試乗記・レポート
ヤリス ハイブリッドの実燃費は?約80kmドライブで分かった燃費性能と走行性能をレビュー
ヤリスといえば低燃費!ということで、ヤリスのハイブリッド車の実燃費を、名古屋~三重間の往復約80kmをドライブして計測してきました。
ヤリス ハイブリッドのカタログ燃費は35.4~36.0km/L(2WD)ですが、果たして実燃費は何km/Lになったのか?注目です!
なお、今回はヤリスUグレード(2WD・WLTCモード燃費35.4km/L)で計測しています。
※取材した人※
KINTOコラム記事編集部:マツナガ
IT系書籍編集、大手自動車雑誌の編集を経たのち、KINTOに入社。家族と一緒に楽しめて走りの良い車が大好き。燃費走行は下手。KINTOのYouTubeチャンネルにも出演中
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
ヤリスのカタログ燃費一覧
実燃費は、計測時の道路の状況、運転したコース、運転の仕方、気温など、条件によって変化するので、カタログ燃費とあわせて見ることをおすすめします。
カタログに掲載されている「WLTCモード燃費」は、実際に車を使用する状況に近い条件で燃費計測が行われているほか、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」など、走行シチュエーションごとの燃費の値も掲載されているので、とても参考になります。
まずは、ヤリスのハイブリッド車からカタログ燃費を紹介しましょう。
ヤリス ハイブリッドのカタログ燃費
パワートレーン | 1.5Lハイブリッド | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グレード | Z | G | X | U | ||||
駆動方式 | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four |
WLTCモード(km/L) | 35.4 | 30.2 | 35.8 | 30.2 | 36.0 | 30.2 | 35.4 | 30.2 |
市街地モード(km/L) | 36.1 | 31.3 | 36.8 | 31.3 | 37.3 | 31.3 | 36.1 | 31.3 |
郊外モード(km/L) | 39.3 | 33.1 | 40.0 | 33.1 | 40.4 | 33.1 | 39.3 | 33.1 |
高速道路モード(km/L) | 32.9 | 28.1 | 33.0 | 28.1 | 33.1 | 28.1 | 32.9 | 28.1 |
ヤリス ハイブリッドのWLTCモード燃費は、35.4~36.0km/L(2WD)となっています。
すべてのモードで非常に高い燃費性能を誇りますが、各シチュエーションの燃費を詳しく見てみると、市街地や郊外の燃費が特に良く、高速道路を多少苦手としていることがわかりますが、あくまでヤリス ハイブリッドのなかでの話。
とても高い燃費性能を持っていることは間違いありません。
ヤリス ガソリンのカタログ燃費
パワートレーン | 1.5Lガソリン | 1.0Lガソリン | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グレード | Z | G | X | G/X | ||||||
駆動方式 | 2WD(CVT) | 4WD | 2WD(6MT) | 2WD(CVT) | 4WD | 2WD(6MT) | 2WD(CVT) | 4WD | 2WD(6MT) | 2WD(CVT) |
WLTCモード(kmL) | 21.3 | 19.1 | 19.0 | 21.0 | 19.1 | 19.0 | 21.3 | 19.1 | 19.0 | 20.2 |
市街地モード(kmL) | 15.9 | 14.8 | 14.1 | 15.6 | 14.8 | 14.1 | 15.9 | 14.8 | 14.1 | 15.3 |
郊外モード(kmL) | 22.4 | 19.8 | 19.7 | 22.0 | 19.8 | 19.7 | 22.4 | 19.8 | 19.7 | 21.8 |
高速道路モード(kmL) | 24.0 | 21.3 | 21.8 | 23.8 | 21.3 | 21.8 | 24 | 21.3 | 21.8 | 22.4 |
ヤリス ガソリンのWLTCモード燃費は、20.2~21.3km/L(2WD・CVT)です。
ヤリスには、1.5Lと1.0Lの2種類のガソリンエンジンが用意されていますが、実は排気量の多い1.5Lの方が燃費が良いという結果になっています(2WDのCVTで比較)。
モード燃費を見ると、いずれも市街地モードが最も燃費が悪く、高速道路が最も燃費が良いという結果になっています。
ヤリス ハイブリッドの実燃費は?
今回のロケでは、ヤリスのUグレード(2WD)を使用。Uグレードはハイブリッドのみのラインアップとなっており、WLTCモード燃費は35.4km/LとZグレードと同じなので、参考になる実燃費かと思います。
ルートと実燃費
行きのルートと実燃費はこちら。エコ運転をあまり意識できませんでした…
帰りのルートと実燃費はこちら。なんとか挽回しました!
実燃費計測結果
行程/走行距離 | 実燃費 |
---|---|
行き:下道を中心とした44.0km | 23.8km/L |
帰り:高速道路を中心とした42.0km | 30.5km/L |
総合※:走行距離86.0km | 26.7km/L |
※総合データは、行き帰りの距離、燃費の値より計算
燃費走行は特に意識せず、エアコンも使用した結果、今回のヤリスUグレードの実燃費は26.7km/Lということになりました。
今回運転を担当したマツナガとしては、もう少し燃費を意識して走ればよかったと反省しています(笑)。車が軽くてキビキビ加速するので、ついつい踏んでしまいました。
そんなマツナガでも、信号に引っかかる回数が少なかった帰りは実燃費30km超えを記録。あらためてヤリスの燃費性能の高さに驚いた次第です。
道中の計測の様子は、公開中のYouTube動画をご覧ください。
ヤリス ハイブリッド(ヤリスUグレード)の走りはどう?インプレッションをお届け
※詳しくはYouTube動画をご覧ください!
車両重量1,050kg(Uグレード)に、システム出力116psの1.5Lハイブリッドが組み合わさるヤリス ハイブリッド。
この軽さとモーターのおかげで、キビキビとした加速を味わえます。前モデルのヴィッツからかなり進化したハンドリング、WLTCモード燃費35.4km/Lという低燃費も加わるので、ひとまず迷ったらヤリスのハイブリッド乗っておけば?とおすすめできる1台です。
直近でアクアも乗っているため、アクアとの違いを厳選して3つお伝えします。
まず1つ目、シフトが違います。ヤリスはフロアシフト、アクアはインパネシフトとなっています。この点は慣れや好みの問題になるため、検討中の方はシフトの違いによる操作性の違いを確認していただきたいところです。
2つ目、最小回転半径が違います。ヤリスの最小回転半径は4.8~5.1m、アクアの最小回転半径は5.2m(※)です。ハンドリングの味わいも両車には違いがあり、ヤリスの方がキビキビと曲がってくれる印象を受け、逆にアクアの方が落ち着いた印象を受けます。
※GR SPORTは5.3m
3つ目、パーキングブレーキが違います。ヤリスが手引き式、アクアが足ふみ式です。この点も人によって好みが分かれるかもしれません。
と、このように見た目以外にも色々違いがあるヤリスとアクア。ぜひ、実車で違いを確認していただきたいです。
ヤリス ハイブリッド実燃費まとめ
今回、ヤリスUグレードを約80kmドライブした結果、実燃費26.7km/Lという結果になりました。
ヤリスUグレードはクルマのサブスクKINTOの「KINTO Unlimited」で提供されています。
KINTO Unlimitedは、「KINTO ONE」のサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけるサービスです。これらのアップグレードとコネクティッドサービスは、専用スマホアプリを通じて提供されます。
このコネクティッドサービスのなかには、走行データをもとに運転の特徴などを診断し、よりエコで安全に運転できるようにアドバイスする「コネクティッドドライブトレーナー」と、車の利用状況に応じて、適切なタイミングでメンテナンス入庫をご案内する「コネクティッドカーケア」というサービスがあります。
このコネクティッドドライブトレーナーによると、今回の運転のエコランクは「B」評価。改善の余地がたくさんあるようで、コネクティッドドライブトレーナーに従って運転を改善することでもっと実燃費が伸びるハズです。
今後も、KINTOのYouTubeチャンネルでは車に関するさまざまな動画を公開していくので、チャンネル登録をお願いいたします。
最後に、車のサブスク「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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