トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ新型アルファードで車中泊できる?おすすめグッズも紹介
大きいボディサイズと豪華な室内のアルファードなだけに、車中泊で使いたい方もいるのではないでしょうか。たしかに、広い車内空間は車中泊にうってつけ。しかし、7人乗りのみとなる新型では、少々注意が必要です。そこで、新型アルファードで快適に車中泊をするためのポイントやおすすめのグッズをまとめました。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型アルファードで車中泊できる?
「できるか?できないか?」で言えば、新型アルファードで車中泊をすることは可能です。これだけ大きなボディサイズのミニバンですから、広さは十分といえます。車中泊で食事などをする際にも、圧迫感がなく快適に過ごせるでしょう。
| 新型アルファード | |
---|---|---|
乗車定員(名) | 7 | |
グレード | Executive Lounge | Z |
パワートレーン | ハイブリッド車 | ガソリン車 |
室内長(mm) | 3,005 | |
室内幅(mm) | 1,660 | |
室内高(mm) | 1,360 |
広さの他に重要なのは、車内で横になれるフラットな場所が作れるかということ。ミニバンの車中泊では、3列あるシートをすべてフラットにしてベッドのようにするイメージがあるかもしれません。新型アルファードにはフロント・セカンドフルフラットモードが設定されていますが、セカンドシートの背もたれ部分は少し角度が付いた状態になります。
新型アルファードは7人乗りのみ
また、新型アルファードのセカンドシートは、左右が独立したキャプテンシートタイプのみの設定となります。そのため、セカンドシートを倒しても、アームレスト部分が残る形となります。
その点では、先代のアルファードで設定されていた8人乗りモデルの方が、車中泊に適していたといえるかもしれません。セカンドシートがベンチタイプなので、リクライニングしたときに中央の隙間や凹凸が少なく、大きなベッドのようになるからです。車中泊のことを考えれば先代の8人乗りも魅力的といえるでしょう。
ちなみに、新型アルファードはグレードによりセカンドシートの種類が異なり、それぞれの特徴があります。
Executive Loungeは、エグゼクティブラウンジシートを採用。全身の筋肉を最も使わない姿勢を検証し、開発されました。パワーロングスライドを標準装備とし、スライド操作で電動と手動どちらでも480mm移動できます。電動と手動で480mmものロングスライドを行えるシステムは世界初です。
Zは、エグゼクティブパワーシートを採用。アームレスト上部が弓なりの形状で、リクライニングを倒しても肩を張らずにリラックスできます。また、スライドの移動距離が最大530mmと先代より拡大しました。
どちらのシートも乗り心地が良く、足を支えるオットマンもあるため、飛行機のビジネスクラスやファーストクラスのような感覚で休むことができるでしょう。
7人乗りで車中泊は可能?
先代のアルファードと違い、新型アルファードは7人乗り仕様のみとなっています。セカンドシートが左右独立しているため車中泊には向いていないのでは?と思うかもしれません。しかし、工夫次第では、広い室内空間を生かして本格的な車中泊仕様にすることもできます。
ベッドキット(社外品)という選択肢も
本格的に車中泊を楽しみたい方には、ベッドキットを取り付ける方法もおすすめのひとつ。しかし、新型アルファード/ヴェルファイア用の社外品ベッドキットはKINTO編集部が調査した結果、2023年8月末時点ではありませんでした。これからの登場を期待しましょう。
車中泊おすすめアクセサリー
新型アルファードに装着できる専用のアクセサリーを利用すれば、車中泊で大活躍。トヨタで販売しているおすすめのアクセサリーを紹介します。
マット類
ベッドキットは敷居が高いという方には、マット類がおすすめです。シートや地面の凸凹を吸収し、快適な睡眠を提供してくれます。
マットは、凸凹を感じさせない厚みのあるものがおすすめですが、キャプテンシートとなっているのでマット類も使える種類が限られます。フロント・セカンドフルフラットモード時に使えるサイズのマット類を探してみるといいでしょう。
例えば、MODELLISTAでエアスリープマットのような製品がおすすめ(※)です。これは、エアバブルを開くだけで自然に膨らみ、使用しない時はコンパクトになるアイテムです。長さ195cm、幅61cmのアイテムですが、このような製品が新型アルファード/ヴェルファイアでつかえるかどうか、実車のサイズを確認してから購入するといいでしょう。
※新型アルファードにはエアスリープマットは今のところアクセサリー設定されておらず、本製品が使用できるわけではありません
カーテン
車中泊では、カーテンなどでの目隠しは必須です。新型アルファードは、プライバシーガラスが標準装備されていますが、フロントと運転席/助手席は道路運送車両法により、検査標章や点検検査済みステッカーなどの指定されたもの以外で「可視光線透過率が70%未満」になる着色フィルムの使用はできません。またカーテンは車中泊時のプライバシーを高めるために有効のほか、カーテンをすることで冬は冷気を遮断し、夏は日差しを遮ることができるので車内の冷暖房効率が上がります。
カーテンは、できれば遮光性に優れているものが理想的です。
≪出典≫
【国土交通省】道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2023.6.5】 第195条(窓ガラス)
室内カーテン(遮光機能付・ドレープタイプ)
遮光性能に優れた上質な素材を使用し、高級感を引き立たせたカーテンです。フロントシェードも遮光性能付き。外からの視線をしっかりとガードします。
カーテンは、後部座席の窓とフロントシートの後ろに後部座席を囲むような形で装着。フロントシェード付きにすれば、フロントシートの後ろのカーテンを外せるので車内を広く使えます。
価格は、フロントシェード付が73,700円(税込)、フロントシェード無しが62,700円(税込)です。
室内カーテン(一重・プリーツタイプ)
シンプルな織り柄のプリーツタイプのカーテンです。遮光性能は付いていませんが、トヨタの純正室内カーテンは難熱性・耐光性・表面摩擦強度等に考慮した生地を使用しています。また、フロントシェード付はないので、車中泊をする際は、セカンドシートとサードシートで過ごすか、別でフロント用のサンシェードを購入する必要があります。
価格は、45,650円(税込)です。
ラゲージLED
バッグドアの開閉と連動して光るLEDは、足元を明るく照らします。荷物を整理する時など夜間の作業効率が向上します。
価格は、24,200円(税込)です。
IR(赤外線)カットフィルム
IR(赤外線)カットフィルムは、後部座席の窓に装着するウィンドウフィルムです。スモークは約54%、ダークスモークは約60%、赤外線をカット。赤外線を抑えることで、直射日光による肌の負担を軽減。また、車内の温度上昇を抑えるので、エアコンの効果を向上させる効果もあります。
価格は、1台分で27,500円(税込)です。
サンシェード
ウィンドウガラス、運転席・助手席のフロントドアガラス用のサンシェードです。遮光機能はありませんが、純正室内カーテンの一重・プリーツタイプと組み合わせれば、外の視線をガードしながら、室内を広々と使用できます。遮光機能付・ドレープタイプのサンシェード付より若干安価です。使用しない時はコンパクトにできる手軽さもポイント。
価格は、1台分で24,200円(税込)です。
マルチグリップバー
アシストグリップに引っ掛けて小物や衣類をかけられます。横滑りしにくいゴムリング付きで耐荷重は約5kg。荷物が多くなる車中泊で活躍するでしょう。
価格は、1,188円(税込)です。
その他、車中泊おすすめグッズ
これから車中泊を始める方は、他にどのようなグッズを揃えたらよいか分からない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、車中泊におすすめのグッズを紹介します。
寝袋
寝袋は、車中泊をするために必要なアイテムです。駐車中はエンジンを切るのがマナーなので、エアコンが使用できません。特に、冬場は寝袋なしでは車中泊は厳しいでしょう。他の寝具でも可能ですが、寝袋は軽量でコンパクトにでき、車中泊で最適のアイテム。
寝袋は、様々な種類が販売されているので、季節に応じて使い分けることをおすすめします。
新型アルファード/ヴェルファイアは、まだベッドキットやマットのアイテムが充実していません。新型アルファード/ヴェルファイアのシートは座り心地が良いので、寝袋があることで快適な車中泊ができるでしょう。
ポータブル電源
車中泊時は、照明やスマートフォンの充電、扇風機など電源が必要な場面が多くあります。駐車中はアイドリングをしないのがマナーなので、ポータブル電源も必須アイテムといえるでしょう。車中泊だけでなく、災害時に自宅などでも活躍します。
ランタン
標準の室内灯はありますが、バッテリー上がり防止のために、ランタンを用意しておいた方がよいです。ランタンは、LED式がおすすめ。消費電力が少なく、より明るく光ります。また、バッテリー式にすれば、ポータブル電源ですぐに充電できます。
テーブル
新型アルファードに限らず、多くの車種で食べ物を置くスペースがないのでテーブルがあると便利です。移動する際に収納できるよう、折り畳み式やシートに固定できるタイプのテーブルがおすすめです。
クーラーボックス
クーラーボックスがあると、冷たい飲み物や食品を保存しておけます。車内泊する際は、車内に置いても邪魔にならないサイズを選びましょう。
新型アルファードと車中泊 まとめ
新型アルファードは独立タイプのセカンドシートのみとなるため、フラットモードにした際、凸凹が生じます。しかし、ラグジュアリーなシートにより飛行機のビジネスクラスやファーストクラスで休むようなスタイルや、ベッドキットなどを使ってフラット化することにより、快適な車中泊ができます。
本格的に車中泊を楽しみたい方も、たまに車中泊をしたい方も、広い室内と豪華な内装が魅力の新型アルファードを検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、新型アルファードに乗るなら購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
≪KINTO ONE中古車≫
メニュー