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運転支援システムを正しく理解!「過信」を「安心」に変える心得
今や多くのクルマに当たり前のように装備されている運転支援システム。しかし、この便利な機能も使い方を誤れば、思わぬ事故につながるおそれがあります。
国土交通省も「過信・誤解しないでください!」と注意を呼びかけており、より安全な運転のためには、運転支援システムを正しく理解しておくことが欠かせません。
この記事では、運転支援システムを安全に活用するための注意点や適切な使い方について、わかりやすく解説します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
運転支援システムはドライバーを“サポート”する機能
トヨタのクルマには、運転支援システム「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」を搭載したモデルが数多くラインアップされています。このシステムは、ミリ波レーダー(電波で周囲の状況を探知する装置)と単眼カメラを使って、車線や標識・標示、対向車、歩行者、自転車など、さまざまな交通状況を認識。ドライバーの安全運転をサポートする機能です。
![RAV4(Z、GR SPORTにメーカーオプション)のトヨタ チームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)]は、渋滞時の運転負荷を軽減してくれる機能です。](/cms-images/assets/c8f79fe8d67e4eb3a34ad72f0d950baf/4de2101bc1664013a7899f250b88b439/rav4_202604_advanced-drive.jpg)
先進技術でドライバーの安全運転をサポートする「Toyota Safety Sense」。搭載される機能は車種によって異なります。
ここでは、トヨタSUVの新型モデル「RAV4」を例に、Toyota Safety Senseも含む主な安全機能を見ていきましょう。
トヨタ RAV4の主な安全機能

シーン | 機能名称 ※詳細は公式HPをご確認ください | |
|---|---|---|
ぶつからないをサポート |
| |
安全・安心の運転をサポート | ドライバーモニター | |
高速道路を走るとき |
| |
街中を走るとき | プロアクティブドライビングアシスト | |
駐車のしやすさをサポート |
| |
気づくをサポート |
| |
上記からも、運転支援システムはドライバーを“サポート”する機能であることがわかります。また、公式サイトおよびカタログには、次のようなことも明記されています。
運転者には安全運転の義務があります。運転者は各システムを過信せず、常に自らの責任で周囲の状況を把握し、ご自身の操作で安全を確保してください。
各システムに頼ったり、安全を委ねる運転をすると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか最悪の場合は死亡につながるおそれがあります。
ご使用の前には、あらかじめ取扱説明書で各システムの特徴・操作方法を必ずご確認ください。
お客様ご自身で各安全機能の作動テストを行わないでください。対象や状況によってはシステムが正常に作動せず、思わぬ事故につながるおそれがあります。
このようなことからも、運転支援システムに頼ったり、過信したりすることがないよう注意しなければならないといえます。
Toyota Safety Senseは運転者の安全運転を前提としたシステムであり、事故被害や運転負荷の軽減に寄与することを目的としています。
本システムは認識性能・制御性能に限界があります。システムを過信せず、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
と記載されています。
ここまで解説してきたように、運転支援システムはあくまで“ドライバーをサポートする機能”です。Toyota Safety Senseをはじめとする運転支援システムは、この前提を踏まえて活用することが適切な使い方といえます。
「クルマが何とかしてくれる」と過信してしまうと、思わぬ事故につながる恐れがあります。万が一の事態が起きてから「過信しなければよかった」と悔やむことのないよう、運転支援システムはあくまでサポート機能であることを、ドライバー自身が常に意識しておくことが大切です。
運転支援システムが正しく作動しなくなることも!対処法は?
運転支援システムは年々高度化が進んでおり、車速に応じた車間距離を保ちながら先行車に追従する機能や、車線をはみ出しそうになると警告を発したりステアリング操作をサポートしたりする「レーンディパーチャーアラート」など、さまざまな機能が装備されています。

ただし、これらの機能は繊細なレーダーやカメラによって支えられているため、ちょっとしたことでシステムが正しく作動しなくなる可能性があります。RAV4(HEV)の取扱説明書では、運転支援システムをOFFにする必要があるとき、言い換えれば、システムの機能を司るセンサーが正しく働かなくなるおそれがある状況として、以下のケースを挙げています。
- 過積載やパンクで車両が傾いているとき
- 過度な高速走行をしているとき
- けん引時
- トラック/船舶/列車などに積載するとき
- 車両をリフトで上げ、タイヤを空転させるとき
- 点検でシャシーダイナモやフリーローラーなどを使用するとき
- オフロード走行やスポーツ走行をするとき
- 洗車機を使用するとき
- センサーやセンサー周辺への衝撃などによりセンサーの向きがずれているとき、変形しているとき
- センサーやライトをさえぎるような装備品を装着しているとき
- 応急用タイヤ・タイヤチェーンなどを装着しているとき、タイヤパンク応急修理キットで修理したとき
- タイヤの残り溝が十分にないとき、または空気圧が不足しているとき
- メーカー指定のサイズ以外のタイヤを装着しているとき
- 事故や故障などにより走行不安定なとき
また、車種によっては「ドライバーモニター」(運転者の顔の向きや目の開閉状態を検知するカメラ)を搭載したモデルもあります。
![RAV4のドライバー異常時対応システム(路肩寄せ機能付)[路肩寄せ機能はZ、GR SPORTにメーカーオプション]は、ドライバー異常を検知した場合、警告を発しドライバー に操作を促すほか、ハザードランプなどで車外に異常を報知しながら自車線内、または路肩に減速停車し、 自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。](/cms-images/assets/c8f79fe8d67e4eb3a34ad72f0d950baf/ba35a65a5dc8476f9c43c654de47e8ae/rav4_202604_driver-emergency.jpg)
このドライバーモニターカメラが運転者の顔を検知できず、機能が正常に作動しないおそれがある状況として、RAV4(HEV)の取扱説明書では、以下を挙げています。
- 炎天下での駐車後など、車内が高温のとき
- 強い光(太陽光や後続車のヘッドランプ光など)がドライバーモニターカメラにあたっているとき
- 周囲の構造物の影響などで、車内の明るさがひんぱんに変化するとき
- 強い光(太陽光や対向車のヘッドランプ光など)が運転者の顔にあたっているとき
- 眼鏡・サングラスのレンズに車内や車外からの光が映り込んでいるとき
- 助手席や後席の乗員が身を乗り出すなど、ドライバーモニターカメラの検知範囲に複数の顔があるとき
- 前に身を乗り出したり、窓から顔を出したりするなど、顔がドライバーモニターカメラの検知範囲から外れているとき
- ハンドルやハンドルを握る手・腕などでドライバーモニターカメラが隠れたとき
- 帽子を被っているとき
- 眼帯を着用しているとき
- 赤外線を通しにくい眼鏡やサングラスをかけているとき
- コンタクトレンズをつけているとき
- マスクを着用しているとき
- 笑ったり、眼を細めたりしているとき
- 眼・鼻・口や、顔の輪郭が隠れているとき
- 眼・鼻・口・顔の輪郭が判定できなくなるような化粧をしているとき
- 眼鏡・サングラスのフレームや髪などで眼が隠れているとき
- 車内に近赤外線光源を搭載した機器(市販のドライバーモニタリングシステムなど)があるとき
このように、外的な要因やドライバー側の条件によって、運転支援システムが正しく作動しなくなるおそれがあります。システム本来の性能を発揮させるためにも、定期的な洗車を心がけ、センサーやカメラ周辺が汚れていたり濡れていたりするときは、柔らかい布でやさしく拭き取りましょう。また、ドライバーモニターを搭載したクルマに乗る際は、システムが運転者の様子を正しく認識できるよう、サングラスやマスクなどの着用品にも気を配ることが大切です。
運転支援システムを正しく理解して、安心・安全なカーライフを

運転支援システムは、ドライバー自身の安全運転をサポートするだけでなく、周囲を走るクルマやバイク、歩行者、自転車といった交通参加者の安全を守るうえでも、心強い味方となる機能です。
ただし、ここまで解説してきたとおり、使い方を誤ったり、システムを過信したり、作動条件から外れた状況で頼りきってしまうと、思わぬトラブルや事故につながる可能性があります。だからこそ、運転支援システムを利用する際は、あくまでドライバーをサポートする機能であること、そして条件によっては作動しない場合もあることをしっかり理解しておくことが大切です。
また、運転支援システムの機能や精度は、年々目覚ましく進化しています。「最新の運転支援システムを備えたクルマで、もっと安心して運転したい」。そう感じている方には、月々定額で新車を利用できる車のサブスク「KINTO」もおすすめです(一部車種は中古車のお取り扱いもあります)。最新の安全装備を取り入れ、新しいカーライフを始めてみてはいかがでしょうか。
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