トヨタ車&レクサス車解説

旧型シエンタの内装は?シートアレンジや荷室・収納を紹介!

旧型シエンタの内装は?シートアレンジや荷室・収納を紹介!

今回は2代目シエンタ(2015年7月~2022年8月)について、シートアレンジや荷室・収納を内装写真も使いながらご紹介します。
シエンタはトヨタの小型ミニバンとして、2003年に初代モデルがデビュー。2015年には2代目モデルが登場。2018年のマイナーチェンジで2列シート車(5人乗り)も追加され、2019年8月にはミニバンとしては史上初となる新車販売台数月間1位を記録するなど、人気モデルとなりました。
スペイン語の「7」“siete”と英語の「楽しませる」“entertain”の造語からなるシエンタは、ファミリーユースやライフスタイルに応じた使い勝手の良さを大きな特徴としています。

※本記事は旧型となる2代目シエンタ(2015年7月~2022年8月)に関する内容を含みます。最新モデルの3代目シエンタの内装については以下の関連記事をご参照ください。

シエンタのボディサイズ・内装の特徴

シエンタのボディサイズは、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675~1,695mmと、コンパクトで取り回しのしやすい5ナンバー枠に収まっています。

シエンタの内装シート G Cuero(ハイブリッド車・7人乗り)(内装色 : ブラック×ブラック)

※G Cuero(ハイブリッド車・7人乗り)(内装色 : ブラック×ブラック)

一方、室内長2,535mm×室内幅1,470mm×室内高1,280mm(3列シート車の場合)という広々室内空間は、低床フラットフロアで乗り降りしやすく、段差の少ないフラットな床面で室内の移動にも配慮されています。

シエンタの内装シート FUNBASE G Cuero(ハイブリッド車)(内装色 : ブラック×ブラック)<オプション装着車>

※FUNBASE G Cuero(ハイブリッド車)(内装色 : ブラック×ブラック)<オプション装着車>

また、3列シート車に加え、サードシートを廃してリヤスペースを広く使えるようにした2列シートのFUNBASEもラインアップされています。

シートアレンジで広がる自由空間

シエンタは、シートをアレンジすることで使い方の可能性も広がります。

3列シート車の場合は、サードシートをセカンドシート下に格納したり、同時にセカンドシートも折りたたんで荷室最大モードにするなど、乗員や荷物の量に合わせて多彩なアレンジが可能です。

シエンタのシートアレンジ フラットラゲージモード(ローデッキ状態)

※シートアレンジ フラットラゲージモード(ローデッキ状態)

荷物の積載量を重視したい場合は、2列シートのFUNBASEを選べばより便利に使いこなせます。セカンドシートを格納し後席スペースをすべて荷室として活用するフラットラゲージモード時には、荷室長は2,065mmにもなります。大量の荷物が積めるだけでなく、車中泊も可能な広さです。

シエンタは家族にうれしいたっぷり収納

シエンタ FUNBASE G Cuero(ハイブリッド車 アバンギャルドブロンズメタリック)

※FUNBASE G Cuero(ハイブリッド車 アバンギャルドブロンズメタリック)

シエンタは、ファミリーユースを意識したつくりになっており、その想いは荷物の積載性能や収納スペースなどに現れています。

低床なラゲッジルームは、開口部が大きく取れるため積載性に優れており、荷物の積み込みもラクラク。加えて前述の通りシートアレンジを使いこなすことで、必要に応じた大容量のラゲッジルームがつくれます。

シエンタの大型デッキアンダートレイ仕様イメージ

※大型デッキアンダートレイ仕様イメージ

またシエンタは収納スペースも豊富で、かゆいところに手が届くつくりになっています。グローブボックスやカップホルダー・デッキサイドトリムポケットなどの収納機能に加え、リヤのラゲッジルームにも収納スペースをもっています。特にラゲージルームの床下に設置される大型のデッキアンダートレイは、濡れたものや汚れた荷物を収納しておくのに重宝します。

シエンタのグレード別シート内装の配色パターンの違いなど

シエンタの内装は、基本的にグレード間の違いはなく、以下の表のとおり、シートの素材やカラーで、グレードにより異なる味つけがされています。

グレード

内装色

シート表皮

3列シート車

2列シート車

トリムカラー

シートカラー

G Cureo

FUNBASE G Cureo

ブラック

ブラック

合成皮革×スエード調 (ダブルステッチ付)

G

FUNBASE G

ブラック

ブラック

上級ファブリック

フロマージュ (オプション)

ダークブラウン (オプション)

特別仕様車 G“Safety Edition Ⅱ”

特別仕様車 FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”

ブラック

ブラック

上級ファブリック

X

FUNBASE X

ブラック

ブラック

ファブリック

※2021年12月時点

ここからは、ベーシックなグレードから特別仕様車まで、それぞれどのような素材やカラーリングが用いられているかをご紹介します。

X / FUNBASE Xの内装はベーシックで落ち着いた雰囲気

コックピット:ブラック×ブラック+ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE X ガソリン車)

※コックピット:ブラック×ブラック+ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE X ガソリン車)

シート:ブラック×ブラック+ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE X ガソリン車)

※シート:ブラック×ブラック+ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE X ガソリン車)

エントリーモデルのXおよびFUNBASE Xのシートにはファブリック素材が用いられています。また、センタークラスターパネルのカラーはピアノブラックと、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。ステアリングはウレタン製(ハイブリッド車はウレタン+サテンメッキ)になるなど、ベーシックな要素も強いグレードです。

G / FUNBASE Gの内装色は2パターン

シエンタの内装 FUNBASE G(ハイブリッド車)(内装色:ブラック×ブラック)<オプション装着車>

※コックピット:ブラック×ブラック+上級ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE G ハイブリッド車)

シエンタの内装シート FUNBASE G(ハイブリッド車・5人乗り)(内装色:ブラック×ブラック)<オプション装着車>

※シート:ブラック×ブラック+上級ファブリックのシエンタの内装(FUNBASE Gハイブリッド車 5人乗り)

コックピット:フロマージュ×ダークブラウン+上級ファブリックのシエンタの内装(G ガソリン車 7人乗り)

※コックピット:フロマージュ×ダークブラウン+上級ファブリックのシエンタの内装(G ガソリン車 7人乗り)

シート:フロマージュ×ダークブラウン+上級ファブリックのシエンタの内装(G ガソリン車 7人乗り)

※シート:フロマージュ×ダークブラウン+上級ファブリックのシエンタの内装(G ガソリン車 7人乗り)

GおよびFUNBASE GはXの上級グレードとして、シート素材も上級ファブリックにグレードアップ。内装色はブラック×ブラックが標準設定されていますが、明るい雰囲気のフロマージュ×ダークブラウンの設定もあります(注文時に設定)。センタークラスターパネルのカラーも、ピアノブラックに加えサテンメッキもあしらわれており、Xとはまた違う雰囲気に仕上がっています。

またステアリングやシフトノブは、G以上のグレードでは本革巻きにグレードアップされます。

G Cuero / FUNBASE G Cueroの内装は高級感を演出

シエンタの内装 G Cuero(ハイブリッド車)(内装色:ブラック×ブラック)

※コックピット:ブラック×ブラック+合成皮革×ダブルステッチ付スエード調のシエンタの内装(G Cuero ハイブリッド車)

シエンタの内装シート G Cuero(ハイブリッド車・7人乗り)(内装色 : ブラック×ブラック)

※シート:ブラック×ブラック+合成皮革×ダブルステッチ付スエード調のシエンタの内装(G Cuero ハイブリッド車)

最上級グレードの位置づけのG CueroやFUNBASE G Cueroの内装は、上質感がより高められています。シート素材は合成皮革とスエード調のコンビネーションで、ダブルステッチがさりげなく高級感を演出。センタークラスターパネルのカラーはGと同様ピアノブラック+サテンメッキの組み合わせで、質感の高さを特徴とします。フロントドアトリムやフロントドアアームレストは、Gのファブリック巻きから、上級ファブリック巻きにグレードアップされています。

特別仕様車 G“Safety Edition Ⅱ” / FUNBASE G“Safety EditionⅡ”

コックピット:ブラック×ブラック+上級ファブリックのシエンタの内装(特別仕様車 G“Safety Edition Ⅱ”)

※コックピット:ブラック×ブラック+上級ファブリックのシエンタの内装(特別仕様車 G“Safety Edition Ⅱ”)

G”Safety Edition Ⅱ”およびFUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”はGをベースにした特別仕様車で、充実した安全性能や車全体にただよう大人っぽい雰囲気が特徴です。

内装において、ベース車のGと比較すると、シート素材はGと同じく上級ファブリックですが、Gではアクセントカラーがオレンジとなっているインストルメントパネルを全てブラックとし、シエンタをシックに装います。

【販売終了モデル】特別仕様車 G“GLAMPER” / FUNBASE G“GLAMPER”

シエンタの内装 インストルメントパネル(HYBRID FUNBASE G“GLAMPER” 2WD)

※コックピット(HYBRID FUNBASE G“GLAMPER” 2WD)

シエンタ 内装(HYBRID FUNBASE G“GLAMPER” 2WD)

※シート(HYBRID FUNBASE G“GLAMPER” 2WD)

グランピングをはじめカジュアルなアウトドアの雰囲気に合う特別仕様車、G“GLAMPER”やFUNBASE G“GLAMPER”(販売終了モデル)は、コハクを配色したファブリックシート表皮を特別設定し、アウトドアシーンに映える仕様となっています。

シエンタの内装カスタムにおすすめのオプション装備・アクセサリー

ここまで、シエンタの内装についてグレード別にみてきましたが、シエンタには、内装カスタムにおすすめのオプション装備やアクセサリーもあります。ここでは、販売店装着オプションを活用して大容量の荷室を使いこなす例をご紹介します。

荷室に多彩な機能性をプラスする「システムバーセット」

荷室に多彩な機能性をプラスする「システムバーセット」

※パーテーションとして活用(写真はシステムバーセットを×2装着)

2列シート車の荷室の機能性を向上させるシステムバーセットの内訳は「ユーティリティフック×2」+「システムバー×1」。荷物を仕切るパーテーションとしての利用や、市販のフックを活用した小物の整理など、様々な使い方が可能です。

荷室に快適な整頓力をプラスする「ラゲージユーティリティセット」

シエンタのラゲージスペース(ラゲージユーティリティセット)<販売店装着オプション>

耐荷重は5kg

荷物が多くなるレジャーや旅行などで活躍が期待できるラゲージユーティリティセット(2列シート車用)の内訳は「ユーティリティフック×4」「システムバー×2」「ラゲージマルチネット」「ラゲージアッパーボード」「ラゲージアッパーボックス」。荷室を上下に仕切ることで、荷物の収納や出し入れがスムーズになります。

さらに、ラゲージユーティリティセットに含まれる装備・アクセサリーに、フロアマット(デラックスタイプ・2列用)とグレードエンブレムを加えて、2列シート車の専用アイテムがフルセットになった「FUNBASEセット」もあります。

シエンタのグレードと価格

シエンタのグレードは、エントリーモデルの「X」、Xの上級にあたる「G」、最上級グレードの「G Cuero」に加え、アウトドアな雰囲気の特別仕様車「G“GLAMPER”(販売終了モデル)」、安全・安心装備を充実させた特別仕様車「G“Safety Edition Ⅱ”」があり、それぞれに対し、2列シート仕様(FUNBASE)を選ぶことができ、パワーユニットはガソリン仕様とハイブリッド仕様が設定されています。※4WDについては、3列シート・ガソリン車のみのラインアップ。

価格(税込)はエントリーモデルの「FUNBASE X(ガソリン車)」が181万8,500円、最上級グレードの「G Cuero(ハイブリッド車)」は258万円です。

※本記事は旧型となる2代目シエンタ(2015年7月~2022年8月)に関する内容を含みます。2代目シエンタのグレードや当時の価格についてはトヨタ公式サイト内の2代目シエンタのカタログを、最新モデルの3代目シエンタのグレードや価格に関してはシエンタ公式サイトでご確認ください。

シエンタの内装まとめ

シエンタは、ファミリーユースやライフスタイルに応じた利用を意識しており、シートアレンジを含めた内装や使い勝手に大きな特徴があります。さらに、特別仕様車における内装の上質感を高める素材やカラーリングの採用など、魅力がたくさん詰まったシエンタを購入検討している方も多いのではないでしょうか。

最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

シエンタの内装に関するよくある質問

シエンタで車中泊できますか?

シエンタは2018年のマイナーチェンジにより、従来の3列シート車(6人または7人乗り)に加えて、アウトドアや車中泊に最適な2列シート車(5人乗り)が新設定されました。2列シート車の2列目シートを倒すことで、フラットかつ、最大荷室長2,065mmの荷室空間が広がります。シエンタで車中泊をお考えでしたら、2列シート車のFUNBASEがおすすめです。

シエンタの収納スペースは豊富ですか?

シエンタには家族にうれしい収納スペースがたくさんあります。全座席付近にカップホルダーやボトルホルダーが装備され、便利なポケットやトレイも付いています。

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