トヨタ車&レクサス車解説
トヨタRAV4ハイブリッドアドベンチャーをレビュー!価格差は?
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
RAV4アドベンチャー(Adventure)とは?
オンロードでもオフロードでも楽しめる4WDとして、1994年に発売されたRAV4。現在では身近な存在となった「クロスオーバーSUV(乗用車タイプのSUV)」の草分け的存在として、当時センセーションを巻き起こしました。
2019年にはデザインと走行性能を格段に向上させ、フルモデルチェンジ。ここで追加されたのが、オフロードイメージを強調した「アドベンチャー(Adventure)」というグレードでした。
RAV4アドベンチャーは、フロントグリルやフロントバンパーなどに専用パーツが用いられ、さらにフロントスキッドプレートやフォグランプベゼルが装備されるなど、他のグレードに比べ、力強い押し出し感のあるデザインが特徴。専用デザインの19インチアルミホイール、大型化したホイールアーチモールなどによって足回りも強化されています。
2021年12月、RAV4ハイブリッドアドベンチャーの登場と一部改良
これまで、RAV4アドベンチャーはガソリン車のみの設定でしたが、2021年12月、ハイブリッド車(E-Four)のラインアップが加わり「RAV4ハイブリッドアドベンチャー(HYBRID Adventure)」として登場。同時に、RAV4(全車)の一部改良も図られ、さらなる進化を遂げました。
ここからは、RAV4ハイブリッドアドベンチャーとRAV4(全車)一部改良のポイントについて詳しくみていきます。
※2022年10月の一部改良および特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ”についてはこちらの記事をご参照ください。
オフロード志向のアドベンチャーグレードにハイブリッド車が追加
今回、新たに追加されたRAV4ハイブリッドアドベンチャーですが、注目すべきはその燃費。従来のガソリン車におけるRAV4アドベンチャーの燃費はWLTCモードで15.2km/Lですが、RAV4ハイブリッドアドベンチャーはWLTCモード20.3km/Lと、大幅に改善されています。
RAV4ハイブリッドアドベンチャーのパワーユニットには、従来のRAV4で展開していたE-Four(電気式4WD)ハイブリッド車「HYBRID X」「HYBRID G」と同様の2.5Lハイブリッドシステムを採用。高い燃焼効率・高出力を両立した2.5Lダイナミックフォースエンジンに、小型・軽量・高効率化技術を用いたハイブリッドシステムを組み合わせ、優れた動力性能を発揮します。RAV4ハイブリッドアドベンチャーはE-Fourのみで2WDの設定はありません。
RAV4アドベンチャーのツートーンカラーは?
従来のRAV4アドベンチャーにはモノトーン4色、ツートーン4色のカラーバリエーションがありましたが、今回の改良によりツートーンは2色となり、メーカーオプションで選択可能となりました。
これまでにも設定のあったアッシュグレーメタリック×アーバンカーキのツートーンカラーに加え、アッシュグレーメタリック×グレイッシュブルーが新設定されました。落ち着いたトーンながら華やかさもあるブルーの車体は、オンロードでもオフロードでも鮮やかに映えることでしょう。
なお、モノトーンカラーは全車としては従来と同様、7色展開となっています。
RAV4ハイブリッド車(全車)のヘッドランプデザインが変更
RAV4ハイブリッド車(全車)のヘッドランプのデザインも変わりました。
従来モデルと同様、1灯の光源によりロービームとハイビームを切り替えられるBi-Beam LEDを採用。ヘッドランプ上部で輝くLEDクリアランスランプ(デイタイムランニングランプ[DRL]機能付)は、昼夜間の優れた被視認性を確保します。加えて、今回の変更ではターンランプまでをLED化。フルLEDになったことでより先進的で力強いまなざしへと変化しました。
RAV4(全車)のアルミホイールデザインが変更
アルミホイールのデザインも、全車変更となりました。
Xグレードでは、デザインはそのままにシルバーメタリック塗装からグレーメタリック塗装に。Gグレードでは、スーパークロームメタリック塗装からダークプレミアムメタリック塗装に、デザインもスポークホイールからメッシュホイールに変更されています。
そしてアドベンチャーグレードは、切削光輝+ブラック+マットクリア塗装のホイールからマットグレー塗装ホイールに。ホイールの色のトーンが落ちたことで精悍な印象のサイドスタイルへと進化しました。
インテリアランプが全車標準でLED仕様に
ルームランプ、フロントパーソナルランプ、ラゲージルームランプなどのインテリアランプは全車標準でLED仕様に変更されました。省エネかつ長寿命のLEDが明るい室内を演出します。
一部グレードで標準装備化された機能や装備
ここからは、今回の変更により一部グレードで標準装備化された機能や装備についてお伝えしていきます。
快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)
運転席・助手席の快適温熱シート+シートベンチレーション機能が標準装備となりました(X、HYBRID Xを除く)。
快適温熱シートは背もたれと座面にヒーターが設置されており、加温することで寒い日や夏の冷房による冷えから体を守ります。
またベンチレーションは背もたれと座面への送風機能。HI-MID-LOの3段階の切り替えにより爽やかな風を送ることができます。
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+ブラインドスポットモニター[BSM]
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)は、駐車場で後退する際に接近する車がいた場合にブザーなどで知らせてくれる機能。衝突しそうな時には自動ブレーキ制御も作動し、衝突被害軽減に役立ちます。
ブラインドスポットモニター[BSM]は、車線変更時の後方確認アシスト機能で、ドアミラーでは確認しにくい後側方の車両や急接近する車などを検知してくれます。
X、HYBRID Xはメーカーオプションですが、それ以外のグレードは標準装備されています。
バックガイドモニター
従来は一部グレードでメーカーオプションだったバックガイドモニターも標準装備になりました(“Z package”、G、HYBRID Gを除く)。
ディスプレイオーディオに「距離目安線」「車幅延長線」「予想進路線」などの後方の視界を表示し、車庫入れをサポートしてくれます。
ステアリングヒーター
ステアリングヒーターにより指先を温め、寒い日のドライブを快適にサポートしてくれます(X、HYBRID Xを除く)。
RAV4ハイブリッドアドベンチャーの価格
グレード | ハイブリッド車 | ガソリン車 |
---|---|---|
Adventure | 430万3,000円 | 368万4,000円 |
特別仕様車 Adventure“OFFROAD package Ⅱ” | 450万3,000円 | 388万4,000円 |
※2023年1月更新
RAV4ハイブリッドアドベンチャーの価格(税込)は430万3,000円。ガソリン車のRAV4アドベンチャーは368万4,000円なので約60万円の価格差があります。
最新モデルのグレードや価格などについては、RAV4公式サイトをご確認ください。
RAV4ハイブリッドアドベンチャーの中古車
中古でのRAV4ハイブリッドアドベンチャーの購入を検討されている場合は、トヨタ認定中古車もおすすめです。中古車は走行距離や年式によって走行性能に差が出るため、適切なメンテナンスが施されているのはもちろんのこと、万が一に備えて保証修理を行ってくれる中古車販売店から購入するのがポイントです。
トヨタ認定中古車では、プロの検査員が中古車1台ずつに「車両検査証明書」を発行し、総合評価11段階で「誰が見ても分かりやすい」検査証明書を発行しています。またメーカー・年式を問わず、走行距離無制限で1年間無償保証修理を行う「ロングラン保証」も付帯。ロングラン保証は最長3年に延長が可能であり、中古車でも長く安心して乗ることができます。
RAV4ハイブリッドアドベンチャー まとめ
今回の一部改良を機に、オフロード志向の「アドベンチャー」グレードにハイブリッド車が登場したRAV4。デザインや機能の向上に加え、環境にやさしく、燃費もよくオフロードおよびオンロードを楽しめる選択肢が増えたのは、大きな進化ではないでしょうか。
ミドルサイズSUVの購入を検討している人は、ぜひこの機会にRAV4ハイブリッドアドベンチャーも候補のひとつとして検討してみてください。
それでは最後に、購入以外にもトヨタのRAV4ハイブリッドアドベンチャーに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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