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車の2台持ちはもったいない?車種の組み合わせや維持費を抑えるコツを紹介

車の2台持ちはもったいない?車種の組み合わせや維持費を抑えるコツを紹介

車の2台持ちは便利ですが、その分経済的な負担が増えるため、慎重な検討が必要です。車を2台所有することでライフスタイルやニーズに応じた使い分けが可能となり、通勤や家族の送り迎え、レジャーなど様々なシーンでの利便性が向上します。しかし、維持費や駐車場の確保、管理の手間などの負担が増えることも考慮しなければなりません。
 
本記事では車の2台持ちのメリットとデメリット、効果的な車種の組み合わせや維持費を抑えるコツになどついて解説します。自分自身のライフスタイルに合った選択をするための参考にしてみてください。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

車の2台持ちはもったいないのか

車を2台所有することは便利ですが、ライフスタイルや環境によっては「もったいない」と感じることもあるのではないでしょうか。

公共交通機関が充実している地域に住んでいる方や、日常的に車をあまり使用しない方にとっては、維持費や保険料が無駄に思えるかもしれません。

そこで、ここでは車の2台持ちの必要性を見極めるポイントや、2台持ちに向いているケースとそうでないケースについて詳しく解説します。

車の2台持ちが向いているケース

車の2台持ちは特定のケースにおいて有効な選択肢です。例えば、仕事で頻繁に車を使用する場合や、子育て中の家庭では2台目の車があると役立つでしょう。

公共交通機関へのアクセスがよくない地域に住んでいる場合、複数台所有することで移動の自由度が向上します。また、成人した子どもと同居している家庭では、家族それぞれの行動範囲に合わせて車を使い分けられるメリットもあります。

通勤用の車に加えて、小さな子どもや高齢の親がいる家庭では、緊急時や日常の送迎のために2台目があると便利です。急な病気やケガの際にも交通ダイヤを気にせず素早く移動できる点が大きなメリットといえます。

車の2台持ちによるメリット

「車は家族で1台あれば十分」と考えている方も多いかもしれません。確かにカーシェアリングやレンタカーなど、車の利用方法は近年多様化しています。しかし、ライフスタイルによっては2台持ちがメリットとなる場合もあります。

2台持ちによって各自のライフスタイルに合わせた車選びができるほか、万が一のトラブル時にも対応できるなど、2台持ちは便利さや安心感をもたらすでしょう。

ここでは車を2台持つことで得られるメリットを4つの観点から詳しく解説します。日々の暮らしがより便利で豊かになる可能性を探ってみましょう。

目的に応じた使い分けができる

車の2台持ちは目的に応じて使い分けられるというメリットがあります。通勤や買い物には燃費がよくて小回りが利く軽自動車やコンパクトカー、週末のレジャーにはミニバンやSUVを使用することで用途に応じた効率的な活用が可能です。

例えば、平日は経済的な車での運転を楽しみ、休日には家族でゆったりドライブできます。さらに、趣味のために走りを楽しめるセダンやスポーツカーを所有すれば、運転の楽しみが広がるでしょう。

夫婦で使用する際にも、2台あればそれぞれの好みに合った車を選べます。1台の場合は意見が分かれることも多いですが、2台あればお互いの趣味を尊重しやすいでしょう。

片方の車を誰かが使っていても車を使える

車が2台あれば家族が車を使いやすくなります。

家族に1台しか車がない場合、誰かが車で外出していると当然他の人は車を使用できません。通勤で車が必要な場合、家族が日中車を使えないという不便が生じます。

しかし車が2台あれば1台が使用中でも、もう1台の使用が可能です。買い物や送り迎え、自身の通勤など、様々な用途に気兼ねなく車を利用できます。

さらに、家族で1台の車を共有する場合、外出時には車を使ってよいかどうか毎回確認しなければなりません。車が2台あればこのような確認の手間が減るため、スムーズに車を使えます。

片方が故障や事故を起こしても車を使える

車の2台持ちには、予期せぬトラブルに対する備えとしてのメリットもあります。1台が故障や事故で使用不能になった場合であっても、もう1台があるため日常生活に支障をきたさずに済むでしょう。

自動車保険の代車サービスには制限があり、故障やレッカー牽引のない事故の際には適用されないケースもあります。

そうした場合に2台目の車があれば、急な修理や点検で1台が使えなくなったときでも即座にもう1台を利用できるという安心感につながるでしょう。

たとえ代車で対応できたとしても車種を選べないことが多く、普段乗り慣れない車両での運転を余儀なくされる可能性があります。2台持ちであれば慣れ親しんだもう1台の車で移動できるため、ストレスフリーな運用が可能です。

車の2台持ちによるデメリット

車の2台持ちは一見するとメリットが多いように思えますが、同時にいくつかのデメリットもあります。検討する際には、これらのデメリットを正しく理解した上で、自身のライフスタイルや経済状況に合うかどうかを慎重に見極めなければなりません。

主なデメリットとして、維持費、駐車場問題、管理の手間の3つが挙げられます。これらのデメリットを把握することで、2台持ちのメリットを活かせるかどうかを判断するようにしましょう。

維持費が2台分かかる

車を維持していく上で避けては通れないのが維持費の負担です。2台持ちの場合、当然ながら維持費は2台分発生します。

具体的には、保険料・ガソリン代・駐車場代・各種税金・車検費用・メンテナンス費用などが2台分必要です。ガソリン代は走行距離によって変動し、保険料も契約内容によってある程度抑えることは可能です。しかし、税金や車検費用は車を所有している限り必ず支払いが発生します。また各車両に対して個別のメンテナンスが必要になり、保険の更新や定期メンテナンス、修理などの手続きが増えるため、時間と手間がかかってしまうでしょう。

そのため、2台持ちを検討する際は、これらの維持費を考慮した上で、家計の状況と照らし合わせて慎重に判断することが重要です。

駐車場を2台分確保しなければならない

2台持ちを検討する際、維持費と並んで考慮すべき点が駐車場です。都市部などでは2台分の確保が難しいケースも少なくありません。

一戸建て住宅の場合、敷地内に駐車スペースがあれば問題ありませんが、マンションやアパートに住んでいる場合は2台分の駐車場を確保しなければなりません

住居によっては2台分の駐車場を借りられない場合や、空き待ちの状態が続くことも考えられるでしょう。また、駐車場を確保できたとしても費用は2台分発生します。

さらに、駐車場を探す際には車庫証明の取得条件も確認が必要です。自動車の保管場所は原則として自宅から直線距離で2km以内の場所に限られます

そのため、住居から離れた場所に駐車場を見つけたとしても、車庫証明を取得できない可能性があるため注意が必要です。

車の2台持ちに向いている車種の組み合わせの例

車の2台持ちは、異なる車種を組み合わせることで日常の利便性や趣味の幅が大きく広がります。

例えば、コンパクトカーは日常の買い物や通勤に適しており、燃費がよく維持費も抑えられます。一方で、SUVやミニバンは広い積載スペースを持ち、多人数乗車や週末のレジャーに適しています。

また、電気自動車やPHEV、ハイブリッド車の多くは非常用の電源として活用できる給電システムを備えています。2台のうち1台はこれらの車にすることで、環境負荷を減らしつつ長距離ドライブにも対応できます。

コンパクトカー×SUV・ミニバン

家族での2台持ちであれば、コンパクトカーとSUV・ミニバンは、用途に応じて使い分けができる組み合わせです。

コンパクトカーは燃費がよく取り回しも容易なため、通勤や買い物など日常使いに適した車です。SUVやミニバンは広い積載スペースと多人数乗車が可能なため、週末のレジャーや旅行、大人数での移動に向いています。

例えば、平日はコンパクトカーで通勤することで燃費を抑え、週末にはSUVやミニバンでレジャーを楽しんだりと用途に応じて車を使い分けることによって、経済性と快適性を両立させたカーライフが実現できるでしょう。

コンパクトカー×スポーツカー

独身や夫婦2人の生活なら、コンパクトカーとスポーツカーは、日常的な利便性と趣味性を両立させたい人に適した組み合わせです。

コンパクトカーは燃費がよく、取り回しのしやすさから通勤や買い物などの日常の足として活躍します。狭い道や駐車場でも扱いやすく、維持費も抑えられるため経済的です。

スポーツカーは休日のドライブや趣味としての運転を楽しみたいときに向いています。エンジンの力強さや加速性能、美しいデザインなどスポーツカー特有の魅力が詰まっており、特別なひとときを提供してくれるでしょう。

例えば、平日はコンパクトカーで効率的に移動し、週末にはスポーツカーでドライブを楽しむことによって経済性と楽しさを両立させられます。

電気自動車・PHEV×ガソリン車・ハイブリッド車

家族形態に関わらず、電気自動車(EV)やPHEVとガソリン車やハイブリッド車の組み合わせは、効率的に車を使い分けたい方に適しています。

自宅に充電設備がある場合、電気自動車やPHEVは近場の買い物や通勤、子どもの送り迎えなどに便利です。PHEVの場合は主にEVモードを活用することで燃料費を大幅に抑えられます。また、電気自動車やPHEVには蓄電機能や外部給電機能があり、災害時の非常用電源としても活用できることもメリットです。

長距離移動やアウトドアなどの遠出には、ガソリン車やハイブリッド車のほうが比較的安心といえるでしょう。ガソリン車やハイブリッド車は充電場所確保の心配がないため、長距離ドライブでも安心して使用できます。

このように2台を使い分けることで、経済性・利便性・災害対策を兼ね備えたカーライフが実現できます。

2台持ちをするときに維持費を抑えるコツ

車の2台持ちは便利ですが、そのぶん維持費が大きな負担になることもあります。しかし、いくつかの工夫をすることでコストを効果的に抑えることが可能です。

例えば、1台をコンパクトカーや中古車にする、自動車保険の見直しや割引制度の活用などが効果的です。また、日ごろから車のメンテナンスをしっかり行うことも長期的な維持費削減につながります。

具体的な維持費削減のコツを見ていきましょう。

1台はコンパクトカーや中古車を選ぶ

車を2台持つ際に維持費を抑えるための方法として、1台をコンパクトカーや中古車にすることが挙げられます。

コンパクトカーはその名の通り、小型でありエンジン排気量も控えめです。そのため自動車税が安く済みます

また、車両重量が軽いため燃費がよく、長期間使用する際には燃料費も抑えられるでしょう。加えて、部品交換や整備の際も部品が安価である場合が多いのもメリットです。さらに中古車は新車と比べて初期費用を大幅に抑えられます。

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自動車保険のセカンドカー割引を活用する

車を2台持つ際の維持費を抑える方法に「セカンドカー割引」の活用があります。

セカンドカー割引とは、2台目の車に対して任意保険を通常よりもひとつ進んだ等級で契約できる制度です。セカンドカー割引により保険料を低く抑えられ、2台持ちの維持費を軽減できます。

ただし割引適用には条件があります。事前に保険会社に確認しておくことが重要です。

25歳以下の方が乗る車を1台までにする

25歳以下のドライバーは運転歴が浅いため、任意保険の保険料が高く設定されがちです。そこで、2台持ちをする場合には25歳以下の方が乗る車を1台に絞ることにより、もう1台の保険料を抑えられます。

例えば家族で複数の車を所有している場合、25歳以下の子どもが運転する車を限定することで他の車にかかる保険料を下げることが可能です。

保険料は年間を通じて大きな固定費となるため、工夫次第で節約効果が期待できるでしょう。

2台目の車を検討するならカーリースという選択肢も

車の2台持ちはコストや管理の負担が大きくなるため、慎重な検討が必要です。そうしたときに有効な選択肢としてカーリースがあります。

そこで注目したいのが車のサブスクリプションサービス「KINTO」です。KINTOの大きなメリットは初期費用がかからない点です。新車購入に必要な頭金を省けるため、初期の出費を大幅に抑えられます

また、月々の利用料には車検や各種税金、任意保険料などが含まれており、維持費についても予測しやすく安心です。

KINTOでは、次の2つのプランが用意されています。

初期費用0円で、すぐに車に乗り始められるプラン

所定の申込金を支払うことで、解約時に費用がかからないプラン

KINTOの自動車保険(任意保険)は対人・対物・人身傷害をカバーし、車両保険も含まれており、免責額は1回の事故あたり5万円。年齢制限がなく、対象範囲も限定されないので、契約者が許せば誰が運転しても付保されるなど、内容が充実しています。家族や友人とのシェアもできます。アプリ「わりかんKINTO」を利用すれば、シェア時の費用の分担も簡単です。また通常、2台目の車は6S等級(3%割増)からスタートしますが、KINTOの自動車保険(任意保険)は年齢・等級に影響しない一律の保険料となっている点も大きなメリットです。

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契約期間が終了した後はそのまま返却するか、別の新車に乗り換えるかを選択します。新しい車種や技術に興味がある方にとっては理想的なサービスといえるでしょう。

2台目の車を検討している方は、ぜひKINTOを選択肢に加えてみてください。

まとめ

車の2台持ちはメリットとデメリットを理解した上で判断することが重要です。維持費や駐車場、管理の手間が2台分かかる一方で、特定のライフスタイルには多くの利点が存在します。

例えば、通勤と子育てで車を使い分けられる点や、急なトラブルに対応できる安心感は大きな魅力です。また、車種の組み合わせによって燃費や用途に応じた柔軟な利用が可能になる点も見逃せません。

一方、公共交通機関が整っている地域に住む方や日常的に車の利用が少ない方にとっては、2台持ちがもったいないと感じる場合もあります。カーシェアリングやタクシーを利用する選択肢もあるため、ライフスタイルに応じた賢い選択が求められるでしょう。

車の2台持ちが必要かどうかは個々の状況によって異なるため、家族や生活スタイルを考慮しながら慎重に検討することが重要です。

最後に、購入以外にもトヨタやレクサス、SUBARUの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」について詳しくお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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