車のサブスク解説

カーリースで失敗・後悔しないためには?KINTOについても紹介

カーリースで失敗・後悔しないためには?KINTOについても紹介

ここ最近、個人向けカーリースの人気が高まっています。2018年には個人向けカーリース保有台数が25万台を突破するなど、利用者が増え続けています。

本記事では、カーリースで失敗・後悔しないための注意点のほか、個人向けカーリースが人気を集める理由やカーリース会社ごとの特徴やサービスを解説します。カーリースを利用を検討する際の参考にしてみてください。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

カーリースで失敗・後悔しないための注意点

カーリースの注意点

カーリースについて、後で知って後悔しがちな点や失敗につながりやすい点など、カーリースを利用するにあたり知っておきたい注意点について紹介します。

走行距離の上限におさまらず失敗・後悔

カーリースでは、走行距離の上限が設定されています。月ごとの走行距離については1,500km前後に設定しているリース会社が一般的です。

日常的に通勤や業務に使うのでなければ、月間1,500kmの範囲におさまっているユーザーが多いようですが、契約走行距離を超える可能性が高い場合は、事前に契約内容を見直しましょう。

リース終了時の残価は走行距離をもとに試算していますので、契約走行距離を上回ると追加料金を支払うことになります。

車を自由にカスタマイズができなくて失敗・後悔

自分の所有車のように利用できるカーリースですが、車の保有者はあくまでもカーリース会社です。車を契約し返却する際は、原状回復をしておくことが原則であり、残念ながら車のカスタマイズは難しいのがカーリースの現状です。

一方で車のサブスク「KINTO」では、カスタマイズされた車(カスタムカー)がラインアップされています。カーリースの契約プランでは満足できない場合には、KINTOに目を向けるのもいいでしょう。

残価設定金額を下回ってしまい失敗・後悔

一般的なカーリースでは契約時に残価設定をして、月々の価格を設定しています。しかし返却時の査定でこの設定額を下回ると、追加精算を求められます。

カーリースはなぜ人気?

カーリースはなぜ人気?

車の維持費が月額に組み込まれている

車の維持にかかる各種税金

車を購入し、維持していくには各種税金を払わなければいけません。新車購入で払う税金には自動車税種別割、環境性能割、自動車重量税、消費税の4つがあります。

購入したあとも、毎年4月に納付する自動車税種別割や、車検のときは自動車重量税をその都度払う必要があります。支払いを忘れると延滞金もかかってくるので、毎年気をつけなければなりません。

しかし個人向けカーリースであれば、各種税金の支払いを気にしなくてもOKです。月々のリース代は、各種税金を含んだ金額となっているからです。

保険料

車の維持には各種税金だけではなく、保険料も必要です。例えば必ず加入する必要がある自賠責保険。自賠責保険は車を購入したときに支払うだけではなく、車検の際にも保険料を支払って更新しなければなりません。

事故が起きた際に頼りになる保険ですが、自賠責保険でカバーできない対物の損害や車の修理費、人身事故での高額な治療費の補償・支払いについては任意保険に加入する必要があります。

任意保険は、すべての個人向けカーリースプランに含まれているわけではありません。トヨタが提供を始めたサブスクリプションサービス「KINTO」なら、任意保険の料金も含まれているので、余分な手続きが必要ありません。また、KINTOの任意保険は車両保険も入った充実の補償内容なので安心です。

もしもに備えるのであれば、車の維持に必要な各種税金と自賠責保険、任意保険まですべて含まれている方が安心です。

車検時の整備費用

整備費用の取り扱いは、リース会社やプランによって異なるので、確認しておく必要があります。

車検の際には適切に整備されているか、タイヤなどの消耗品が寿命を迎えていないかなどが点検されます。タイヤの残り溝が少ない場合などは車検に合格できません。タイヤなどの消耗品は、走行距離によって消耗度合いが大きく異なってきます。

カーリースを検討する際は、車検時の整備費用込みのプランでも、消耗品代を試算する根拠となる年間走行距離の上限指定があるかなどの条件を確認しておきましょう。

月々定額払い

同じカーリース会社の個人向けプランの中でも、任意保険や車検時の整備費用の取り扱いなどで複数のプランがありますが、契約したあとのリース代は月々定額払いです。

車を維持していく上で各種税金の支払いや、自賠責保険の更新で普段の月以上の出費が発生することもありません。カーリースなら毎月定額で計算できるので、家計のやりくりもシンプルになります。

それ以外にも、税金や自賠責保険の支払い忘れや延滞金、未車検車や未保険車といったリスクを避けられるなど、金銭面だけではない多くのメリットがあります。

来店不要!申し込みはWebからも受け付け

個人向けカーリースの多くは、Webから簡単に申し込むことができます。リース会社によっては、希望する車種のほか、カラーやグレード、オプション装備まで選べます。

車種を決定したらリースプラン、保険や整備費用などのオプションプランの選択、年間走行予定距離などを、Webページの案内に従って入力。最後に車の引き取りや整備の際に入庫する販売店をリストから選択します。

あとは必要事項や規約に同意し、入力内容の確認を行えば申し込みは完了です。数日のうちに審査結果が届きます。

カーリース会社の比較ポイント

カーリース会社の比較ポイント

車種が選べるか

個人向けカーリースで重要視されるポイントとして、選択できる車種の多さ、という声があります。

車メーカー系列のリース会社の場合は、そのメーカーの車の中から選ぶことになります。カーリース専門会社や、信販系のカーリース会社であれば特定のメーカーだけではなく、複数のメーカーの車種から選択可能です。

車種だけではなく、カラーの指定やオプション装備の追加などもリース会社によって内容がまちまち。多くの会社のプランを比較して、目的にあったプランを選択するのがおすすめです。

リース会社ごとの特徴

リース会社のプラン設定は、車検時の整備費用を別に支払う必要があるかわりに、月々のリース代をおさえているリース会社もあれば、リース代が高めに設定されているものの、それ以外の諸費用はリース期間であれば不要といったプランを主力においているリース会社もあります。

またリース期間を短縮して中途解約する場合には、解約手数料を支払わなければならないリース会社もあります。個人向けカーリースを検討する際には車種、月々の支払い額に含まれている諸費用、契約予定期間などを事前に確認しておきましょう。

リース料金の設定

月々の支払い額は、車両本体価格、契約終了時に見込まれる車両の残価、各種税金や保険、車検時の整備費用などの諸費用を合計し、契約月数で均等割りして決定されます。

リース会社によっては、リース期間の終了した車両を自社の中古車販売部門で販売することで、転売時の手数料をおさえて車両の残価を高めに設定しているケースも。

キャンペーンなどでは、特定の車種にお得なプランを用意していることもあります。こうしたキャンペーンは、新しいユーザーが増える春先に多いようですが、あえて閑散期を狙って行っているキャンペーンもありますので、こまめにWebで確認してみましょう。

車の標準装備

個人向けカーリースでラインアップされている車種には、欲しい装備が用意されていないこともあります。

多くのユーザーが選択するカーナビ、バックカメラ、ETC車載器ですが、すべての車種に標準装備されていないこともあるので、車種を選択した後のオプション装備で指定するのか、既に装備済なのかを必ず確認するようにしましょう。

特にカーナビでハンズフリー通話が可能なBluetooth対応カーナビを装着したり、ETC車載器には最新の2.0対応器が必要など、最新装備が欲しい場合は注意が必要です。

装備によっては選択できない場合がありますので、同じ車種でもリース会社を変更するなどして比較してみましょう。

カーリース会社のご案内

オリックス自動車のカーリース

オリックス自動車のカーリース

特徴

オリックス自動車の提供する個人向けカーリースが「マイカーリース」。1984年開始と長年個人向けカーリースを提供しているので、認知度が高いリース会社です。

オリックス自動車のカーリースの特徴は、約143万台のリース台数実績をもとにした豊富なサービスを用意していることです。

多くの利用者の要望や意見をもとに、プランやサービス内容をこまめに改善し続けています。月間走行距離が2,000kmに設定されているのも、運転機会の多いユーザーには安心な点でしょう。

価格

国産車なら全メーカーの新車だけではなく中古車リースプランも用意しているので、月々の支払い額が、1万円台からの車両もあります。また毎月用意される特選車に希望の車種があれば、よりお得に利用可能です。

コスモ石油「Myカーリース」

コスモ石油「Myカーリース」

特徴

コスモ石油の提供する個人向けカーリースである「Myカーリース」の特徴は、国産車なら全メーカーの新車から車種を選択可能な点と、普段のメンテナンスは最寄りのサービスステーション(コスモ石油のガソリンスタンド)に相談可能な点です。

メンテナンスプランも3種類が提供されており、ユーザーの希望にあったプランが選択できます。メンテナンスや車検は自分で行うので安いプランが欲しい、リース料金が高くなってもいいのですべてのメンテナンスを頼みたい、というユーザーに最適なプランが用意されています。

価格

リース価格は一般的ですが、選んだメンテナンスパックと、コスモ・ザ・カードの組み合わせでコスモ石油での燃料代が安くなるのも「Myカーリース」の特徴です。ゴールドパックでは1リッターあたり最大10円、シルバーパックなら最大6円、ホワイトパックでも最大2円(すべて月間100Lまで)が値引きされます。

トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」

特徴

トヨタが提供するKINTOの特徴は、サブスクリプションサービスである点です。毎月一定額を支払い、車を利用するということではカーリースと同じですが、月々の利用料金に任意保険が含まれている点や、トヨタ正規販売店でのメンテナンスやサポートも利用できる点などの違いがあります。

カーリースでは、リース期間中に事故を起こした場合など、想定していた残価よりも低くなった場合には、高額な追加費用を求められることもあります。

KINTOの場合は、月々の料金には車両保険がついた任意保険代金も含まれていますので、事故の際の自己負担も1件あたり最大5万円に抑えられています。

また、ドライバーが若いほど事故発生のリスクが高まるという理由で若い人ほど保険料は高くなりますが、KINTOは年齢や保険の等級によって月額料金が変わることはありません。つまり、任意保険料が高くなる若い方や保険の等級が低い方にとって、KINTOは魅力的なサービスといえるでしょう。

価格

KINTOのラインアップや見積りは、こちらのページから確認することができます。

この月額料金には各種税金と自賠責保険だけではなく、車両保険も含まれた任意保険と定期メンテナンス費用などの諸費用も含まれています。

KINTOの契約期間は、すべて3年/5年/7年プランから選択可能。契約期間終了後には、車両を返却するか、別のトヨタの新車に乗り換えるか選択できます。 また契約期間の満了を待たずとも、一定期間経過後に割安な手数料で別プランに乗り換えができる「のりかえGO」のプラン(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。

カーリースの注意点・リース会社比較まとめ

カーリースの比較

個人向けカーリースの人気が高まっている大きな理由は、利用者にあわせた豊富なプランが用意されていること、Webで手続きが完了するなど、以前よりも利用しやすくなっていることが挙げられます。

オリックス自動車とコスモ石油のカーリースでは、国産車なら全メーカーから希望の車種を選べるという点で、乗りたい車が用意されていないなど、個人向けカーリースのサービス開始初期に指摘されていたユーザーの悩みも解消されています。

トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」では、任意保険料が含まれている点や、一定期間経過後に新車に乗り換えられるという自由度の高さなど、これまでにない画期的なサービスとなっています。

車の新たな利用形態として、多くのカーリース会社から豊富なプランが用意されている、個人向けカーリースを検討してみてはいかがでしょうか。

※記事公開時の情報をベースに掲載しています

よくある質問

カーリースで失敗しないための注意点は?

カーリースは契約期間が決まっているため、原則として中途解約が認められないケースがほとんどです。カーリースで失敗してしまうケースのひとつとして、契約期間内にライフスタイルやライフプランが変わり、中途解約してしまうことが考えられます。カーリース契約する際の契約期間は、ご自身の将来についてしっかり考え、慎重に決めるとよいでしょう。

カーリースで後悔しないための注意点は?

カーリースでは、月ごとの走行距離上限について1,500km前後に設定しているリース会社が一般的です。リース終了時の残価は走行距離をもとに試算していますので、契約走行距離を上回ると追加料金を支払うことになります。カーリースで後悔しないためにも、ご自身が毎月どの程度の走行距離を必要とするのか、カーリース契約前にしっかり把握しておきましょう。

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