲しい!」と思っている方が、納車後に「あれ、付いていない…」と後悔しないための確認方法をお伝えします。

【CHECK 1】EPBの表記をWEBカタログで確認
一番確実な方法です。「ブレーキホールド」という文字を探すのではなく、まずは「電動パーキングブレーキ(EPB)」という装備が、欲しいグレードや年式に設定されているかを確認しましょう。「WEBサイトで『ZグレードとGグレードなら付く』って見たから大丈夫」そう思っている方は、少し注意が必要です。車の装備は年式やモデルチェンジによって変わることがあります。同じ「Zグレード」という名前でも、「〇〇年式のZ」と「最新のZ」では、電動パーキングブレーキ(EPB)(つまりブレーキホールド機能)の有無が異なる場合があるのです。
新車の場合:トヨタ「ライズ」WEBカタログ
旧車(中古車)の場合:トヨタ 旧車情報「ライズ」WEBカタログ
【CHECK 2】実車でPボタン/AUTO HOLDの有無を確認
カタログだけでなく、実際に車を見て触るのが一番です。運転席に座って、シフトレバーの周り(車によって場所は異なります)をチェックしましょう。
- 指で操作する「(P)」マークのスイッチ(=EPB)があるか?
- 「HOLD」(または「AUTO HOLD」)というスイッチがあるか?
この2つがあれば、ブレーキホールド機能が搭載されている可能性が極めて高いです。ご希望のグレードや年式の試乗車がどこにあるか知りたい方は試乗車・展示車検索からご確認ください。
【CHECK 3】KINTOのチャットや販売店のスタッフに『(希望の車種とグレード)にEPBが搭載されていますか?』と確認
最後に、KINTOのお問い合わせ窓口や、お近くの販売店のスタッフに『(希望の車種とグレード)にEPBが搭載されていますか?』と聞いてください。「ブレーキホールド」という機能名は、人によって解釈が少し異なったり、他の機能(例えば、坂道発進を補助するヒルスタートアシストコントロールなど)と混同されたりする可能性があります。そのため、「電動パーキングブレーキ(EPB)」という装備名で具体的に聞いたほうが、お互いの認識がズレにくく、確実な回答が得られますよ。
まとめ:「電動パーキングブレーキ(EPB)」搭載車を選ぶ理由と次の一歩

ライズのブレーキホールド機能は、信号待ちや渋滞が多い日本の道路事情にピッタリな、一度使ったら手放せなくなる便利な機能です。この快適さを手に入れるためのキーワードは「電動パーキングブレーキ(EPB)」。ライズの導入を検討される際は、グレード名やネットの情報だけで判断せず、必ず「電動パーキングブレーキ(EPB)が搭載されているか」を公式サイトや販売店で確認してください。
記事の内容は2025年12月時点の情報で制作しています。
≪関連記事≫
はじめてのクルマはKINTOで!【35歳以下の方限定】はじめてのクルマおためしキャンペーン実施中
「クルマは欲しいけど、あと一歩が踏み出せない」という若年のお客様の想いにKINTOが応えます!
はじめてKINTOをご契約される方、及び申込時点で35歳以下の方を対象(法人契約は対象外)に、初期費用無料・自動車保険もコミコミといったKINTOの基本サービスはそのままに、「6カ月目に限り中途解約金なし(※1)で乗り換えや解約が可能(※2)」なキャンペーンを開始いたしました。
※1. 6カ月目の中途解約希望日の3カ月~30日前までに解約のお申し出が必要となります。ボーナス払いを併用の方が6カ月目で中途解約する場合、初回のボーナス月(1月もしくは7月)の加算額はお支払い対象となります
※2. 取り扱い車種やグレードはキャンペーン対象車種に限ります(モデリスタ仕様は対象外)。取り扱い車種やグレードは、予告なく変更される場合があります
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- KINTO ONE
- トヨタの新車が対象
- KINTO for LEXUS
- レクサスの新車が対象
- KINTO ONE(SUBARU)
- SUBARUの新車が対象
- KINTO ONE(中古車)
- 納期目安1~2ヶ月!東京・愛知・長野・大阪・福岡で提供、エリア順次拡大中
- KINTO Unlimited
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドの付加価値をプラス
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
≪KINTO ONE中古車≫
メニュー
