クルマとお金
車の頭金相場はいくら?300万円の車を頭金なしで買える年収
ローンで車を購入する際、頭金が必要かどうか、また頭金の相場について気になる人もいるのではないでしょうか。ローンを組んだ経験がない場合「頭金なしのフルローンでもいいのでは?」と考えるかもしれませんが、頭金を支払うことによって、支払総額を減らすことができるメリットなどもあります。
本記事では、車をローンで購入する際にありそうな疑問点「頭金の相場は?」「頭金なしでも車を買える?」「例えば、乗用車の平均的な販売価格帯である300万円の車の場合(※)、頭金はいくら必要?」などについて紹介していきます。
※出典:総務省統計局「小売物価統計調査 全国統一価格品目」:7112 乗用車(普通乗用車)
車の頭金とは

車の頭金とは、ローンで車を購入する際に最初に用意するお金のこと。頭金を支払うことで、カーローンの借入総額が少なくなるため、その分利息を減らす(=支払総額を減らす)ことができます。
頭金は絶対に必要というわけではありません。頭金を用意するかしないか、いくら用意するかは、購入者が決めることができます。
例えば「資金が十分にないけれど、すぐに車を購入したい」という場合には、頭金なしでカーローンを申し込むことは可能です。
ただし頭金なしの場合、支払総額は大きくなりますし、審査が厳しくなることも考えられます。ご自身の予算と照らし合わせ、慎重に検討する必要があるといえるでしょう。
車の頭金の相場はいくら?

車の頭金を用意する場合、「金額」の相場ではなく「年収や車両価格に対する割合」で考えるとよいでしょう。
一般的に、ローン審査における年収に対する年間返済額の割合目安は25%~35%程度、ディーラーや銀行以外のカーローン借入可能額は年収等の1/3までとされています。
※出典:イーローン(SBIホールディングス株式会社)『自動車ローンの審査に落ちる要因は?知っておきたい「返済比率」』『ディーラーや銀行以外で自動車ローンを利用するなら総量規制に注意!』
※出典:日本貸金業協会『借入れは年収の3分の1までです』
また、車両価格に対する頭金の割合は2~3割程度が相場とされています。
300万円の車に必要な頭金と年収

それでは上記の考え方をもとに、実際に必要な頭金をシミュレーションしてみましょう。
例として、50万円~400万円の車を購入する場合の頭金(車両価格の25%と想定)と、借入額(車両価格-頭金)、必要年収(ディーラーや銀行以外で自動車ローンを利用:年収の1/3を借入額と想定)を算出し、概算金額を表にしてみました。
車両価格 | 頭金 | 借入額 | 必要年収 |
---|---|---|---|
50万円 | 12.5万円 | 37.5万円 | 112.5万円 |
100万円 | 25万円 | 75万円 | 225万円 |
150万円 | 37.5万円 | 112.5万円 | 337.5万円 |
200万円 | 50万円 | 150万円 | 450万円 |
250万円 | 62.5万円 | 187.5万円 | 562.5万円 |
300万円 | 75万円 | 225万円 | 675万円 |
350万円 | 87.5万円 | 262.5万円 | 787.5万円 |
400万円 | 100万円 | 300万円 | 900万円 |
※あくまで想定を元にした目安・計算例であり参考程度にお考えください
この表の想定を例にすると、300万円の車を購入する際の頭金相場は75万円、その場合の借入金額から算出される必要年収は675万円(※)となります。頭金なし・フルローン(借入額300万円)で購入する場合で「年収の1/3を借入額」と想定すると、必要年収は900万円(※)となります。
※あくまで想定を元にした目安・計算例であり参考程度にお考えください
年収と車両価格に応じた頭金が十分に用意できない場合は「お金が貯まるまで車の購入を先延す」「予算を下げて車を選びなおす」などの選択肢もあります。カーローンを組む際は、自身の収入や将来のライフスタイルを考慮した上で計画を立てるとよいでしょう。
頭金なしでも欲しい新車がある場合
最後に、頭金なしでも欲しい新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」について紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」(東京・愛知でスタート。エリア順次拡大中)
- 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「 解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。
トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。 申し込みは全てインターネットで完結できます。
※「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。
※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。
≪関連リンク≫
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりご提供を始め、お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
≪関連リンク≫
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?
車の頭金 まとめ
車の購入時だけでなく、購入後の家計にも大きく影響するカーローンの頭金。頭金なしの購入は、後々の生活で大きな負担となることも。もちろん、ローンの計画段階では「返済に困ることはないだろう」と考えてしまうかもしれませんが、収入が減ったり、家族が増えたりなど、生活の状況が変わることもあります。車を購入すると維持費や税金なども発生しますので、無理のない範囲で頭金を用意するようにしましょう。
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