試乗記・レポート
カローラクロス HEV E-Fourの実燃費 は?湖畔キャンプ&富士五湖300km周遊ドライブ!その走りはいかに?
神奈川内でレンタカーをピックアップして、大人3人のキャンプ道具を載せ、本栖湖畔の洪庵キャンプ場で1泊。その後、富士五湖周辺のドライブスポットを立ち寄りながら都内に戻るという、1泊2日、約300kmに及んだドライブ。カローラ クロスの実燃費や走行性能に着目してレポートしたいと思います。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
大人3人乗車、荷物満載で280kmを走る!
ドライブ企画を実行に移したのは、暑さもだいぶ和らいだ10月中旬の某日、天気は曇り~時々雨の少々肌寒い天候でした。
今回の使用車は、カローラ クロス(2024年式)のHEV・E-Four・「G」グレード。2025年5月に実施された一部改良前のモデルで、メーカーオプションの100V/1500Wアクセサリーコンセントが装備されていました。
ベーシックなGグレードでも装備は十分
「Z」「S」「G」と3つあるグレードのうち、最もベーシックなGグレードではありますが、いわゆる「廉価版」の位置づけではなく、装備は十分。Bi-Beam LEDヘッドランプは標準装備ですし、8インチのディスプレイオーディオ、Toyota Safety Senseなどの安全装備はZやSなどの上位グレードと同等、ステアリングスイッチ類や本革巻きのシフトノブやステアリングホイールなども備わり、高級感は十分です。
また、計器類はZ/Sが全面液晶ディスプレイ(Zは12.3インチ・Sは7インチ)で、Gのみアナログメーター+4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイの組み合わせになるのですが、個人的には速度計と回転計の2眼式の伝統的なアナログメーターのほうが好みなので、むしろありがたいくらいです。

そのほかに装備面で上位グレードと異なるのは、アルミホイールではなくスチールホイール+ホイールキャップになること、ルーフレールが省略されるなど。なお、最上級のZグレードではフロント/リアの灯火類が専用のものになるほか、18インチアルミホールが装着されるなど外観では差別化が図られています。
パッケージングは優秀です。183cmの私が適切なドラポジをとっても、後席には十分な膝まわりの空間が確保されています。4,490mmというコンパクトな全長ながら、5人乗車時でも400L超(HEV E-Four)の荷室容積を持っており、今回のようにキャンプ道具を満載するのでなければ、大人4人での宿泊を伴う旅行でも十分に対応できる居住性と荷室だと思います。
簡単に使用車のスペックを紹介しておきます。
全長/全幅/全高 | 4,490mm/1,825mm/1,620mm |
|---|---|
ホイールベース | 2,640mm |
車両重量 | 1,370kg |
エンジン | 2ZR-FXE 直列4気筒 1,797cc |
エンジン最高出力/最大トルク | 72kW(98PS)/142N・m(14.5kgf・m) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
フロントモーター | 1VM型 |
フロントモーター最高出力/最大トルク | 70kW(95PS)/185N・m(18.9kgf・m) |
リアモーター | 1WM型 |
リアモーター最高出力/最大トルク | 30kW(41PS)/84N・m(8.6kgf・m) |
WLTCモード燃費 | 24.5km/リットル |
スペックを見る限り、フロントの強力なモーターに対してリアモーターは控えめ。あくまでも駆動力の主役は前輪で、リアモーターは補助的な位置づけのようです。
大人3人、キャンプ道具満載でもモーターパワーで走りは軽々
大人3人乗車(合計で170kgくらい?)、人数分のキャンプ荷物も積み込んだのでさらに+150kgすると、車両重量1,370kg+320kgで合計1,690kgというかなりの重さなのですが、体感的にはカローラ クロスの走りの軽快感は空車時と大きな変化はありません。
市街地走行でもエンジン停止・モーターのみで走る場面も多く、好燃費が期待できそうです。
予想外の事故渋滞、図らずも湖畔ドライブを堪能
相模原市内でレンタカーをピックアップして、荷物を積み込み9:30頃に出発。当初はそのまま相模原ICから圏央道~中央道という経路を想定していたのですが、圏央道内で事故が発生し渋滞が予想されたため、ルートを急遽変更、津久井湖・相模湖をを経由して中央道の相模湖東ICから河口湖方面に向かうことにしました。
この湖畔沿いルートはステキな眺望が楽しめるワインディングコースなのですが、アップダウンも多いため、重い荷物を積んだカローラ クロスにとってはちょっと燃費的には不利かも…。
中央道に入ったあとは、途中、談合坂サービスエリアで休憩を挟み、河口湖IC~国道139号線から鳴沢~本栖湖方面へ向かいます。平日の昼間の下り路線ということもあって、中央道入ってからは渋滞もなく、車の流れは至極スムーズ。レーダークルーズコントロールONで走行しています。道中の「道の駅なるさわ」で薪や食料の補充をおこない、洪庵キャンプ場には12:30くらいに到着しました。
往路の実燃費は渋滞が祟り17.7kmにとどまる
ここまでの行程は116.6km、実燃費は17.7km/リットルでカタログ燃費の達成率は72.2%でした。やっぱり人・荷物満載という基本条件に加えて、高速に乗るまでの一般道で渋滞していたこと、さらに基本登り基調のルートなど、燃費に不利な条件が重なった上での数字と言えます。
帰りの巻き返しに期待しましょう。
キャンプ場の急勾配&砂利道もE-Fourの安心感は絶大
さて、キャンプ場と言えば未舗装でアップダウンが激しい場所の立地であることは珍しくありません。洪庵キャンプ場も例に漏れず、出入り口が超急勾配で湖畔エリアも斜面なうえ砂利道。キャンプ場の担当者によれば、2WD車ではしばしばスタックしてしまうケースがあるそう。その点、後輪にもトルクが分配されるE-Fourなので、スタックの危険性はまったく心配ありませんでした。
また雨水が水路を作って湖面に流れ込む影響で、湖畔付近は凸凹が至る所にありましたが、160mmの最低地上高が確保されているカローラ クロスは腹を打つこともありませんでした。
富士五湖周遊&中央道で帰路につく
2日目は、富士五湖周辺のドライブ立ち寄りスポット計5箇所を巡ったのち、都内に戻るルートを設定。
洪庵キャンプ場→①道の駅 朝霧高原→②道の駅 かつやま→③ふじさんプラザ→旅の駅 Kawaguchiko BASE→④道の駅 富士吉田→⑤FUJIYAMA BAZAAR 森の駅 旭日丘というコース(ルート長50kmあまり)を周遊したのち、再び中央道経由で帰路につき、江東区の門前仲町駅をゴールとしました。
2日目も時折雨がパラつく悪天候&路面状況が良くない道もあったりしましたが、E-Fourの安心感もあり、安心安全なドライブができました。また、ひどい渋滞に巻き込まれることもなく、往路に比べれば平均燃費も良化。
周遊コースの⑤FUJIYAMA BAZAAR 森の駅 旭日丘到着時点で平均燃費は19.0km/リットルまで改善しました。








ゴール到着!およそ300kmを走破、気になる総合燃費は…?
国道139号から中央道もほとんど混雑はなく順調そのもの。ゴール直前の首都高速で若干渋滞に出くわしたものの、燃費には顕著な悪影響はなく無事目的地にたどり着くことができました。総行程約300kmの旅でした。
さて気になる実燃費は…
22.8km/リットル!!
四駆のSUVで、大人3人のキャンプ道具を満載し、渋滞に巻き込まれたり登坂路があったり、さらには100V1500Wの給電機能を3時間程度利用したりと、こと燃費という観点では不利な条件が重なった今回のドライブでしたが、今回のドライブを通じてのカタログ燃費達成率は92.7%で、さすがの経済性を見せつけてくれました。動力性能的にも問題なし、そしてE-Fourの安心感も担保されるという条件でこの好燃費をたたき出してくれるカローラ クロスの多用途性に改めて感銘を受けたドライブでした!
KINTOでも最新のカローラ クロスが手に入る

カローラ クロスはKINTOでも取り扱っています(注文状況を踏まえながら定期的にアップデートしているため、最新情報はKINTOのカローラ クロス車種詳細ページをご確認ください)。

また、今年(2025年)の5月には一部改良があり、内外装の大幅な刷新や「SNOW EXTRAモード」(トヨタ初)・「シグナルロードプロジェクション」(国内初)の設定、新グレード「GR SPORT」の追加などがおこなわれました。
KINTOでは、カローラ クロスに関するさまざまな情報を記事にまとめて発信しています。カローラ クロスを検討している方は、ぜひ最新記事も参考にしてみてください。
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