試乗記・レポート
部屋から相棒へ。トヨタ唯一のステーションワゴンという選択
日本では「ファミリーカー=ミニバン」というイメージが定着していますが、欧州に目を向けると、そこには別の景色が広がっています。特にドイツや北欧では、セダン譲りの走行性能と高い積載力を兼ね備えた「ステーションワゴン」が長年ファミリーカーとして支持されてきました。
カローラが属する「Cセグメント」においては、欧州市場は実用性を重視する傾向が強く、「フォーマルなセダンよりも、走れて積めるステーションワゴン」を、合理的な選択として好むユーザーも少なくありません。実際、ドイツや北欧諸国では、ステーションワゴンのシェアがセダンを大きく上回る人気を持つ車種も珍しくありません。

カローラ ツーリング(ステーションワゴン)
なぜ、欧州ではステーションワゴンの支持が厚いのでしょうか。それは、国境を越えた車での長距離移動が日常的であり、走行速度や移動距離の感覚が日本の常識とは異なるからです。例えば、速度無制限区間を持つドイツの「アウトバーン」。130km/hといった高速域でも「ブレない走り」と、長距離移動のストレスを感じさせない「優れた静粛性」は、車選びにおいて譲れない条件となります。
こうした欧州の車文化に触れると、日本での車選びも少し違った視点で捉えられるはずです。私自身、子どもが幼かった頃は、広大な室内空間を持つミニバンを家族のための「もう一つの部屋」、そして家族を優しく包み込む「シェルター」のように頼もしく感じていました。
ヴォクシー(ミニバン)の荷室を車中泊仕様に。圧倒的な広さ
しかし、家族の成長や趣味の変化とともに、車への向き合い方も変わり始めます。多人数を乗せるための「空間」としての利便性から、一人のドライバーとして走りを愉しむための「相棒」としての魅力に惹かれるようになったのです。
今回、ミニバンの代表格である「ヴォクシー(2025年9月改良モデルのハイブリッド車 S-Gグレード)」 と、トヨタの現行で唯一のステーションワゴン「カローラ ツーリング(※2025年改良モデルのハイブリッド車 Gグレード) 」を比較取材しましたが、そこで感じたのは、今の私が必要としていた「走りの相棒」としての確かな手応えでした。
※車のサブスクKINTOでは2026年5月12日に発売された一部改良の最新モデルのカローラ ツーリングの取扱いを開始しました
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
【徹底比較】ヴォクシー vs カローラ ツーリング
今回、2026年4月に取材した2台の車のスペックを比較してみました。
カローラ ツーリング(HEV) | ヴォクシー(HEV) | |
|---|---|---|
グレード | G(2WD・5人乗り) | S-G(2WD・8人乗り) |
カテゴリー | ステーションワゴン | ミニバン |
全長 / 全幅 / 全高 | 4,495 / 1,745 / 1,460mm | 4,695 / 1,730 / 1,895mm |
車両重量 | 1,370kg | 1,640kg |
最小回転半径 | 5.3m | 5.5m |
WLTCモード燃費 | 29.3km/L | 23.0km/L |
最大荷室容量 | 800L(VDA方式)※1 | 1,959L(VDA方式)※2 |
※1 セカンドシート前倒し状態かつデッキアンダースペースを除いた数値
※2 セカンドシートを最も前方にスライドさせた状態での数値
※価格や最新のKINTO月額利用料については、こちらからご確認いただけます
※最新のラゲージルーム(トランク)の容量・寸法についてはトヨタ公式FAQ内のヴォクシーの容量・寸法、カローラ ツーリングの容量・寸法にてご確認ください
ヴォクシーはカローラ ツーリングより約270kg重く、まさに「もう一つの部屋」と呼ぶにふさわしい圧倒的な居住空間と、多人数乗車のゆとりがあります。実際にハンドルを握ってみると、その大きなサイズからは想像できないほど軽やかに動き、高い視点から周囲を見渡せる安心感がありました。

ヴォクシーの優れた使い勝手や車中泊の可能性については、ぜひ以下の記事をご覧ください。

対するカローラ ツーリングは、その電動化技術を「軽快な走り」と「ドライバーの充足感」へと贅沢に振り向けた設計です。なお2025年10月末をもってカローラ フィールダーが生産終了したことに伴い、カローラ ツーリングがトヨタの現行ラインアップで唯一のステーションワゴンとなりました。
ヴォクシーが「家族のための空間」であるならば、カローラ ツーリングは「ドライブをともに楽しむ相棒」といえるのではないでしょうか。
体験取材で分かった、カローラ ツーリングの「3つのゆとり」
実際にカローラ ツーリングを運転したときのエピソードをお話しします。プロフィールにもある通り、運転に自信がなかった私は、視点の低いステーションワゴンに乗ることに一抹の不安を抱いていました。「鼻先が長いのにアイポイントが低いため、周囲が見えにくいのではないか」と。しかし、ハンドルを握って感じたのは、スペック表には現れない「心のゆとり」でした。それは走る楽しさに直結した、不思議な感覚。「運転とはこれほどまでに愉しいものなのか」という、初めての発見があったのです。
接地のゆとり:低重心がもたらす「揺るぎない安定感」
ミニバンと決定的に異なるのは、路面に近いところで身体が支えられる「接地感」です。路面の上をそのまま走っているような、確かな安心感。低重心なカローラ ツーリングは、コーナリングや車線変更時のふらつきをあまり感じず、まるで自分の手足のように呼応してくれる感覚がありました。

都心の複雑な道では路上駐車も多く、頻繁な車線変更を強いられますが、その横方向の動きがスムーズなのです。大型バスやトラックの傍らを走行する際も、横揺れが少ないため恐怖心を感じません。この「ブレない走り」が生む余裕こそが、長距離移動でも疲れにくいステーションワゴン独自の魅力なのだと実感しました。「動く部屋」に乗って運ばれるのとは一線を画す、車と一体になって道を駆け抜ける感覚。それは単なる移動を心躍る時間へと変え、運転の醍醐味を教えてくれました。
感覚のゆとり:長い鼻先が「消える」一体感
外から見ると、伸びやかなロングノーズ。その優雅なシルエットに「狭い道での取り回しは難しいのではないか」と一瞬身構えてしまいました。


しかし、実際に運転してみると、前方の見通しが良いため車両の前端が把握しやすく、フロントオーバーハングの長さを過度に意識することはありませんでした。鼻先の存在を感じさせないほど車両感覚が掴みやすく、自分の手足の延長のようにノーズがスッと反応してくれる。驚くほどの扱いやすさを備えていました。
動作のゆとり:重力に逆らわない「放り込める」荷室

ミニバンの広大な荷室空間に荷物を積む作業は、時に「積み上げる」パズルのような労力を要します。対してカローラ ツーリングの荷室は、ちょうど人の腰より下の高さにあります。重いキャンプ道具も、ずっしりと重いスーパーの袋も「スッと横に滑らせて放り込める」のです。何も考えずに次々と積み込めて、気づけば全て収まっている。最大容量の数値以上に、実用面での「積みやすさ」を実感しました。

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