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「ロードキルとは?」動物と事故!ぶつかってしまった時の対処法と罰則を解説

「ロードキルとは?」動物と事故!ぶつかってしまった時の対処法と罰則を解説

「先日、東名を走っていたら目の前に突然イノシシが現れてね。急にハンドルを切るわけにもいかないからそのままぶつかったんだけれども、本当に怖かったよ。ああいうとき、どうしていいかわからないよね。」

イノシシ注意の看板
そんな話を聞いたとき、「私だったらどうするんだろう?」と考えてみたものの、そういえばこうしたトラブルへの対応について、何一つ知らないことに気づきました。

「とりあえず、車を路肩に止める?」「動物はどうする?」

おそらく、頭が真っ白になり、どうしていいか分からなくなるはずです。実は日本国内において、こうした「ロードキル(道路上での動物の死亡事故)」は絶えません。

もし不幸な事故が起きてしまったらどうしたらよいのでしょうか。万が一の時に自分と愛車を守るための正しい行動と知っておきたいルール、そして、少しだけ心を穏やかにしてくれる「動物看板」をご紹介します。

間坂 晶子(まさか あきこ)

この記事の執筆者

間坂 晶子(まさか あきこ)

KINTOコラム編集部のマサカです。都内在住の小学生男子のママ。アウトドアが大好きで、カスタマイズしたクルマで車中泊しながら日本一周の旅に出るのが夢。ただし、現実はペーパードライバー歴20年以上。子どものサッカーの送迎にクルマが使えるようになったら楽だろうなと思いつつ、運転することへの恐怖心と戦う日々。体力と気力と交通手段に限界を感じています。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

ロードキルとは?

実際に高速道路の落下物処理件数をまとめた資料※1によると、ロードキルは年間約5.1万件も起きており、そのうちシカ、クマ、イノシシといった大型動物が関わるケースは約2,100件に上るという発表もあります。高速道路のデータだけでもこれだけの数ですから、一般道を含めると、タヌキやキツネ、猫や鳥など、小さな動物との接触事故はもっと日常的に起きていると考えられます。運転中の動物との接触は、決して他人事ではありません。

特に注意したいのが「時間帯」と「季節」です。動物にもよりますが、ロードキルの3割を占めるタヌキ※2は、夜間から明け方にかけて(主に夜行性のため)、さらには、3〜4月の交尾期(繁殖期)と、8〜11月の若齢個体の分散時期(親離れして新しい縄張りを探す時期)は注意が必要※3であるという報告もあります。

タヌキ注意の看板

「動物注意」の黄色い標識を見かけたら、そこは過去に事故が多発している危険地帯。書いてある動物の習性を考えながら「もしかしたら飛び出してくるかも」と身構えるだけでも、いざという時の反応速度は変わります。

注意して運転することが第一ですが、夜間は対向車がいない場面で積極的にハイビームを活用し、動物の光る目をいち早く見つける工夫も大切です。また、シカやタヌキなどは群れや家族で行動することが多いため、1匹いたら、後ろからもう数匹来るかもしれないと警戒しましょう。万が一飛び出してきた際も、無理な急ハンドルは対向車との衝突など重大な二次事故を招く危険があります。まずはしっかり減速し、まっすぐブレーキを踏むことを心がけてください。

※1 国土交通省 (発行年不明). 「高速道路会社の落下物処理件数(令和6年度)」
※2
国土交通省 (2025). 「道路分野のネイチャーポジティブ 今後の方向性」
※3
落合啓二・乃一哲久・布留川毅・鈴木藤蔵 (2008). 「千葉県南東部における哺乳類のロードキルの状況」, 『千葉中央博自然誌研究報告』, 10巻(1号), pp. 21-26.

突然の事故でも焦らない!ロードキル発生時の4つの手順

トンネルのイメージカット

夜間の山道や、トンネルの出入り口など突然動物が飛び出してきたら、誰でもパニックになってしまうものです。しかし、動物との衝突(ロードキル)は法律上「物損事故」として扱われます。まずは深呼吸をして、以下の4つのステップで落ち着いて対処しましょう。

1. まずは安全な場所へ車を停める

事故が起きたら、二次被害を防ぐことが最優先です。すぐにハザードランプを点灯させ、後続車に異常を知らせてください。 カーブの出口やトンネル内、坂道の頂上付近に停めると追突される危険があります。見通しが良く、路肩の広い安全な場所まで車を移動させましょう。 車を停めたら、後方に三角表示板を置いたり発炎筒を焚いたりして危険を知らせます。交通量が多い道では車内に留まらず、ガードレールの外側など安全な場所へ避難してください。

2.警察へ連絡する(110番)

「野生動物相手にわざわざ警察を呼ぶの?」と思うかもしれませんが、これは道路交通法第72条で定められた義務です。通報せずにその場を去ると、以下のようなリスクがあります。

  • 保険が使えなくなる: 車の修理に保険を使うための「交通事故証明書」が発行されません。
  • 法律違反になる可能性がある: 法律上の区分では動物は「物」として扱われるため、動物のみの事故は「物損事故」となりますが、報告義務違反(3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金)や、当て逃げなどの危険防止措置義務違反(1年以下の懲役または10万円以下の罰金)に問われる可能性があります。

3.道路緊急ダイヤル(#9910)へ通報する

路上に動物の死骸が残っていると、後続車の重大な事故を引き起こす原因になります。全国共通・24時間無料の「#9910」へ連絡し、専門家に回収を依頼してください。道路の穴ぼこや落下物、ガードレールの破損などを見つけた場合もこの番号に連絡します。LINEアプリからも通報できるため、いざというときのために、事前に国土交通省公式アカウント「国土交通省道路緊急ダイヤル(#9910)を友だち追加しておくと安心です。

4.保険会社・KINTOへ連絡する

車の損傷を確認し、サポートを受けます。KINTOのご契約者様であれば、「東京海上日動・KINTO事故受付センター(0120-137-160)」(24時間365日対応)までお電話ください。


重要】動物には絶対に触れない・近づかない
感染症のリスクがあるため、動物の死骸には素手で触れないでください。また、動物がまだ生きている場合、パニックで暴れたり噛みついてきたりする危険があります。無理に自分で対応しようとせず、到着した警察官や道路管理者の指示に従うのが一番安全です。

【気分転換】看板を見つけたら「お邪魔します」の気持ちで

少し重い話が続いたので、最後は肩の力を抜いて。日本各地には、その土地ならではの「動物注意」の看板があります。これを見つけたら、そこは彼らのリビングルーム。周りを注意して、いつも以上に安全運転を心がけてください。

【神奈川県】多摩川河川敷、明らかに競走馬のフォルムの馬横断注意標識

馬横断注意の標識
多摩川の土手にある看板

競走馬の練習場と厩舎の間を通る道に数か所存在する看板。目の前を馬が横切る瞬間に立ち会えたら、むしろラッキーかもしれません。

【山梨県】高速道路沿いにあったクマ(動物)注意の標識

クマ注意の看板
目撃情報が増えたクマ

2025年はクマの目撃情報が多かった年。親子でいることも多いので、この看板を見かけたら大人のクマだけでなく子どものクマの存在にも気を配りながら、慎重に運転したいですね。

【東京都】都立公園の間を走る一般道にある、カルガモ親子の標識

カルガモ横断注意の看板
手(羽)を挙げて横断中!?

都立公園の真ん中を突っ切る道路に点在するカルガモ横断注意。公園の中にある池を歩き回るカルガモ親子が道を横断するものと思われます。カルガモは小さく気づきにくいため、この看板を見かけたら徐行したほうがよいでしょう。

【鹿児島】生き物が現れるのは道路上とは限らない、鳥注意標識

鳥注意の看板
鳥を予測するのは難しそう

山と山に囲まれた盆地に突如現れた鳥注意の看板。この道路の上を鳥が通過していくんだろうなと想像されますが、飛んでいるものに関してはどのように注意すればよいのでしょうか。

まとめ:動物を思いやる気持ちが、一番のブレーキ

大自然の中をドライブしているイメージカット

動物たちに「交通ルールを守れ」というのは無理な話。だからこそ、動物注意の交通標識を見かけたら、私たちドライバーはその動物を意識しながら、少しだけ彼らに歩み寄るしかありません。

ただ、どんなに気をつけていても、突然の飛び出しを避けるのはプロのドライバーでも至難の業です。もし不幸にもぶつかってしまった時は、パニックにならずに次の3つの連絡先を思い出してください。

①   警察(110番):「物損事故」としての報告義務があります。
②   道路緊急ダイヤル(#9910):
二次被害を防ぐため、死骸の回収を依頼します。
③   保険会社:
安全を確保した後、車両のサポートを相談しましょう。
※KINTOご契約者様は「東京海上日動・KINTO事故受付センター(0120-137-160)」(24時間365日対応)へ

「面倒だから」「怖いから」「どうすればいいかわからないから」と、適切な報告をせず放置することは厳禁です。二次被害の危険があるほか、報告義務違反として後から罰則を科される可能性もあります。

KINTOのご契約者様であれば、もしもの時の負担も最小限で済みます。KINTOの月額利用料には手厚い自動車保険が含まれており、ロードキルで車の修理が必要になった場合でも、修理費用の自己負担は最大5万円まで。万が一、修理ができない「全損」となってしまった場合でも、追加の違約金などは発生せず、車両を返却して契約終了となる明確なルールが設けられています

今回、お伝えした正しい知識をお守り代わりにして、優しく、安全なドライブにお出かけください!

間坂 晶子(まさか あきこ)

この記事の執筆者

間坂 晶子(まさか あきこ)

KINTOコラム編集部のマサカです。都内在住の小学生男子のママ。アウトドアが大好きで、カスタマイズしたクルマで車中泊しながら日本一周の旅に出るのが夢。ただし、現実はペーパードライバー歴20年以上。子どものサッカーの送迎にクルマが使えるようになったら楽だろうなと思いつつ、運転することへの恐怖心と戦う日々。体力と気力と交通手段に限界を感じています。

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