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【プロ直伝】スマホで愛車の写真をカッコよく撮る方法とは?
X(旧Twitter)では、ときどき「#これを見た人は……」といった愛車の写真を見せるハッシュタグが流行ることがあります。投稿された写真を見ると、どれもカッコよくて見惚れてしまうほど。でも、いざ自分の愛車を撮影してみても、なかなかうまくいかないものですよね。
そこで、車の写真を得意とするプロカメラマンに、Xで盛り上がったハッシュタグに合わせて車の写真をカッコよく撮る方法を教えてもらいました!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
遠く&低く…まずはスマホ撮影の基本を覚えよう
今回、撮影した写真を紹介する前に、スマホで車を撮影するポイントをお伝えしておきましょう。もっとも大切なのは「少し遠くから」を意識すること。スマホはワイド(広角)も簡単に撮れるので、ついつい近くから撮りがちですが、ワイドで撮ると車がゆがんでしまったり、縦横の水平垂直がしっかりしていない写真になったりします。下の写真を見てください。フロント部分がゆがんで大きくなっていることがわかるでしょう。

意図的にゆがませて演出する場合もありますが、ゆがみなく仕上げるためには、少し離れた距離からズームを使って撮影するのが基本です。
また、近くから撮ると車のボディに自分の姿が映り込んでしまうこともありますが、それも遠くから撮影することで避けられます。最近のスマホであれば、2~3倍程度の距離からズームを使って撮影しても、画質の劣化はそれほど気にならないことが多いようです。
もうひとつ、「少し目線を上げ下げしてみる」もポイントです。普段の目線で写真を撮りがちですが、目線の高さを変えるだけで見え方は大きく変わります。これから紹介する写真は、ほとんどが目線を少し下げて撮影しています。片膝が地面に着くぐらいまで低くすると、カッコよく撮れますよ!
「#これを見た人は斜め後ろの画像を貼れ」
ここからは、ハッシュタグに合わせて撮った写真とそのポイントを解説していきます。まずは、「#これを見た人は斜め後ろの画像を貼れ」から。

桜をバックにした春らしい雰囲気を狙ったこの写真は、スマホを地面ギリギリから少し上に向けることで、桜の枝振りを、車を引き立てる扇のように見せました。
撮影車であるSUBARU「ソルテラ」の、SUVらしいボリューム感のあるリアの迫力を見せるアングルと、桜の枝振りとのバランス。他の木がなるべく入らないような場所を探して、位置決めしています。
実は左側にパイロンがあり、画角に入らないようにしながら、ボディに反射で映り込まないようにも注意しました。
「#これを見た人は愛車の横撮りを貼れ」
次のハッシュタグは「#これを見た人は愛車の横撮りを貼れ 」です。横撮りとは、真横から撮るいわゆるサイドショットのこと。カメラを構える自分が写ってしまう、難しい写真でもあります。

真横の撮影では、水平がしっかり取れていることが重要になります。撮った写真が意図せず傾いていると、落ち着かない写真になってしまうのです。最近のスマホやミラーレスカメラでは、水平垂直の指針となるグリッドが表示できますので、それを使ってしっかり水平を出してあげると、収まりのいい写真になります。
ボディサイドに自分が映り込むことがよくありますが、それは服装で目立ちにくくすることができます。今回のソルテラのようなダークな色の車なら黒い服、明るい色のボディでは逆に黒く映り込むので白っぽい服を着るのがおすすめです。
「#これを見た人は愛車の縦撮りを貼れ」
ミラーレスを含む一眼レフと違い、スマホは縦が基本。スマホの壁紙にもできる画角ですが、横に長い車をカッコよく収めるのは、意外と難しいものです。そこで「#これを見た人は愛車の縦撮りを貼れ」に対しては、こんな写真を撮ってみました。

車を少し斜めから見る構図もいいのですが、実は真正面とも相性がいいのが縦構図です。この場合、水平垂直がきっちり出して、シンメトリカル(左右対称)にすると収まりよく写ります。
立体駐車場で撮ったこの写真では、天井の蛍光灯をボディ先端に映り込むようにし、ヘッドライトと一直線につながる感じを演出したのもポイントです。手前にまっすぐ伸びるラインなども、奥行きを出す要素になっています。
「#ハンドルを切っておけば格好良く撮れる説」
カタログ写真や車の雑誌の表紙のような「#ハンドルを切っておけば格好良く撮れる説」も、ぜひ撮ってみたい構図のひとつ。ハンドルを切ることで躍動感が出て、それだけでカッコよく見えてくる不思議な効果が生まれます。

上の写真は、基本に忠実な水平で撮ったものですが、実は少し残念なポイントがあります。それは、せっかくハンドルを切ってホイールが見えているにも関わらず、ホイールがボディの影で暗くなっていることです。そこで、ホイールもしっかり見えるように、光が入る向きを調整しました。それが下の写真です。

漠然とハンドルを切るのではなく、ハンドルを切ることに意味があるように、車の向きや光の入り方、ハンドルの切る量も考えると、さらにカッコよい写真になります。
「#これを見た人は相棒のローアングルの画像を貼る」
今回、撮影した写真は、基本的に片膝を地面につけた、低めのアングルで撮影しているものばかりです。「#これを見た人は相棒のローアングルの画像を貼る」では、縦位置でさらにローアングルを強調しました。

車のグリルあたりがボディの中心の高さと考えて、高さの位置を決めています。立った状態では車を見下ろすことになるため、低い位置から撮りました。
さらに、スマホのカメラを地面側にした“逆さ持ち”をすれば、より地面に近い場所から撮影できて迫力ある姿で写真を撮ることができます。
その場合、スマホの画面を見ることができないので、何度も撮影したものを確認して、意図した画角に収まっているのかなどを調整する必要が出てきますが、より狙った通りの写真が撮れるようになるでしょう。
「#立体駐車場は盛れる」
ハッシュタグ「#立体駐車場は盛れる」は、何年も前からたびたび流行るハッシュタグです。屋外とは違う雰囲気で、カッコよく見えますよね。屋外の撮影では、電柱やガードレールといった人工物がなるべく入らないように画角を探しますが、立体駐車場は人工物しかなく、逆にそれが非日常的な雰囲気を作り上げてくれます。

より“盛れる”のは、コンクリートの床より今回の撮影場所のような金属系の床張りのほう。光が反射してくれるため、雰囲気のある写真が撮りやすいでしょう。そういう意味でも、場所選びや、柱や蛍光灯などの映り込みなどを考慮する必要があります。
「#フレームアウトの美」
「フレームアウト」とは、あえて画面からはみ出すように写真を撮ることで、迫力を出したりパーツなどディテールを見せたりすること。「#フレームアウトの美」としては、斜め後ろを撮影してみました。

ルーフエンドに伸びる独特なスポイラーとテールランプの造形、ガラスに映り込んだ桜など要素は多いのですが、それらのバランスを探りながら、「車全体の魅力を伝えるには?」と考えながら画角を決めました。
「切り取り」になるとイメージ画像になるので、「どこをどう見せるか」を考えることが大事。様々なパターンで切り抜いてみると、意外な角度や映り込みなどを発見することができます。ぜひ、いろいろなフレームアウトにトライしてみてください。
「#これをみた人は無言でコックピットの写真をのせる」
「コックピット」とは、もともと航空機の操縦席や操縦室を表す言葉。車の世界では、インストルメントパネルや運転席まわりのことをいいます。

カスタムカーのように、社外ステアリングや追加メーターなどの“映え”要素がないため悩みましたが、「#これをみた人は無言でコックピットの写真をのせる」では、窓を開けて外から撮ってみました。スマホの充電ケーブルや駐車券、ペットボトルといった日常を感じさせるものを撤去したことがポイントとなります。
また、コックピットを撮る際は、日陰など太陽の光が入らない場所を選んだほうが、きれいに撮れます。その分、暗くなってしまうこともありますが、そこは露出補正や編集で整えてあげるときれいなコックピットが撮れます。
「#愛車の魅力が伝わる一枚見た人もやる」
ここまでいろいろなハッシュタグとともに車の写真の撮り方を見てきましたが、最後は集大成として「#愛車の魅力が伝わる一枚見た人もやる」を取り上げましょう。対象車両のSUBARU「ソルテラ」は、EV(電気自動車)ということもあり、近未来感やアーバンな雰囲気も作り上げてみたいと思い、夜の立体駐車場で撮影してみました。

車から離れ、地面に寝転ぶくらいのローアングルで、ハンドルを切り、そして少し斜めにして躍動感を出す……といった各ポイントを生かした構図です。唯一、今までお伝えしたポイントと違うのは、ワイドレンズで空間を広く撮っているということ。立体駐車場の構造物が作り出す、無骨さや非日常感を強調しました。
上の写真は、スマホのカメラ設定をノーマルのまま撮ったものですが、ポートレートモードを使ってピントの合う位置を調整したり、スマホのカメラ機能内にあるフィルターや調整を駆使したりすることで、より魅力的な仕上がりにもできます。さらに、画像を編集すれば下のような雰囲気に。

フィルターを使うにしても編集をするにしても、元の写真がしっかり撮れていなければ、魅力的な写真にするのも難しくなります。スマホは簡単に撮れるからこそしっかりフレーミングを行い、手ぶれなどもおきないようにして、きれいな写真を撮るように心がけましょう。やりすぎない程度の編集テクニックを覚えると、より写真が面白くなってきます。
思い出とともに愛車をさらにカッコよく残そう!

今回は、Xのハッシュタグに合わせて、雪岡さんにスマホで車をカッコよく撮影する方法を教えてもらいました。車好きなら、愛車の写真をカッコよく残したいもの。出かけた先の思い出とともに、今回の内容を意識しながら、素敵な写真を撮ってみてくださいね!
※撮影にあたっては、施設の利用規約や安全面に十分ご配慮のうえ、マナーを守ってお楽しみいただけますようお願いいたします。また、特に立体駐車場は構造上、スペースが限られていたり、車や人の出入りが頻繁だったりするため、安全には十分ご配慮ください。
(執筆・写真:雪岡直樹、企画・編集:木谷宗義/type-e、編集:田村恵美/PASSERBY GRAFFICS)
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