試乗記・レポート
ガードパイプは「区境」で種類が違う!ガードレールとの違いも
道路脇にある「ガードパイプ」には種類があり、地域ごとのデザインの違いがあることをご存じですか?本記事では、国道、都道、区道の違いや、景観に配慮した意匠、さらには区境で突然デザインが切り替わるユニークなスポットを紹介します。
通い慣れた道も、ちょっとした豆知識で楽しくなるかもしれません。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
みなさんは、街中で目にする「ガードパイプ」を意識して見たことがありますか?
ガードパイプとは、歩道や生活道路の脇に設置されている防護柵のこと。複数のパイプを組み合わせた構造で、車の衝突には耐えられないものの、歩行者や自転車の転落や侵入を防ぐ役割があります。

一方、高速道路や幹線道路、山道などで目にする「ガードレール」は、車の逸脱を防ぎ、事故時の衝撃を吸収する車両用防護柵です。

このように、見た目は似ていても、目的や設置場所が異なります。
ガードパイプのデザインが「地域色」を帯びるように

「ガードパイプ」という名称はまだ広く浸透しておらず、多くの人が歩道の防護柵をひとまとめに「ガードレール」と呼びがちです。
しかし近年では、「景観に配慮した防護柵整備のガイドライン」が制定され、その土地の景観や歴史に調和するデザインの導入が進んでいます。このガイドラインでは、ガードパイプも周辺環境との調和が重視されており、ダークグレー、ダークブラウン、グレーベージュといった落ち着いた色合いの採用が推奨されています。
道路の管理者によってもデザインが異なる
道路には「公道」と「私道」があります。さらに「公道」は、管理する主体によって次の3つに分けられます。「国道」「都道府県道」「市町村道」です。

それぞれの道は、国・都道府県・市区町村が管理しており、役割や重要度に応じて分類されています。
国道には一部のマニアからは「目型」といわれるデザイン、都道には東京都共通の「イチョウ」をモチーフにしたデザインのガードパイプが採用されている様子を多く見かけます。


ちなみに昔は白色のガードパイプが採用されていましたが、ダークグレー、ダークブラウン、グレーベージュなどの色が増えています。
東京23区では各区が管理する区道において、それぞれの地域景観に合わせたガードパイプが採用されており、色やデザインにはある程度のバリエーションがあります。中には、その場所ならではの特徴が感じられる意匠が使われているところもあります。
そのため、区境、道境では道を挟んで左右のデザインが切り替わることがあり、ちょっとした違いから地域の個性を感じ取ることができます。この記事では、そうした「境界の表情」を楽しめる代表的なスポットをご紹介します。
国道と都道の境界|西巣鴨交差点(豊島区)
国道17号と明治通りが交わる「西巣鴨交差点」では、国と都、それぞれの管理するガードパイプが並び立つ様子が見られます。

ガードパイプだけでなく、歩道の舗装も異なり、国道側はタイル張り、都道側はアスファルトという違いも。またとない比較スポットです。
都道と区道の境界|御茶ノ水駅そば・聖橋(千代田区〜文京区)
御茶ノ水駅そばの聖橋では、都道のイチョウ型ガードパイプが見られます。それと並んで設置されているのが、千代田区のガードパイプです。こちらは地域のランドマーク「聖橋」の美しいアーチ構造をモチーフにした、黒系の曲線的なデザインが特徴です。そしてここも、道の管轄が都と区で変わっている場所のため、歩道のタイルも違います。

橋を渡って文京区側に入ると、デザインは一変。区名にちなんで漢字の「文」を図案化した茶系の落ち着いた柵に切り替わります。

一見すると幾何学模様ですが、知ってから見ると文字が浮かび上がってくる、知的な遊び心のあるデザインです。
足立区と葛飾区|綾瀬駅〜アリオ亀有周辺
アリオ亀有脇の歩道では、足立区と葛飾区の境界が明示されており、ガードパイプのデザインが変わる様子をはっきり観察できます。

足立区側には区の花「チューリップ」の意匠が、葛飾区側には「ハナショウブ」のデザインが施されており、まるで左右で違う花壇のようです。見た目にも楽しく、区境の観察スポットとして有名です。
さらにこのエリアでは、旧墨田川の影響で境界線が入り組んでおり、場所によってまた異なるデザインに出会えることも。例えば、1枚の写真に収まるように写り込ませることはできなかったのですが、綾瀬駅周辺の区境の道では「河と流れ」のデザインから、桜とチューリップをあしらった足立区オリジナルの意匠へと切り替わる様子が確認できました。それぞれ手前にあるガードパイプのデザインをご覧ください。


同じ「水モチーフ」でも表現が違う|江東区・江戸川区・葛飾区
江東区・江戸川区・葛飾区では、いずれも「水や河」をモチーフにしたガードパイプが使われていますが、それぞれデザインの表現が異なります。



水の流れの曲線や波紋の描き方などに違いがあり、比べて見ると、その土地らしい工夫を感じられるはずです。
まとめ
ガードパイプのデザインは、地域によってさまざま。管理者の違い、景観への配慮、地域の歴史や特色が凝縮された小さな公共デザインです。
何気なく通っている道でも、「今どこの区にいるのか」「誰が管理している道なのか」が見えてくることがあります。ドライブ中、ふと歩道に目を向けてみると、そこには街の個性が現れています。
知っているだけで、いつもの道が少し楽しくなる。そんな豆知識として、ガードパイプを観察してみてはいかがでしょうか。
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