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冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)から夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に変えるのはいつ?タイヤ交換の時期や目安について解説

冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)から夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に変えるのはいつ?タイヤ交換の時期や目安について解説

冬の間は路面凍結や積雪に備えてスタッドレスタイヤを装着しますが、春が近づいてくると雪が溶けて通常(アスファルトが見える状態)の道路になります。この冬の終わりから春にかけて気にしなければならないのが、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)から夏タイヤ(サマータイヤ)への交換時期の見極めです。

この記事では、冬タイヤから夏タイヤに交換するタイミングはいつなのか、目安となる気温がどのくらいなのかを解説するとともに、冬タイヤの保管方法や交換しようとしている夏タイヤを装着する際に確認しておきたいことを紹介します。

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

この記事の執筆者

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト。大学卒業後、国産車ディーラー、教習所、中古車買取会社、タクシードライバーなど自動車関連の仕事に従事。現在は、フリーランスとして自動車WEBメディアや雑誌に寄稿したり、専門家としてメディアに出演。国家資格を保有する安全運転のプロとしての経験や知識、クルマの設計・開発を手がけてきたエンジニアからの学びを活かしながら、クルマの魅力や楽しさを伝えている。

保有資格

普通自動車第一種教習指導員、普通自動二輪教習指導員、応急救護指導員、運転適性検査指導員

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

冬タイヤから夏タイヤに交換するタイミングは路面凍結の心配がなくなった頃

冬タイヤから夏タイヤに交換するタイミングは、路面凍結の心配がなくなる3月中旬から5月の大型連休(ゴールデンウィーク)頃が一般的です。

ただし、具体的にいつ冬タイヤから夏タイヤに交換すればよいのかというのは、地域によって異なります。また、3月中旬頃に冬タイヤから夏タイヤに交換してしまうと、3月中に季節外れの寒さの影響で路面が凍結してしまう可能性があります。そのため、3月中に冬タイヤから夏タイヤに交換しない方がよいという年もあるでしょう。

夏タイヤを装着しているスポーツカー

このように、カレンダーからタイヤ交換をする時期を見極めるのは非常に難しいのが実情です。そのため、冬タイヤから夏タイヤへの交換時期を見極めるときは、最低気温を目安に決めることをおすすめします。

一般的に、夏タイヤは気温7℃前後を境に本来の性能を発揮しやすくなるとされています。よって、最低気温が7℃以上になる日が続いたら冬タイヤから夏タイヤへ交換しても問題ないといえるでしょう。

ちなみに、路面の凍結は気温が3〜4℃のときでも発生することがあります。また、日が当たっている場所の温度が7℃ほどあっても、日陰は夏タイヤが性能を発揮できる気温になっていないほど低いことがあるため、冬タイヤから夏タイヤへの交換は、最低気温が7℃を超える日が続くようになったら行いましょう。

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冬タイヤから夏タイヤに交換する理由とは?

冬タイヤは、気温が低いときや雪道・凍結路面で高い性能を発揮するよう柔らかいゴムが使用されています。

冬タイヤとして広く普及しているスタッドレスタイヤは、文字通りスタッド(鋲)がないタイヤです。このタイヤは、優れた氷雪性能を持ち、低温でも柔軟性を保つトレッドゴムと、サイプと呼ばれる細かい溝が多く刻まれたトレッドパターンの組み合わせにより、氷上や雪上で高いグリップ力を発揮します。

走行するクルマ

しかし、スタッドレスタイヤはサマータイヤと比べると、夏の路面に求められるウェットやドライでのグリップが低く、減りが早まったり、制動距離が長くなったりするため、冬が終わるタイミングで夏タイヤに交換しておくことをおすすめします。

車を安全に走らせるためにも、最低気温が7℃を超える日が続く天気予報となったら、冬タイヤから夏タイヤに交換しておきましょう。

冬タイヤに交換する前に使っていた夏タイヤを継続して使うことはできる?

夏タイヤの寿命は、使用状態によっても前後します。そのため、残り溝の深さ、ゴムの劣化、使用期間などを見て、総合的に使えるかどうかを判断する必要があります。

例えば、溝の深さは十分にあるものの、使用期間が長かったり、ゴムが硬化してひび割れていたりする場合は、新しいタイヤに交換してください。タイヤに傷や破損がある場合も同様です。

タイヤのスリップサインの位置を示すマーク
タイヤのスリップサインの位置を示すマーク

ちなみに、夏タイヤは、溝の残り深さが1.6mm以下になると、スリップサインが現れます。このスリップサインが出ると、法律上使用できないため早急に交換をしなければなりません。

ここまで解説してきたとおり、タイヤはゴムでできているため経年劣化します。そのため、一般的に、製造から5年以上経過したタイヤは点検が推奨され、製造から10年を超えるタイヤは交換が推奨される傾向にあります。

取り外した冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)はどうやって保管すればいい?

気温が7℃を超える日が続くようになり、冬タイヤから夏タイヤに交換したときに、「取り外した冬タイヤは、どこで、どうやって保管しておけばよいのだろうか?」と悩む人もいるでしょう。

取り外した冬タイヤを来シーズンも使うためには、タイヤを適切な方法で保管しておくことが重要です。

ホイールを洗っている様子

冬タイヤを保管するときは、保管前に水洗いをして汚れをしっかりと落とし、十分乾燥させてください。タイヤを保管しておく場所は、太陽光や雨などが直接当たらない場所に置きます。

また、タイヤを保管するときは、ゴムが劣化しないようフィルムを巻いたり、ビニール袋に入れたりすると、より長持ちします。来シーズンも冬タイヤを使おうと考えている場合は、タイヤの保管場所や保管方法に注意しましょう。

自宅にタイヤを保管しておくスペースがある場合は、自宅の倉庫やガレージに冬タイヤを収納しておくことができます。しかし、自宅にタイヤを保管するスペースがない場合は、タイヤの保管場所に悩むでしょう。そのようなときは、ディーラーやタイヤショップ・カー用品店などで用意されていることがある“タイヤ預かりサービス”を利用しましょう。

タイヤを保管している様子
タイヤを保管している様子

冬タイヤ・夏タイヤのどちらも、空気に触れたり、太陽光や雨に濡れたりすると、ゴムの劣化が早まります。次のシーズンもタイヤを使う予定がある場合は、タイヤの保管方法や保管場所にも気を遣い、ゴムの劣化が進行しないようにしておきましょう。

タイヤは命を乗せているパーツ!季節に応じて最適な交換をしよう

車のタイヤは、命を乗せている重要なパーツです。季節に応じてタイヤを交換したり、タイヤの状態に合わせて買い替えたりしないと、車の基本性能(走る・曲がる・止まる)に影響を及ぼします。

そのため、適切な時期に冬タイヤから夏タイヤへ交換するだけでなく、交換しようとしているタイヤが今シーズンも使えるのか、残り溝の深さやゴム劣化などがないか、ということも合わせて確認したうえで、タイヤ交換をしましょう。

タイヤの様子をチェックしている人

もし、タイヤの買い替え時期や今シーズンも使うことができるか不安なときは、販売店やタイヤショップ・カー用品店などに相談し、タイヤのプロにアドバイスしてもらうことをおすすめします。

命を乗せているパーツであるタイヤは、使用できる限界や寿命の判断を誤ると、重大な事故につながる危険性があります。車を安全に走らせるだけでなく、車に乗っている人の命を守るためにも、タイヤの維持・管理はしっかりとしておきましょう。

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齊藤 優太(さいとう ゆうた)

この記事の執筆者

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト。大学卒業後、国産車ディーラー、教習所、中古車買取会社、タクシードライバーなど自動車関連の仕事に従事。現在は、フリーランスとして自動車WEBメディアや雑誌に寄稿したり、専門家としてメディアに出演。国家資格を保有する安全運転のプロとしての経験や知識、クルマの設計・開発を手がけてきたエンジニアからの学びを活かしながら、クルマの魅力や楽しさを伝えている。

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