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トヨタ新型ヤリスクロスUグレードをレビュー!KINTO月額は?
2020年8月に登場したクロスオーバーSUV「ヤリス クロス」は、ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎ、利便性を高めているだけでなく、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUVとしてデビューしました。2024年1月には、内装や外装を進化させて安全装備を充実させる改良を実施すると同時に、アップグレードレディ設計やコネクティッド機能が付帯するKINTO専用Uグレードが設定されました。本記事では、KINTO専用Uグレードの特徴や月額利用料、他のグレードとの違いなどを紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型ヤリス クロス Uグレードとは
新型ヤリス クロスのKINTO専用Uグレードは、Xグレードをベースとしつつ、安全装備や機能などを上位グレードと同等にしたコストパフォーマンスが高いグレードです。
Uグレードの最大の特徴は、通常のKINTOのサブスクリプションサービスを発展させたサービスである「KINTO Unlimited」で提供されている点です。
従来のKINTOのサービスの特徴である任意保険や自動車税、メンテナンスなどの費用を月額利用料に含めるとともに、ソフトウェアアップグレード(OTA(over the air)でのソフトウェアアップグレード)やハードウェアアップグレード(メーカーオプションの後付けや最新の機能追加が可能)などを加えています。これによって車両の価値を維持し、その分を月額の引き下げにあらかじめ充てることにより、従来のKINTOのサービスと比較するとリーズナブルな月額を実現しています。
ではまずはUグレードの月額から見ていきましょう。
新型ヤリス クロス Uグレードの価格(KINTO月額利用料)
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードの月額利用料を見てみましょう。ここでは、KINTOで取り扱いがあるZグレードと比較してみます。
新型ヤリス クロス月額利用料比較 | ||
---|---|---|
グレード | KINTO専用Uグレード | Zグレード |
パワートレーン/駆動方式 | 1.5Lハイブリッド/2WD | |
月額利用料(84回)※1 | 25,740円(税込)※2 | 30,910円(税込)※3 |
※1 初期費用フリープラン7年、ボーナス月加算額11万円(税込)の場合
※2 車両本体価格:245万1,000円(税込)
※3 車両本体価格:280万9,000円(税込)
【月額利用料に含まれる主な内容】
- 自賠責保険
- 任意保険(対人・対物賠償責任保険:無制限、人身傷害:上限1名につき5,000万円)
- 車両保険:上限規定損害金【自己負担額:1事故5万円】
- 自動車税
- 重量税
- 登録手続き費用等
- 法定点検
- 故障修理
- 代車
- ロードサービス
- 油脂類の交換および補充
- 所定の消耗品の交換
- 車検(契約期間3年の場合を除く)
- T-Connect基本サービス
など
両グレードを最低価格で比較すると、KINTO専用Uグレードの方がZグレードより毎月の利用料金を5,170円抑えることができます。1年あたりに換算すると62,040円となります。
新型ヤリス クロス Uグレードの外観
ではここからはUグレードの特徴について見ていきます。
まず外観は、洗練と力強さが共存するクロスオーバーSUVらしいスタイルが特徴です。都市の中や大地の上でも軽やかで堂々としており、いつでもどこでも輝きを放つ個性と存在感が魅力となっています。
エクステリアに関わる装備はXグレードをベースとしていますが、タイヤ・ホイールとヘッドランプは、Zグレードに装備されているものがオプションで選択可能です。これらを選択することで、Zグレードに見た目を近づけることが可能です。
・プロジェクター式ヘッドランプ[フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ(おむかえ照明機能付)+LEDデイタイムランニングランプ(ターン機能付)]
・215/50R18タイヤ&18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付)
新型ヤリス クロス Uグレードのサイズ
ボディサイズ
続いてはサイズについて見ていきます。
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードのサイズは、全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベース2,560mmです。室内のサイズは、室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,205mmとなっています。
新型ヤリスクロスは、都心や狭い場所などでも取り回しがしやすいボディサイズでありながら、窮屈感がない室内空間を確保していることが特徴です。
荷室サイズ
荷室サイズは、荷室長820mm(5名乗車時)、荷室幅1,400mm、荷室高さ850mm(デッキボード上段時は732mm)です。5名乗車時の荷室では、長さ46インチのゴルフクラブが入る9.5インチのゴルフバッグを最大2個収納できます。また、6:4で分割可倒できるリヤシートの背もたれを倒して2名乗車仕様にすれば、より多くの荷物を載せることが可能です。
ホイールサイズ&タイヤサイズ
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードのホイール&タイヤは、205/65R16タイヤ&16インチスチールホイール(樹脂フルキャップ付)が標準装備されています。
メーカーオプションを選択すれば、上級グレードのZと同じ215/50R18タイヤ&18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付)に変更することが可能です。
新型ヤリス クロス Uグレードの内装やインテリアカラー
続いては内装についてです。
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードの内装は、ヘッドレスト一体型のフロントシートやファブリックシートが採用され、落ち着きがあるブラックのインテリアとなっていることが特徴です。
KINTOで取り扱っているZグレードとKINTO専用Uグレードの違いは次の一覧をご覧ください。
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新型ヤリス クロス内装比較 | ||
---|---|---|
グレード | KINTO専用Uグレード | Zグレード |
内装色 | ブラック | ブラックまたはカーキ |
フロントシートタイプ | ヘッドレスト一体型 | ヘッドレストセパレート型 |
シート表皮 | ファブリック | 合成皮革+ツィード調ファブリック |
リヤシート分割 | 6:4分割可倒式リヤシート | 4:2:4分割可倒式リヤシート(リヤセンターアームレスト付[ボトルホルダー2個付]) |
ステアリング | ウレタン3本スポークステアリングホイール | 本革巻き3本スポークステアリングホイール(加飾付) |
センターコンソール | リヤコンソールボックス | フロントソフトアームレスト(コンソールボックス付) |
インパネセンタークラスター | ブラック | ピアノブラック加飾 |
新型ヤリス クロス Uグレードのボディカラー
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードで選べるボディカラーは全11色です。ここでは、各ボディカラーを写真とともに紹介します。
プラチナホワイトパールマイカ
シルバーメタリック
ブラックマイカ
センシュアルレッドマイカ
ベージュ
グレイッシュブルー
マッシブグレー
ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ
ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ
ブラックマイカ×ベージュ
ブラックマイカ×マッシブグレー
新型ヤリス クロス Uグレードの走りや燃費
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードは、1.5Lハイブリッド車のみのラインアップとなっています。駆動方式は、2WDとE-Fourから選択することが可能です。
新型ヤリス クロスの走りは、軽量で高剛性なTNGAプラットフォームや快適で滑らかな乗り心地を実現するサスペンションなどにより、軽快な走りを実現しています。4WD(E-Four)では、前後輪に最適なトルクを配分する電気式4WDシステムを採用。燃費性能と走行安定性を両立しています。
パワートレーンや燃費などのスペックは次のとおりです。
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードのパワートレーンや燃費 | ||
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | E-Four |
パワートレーン | 1.5Lハイブリッド | |
排気量(cc) | 1,490 | |
最高出力(ps/rpm) | 91/5,500 | |
最大トルク(kgm/rpm) | 12.2/3,800〜4,800 | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量(L) | 36 | |
フロントモーター最高出力(ps) | 80 | |
フロントモーター最大トルク(kgm) | 14.4 | |
リアモーター最高出力(ps) | - | 5.3 |
リアモーター最大トルク(kgm) | - | 5.3 |
WLTCモード燃費(km/L) | 30.2 | 28.1 |
市街地モード(km/L) | 31.8 | 29.0 |
郊外モード(km/L) | 32.5 | 29.5 |
高速道路モード(km/L) | 28.4 | 26.9 |
航続距離(km)(WLTCモード燃費×燃料タンク容量) | 1,087 | 1,011 |
新型ヤリス クロス Uグレードの安全性能
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードには、Toyota Safety Senseなどの安全機能が標準装備されています。主な機能は次のとおりです。
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- レーントレーシングアシスト[LTA]+レーンディパーチャーアラート[LDA]
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- オートマチックハイビーム[AHB]
- ロードサインアシスト[RSA]
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
- 発進遅れ告知機能[TMN]
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
メーカーオプションを選択すれば、上級グレードのZに標準装備される機能を追加することができます。メーカーオプションで追加できる安全機能は次のとおりです。
- ブラインドスポットモニター[BSM]+安心降車アシスト[SEA]
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)
また、新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードは、ハードウェアやソフトウェアのアップグレードができる「KINTO Unlimited」の対象車です。そのため、納車後も最新の機能に進化させ続けることができます。
新型ヤリス クロス Uグレードのアップグレードは、2024年春頃に開始される予定となっています。詳しい情報や最新情報については、こちらをご覧ください。
新型ヤリス クロス UグレードとXグレードの違い
最後に、KINTO専用UグレードのベースとなっているXグレードとの違いも紹介します。新型ヤリス クロスKINTO専用Uグレードに設定してあり、ベースとなっているXグレードには用意されていない装備や機能は次のとおりです。
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新型ヤリス クロス(KINTO専用UグレードとXグレードの比較) | ||
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グレード | KINTO専用Uグレード | Xグレード |
ボディカラー | ツートーンカラーを含む全11色 | 全7色(ツートーンの設定なし) |
215/50R18タイヤ&18インチアルミホイール | メーカーオプション(税込144,100円/月額利用料+2,420円) | 設定なし |
プロジェクター式ヘッドランプ | メーカーオプション(税込71,500円/月額利用料+880円) | 設定なし |
リヤコンビネーションランプ | メーカーオプション(プロジェクター式ヘッドランプとセットオプション)(税込71,500円/月額利用料+880円) | 設定なし |
ブラインドスポットモニター[BSM] | メーターオプション※1(税込56,100円/月額利用料+770円) | 設定なし |
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者+周囲静止物) | メーカーオプション※2(税込138,600円/月額利用料+1,540円) | 設定なし |
バックガイドモニター | 標準装備 | メーカーオプション |
ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・予約ロック機能付) | メーカーオプション(税込77,000円/月額利用料+770円) | 設定なし |
ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応) | 標準装備 | メーカーオプション |
スピーカー | 6スピーカー | 2スピーカー |
ETC車載器 | 標準装備 | メーカーオプション |
先読みエコドライブ[先読み減速支援、先読みSOC※3制御(目的地予測、下り坂/渋滞)] | 標準装備 | ハイブリッド車にメーカーオプション |
※1 セーフティパッケージⅠに含まれる
※2 セーフティパッケージⅡに含まれる
※3 State of charge…バッテリーの充電状態のこと
Xグレードと比べて、Uグレードの方が標準装備の数やオプションの選択肢が多いことがわかります。Xグレードは一番下のグレードで選択できない外装装備も多いので、いろいろ選びたい人はXより上のグレードを選ぶことをおすすめします。
新型ヤリス クロス Uグレードまとめ
新型ヤリス クロス KINTO専用Uグレードは、充実した装備が特徴となっているだけでなく、従来のKINTOのサービスを発展させた「KINTO Unlimited」により、アップグレードなどに対応することにより、リーズナブルな月額で乗ることができるのが嬉しいポイントといえるでしょう。新型ヤリス クロスを検討中の方は、ぜひ「KINTO Unlimited」に対応しているヤリス クロス Uグレードを検討してみてください。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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