KINTOの法人契約は中途解約・車両変更は可能？知っておきたい費用と利用プラン

KINTOの法人契約で選べる2つのプラン：初期コストか、解約のしやすさか

KINTOの法人契約には、大きく分けて2つのプランがあります。どちらを選ぶかで、「スタート時の費用」と「あとあとの解約のしやすさ」が変わります。

クルマのサブスクKINTOプランの比較表

① 初期費用フリープラン（3年/5年/7年）

まとまった頭金なしで新車に乗れる、基本のプランです。

• メリット：開始時の資金負担がゼロで済みます。
• 注意点：契約期間中に解約する場合、原則として規定の中途解約金が発生します。

② 解約金フリープラン（3年契約のみ）

契約時に「申込金」を支払うことで、中途解約時のリスクを抑えるプランです。

• メリット：いつ解約しても中途解約金は0円です。
• 初期費用の目安：月額利用料の5ヶ月分相当です。※例：月額5万円の車の場合、契約時に25万円（＋税）を支払います。

検討時のポイント

先々の事業計画が読みにくい場合や、数年以内に「もっと大きい車が必要になるかも」という可能性がある場合は、最初に投資（申込金）をしてでも「解約金フリープラン」を選ぶことをおすすめします。これが結果的に、リスクを最小限に抑える賢い選択になるでしょう。

KINTOの法人契約は「中途解約」できる？費用はいくらかかる？

「初期費用フリープラン」で契約した場合でも、中途解約自体は可能です。ただ、解約時期に応じた費用（＝中途解約金＋未払いリース料※）が発生してしまう点には注意が必要です。

※中途解約日以降に請求日が到来する月額利用料

初期費用フリープランの中途解約金構造

中途解約金は「残リース料＋追加精算金」を支払う仕組みです。残リース料は6ヶ月毎の自動更新を前提とした商品のため、解約タイミングを選んで解約することで費用を抑えることが可能です。トヨタ車・レクサス車ともに月額利用料（1ヶ月の月額利用料はボーナス加算額を含む6ヶ月間の利用料合計÷6）をベースに計算します。

• 契約直後の解約：残りの期間に応じた中途解約金が必要になるため、どうしても中途解約金が高額になります。
• 満了直前の解約：中途解約金は安くなりますが、ゼロにはなりません。

※画像はトヨタ車で3年契約の場合。「1ヶ月」の定義はこちら

解約金フリープランなら「0円」

解約金フリープランの最大の特徴は、いつ解約しても中途解約金がかからないことです。「事業縮小で車が不要になった」「逆に事業拡大で、コンパクトカーからミニバンへ入れ替えたい」。そんなときでも、中途解約金を気にせずスムーズに手続きできます。

契約途中で別の車に変える「車両変更」はできる？

実は、ここで多くのお客様が勘違いされやすいポイントがあります。それは、「クルマのサブスクKINTOの個人契約との違い」です。

KINTOの個人契約には「のりかえGO」というサービスがあります。これは手数料を払えば、契約期間中でも新しい車へ割安に乗り換えられる仕組みです。

しかし、この「のりかえGO」は個人契約のみが対象で、法人契約は対象外です。「法人契約でも手数料さえ払えば安く乗り換えられる」と思って「初期費用フリープラン」を契約してしまうと、後々乗り換えたいときに一度解約（中途解約金発生）が必要になりますので注意しましょう。

法人が車両変更をするための「現実的な方法」

では、法人契約で「期間中に別の車に変えたい」場合はどうすればよいのでしょうか？
以下の2ステップを踏むことになります。

1. 現在の契約を解約する
2. 新しい車で新規契約を結ぶ

このとき、「初期費用フリープラン」だと前述の中途解約金が発生してしまいます。ですから、将来的に車種変更の可能性があるなら、最初から「解約金フリープラン」を選んでおくのが、法人にとっての実質的な「乗り換え」のベストな選択肢といえるかもしれません。

契約満了時の選択肢：再契約と返却

契約期間（3年/5年/7年）が無事に満了した際は、以下の3つから選択できます。

①車両を返却して終了

事業の変化や規模に合わせて、車両保有の有無を一度見直すことができます。

②新しい車に乗り換え（新規契約）

最新の安全装備がついた新車に入れ替えることができます。常に最新機能の備わった車両を利用することで、事故リスクの低減にもつながります。

③同じ車で再契約（期間延長）

乗り慣れた車をそのまま使い続けたい場合は、再契約も可能です。再契約時は「再契約プラン（2年※）」などが適用され、月額利用料が新車時より安くなるケースがあるため、コストを抑えたい方にもおすすめです。

※再契約により最長7年（レクサス車は最長5年）までお乗りいただくことができます。詳しくはこちら

見積りシミュレーションの確認手順

「実際に解約金フリープランだといくらになるのか？」を確認するには、公式サイトでお気軽にシミュレーションしてみてください。

①車種を選ぶ

KINTO公式サイトのトップページや「ラインアップ」から、導入したい車種（プリウス、ヤリスなど）をクリックします。

②グレード・オプション選択へ進む

「見積り」ボタンを押し、グレードやカラーを選択します。

③ご契約者様の選択（重要）

見積り画面の途中にある契約区分で「法人」をご選択ください。これを選ばないと法人向けプランが表示されません。また、それ以外のご契約期間、グレード選択、エクステリアカラー、インテリアカラー、KINTOオプションパッケージ、追加いただける単品オプションなど、ご希望の装備をお選びください。
※法人契約の場合ボーナス月加算額は「なし」をご選択ください。

④プランのタブを切り替えて比較

希望の車種を確定させたところで、見積もり画面の上部に戻り「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」のボタンを切り替えてみてください。

ここを切り替えることで、「月額利用料」と「契約時の初期費用（申込金）」の差額がすぐにわかります。この機能を利用して「初期費用を払って自由に乗る」か、「月額を抑えて長く乗る」かの比較検討にお役立てください。

中途解約金や解約のお手続きに関しましても、『KINTOオンライン相談』にてコンシェルジュが詳しくご案内しております。ご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

≪関連リンク≫

• 中途解約したい時はいつ、どうやって申告すればいいのでしょうか。
• 新車の中途解約時の支払い金額や支払い方法を教えてください。
• 新車では、解約金なしで中途解約することはできますか？

法人契約の「解約・変更」に関するよくあるQ&A

Q1. 従業員が退職して車が不要になりました。すぐに返却できますか？

A. はい、可能です。ただし、ご契約プランによって費用が異なります。「初期費用フリープラン」の場合は所定の中途解約金が発生します。「解約金フリープラン」であれば、中途解約金なしで返却が可能です。

Q2. 契約期間中に事故で全損してしまった場合、中途解約金はどうなりますか？

A. 多くのケースで中途解約金は免除されます。KINTOには車両保険が含まれています。全損事故などで車両が使用不能になった場合は強制解約となりますが、その際の中途解約金は保険でカバーされ免除となります（※故意や重過失を除く）。これはKINTOならではのメリットです。

Q3. 「のりかえGO」が使えないなら、法人は3年間同じ車に乗るしかないですか？

A. 基本的にはその通りです。だからこそ、最初のプラン選びが重要です。もし「事業の変化で2年後に別の車が必要になるかも」という懸念がある場合は、中途解約のリスクを考慮し、いつでも中途解約金なしで乗り換え・返却ができる「解約金フリープラン」の活用もぜひご検討ください。

まとめ：将来を見据えたプラン選びを

KINTOの法人契約において、もっとも重要なのは将来どんなことが起こりうるかを契約前に予測しておくことです。

• 初期費用フリープランの場合中途解約には中途解約金がかかる。
• 個人向けの優遇サービス「のりかえGO」を法人は使えない。
• 中途解約の可能性がある場合、申込金を払ってでも「解約金フリープラン」を活用する方法もある。

会社の成長フェーズや事業計画に合わせて、最適なプランを検討してみてください。まずはKINTOのWEBサイトで、車種ごとの月額料金とプランの違いを、一度シミュレーションしてみるのがおすすめです。

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