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遠出をする前にチェック!車の故障で多い箇所と点検方法

遠出をする前にチェック!車の故障で多い箇所と点検方法

ゴールデンウィークや夏休み・お盆休み、シルバーウィーク、冬休み、年末年始休暇などの長期休暇の時期にニュースになるのが車の故障やトラブルです。

この記事では、JAFの統計を元に、よくある車の故障やトラブルを解説するとともに、故障やトラブルを予防する点検についても解説します。

長期休暇や連休で車に乗ることがあるときは、この記事を参考に点検してみてください。

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

この記事の執筆者

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト。大学卒業後、国産車ディーラー、教習所、中古車買取会社、タクシードライバーなど自動車関連の仕事に従事。現在は、フリーランスとして自動車WEBメディアや雑誌に寄稿したり、専門家としてメディアに出演。国家資格を保有する安全運転のプロとしての経験や知識、クルマの設計・開発を手がけてきたエンジニアからの学びを活かしながら、クルマの魅力や楽しさを伝えている。

保有資格

普通自動車第一種教習指導員、普通自動二輪教習指導員、応急救護指導員、運転適性検査指導員

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

車の故障で多い箇所は?JAFの統計データを元に分析

長期休暇の車の故障・トラブルや事故は毎年話題となります。では、長期休暇や連休などの休暇時期に多い車の故障やトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、JAFの統計データを元によくある故障やトラブルをランキング形式で紹介します。

休暇別JAFロードサービス出動理由(2024年4月〜2025年3月)ランキング

 

ゴールデンウィーク

お盆休み

年末年始

一般道路

高速道路

一般道路

高速道路

一般道路

高速道路

1位

過放電バッテリー

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

過放電バッテリー

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

過放電バッテリー

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

2位

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

燃料切れ

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

燃料切れ

  • タイヤのパンク
  • バースト
  • エアー圧不足

事故

3位

破損/劣化バッテリー

事故

破損/劣化バッテリー

事故

破損/劣化バッテリー

燃料切れ

4位

落輪・落込

過放電バッテリー

落輪・落込

過放電バッテリー

落輪・落込

過放電バッテリー

5位

キー閉じ込み

発電機/充電回路

キー閉じ込み

発電機/充電回路

事故

発電機/充電回路

出典:JAF

上記の一覧からも休暇の時期は、バッテリーやタイヤのトラブルが多いことがわかります。参考までに、JAFロードサービス出動理由総合ランキングもみてみましょう。

 JAFロードサービス出動理由(2024年4月〜2025年3月)総合ランキング

  1. バッテリー上がり(42%)
  2. タイヤのパンク(20%)
  3. 落輪・落込(6%)

出典:JAF

この結果についてJAFは、“ライトの消し忘れ等のドライバーのうっかりミス、メンテナンス不足などの人的要因が多い傾向”とまとめています。

つまり、車から降りるときにライトの消し忘れに注意したり、ドライバー自身が行う日常点検をしっかり行っていたりすれば、車の故障やトラブルなどは防ぐことができるということです。

休みの日に車のトラブルに遭わないようにする方法

JAFの統計データやJAFの見解などから、車を利用するユーザー自身が行う日常点検がいかに重要なのかがわかるでしょう。

国土交通省によると、日常点検は15項目あり、走行距離や運行するときの状態などから判断した適切な時期に実施するよう呼びかけています。

なお、この記事ではJAFロードサービス出動理由に多いバッテリーとタイヤの点検方法を紹介します。

バッテリーの点検方法

バッテリーの点検は、エンジンルーム内(車によってはラゲージボードの下にある場合もあります。詳しくは各車の取扱説明書でご確認ください)にあるバッテリー(12Vの補機バッテリー)の液量が規定の範囲内(上限/UPPERと下限/LOWERの間)にあるか確認してください。

ただ、近年の車はバッテリーの液量が見えにくかったり、カバーで覆われていて目視確認できなかったりすることがあります。このような場合は、無理に液量を確認するのではなく、別の方法でバッテリーの状態を確認しましょう。

バッテリーの状態は、エンジンをかけるときにスムーズにエンジンがかかるかどうかで判断することができます。例えば、エンジンをかけるときにセルがキュルキュル回るものの、エンジンがかかりにくいときはバッテリーが弱っている可能性が高いです。また、セルがキュルキュルッと勢いよく回らないときもバッテリーが弱っているサインの1つです。

このような症状があるときは、そのままにせず販売店や整備工場などに車を持ち込んでバッテリーの点検をしてもらいましょう。

その他の方法としては、バッテリーの電圧をモニタリングできるアイテムを使用するという方法があります。簡単かつ手軽にできるのは、シガーソケットに差し込むことでバッテリーの電圧を表示するアイテムです。インターネット通販やカー用品店などで手に入れられるため、バッテリー電圧を数値で確認したい方は取り付けておくとよいでしょう。

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タイヤの点検方法

タイヤは、亀裂や損傷などがないか目視確認します。あわせて、残り溝の深さもチェックしておきましょう。タイヤの残り溝は、スリップサイン(タイヤの溝の中にある凸部分)が露出していないか確認します。

また、ガソリンスタンドでタイヤの空気圧が規定値になっているか確かめましょう。もし、タイヤの空気圧が他のタイヤより異常に低くなっている場合は、パンクしている可能性が高いです。タイヤの空気圧が異常に低いタイヤがあることに気づいたときは、ガソリンスタンドのスタッフに相談して、パンクのチェックや修理ができるか聞いてみましょう。

トラブルや故障などをしないために

JAFロードサービスの出動理由ランキングからも明らかなように、日常点検を心がけていれば、ゴールデンウィークや夏休み・お盆休み、シルバーウィーク、冬休み・年末年始などの大型連休に多発する車の故障やトラブルを事前に防ぐことが可能です。

長期休暇や連休などの前には、ここまで解説してきたバッテリーとタイヤの点検をはじめとした日常点検を確実に行い、車の故障やトラブルなく休日の外出を楽しめるよう準備しておきましょう。

また、長期休暇や連休の前だけでなく、月に1回など定期的に日常点検を行っておくと、車の故障やトラブルを未然に防ぐことができます。安全なカーライフを実現するためにも、日常点検は確実に行っておきましょう。

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

この記事の執筆者

齊藤 優太(さいとう ゆうた)

自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト。大学卒業後、国産車ディーラー、教習所、中古車買取会社、タクシードライバーなど自動車関連の仕事に従事。現在は、フリーランスとして自動車WEBメディアや雑誌に寄稿したり、専門家としてメディアに出演。国家資格を保有する安全運転のプロとしての経験や知識、クルマの設計・開発を手がけてきたエンジニアからの学びを活かしながら、クルマの魅力や楽しさを伝えている。

保有資格

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