トヨタ車&レクサス車解説
【第二弾アイテム登場】新型プリウス KINTO専用/Uグレードのアップグレードとは?
新型プリウスのKINTO専用グレードである「Uグレード」は、新サブスクサービス「KINTO Unlimited」の第一弾モデルとして、23年1月に登場しました。
「KINTO Unlimited」とは、通常のKINTOのサブスクサービスに「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」という2つの付加価値をプラスしている点が特徴で、「進化=アップグレード」にはハードウェアとソフトウェア、「見守り=コネクティッド」にはコネクティッドドライブトレーナーとコネクティッドカーケアといったサービスがそれぞれ用意されています。
本記事では、このうち、2023年6月22日から始まった「ハードウェアアップグレード」の概要、2023年6月に登場した第一弾アイテムと、2023年12月に登場した第二弾のアイテムについて紹介します。Uグレードを契約中の方だけでなく、手に入れた後もアップグレードできる車がほしいと考えている方は参考にしてみてください。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型プリウス Uグレードの「アップグレード」とは?
「KINTO Unlimited」の第一弾モデルである新型プリウス Uグレードには、「ソフトウェアアップグレード」と「ハードウェアアップグレード」の2つのアップグレードが用意されています。車を手に入れた後の「進化=アップグレード」とはどのような内容なのでしょうか。
ソフトウェアアップグレード
まず、ソフトウェアアップグレードは、無線通信を経由して、ソフトウェアを更新するOTA(Over The Air)により車を最新の状態に進化させるサービスです。パソコンやスマホのアプリのように、手軽にアップグレードさせることができます。
アップグレードが予定されているのは、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした運転支援システムの「Toyota Safety Sense」です。ソフトウェアアップグレードの費用は、サブスクの月額利用料に含まれるため、追加料金の負担はありません。
ハードウェアアップグレード
次に、ハードウェアアップグレードは、従来、新車を購入する際にしか選ぶことができなかったメーカーオプションを、車の購入後に取り付けられるようにするサービスです。
「KINTO Unlimited」では、ハードウェアを後付けしやすくするために、配線の調整のほか、センサーを取り付けるための台座などを車側であらかじめ設定しておくことで、作業を簡潔化させるトヨタ初の「アップグレードレディ設計」により、ユーザーのニーズに合わせたアップグレードを可能にしています。費用の支払いは、アイテムごとに「一括」、もしくは「Uグレードの月額利用料への加算」の2つの方法から選ぶことができます。
新型プリウス Uグレード アップグレードアイテム第一弾を紹介(2023年6月)
ここからは、新型プリウス Uグレードで23年6月22日から提供が始まったハードウェアアップグレードの第一弾アイテムを紹介します。「予防安全」、「駐車・走行支援」、「快適性」の3つのカテゴリーから構成され、いくつかのアイテムはパッケージ化されて提供されます。
【ハードウェアアップグレードアイテム一覧:第一弾】
カテゴリー | アイテム | 価格(税込) | |
---|---|---|---|
一括 | 月額利用料への加算 | ||
予防安全 | 【1】ブラインドスポットモニターや安心降車アシストなどのパッケージ | 9万9,000円 | 月々2,750円 |
【2】パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)+【1】 | 11万6,600円 | 月々3,190円 | |
【3】Toyota Safety Sense機能拡張 | 8万1,400円 | 月々2,310円 | |
【4】プラスサポート用スマートキー(急アクセル時加速抑制) | 1万4,960円 | 月々440円 | |
駐車・走行支援 | 【5】パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付) | 12万1,000円 | 月々3,410円 |
【6】トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付) | 9万6,800円 | 月々2,640円 | |
快適性 | 【7】ステアリングヒーター | 3万8,500円 | 月々1,100円 |
予防安全
ではここから具体的なアイテムについて見ていきます。
まず「予防安全」のカテゴリーです。ブラインドスポットモニターやパーキングサポートブレーキなど4つがラインアップされています。
【1】ブラインドスポットモニターや安心降車アシストなどのパッケージ
まずひとつ目は、予防安全に役立つ複数のアイテムのパッケージで、以下がアップグレードできます。価格は一括で9万9,000円(税込)で、月額への加算の場合、月々2,750円(税込)となります。
- ブラインドスポットモニター
- 安心降車アシスト
- 後方車両接近告知
- 周辺車両接近時サポート(通報提案)
- 後方車両への接近警告
- セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)
- パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
これらは、いずれもZ・Gグレードの標準装備で、新型プリウス Uグレードではメーカーオプションに設定されているところを、事後的に取り付けられるようにしました。
【2】パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)+【1】
続いては、「パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)」と【1】のパッケージのセットです。
「パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)」は、後方から接近する歩行者を検知して衝突被害の軽減に寄与する機能です。今回、これと【1】のブラインドスポットモニターなどのパッケージをセットで提供します。価格は一括で11万6,600円(税込)で、月額への加算の場合、月々3,190円(税込)となります。
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)も、もともとZ・Gグレードの標準装備で、Uグレードではメーカーオプションだったところを、後付けできるようにしました。
【3】Toyota Safety Sense機能拡張
Toyota Safety Sense機能拡張では、ソフトウェアの更新に加え、ハードウェアの後付けにより、「緊急時操舵支援」「フロントクロストラフィックアラート」「レーンチェンジアシスト」が追加できるようになります。価格は、一括で8万1,400円(税込)で、月額への加算の場合、月々2,310円(税込)となります。
これらは、Zグレードのみ標準装備で、Uグレードではメーカーオプションでしたが、今回から後付けできるようになります。
【4】プラスサポート用スマートキー(急アクセル時加速抑制)
続いてのプラスサポート用スマートキー(急アクセル時加速抑制)は、専用のキーを用いて、障害物がないシーンにおいてもペダルの踏み間違い時に加速を抑制する機能です。価格は、一括で1万4,960円(税込)で、月額への加算の場合、月々440円(税込)です。アップグレードにともなって、専用のキーが提供されます。
なお、プラスサポート(急アクセル時加速抑制)は、これまですべてのグレードで、販売店オプション(ディーラーオプション)でのみ選択可能でした。
駐車・走行支援
次は、「駐車・走行支援」のカテゴリーです。このカテゴリーでは、「パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)」と「トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付)」の2アイテムが用意されています。
【5】パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
パノラミックビューモニターは、車を上から見たような映像を、ディスプレイオーディオ画面に表示する機能です。また、透かして外を見るような映像で周辺を確認できるシースルービューや、車両を後ろ上方から見たような映像を表示し、車両側方の安全確認ができるサイドクリアランスビュー、狭い道での接触回避を確認できるコーナリングビューも採用しています。
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)は、Zグレードのみ標準装備で、Uグレードではメーカーオプション扱いでしたが、今回より、後付けできるようになります。価格は、一括で12万1,000円(税込)で、月額への加算の場合、月々3,410円(税込)です。
【6】トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付)
続いては、トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付※)です。スイッチを押すだけで駐車操作を支援してくれる機能で、バック駐車、前向き駐車、バック出庫前向き出庫ができます。また、車外から専用スマートフォンアプリ「Remote Park」を操作して、遠隔での駐車や出庫ができるリモート機能も付いており、並列・縦列の駐車・出庫ができます。出庫後にバックドアから荷物を積みたい時などに便利な機能で、価格は、一括で9万6,800円(税込)で、月額への加算の場合、月々2,640円(税込)となります。
なお、トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付)のアップグレードにあたっては、【1】ブラインドスポットモニターや安心降車アシストなどのパッケージと、【5】パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)の取り付けが前提となっていますので、注意が必要です。
今回のハードウェアアップグレードのアイテムのうち、トヨタチームメイト[アドバンストパーク](リモート機能付)については、もともとUグレードのメーカーオプションとしては設定されていませんでした。つまり、今回、メーカーオプションに新たに設定されると同時に、すでにUグレードを契約したユーザーが後付けできるようになったということです。「進化=アップグレード」というコンセプトをまさに具現化したといえるでしょう。
※寒冷地仕様を設定している車両のアップグレードは一時停止中。再開は9月以降を予定
快適性
最後に、「快適性」のカテゴリーです。こちらのアイテムとして用意されているのは、「ステアリングヒーター」となります。
【7】ステアリングヒーター
ステアリングヒーターは、寒い日に冷たいステアリングを素早く暖めてくれるアイテムです。冬の寒さが厳しい場所や気温が低い場所へ出かけることが多い方にはぜひおすすめです。価格は、一括で3万8,500円(税込)で、月額への加算の場合、月々1,100円(税込)となっています。
ステアリングヒーターはこれまでZグレードでのみ標準装備で、Uグレードではメーカーオプション扱いでした。
今後、プリウス Uグレードを契約する方は、ここで紹介したアップグレードアイテムを契約時にパッケージとして選択することもできます。どのアイテムをパッケージにするかによって、月額にプラスされる料金が異なるため、詳しくはこちらをご覧ください。
新型プリウス Uグレード アップグレードアイテム第二弾を紹介(2023年12月)
2023年12月6日から提供が始まったハードウェアアップグレードの第二弾アイテムを紹介します。多くの要望を踏まえて、これまでZグレードにのみ標準装備されていた「12.3インチ ディスプレイオーディオ」と「自動防眩機能付きインナーミラー」が追加されました。
【ハードウェアアップグレードアイテム一覧:第二弾】
カテゴリー | アイテム | 価格(税込) | |
---|---|---|---|
一括 | 月額利用料への加算 | ||
ナビ・オーディオ・コネクティッド | 【1】12.3インチ ディスプレイオーディオ | 14万8,500円 | 月々4,180円 |
視界 | 【2】自動防眩機能付きインナーミラー | 1万6,500円 | 月々440円 |
【1】12.3インチ ディスプレイオーディオ
鮮明な地図描画と美しい映像を映し出す高精細 HDディスプレイを、Uグレードに標準装備の8インチから12.3インチにサイズアップします。表示領域が横に大きく広がり、より直感的に操作できるインターフェースへアップグレード。
【2】自動防眩機能付きインナーミラー
後続車のヘッドランプの光度に応じて、反射光を自動的に減少させるミラーを装着。Uグレードに標準装備の手動防眩ミラーでは、通常使用時と防眩時の切り替えにレバー操作が必要ですが、自動防眩ミラーは自動で切り替えを行います。手動操作が無くなることで運転に集中できるため、より快適で安心なドライブが可能になります。
新型プリウス Uグレード 今後のアップグレードアイテムは?
今後も、ユーザーの声を踏まえながら、更なるアップグレードアイテムが追加される予定です。プリウスUグレードの最新情報は、KINTOのプリウスUグレードに関するページのブックマークのほか、無料会員登録やLINE友達登録などを通じて提供されるので、ぜひチェックしてみてください。
新型プリウスを検討するならUグレードもおすすめ
新型プリウス Uグレードで提供されるハードウェアアップグレードは、従来の車ではできなかったメーカーオプションの後付けができるサービスです。「車を買うときに選んでおけばよかった」や「やっぱりあのオプションがほしい」などの希望は、KINTO Unlimitedで実現できます。
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