試乗記・レポート
7人乗りシエンタで車中泊するには「高低差の解消」が鍵だった!安価で作れる簡易風船マットが大活躍!
車中泊をしながら旅をしてみたい――。そんな夢がふと頭をよぎることはありませんか?KINTOコラム編集部のマサカ(身長163cm)が、7人乗りのシエンタで快適に車中泊する方法を考えてみました。
そして、たどり着いた結論は、7人乗りシエンタでの車中泊のポイントは「フルフラット=高低差の解消」というものでした。
今回は、7人乗りシエンタで車中泊するために筆者が試行錯誤した体験を詳しくレポートします。7人乗りシエンタで車中泊をお考えの方は是非、最後までご覧ください!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
シエンタは7人乗りモデルもあるコンパクトなミニバン

シエンタはコンパクトカーの「運転のしやすさ」とミニバンの「利便性」を深化させた車です。最小回転半径が5.0mで取り回しがしやすく、コンパクトなミニバンでありながら最大7人まで乗ることができます。
また着座位置が高いため視界が広く、運転にあまり自信がない私でも運転がしやすいと感じています。
シエンタ5人乗りと7人乗りはフラットにした場合の荷室の長さが違う
車中泊を快適に過ごすためには、シートが限りなくフルフラットであることが理想です。シエンタの車中泊では、どのようなシートアレンジが考えられるでしょうか?
シエンタには5人乗りと7人乗りモデルがあるため、シートアレンジや広さの違いを見てみましょう。
5人乗りと7人乗りそれぞれがフルフラットになるフラットラゲージモードの比較


身体を十分に伸ばして横になれるスペースがある方がリラックスして眠れるので、シエンタの車中泊でのシートアレンジはフラットラゲージモードがよいでしょう。
5人乗りでフラットラゲージモードにすると、荷室長が2,045mmとれるので、身長163cmの私でもゆっくりできるスペースが確保できそうです。
しかし7人乗りの場合、荷室長は1,525mmしか確保できないため「このサイズで眠るのは難しいかもしれない…」と不安に思いました。それでも、7人乗りのシエンタで快適に眠れるシートアレンジが見つかれば同じような悩みを持つ人の役に立てるかもしれない――そう考えて、方法を探ってみることにしました。
シエンタ7人乗りをフルフラットに近づけるフラットラゲージモードの作り方
希望のシートアレンジにするには、慣れていないと思いのほか時間がかかります。「どこを押す?」「どこを動かす?」「座面は一番前に移動した?」など、ちょっとしたコツがあるので、実際にシートアレンジをする場合は事前に予習しておく方がよいでしょう。
① セカンドシートを折り畳み、座席ごと跳ね上げる

写真からわかるように、7人乗りのフラットラゲージモードでは、セカンドシートの座面が跳ね上がり立ち上がることでデッドスペースが生じ、その分、荷室長が短くなっています。
②サードシートをセカンドシートの下に格納

サードシートを前方に引っ張るとシートが立ち上がり、セカンドシート下の溝にぴったり収納されます。座席下の構造を意識したことがなかったので、あまりのフィット感に、これを設計した人は本当にすごいなぁと感動しました。
③ 7人乗りのフラットラゲージモード完成

これで、フルフラットに近づけるフラットラゲージモードが完成。実際はあまり気にならないのですが、サードシートと荷室の間に隙間がありました。
荷室長が1,525mmなので、150cm以下の身長の人であれば、ここでも寝るスペースを確保できるかもしれませんが、身長163cmの私には少しスペースが足りません。ためしに斜めに寝てみたのですが、少し窮屈に感じました。
5人乗りと7人乗りのシートアレンジをミックスさせる方法を思いつく


シートアレンジ一覧を見比べていたところ、5人乗りで採用されているセカンドシートを倒したままにしているフラットラゲージモードを7人乗りでもやってみて、跳ね上げたらできるデッドスペースを作らなければどうだろう?と思いつきました。
サードシートを格納した状態で、セカンドシートは前に倒したままのアレンジで、フルフラットを目指してみることに

サードシートを格納した状態で、セカンドシートの背面を折りたたむと背面はフラットです。しかし、荷室とは約24cmの段差が生まれてしまいました。この24cmの段差を埋めればフルフラットになりますよね?
何かよい案はないかな?と検索したところ「三つ折りマットをたたんだ状態で荷室に並べると快適」といった情報が!ただ、車中泊の為だけにここでしか使えないマットを買うのはもったいないと思い、24cmを埋める簡易的なマットになるものを作る方法を探したところ、100円ショップのグッズで作れる風船マットの存在を知ったのです!

セミダブルサイズの布団圧縮袋の中に風船を詰めて圧縮したところ、風船マットができあがりました。びっくり、24cmの高低差にシンデレラフィット!?
もう一つの工夫ポイントとしては、2列目の足元に横30cm×縦40cm×奥行126.5cmの隙間ができてしまうのですが、ここも風船を詰めれば荷室長がさらに30cm近く伸びるはず!と、ここにも風船を詰めることを考えていました。

ただ、思っていた以上に空間が広く、今回用意していた風船では足りないことが判明。その場で企画失敗かと慌てましたが、手元にあった着替えやKINTOの公式マスコットキャラクター「くもびぃ」のぬいぐるみ、アウターを隙間に詰めたら、頭が固定できるくらいには埋まりました。


風船マットを作るときの注意点
風船マットを作る際、できるだけ費用を抑えたいと考え、圧縮袋も風船も100円ショップで購入しました。

- ダブルサイズの布団圧縮袋
- 風船20個入り
- 風船の空気入れ
20個の風船をふくらますのは予想以上に大変でした。事前に風船用の空気入れを用意していたおかげで膨らますのに役にたっただけでなく、ポンプを同じ回数上下させることで、風船のサイズを均一にすることができました。空気入れを用意できるなら、ぜひ使うことをおすすめします。

20個の風船は、すべて100円ショップで用意していた圧縮袋に収まりました。しかし、その圧縮袋は「差し込み吸引式」だったので、掃除機のノズルを圧縮袋の端から差し込みスイッチを入れたところ、ノズルの先に風船が吸い付いてしまい、空気をうまく吸い出せない状態に。結果的に、差し込み吸引式の圧縮袋ではマットづくりはうまくいきませんでした。
そこで急遽、空気が逆流しないバルブ型の圧縮袋を手に入れて再チャレンジ。バルブ型の圧縮袋だったら風船は直接掃除機に吸い付かないので、空気を吸い込み、無事圧縮できるはず!

最初の圧縮袋(150cm×100cm)は20個ちょうどの風船を入れることができたのですが、急遽用意したバルブ式の圧縮袋(130cm×100cm)は17個しか風船が入りませんでした。バルブ型の圧縮袋に掃除機を近づけて吸い込んだところ、風船マットが完成!あまりにも想像していた通りに出来上がったので、感動でしばし言葉を失いました。

バルブ型で150cm×100cmサイズの圧縮袋を用意できれば、風船を余らせずにマットを完成させられると思います。
通常なら踏んだだけですぐに割れてしまうゴム風船でも、圧縮袋の中に入れて固定すると、大人が上から寝ても割れないから不思議です。ポイントは、袋の中の空気をしっかり吸い出して完全密閉すること。これが風船をしっかり固定し、強度を保つコツです。
風船マットを作る際は、風船が飛んでいかないよう、無風の環境が必要です。実際に作ってみて感じたのは、それなりに時間もかかるうえに掃除機も必要なため、当日その場で作るのは少し大変かもしれないということ。できれば事前に自宅で作っておき、完成した状態で車に積んでいった方が楽かもしれません。

車中泊をイメージして風船マットで寝てみたら、マットの固定が鍵だった

風船マットの上にキャンプ用のマットと寝袋を広げると、寝床としてちょうどよいフラットな空間が生まれました。あまりの“シンデレラフィット”ぶりに気分が高まり、キャンプ用のマットにしっかり空気が入っていないことにも気づかず、マットの足先が丸まったままなのは、もはや後の祭り。
「すぐにでも寝てみたい!」そんな気持ちを抑えきれず、環境が整わないまま寝袋に潜り込みました。

早速、横になってみたところ、お尻の位置がセカンドシートの上、頭がフロントシートの間あたりにくるようなポジショニングにすると、体がちょうど心地よく収まることが判明。これなら寝られるわ!
ただし、お尻の位置を風船マットの上あたりに置くと、体重がかかることでマットが徐々にずれ落ち、土台がセパレートしてしまうこともわかりました。
風船マットがずれないように滑り止めマットを用意するか、足先の空いている空間に荷物を置いて風船マットが動かないように固定する必要はあるとは感じたものの、思った以上に快適に寝られることがわかりました。

足先もまだ20cmくらいは余裕があったので、身長180cmくらいの人まで大丈夫だと思われます(マサカ個人の感想です)。
シエンタの7人乗りでも、ひと工夫すれば車中泊はできる!
7人乗りのシエンタで車中泊するには工夫が必要ですが、様々なシートアレンジの可能性を探りながら快適に過ごせる方法は、この他にもまだまだある気がします。
今回は風船マットという、安価にできる方法でチャレンジしてみました。ただ、風船マットは1日経つと圧縮袋に少しずつ空気が入ってしまっていたので、何泊も車中泊をしたいと思っている人は、ジャストサイズのマットを買った方がよいでしょう。とはいえ、一泊だけなら、作る工程も含めてとても楽しい体験になるはず。
これから、愛車で車中泊を検討している方は、自分らしいとっておきの方法を探してみてください。もっともっと愛車との生活が楽しいものになるでしょう!
最後に、今回の企画で利用したシエンタも取り扱う、車のサブスクリプションサービス「KINTO」についてご案内いたします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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