試乗記・レポート
進化を実感!60系プリウス2Lハイブリッド(Gグレード・2WD)試乗レビュー&実燃費紹介!燃費と走りを高次元で両立
プリウス2Lハイブリッド(Gグレード・2WD)試乗レビュー&実燃費をお届けします。現行型のプリウスになり、従来の1.8Lハイブリッド(現行型はU/Xグレード)に加え、2Lハイブリッド(Z/Gグレード)が新たに加わりました。元自動車雑誌編集者のマツナガがプリウスの2Lに試乗したので、インプレッションと実燃費を計測した結果をお伝えします。
現行型の60系プリウスについて気になっている方、情報収集中の方、購入を検討中の方、ぜひ最後までご覧ください!
※取材した人※
KINTOコラム記事編集部:マツナガ
IT系書籍の編集、大手自動車雑誌の編集を経たのち、KINTOに入社。最近オープンカーが欲しくなってきている。KINTOのYouTubeチャンネルにも出演中
プリウスGグレードの試乗レポートをYouTubeで公開中
動画内8分46秒以降、試乗インプレッションをお届けしているので、ぜひご視聴ください。
プリウスGグレードのカタログ燃費と実燃費レポート!約180km走った実燃費はいくつになった?
プリウスGグレード(2Lハイブリッド・2WD)の主要諸元は以下となります。
プリウスGグレード主要諸元(2WD) | |
---|---|
全長(mm) | 4,600 |
全幅(mm) | 1,780 |
全高(mm) | 1,430 |
ホイールベース(mm) | 2,750 |
最低地上高(mm) | 150 |
車両重量(kg) | 1,400 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
エンジン | 2L、直列4気筒 |
エンジン最高出力(ps/rpm) | 152/6,000 |
エンジン最大トルク(kgm/rpm) | 19.2/4,400~5,200 |
モータースペック(ps/kgm) | 113/21.0 |
ボディサイズは、全長4,600mm、全幅1,780mm、全高1,430mm。トヨタのセダンでは、カローラより少し大きい…というサイズ感です。
プリウスGグレードのカタログ燃費は?
プリウスGグレード(2Lハイブリッド・2WD)のカタログ燃費は以下になります。最も苦手な市街地モードでも25km/Lオーバーと高い燃費を誇ります。郊外モードとは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定されたモード燃費のことで、プリウスGグレードはなんと31.1km/Lとなっています。
プリウスGグレードカタログ燃費(2WD) | |
---|---|
WLTCモード燃費(km/L) | 28.6 |
市街地モード燃費(km/L) | 26.0 |
郊外モード燃費(km/L) | 31.1 |
高速道路モード燃費(km/L) | 28.2 |
プリウスGグレードの実燃費は?
今回はプリウスGグレード(2Lハイブリッド・2WD)で185.6kmを走行し、実燃費は24.5km/Lを記録しました。下道走行が多かったほか、渋滞や撮影など実燃費に悪影響をもたらす要素もあり、実使用に近いシチュエーションだったかと思います。1.8Lにはない力強さを感じさせてくれつつもこの実燃費…。さすがプリウスですね。
プリウスGグレード試乗レビュー
動画内では「Uグレードは鼻先が軽くてヒラヒラ」「Gグレードはパワーに余裕があってしっとりクイックに曲がる」と表現していますが、本記事ではもっと詳細にインプレッションしたいと思います。
パワー感…200ccの排気量向上の効果は絶大
先代までのプリウス、そして現行型プリウスのU/Xグレードに搭載されている1.8Lハイブリッドと比べて、排気量が200cc増えたGグレード(とZグレード)の2Lハイブリッド。
このプリウス2Lハイブリッドに組み合わされている直4エンジンは「ダイナミックフォースエンジン」と呼ばれる、熱効率に優れたエンジンで、パワーと燃費に優れるのが特徴です。
ここで、プリウス2Lハイブリッドと1.8Lハイブリッドのスペックを比較してみましょう。
Gグレード(2WD) | Uグレード(2WD) | |
---|---|---|
エンジン | 2L、直列4気筒 | 1.8L、直列4気筒 |
エンジン最高出力(ps/rpm) | 152/6,000 | 98/5,200 |
エンジン最大トルク(kgm/rpm) | 19.2/4,400~5,200 | 14.5/3,600 |
モータースペック(ps/kgm) | 113/21.0 | 95/18.9 |
システム最高出力(ps) | 196 | 140 |
たった200ccの差ですが、パワーの違いは明らかでした。走り出し、中間からの加速、追い越し時など、1.8Lハイブリッドではエンジンが頑張って回転数を上げるシチュエーションでも、2Lハイブリッドは静かです。「まだまだ俺の本気はこんなもんじゃないぜ?」とエンジンがドライバーに伝えてきてくれます。
ハンドリング…しっとりかつクイック
プリウスGグレードは19インチのアルミホイールを履いており、1.8Lハイブリッドを搭載し、17インチのアルミホイールを履いているUグレードと比べて、少しだけばね下重量(サスペンションのスプリングよりも下の重さ)が重い印象です。
加えて、タイヤが低扁平なこともあり、タイヤが地面を掴んでいる印象があります。これにより、安定感といいますか、少ししっとり感のあるハンドリングとなっています。一方、Uグレードは全体的に軽さを感じられるハンドリングです。
プリウスの2Lハイブリッド(Z/Gグレード)には、フロントに剛性アップのための補強が入っています。これによってフロントタイヤの応答性は増しており、フロントがより入っていくというか、ダルさがなくクイックに車が向きを変えてくれます。
無味無臭なハンドリングではなく、しっかりと個性が感じられるところが、現行型プリウスの魅力のひとつかなと思います。TNGAが第2世代になったことでボディの剛性も上がっており、新しい乗り味になっているのが、この2Lハイブリッドを搭載したプリウスです。試乗の際は、パワー感だけでなく、このハンドリングも味わっていただきたいです。
おわりに
プリウスGグレード、2Lハイブリッドはパワー良し、燃費良し、ハンドリング良しという車でした。個人的には1.8Lの軽さも好きなので、本当に迷ってしまいます(欲しくてしょうがない)。現行型プリウスを検討中の方、ぜひ本記事を参考に、プリウスを試乗してみてください。進化に驚くと思いますよ!
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