車のサブスク解説
カーリースの年齢制限は?高齢者や学生が利用する際のポイントを解説
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
カーリースや車のサブスクには初期費用がかからない、突発的な支出が少ないなどのメリットがあります。ただし、契約に年齢制限が設けられていることが一般的なため、サービスを利用したいと考えている学生や高齢者は注意が必要です。利用を検討する際はサービス提供会社の契約条件を調べておくとよいでしょう。
なお、近年は個人向けのカーリースサービスを“車のサブスク”と表記するサービス提供会社が増えてきているため、本記事ではカーリースと車のサブスクの年齢制限についてあわせて解説するほか、学生や高齢者がカーリースや車のサブスクを利用する際のポイントを解説します。
カーリース/車のサブスクの契約に年齢制限がある理由
カーリースや車のサブスクの契約には、年齢制限が設けられていることが多いです。そのため、カーリースや車のサブスクのサービス提供会社によっては、例えば20歳未満の学生や75歳以上の高齢者が利用できない場合があります。
カーリースや車のサブスクに年齢制限がある主な理由は、一般的には以下のとおりです。
- 事故発生リスクを考慮している
- 支払い能力を考慮している
それぞれ解説します。
事故発生リスクを考慮している
高齢者や学生などの若年層は事故発生リスクが高いとされているため、サービス提供会社によっては契約に年齢制限を設けていることがあります。内閣府の「令和4年交通安全白書」によると、車などの運転者が第1当事者となる交通死亡事故発生件数を過去10年間の年齢推移で確認すると、16~19歳や80歳以上がほかに比べて多くなっています。
なお、カーリースや車のサブスクにおけるリスク評価方法は、サービス提供会社によって異なります。
参考:内閣府「令和4年交通安全白書 令和3年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況」
支払い能力を考慮している
事故発生リスクとあわせて、支払い能力を考慮して年齢制限が設けられていることもあります。なぜなら、学生や高齢者は収入が限定される傾向にあるためです。
収入が少なかったり安定していない人と契約を結んだ場合、月額利用料が支払われないといったリスクをサービス提供会社が抱えることになります。そのため、年齢制限を設けていると考えられます。
なお、年齢の条件を満たしている場合でも、カーリースや車のサブスクを利用するためには、サービス提供会社の審査を受けなければならず、審査に通らなかった場合はサービスを利用することはできません。
高齢者や学生がカーリース/車のサブスクを利用するメリット
高齢者や学生がカーリースや車のサブスクを利用する主なメリットは、一般的には以下のとおりです。
- 初期費用がかからない
- 突発的な支出が少ない
それぞれ解説します。
初期費用がかからない
カーリースや車のサブスクを利用すれば、初期費用がかからない点がメリットです。
車を購入する場合、税金(自動車重量税や自動車税、軽自動車税)などの法定費用、検査登録費用や車庫証明代行費用の代行費用など様々な費用がかかります。これらは頭金として支払うことが一般的です。
一方、カーリースや車のサブスクを利用する場合、毎月支払う料金に税金や各種費用が含まれているため、車を取得する際の初期費用を考慮する必要がありません。
突発的な支出が少ない
突発的な支出を抑えられることも、カーリースや車のサブスクを利用するメリットです。
車を所有すると新車登録から3年後、以降2年ごとに車検を受けなければなりません。また、利用するにつれてエンジンオイルやバッテリー、タイヤの交換などのメンテナンスに費用がかかることもあるでしょう。
カーリースや車のサブスクの場合、プランによって車検やメンテナンスにかかる費用が利用料金に含まれている場合があるので、突発的な支出が少なくおすすめです。
高齢者や学生がカーリース/車のサブスクを利用する前のポイント
年齢制限に引っかからない場合でも、カーリースや車のサブスクの審査に通らない場合があります。特に、収入が限られる高齢者や学生が利用前に意識しておきたいポイントが以下のとおりです。
- ローン・クレジットカードの返済が滞らないようにする
- 連帯保証人をみつけておく
それぞれ詳しく解説します。
ローン・クレジットカードの返済が滞らないようにする
カーリースや車のサブスクを検討中の方は、利用中のローンやクレジットカードの返済が滞らないようにしましょう。年齢要件を満たしていても、過去にローンやクレジットカードなどで延滞歴があるなど信用情報が傷ついている契約できない可能性があります。
過去の支払状況に自信がない場合は、あらかじめCIC(※)などの信用情報機関に情報開示請求するとよいでしょう。
※株式会社シー・アイ・シー(CIC)…クレジット会社の共同出資により設立された、信用情報機関で、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けている。消費者のクレジットおよび消費者ローンに関する信用情報(個人の属性・契約内容。支払い情報・残債額など)を加盟会員であるクレジット会社などから収集し、それらをクレジット会社からの紹介に応じて情報を提供している(出展:株式会社シー・アイ・シー公式HPより)
連帯保証人をみつけておく
収入が限られている学生の場合、連帯保証人(※)を要求される場合があるので、頼める人がいないかを考えておきましょう。
連帯保証人の責任は重いため、親などの身近な家族に依頼することが多いです。
※連帯保証人とは、貸し手から利用料の請求を受けた際に、まずは利用者に請求するようにと主張することができない人です。また、利用者が、支払い能力があるにも関わらず支払いを拒否し、貸し手から連帯保証人に請求が来た場合、連帯保証人は利用者の財産を差し押さえするよう主張することができません。このように、連帯保証人には重い責任が課せられます
高齢者・学生がカーリース/車のサブスクを利用する場合に気をつけること
これは高齢者や学生に限った話ではありませんが、年齢制限にかからない場合でも、カーリースや車のサブスクを利用する際は以下の点に気をつけましょう。
- 自動車保険(任意保険)に加入する
- 中途解約できない可能性がある
それぞれ解説します。
自動車保険(任意保険)に加入する
カーリースや車のサブスクを利用するにあたっては、自動車保険(任意保険)に加入しましょう。
カーリースや車のサブスクの契約に自賠責保険(強制保険)が含まれていても、自動車保険(任意保険)は対象外の可能性があります。自賠責保険(強制保険)が法律に基づいて加入を義務付けられているのに対し、自動車保険(任意保険)は利用者自身で任意に加入する保険です。
中途解約できない可能性がある
カーリースや車のサブスクは、原則として中途解約ができないサービスが多いので気をつけましょう。学生は、就職などのタイミングで車がいらなくなったり、支払いが厳しくなるケースがあるかと思います。高齢者も同様に、支払いが厳しくなるケースや、免許返納など車に乗らなくなるといったケースが想定されます。中途解約ができないカーリースや車のサブスクだと、車を使わなくなったのに料金の支払いだけし続けなければならないといった問題が発生する可能性があります。
また、中途解約できる場合でも、例えば契約期間内の残金を一括で支払わなければならないなど違約金が高額になることがあります。
カーリースや車のサブスクを利用する際は、契約プランや内容を十分に吟味した上で決断することが大切です。
自賠責保険(強制保険)は、交通事故で他人を死亡させてしまったり、ケガを負わせてしまったりした場合にしか補償されないほか、昨今は賠償額が高額になってきているので、自賠責保険では陪食金をまかなえない場合があります。収入が限られる高齢者や学生にとっては、自動車保険(任意保険)への加入が経済的な負担になってしまうので加入を躊躇する方もいるかもしれませんが、高齢者(特に75歳以上の高齢者)や学生は事故を起こす可能性が高い世代です。万が一の事故に備え、対物保証も含まれるなど、より補償内容が充実した自動車保険(任意保険)へ加入しましょう。
カーリース/車のサブスクの審査に通らない場合の対策
年齢制限をクリアしているにもかかわらず、カーリースや車のサブスクの審査に通らない場合は、信用情報が傷ついている、サービス提供会社から利用料金と収入のバランスを不安視されている、といった可能性があります(ほか、借入額が多い、勤続年数が短いなど、サービス提供会社ごとによって設定されている審査条件を満たしていない場合も審査に通りません)。カーリースや車のサブスクの審査基準は公開されていない場合が多いので、審査に落ちた理由は自身で推測するしかありません。
利用料金と収入のバランスを不安視されている可能性がある場合は、利用する車の種類やプランの変更を検討しましょう。
例えば、当初より安い車種を選んだり、同じ車種でもグレードを下げたりして毎月のリース料金を下げることにより、今の収入でも支払い能力があると判断されれば、審査に通る可能性があります。
高齢者・学生のカーリース/車のサブスクならKINTOがおすすめ
高齢者・学生がカーリースや車のサブスクを利用する際におすすめのサービスが、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」です。おすすめの理由として、以下の点が挙げられます。
- 年齢制限の幅が広い
- 自動車保険(任意保険)分も含まれている
- ニーズに合わせてプランを選べる
- 手続きが楽
- 連帯保証人がいらない
それぞれ詳しく解説します。
理由1.年齢制限の幅が広い
年齢制限の幅が広い点が、高齢者や学生におすすめの理由です。KINTOは18歳から89歳(契約期間満了時)までが対象のため、高齢者や学生などの幅広い層が利用できます。
大手自動車メーカー3社と、カーリース大手3社の5社のカーリース/車のサブスクの年齢条件を調べてみました。
このテーブルはスクロールできます
| KINTO | 楽らくまるごとプラン(楽まる) | ClickMobi | ENEOS新車のサブスク | カルモくん | オリックスカーリース |
---|---|---|---|---|---|---|
新車/中古車 | 新車・中古車 | 新車 | 新車 | 新車 | 新車・中古車 | 新車・中古車 |
取り扱いメーカー | トヨタ・レクサス | ホンダ | 日産 | トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・スバル・スズキ・ダイハツ・三菱 | トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・スバル・スズキ・ダイハツ・三菱 | トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・スバル・スズキ・ダイハツ・三菱 |
年齢制限 | 18~89歳 | 年齢制限なし | 年齢制限なし | 年齢制限なし | 18~75歳 | 18~75歳 |
表に記載されている以外にもKINTO編集部で独自に調査した限り、KINTOの年齢制限幅は比較的広いほうでした。サービス提供会社によっては、75歳以上の高齢者が申し込みできないこともあるでしょう。年齢制限が幅広い、または年齢制限なしの場合であっても、審査があったり、連帯保証人を求められる場合があるのでその点は注意してください。
理由2.自動車保険(任意保険)分も含まれている
自動車保険(任意保険)分が利用料金に含まれている点も、KINTOがおすすめである理由です。
KINTOのサービス「KINTO ONE」には、年齢や等級、免許証の色の影響を受けない自動車保険(任意保険)が利用料金に含まれています。また、万が一事故を起こしたとしても、月額料金に変更はないため安心です。任意保険を別途手続きする手間も省けます。
理由3.中途解約金が明瞭なので安心
カーリースや車のサブスクを利用する際は、中途解約できない可能性に注意しなければなりません。KINTOには「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」があり、初期費用フリープランは初期費用がかからない代わりに中途解約の際には解約金が必要ですが、中途解約金が明瞭なので安心です。
また、「解約金フリープラン」を選べば、申込金として月額利用料の5ヶ月分相当を支払うことで、途中で使わなくなった場合でも解約金は0円になります。KINTOなら中途解約の可能性があり、カーリースや車のサブスクの利用に不安な方も安心できます(車両状態によっては特約精算金(※)のお支払いが必要になる場合があります)。
※特約精算金とは、通常使用の範囲を超える損傷があった場合に原状回復にかかる費用と、走行距離超過による精算のことです。詳しくはこちら
理由4.手続きが楽
手続きが楽な点も、KINTOがおすすめの理由です。
KINTOにおいては、Webサイトやスマートフォンのアプリで必要事項などを入力するだけで、審査の申し込みができます。書類のやり取りも郵送で可能なので、手続きが楽です。なお、販売店での申し込みも可能なので、自分にあった方を選択するといいでしょう。
理由5.連帯保証人がいらない
個人契約の場合は連帯保証人がいらない点も、KINTOがおすすめの理由です。
サービス提供会社によっては、年齢制限に引っかからなくても学生や18歳、19歳の方は連帯保証人を求められることがあります。その点、KINTOは学生でも連帯保証人が不要のため、家族にお願いする必要がありません。
ただし、法人契約の場合は代表者の連帯保証が必要です。
まとめ
事故発生リスクや支払い能力などを考慮して、カーリース・車のサブスクには年齢制限が設けられていることが多いです。サービス提供会社によって契約条件が異なるため、比較した上で申し込みを検討しましょう。
最後にKINTOについてもう少し詳しく紹介します。KINTOを検討中の方は参考にしてください。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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