車のサブスク解説

車の価格が上がる中で「KINTO Unlimited」の月額利用料が下がる理由とは?

車の価格が上がる中で「KINTO Unlimited」の月額利用料が下がる理由とは?

車の価格が年々上昇しています。新しいモデルが発売されると「新しいクルマがいいな」と思うと同時に「前型より値上がりした」と感じる方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、実際に車の価格は高くなっているのか、その理由について解説します。また、車の新たな買い方や利用方法についても紹介していますので、本記事で紹介している方法も候補のひとつとして検討してみてください。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

車の価格は年々高くなっている

先進機能のイメージ

車の価格は年々上昇傾向にあります。まず、価格がどのくらい上昇しているのか見てみましょう。ここでは、トヨタを代表する車種のひとつであるカローラとプリウスのモデルチェンジごとの価格の変化を紹介します。

カローラの価格の変化

カローラシリーズ

まず、国内外問わず高い人気を誇るカローラの価格の変化についてセダンを例に紹介します。

発売年

ボディタイプ

発売開始当初の価格(税込※)

2000年

セダン

1,179,150〜2,171,400円

2006年

セダン(カローラ アクシオ)

1,407,000〜2,331,000円

2012年

セダン(カローラ アクシオ)

1,357,000〜2,089,000円

2019年

セダン

1,936,000~2,948,000円

※消費税は当時の税率にて算出

カローラの新車販売価格の変化を見てみると、2000年が100万円台前半だったものの、2019年には100万円台後半にまで値上がりしています。約20年の間でベースとなる価格が80万円ほど上昇していることがわかります。

プリウスの価格の変化

5代目プリウス

次に、世界初の量産ハイブリッド乗用車として登場したプリウスの価格の変化について見ていきましょう。

発売年

ボディタイプ

発売開始当初の価格(税込※)

2003年

セダン

2,257,500〜2,698,500円

2009年

セダン

2,050,000〜3,270,000円

2015年

セダン

2,429,018〜3,394,145円

2023年

セダン

2,750,000~3,920,000円

※消費税は当時の税率にて算出

プリウスの新車販売価格の変化を見てみると、2003年当時は200万円台前半から購入できたものの、2023年には200万円台後半がスタート価格になっています。プリウスも20年の間で50万円ほど価格が上昇していることがわかります。

価格が高くなった原因

先進機能取り付け

カローラやプリウスの価格の変化からもわかるように、車両価格が上昇している傾向が見られます。

このような価格上昇の要因は、ハイブリッド車の割合の増加、トランスミッションやブレーキなど、部品そのものの値上がり(※)も車両価格の上昇に影響しているようです。

※出典:経済産業省「乗用車の価格上昇の要因を探る(2023年5月26日)」

さらにテクノロジーの進化や標準装備される機能(先進的な運転支援システムや安全装置など)が増えたりしたことによる開発費用の高騰、原材料費の高騰、円安による輸入品の高騰なども、車の価格上昇に影響していると思われます。

クルマの価値を維持する仕組みでリーズナブルにご利用いただける「KINTO Unlimited」と「Uグレード」

KINTO Unlimitedのイメージ
KINTO Unlimitedのイメージ

車の価格上昇や時代の変化に伴い、車の買い方や持ち方も変わってきています。近年では、一括払いやフルローンだけでなく、残価設定型ローンや車のサブスクリプションサービスといった新しい買い方や利用方法も一般的となってきました。

「クルマに安心して乗り続けたい」、「カーライフにかかる出費を極力抑えたい」というニーズに応えるため、トヨタとKINTOは、従来のサブスクリプションサービスに「進化(アップグレード)」と「見守り(コネクティッド)」という付加価値を追加した「KINTO Unlimited」を2023年1月から開始しました。車の価値を維持する分を月額利用料の引き下げに充当することで、リーズナブルにご利用いただけるサービスとなっています。

5代目プリウスから始まった「KINTO Unlimited」は、「Uグレード」として展開されており、コンパクトカーの「ヤリス Uグレード」やコンパクトクロスオーバーSUVの「ヤリス クロス Uグレード」など、順次車種ラインアップを拡大しています。

Uグレードは本当に割安なのか?

プリウス Uグレード
プリウス Uグレード

プリウスで「KINTO ONE」と「KINTO Unlimited」を比較

従来からKINTOが提供している車のサブスクリプションサービス「KINTO ONE」と「KINTO Unlimited」では、どのくらいの月額利用料の差があるのでしょうか。KINTO ONEの月額利用料とKINTO Unlimitedの月額利用料を比較してみましょう。

 

車両価格+
オプション価格(税込)

KINTO月額利用料
(税込)※1

プリウス
(先代50プリウス)※2

3,004,860円

56,650円
(KINTO ONE)

プリウス
Uグレード※3

2,990,000円

51,040円
(KINTO Unlimited)

差額

14,860円

5,610円

※1 初期費用フリープラン3年、ボーナス月加算額なし、で比較
※2 車両本体価格294万7,000円+オプション価格5万7,860円(2021年6月発売のプリウス S”ツーリングセレクションBlack Edition")
※3 車両本体価格299万円+オプション価格0円

まずはプリウスを見てみましょう。上記表に掲載した2台であれば、車両価格がほぼ同じなため、KINTOの月額利用料もほぼ同じになるはずです。しかし、Uグレードは「KINTO Unlimited」により月額利用料が下がっており、月々の月額利用料はUグレードの方が5,610円少なくなっています。

ヤリスで「KINTO ONE」と「KINTO Unlimited」を比較

 

車両価格+
オプション価格

KINTO月額利用料(税込)※1

ヤリス
Gグレード(HEV)※2

2,182,070円

49,500円
(KINTO ONE)

ヤリス
Uグレード(HEV)※3

2,238,000円

46,750円
(KINTO Unlimited)

差額

-55,930円

2,750円

※1 初期費用フリープラン3年、ボーナス月加算額なし、で比較
※2 車両本体価格214万5,000円+オプション価格3万7,070円
※3 車両本体価格223万8,000円+オプション価格0円

次に、ヤリスで比較してみます。Uグレードの最低価格に含まれるオプションを、Gグレードのハイブリッドにオプションを追加して比較します。この比較の場合、Uグレードの方が5万5,930円高いにも関わらず、月額利用料はUグレードの方が2,750円安くなっています。

ヤリス クロスで「KINTO ONE」と「KINTO Unlimited」を比較

 

車両価格+
オプション価格

KINTO月額利用料(税込)※1

ヤリス クロス
Gグレード(HEV)※2

2,431,070円

49,830円

ヤリス クロス
Uグレード(HEV)※3

2,451,000円

48,950円

差額

-19,930円

880円

※1 初期費用フリープラン3年、ボーナス月加算額なし、で比較
※2 車両本体価格239万4,000円+オプション価格3万7,070円
※3 車両本体価格245万1,000円+オプション価格0円

ヤリス クロスもヤリスと同様に、Uグレードの最低価格に含まれるオプションを、Gグレードのハイブリッドにオプションを追加して比較します。ヤリス クロスは、他2台と比べると月額利用料の差は小さいですが、それでも車両本体価格がヤリス クロスUグレードの方が19,930円高いにも関わらず、月額利用料はUグレードの方が880円安くなっています。

KINTOのUグレード対応車種紹介

KINTO Unlimited

KINTOに用意されている「Uグレード」対応車種には、「プリウス」「ヤリス」「ヤリス クロス」があります。ここからは、それぞれのモデルの特徴を紹介します。

プリウス Uグレード

プリウス Uグレード
プリウス Uグレード

2023年に販売を開始した5代目プリウスは、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、プリウスの強みである高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルなクルマを目指して開発されたハイブリッドカーです。

KINTOではZ/Gグレードのほか、KINTO Unlimitedに対応している「Uグレード」をラインアップしています。

ヤリス Uグレード

ヤリス Uグレード
ヤリス Uグレード

ヤリスは、コンパクトカーならではの軽快なハンドリングという強みを活かしつつ、上質な乗り心地と最新の安全・安心技術を備えた小型車です。

KINTOではZ/Xグレードのほか、KINTO Unlimitedに対応している「Uグレード」を取り扱っています。

ヤリス クロス Uグレード

ヤリス クロス Uグレード
ヤリス クロス Uグレード

ヤリス クロスは、ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎ、利便性を高めているだけでなく、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUVです。

KINTOではZ/Z"Adventure"グレードのほか、KINTO Unlimitedに対応した「Uグレード」を取り扱っています(※)。

まとめ

プリウス Uグレード

ここまで、車の価格が高くなっている理由と、車の価値を維持する分を月額利用料の引き下げに充当することで、リーズナブルにご利用いただけるトヨタとKINTOによるサービス「KINTO Unlimited」の仕組みをご紹介しました。

プリウスやヤリス、ヤリス クロスをご検討中の方は、ぜひ「KINTO Unlimited」に対応したUグレードもご検討ください。

KINTO Unlimited の詳細はこちら

最後に、KINTOについてご案内します。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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