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冬こそ洗車が必要な理由とは?洗車の頻度やポイントも紹介!

冬こそ洗車が必要な理由とは?洗車の頻度やポイントも紹介!

みなさんは普段どのくらいの頻度で洗車をしていますか?週1回必ず洗車をするという人から、ほとんど洗車をしないという人もいると思いますが、定期的な洗車は車の外装をきれいに保つうえで重要です。ボディに泥や雨、虫などを付着したままにしておくことは、塗装面にダメージを与える原因になります。
 
また、自分で洗車の作業をすることで普段は気づかないボディについた細かな傷などの異状を見つけやすくなるため、早い段階で対処できるメリットもあります。そのため、一年を通してこまめに洗車することをおすすめしたいのですが、特に冬は洗車を心がけてほしい季節です。今回は、冬に洗車が必要な理由と、どのタイミングで洗車をするべきかについてもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

吉川 賢一(よしかわ けんいち)

この記事の執筆者

吉川 賢一(よしかわ けんいち)

自動車ジャーナリスト。日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。自動車ジャーナリストとして、新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さも伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナ、筋トレなど。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

冬は路面に融雪剤が撒かれている

冬に洗車が必要な最大の理由は、融雪剤の影響です。冬の時期、降雪地域では路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されています。これらは主に塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩分で構成されており、車の鉄などの金属部分に大きなダメージを与える可能性があります。

融雪剤
冬は路面に融雪剤が撒かれている

特に気を付けたいのが車の下回り

特に車の下回り(底)は、チッピング(石はね)や跳ね上げた砂や小石などによって傷が入りやすく、その傷に車が走行することで巻き上げられた融雪剤のカスが付着すると、錆が発生し、穴が開いてしまうことがあります。

昨今の車はボディ塗装技術やコーティング技術が進化しており、ボディ表面の劣化を以前ほど気にする必要がなくなってきています。マフラーやサスペンション、サブフレームなどの下回りについても、錆の発生を防ぐような構造(防錆処理のしやすい形状など)や材料(シーリング材など)、工法(メッキなど)などを工夫することで防錆処理が施されてはいます。しかし、融雪剤対策が施されている寒冷地仕様車ではない車の場合は注意が必要です。一度錆が発生すると広がりやすいため、できるだけ早く融雪剤を落とす必要があります。

融雪剤が撒かれた道だけでなく、海沿いの道や潮風にあたる道を走行した際も同様です。路面が濡れていなくても、海沿いの道では砂や埃に塩分が含まれているため、ボディを痛める原因となってしまいます。

車 下回り
特に気を付けたいのが下回り

雪道を走った車が運んできた融雪剤に触れている可能性もある

自身の車で融雪剤が撒かれた雪道を走行したあとは、ボディや車の下回りをすみやかに洗浄し、融雪剤を落としましょう。雪道を走った帰りのガソリンスタンドで、燃料補充とあわせて洗車機で汚れを洗い流す、と決めておくのも良いです。下回り洗浄のオプションがあるなら、迷わず選択するようにしたいところです。

ただこの時期は、たとえ雪道を走行していなくても、他の車が運んできた融雪剤を含む泥汚れを巻き上げている可能性があります。そのため、雪道を走行していなくても、冬はできるかぎりこまめに洗車を心がけ、できれば1~2週間に1回、最低でも1か月に1回程度は、洗車をするのが理想です。

融雪剤によるものだけでなく、冬は車が汚れやすい条件がたくさんある

融雪剤による影響だけでなく、冬は車が汚れやすい傾向にあります。車内と車外の気温差が発生しやすい冬は結露が発生しやすい傾向にありますが、結露には空気中のチリや埃などの汚れが含まれるため、ボディに汚れが付着しやすくなるのです。空気が乾燥していることで埃が舞いやすいため、空気中の汚れが多い傾向にあることも冬に車が汚れやすい一因となっています。

洗車は寒すぎない日に

ただ、気温が極端に低い日に洗車をしてしまうと、洗車している間に水分が凍結してしまう可能性があるため、できるだけ暖かい日と時間帯を選んで洗車をするようにする必要があります。凍結してしまうと、氷を除去しようとする際にボディに傷をつけてしまう危険があり、かえって車を傷めてしまうことになります。やむを得ず寒い日に作業をする場合は、水やぬるま湯を使って洗い流し、こまめに水分を拭き取るなど、凍結しないように注意が必要です。

洗車
洗車は寒すぎない日に

防錆コーティングをしてしまうのもお薦め

また、車の下まわりに防錆コーティングをするのもおすすめです。職人が手で塗るワックスタイプのものや、スプレータイプのものがあり、どちらもコーティング専門ショップで施工してもらうことができます。防錆コーティングのなかには融雪剤に含まれる塩化ナトリウムと反応して防錆皮膜を形成してくれる商品もあり、新たな錆の発生を防止し、既にある錆の進行を抑制する効果があるそう。施工するタイミングは雪が溶けてなくなってからがよいでしょう。

コーティング
洗車の頻度を減らしたいのなら、コーティングをしてしまうのもお薦め

まとめ

冬に洗車が必要な理由や洗車の頻度、ポイントについてご紹介しました。寒い冬の外での洗車は、洗車が好きな人であっても辛い作業ですが、ボディ表面だけでなく下まわりもよい状態でキープするために、ぜひとも行ってほしいもの。車をいい状態でキープすることができれば長く乗ることもできますし、車を手放す際にも下取り(買い取)価格が期待できるかもしれません。冬は車が汚れやすい季節だということを頭に置き、ぜひとも「こまめな」洗車を心がけてください。 

(文:吉川 賢一 編集:KINTOコラム編集部)

吉川 賢一(よしかわ けんいち)

この記事の執筆者

吉川 賢一(よしかわ けんいち)

自動車ジャーナリスト。日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。自動車ジャーナリストとして、新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さも伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナ、筋トレなど。

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