【実録！新社会人のクルマ選び①】どうしてもクルマが欲しいよぉ！！中古車or新車？ローンor残クレ？たどり着いた結論とは…

初めまして！「クルマがあれば人生はもっと充実する」――そんなことを考えている社会人1年目のカナタ（23歳）です。

新社会人、マイカー保有を夢見る

この春に大学を卒業し、晴れて新社会人！ 安定した定期収入が手に入るようになり、多少ではありますが、自由に使えるお金の目安が付いてきました。仕事はこれからもバリバリ頑張りますが、やっぱりレジャーやスポーツなど、若いうちにお休みも全力でエンジョイしたい！

そのために必要なアイテムと言えば、やっぱりクルマ。実は学生時代、某輸入車メーカーのコンパクトカーを乗り回していたのですが、ある日突然ハンドルロックが外せなくなってしまい、現在は実家のガレージ内でホコリまみれという有様。いつかなんとかしなきゃ。

というわけで、新社会人でも車を持つための現実的な方法を考え始めました。

中古車か、新車か。まずはそこからだ

車を持つに際して、やっぱり一番の懸念事項はお金の問題。安く乗るなら、まず中古車が思い浮かびますが、古くて安い中古車はいくらでもあるけど10年落ちとかの旧型車は古くさくてカッコ悪いし、かといって新しめの中古車はこのところの物価事情もあって割高感が否めないところ。

同居している親に相談してみたところ、「自宅住まいだからクルマは家の駐車場使ってもいいよ。ただ、安全装備が充実している新車のほうが何かと安心だから新車にしておけ」とのアドバイスが。僕自身も、学生時代に持っていた車は中古で買ったのですが、上で書いたように想定外のトラブルに泣かされたので、いざとなれば買った販売店に相談できる新車のほうが購入後のサポートが心強いことは間違いありません。

新車のヤリス クロスを買うとすると予算はどれくらい必要？

じゃあ新車だったら何を買う？ということになりますが、最近気になっているのはトヨタの『ヤリス クロス』。コンパクトですが軽自動車よりも車格感のあるSUV、国産車離れしたシャープなスタイルがお気に入り。冬場はウインタースポーツにも駆り出したいので、買うなら四駆！となると、ハイブリッドの四駆（E-Four）が第一候補でした。

欲しい車種が決まったら話は早い。早速トヨタのWebサイトで見積もってみました。

ここは背伸びはせずベーシックな「G」グレードのE-Fourをチョイス。1万4,300円のフロアマット（ベーシック）と6万1,600円のディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）Plus、そしてキャンプや災害などの万が一のときに活用できそうな、4万5,100円のアクセサリーコンセント（AC100V・1500W/非常給電システム付）のオプション品を選びました。どれも案外安いですよね。

果たして、見積総額は…

298万9,000円！！

現金300万円、そんなお金はない！ローンはリスクがありすぎる

もちろんこれは、現金一括支払で買う時の車両本体価格。ローン組むとなるとここから金利もかかりますし、税金などの諸費用はローンに組み込めないので最低限の頭金（ミニマム10万円くらい）は必要です。さらに別途、ガソリン代や（必要な場合は）駐車場代のほかオイルなどの油脂類交換といったメンテナンス費用、税金、車検費用などの維持費が乗っかってきます。

新社会人が300万円もローンを組み、さらに維持費まで負担するにはあまりにも重い…。

残価設定プランのチョイスで光明が見えた！

現金やローンの負担が重いということであれば、月々の支払額を抑える方法はないだろうか…。いろいろ調べてみたところ、「残価設定型プラン」（「残価競設定クレジット」いわゆる「残クレ」）なる購入法があることを発見！

これは車両本体価格の一部をあらかじめ残価として据置き、残りの金額を月々分割で支払うというもの。ためしに頭金20万円（諸経費と合わせて約30万円）として36回払いでシミュレートしたところ、月々の金額は4万6,200円。3年間の支払総額は190万円弱なので、支払の負担はぐっと軽くなります。これならなんとかなるかも…！希望の光が見えてきました！

喜びもつかの間、「自動車保険」という厳しい現実に直面

残価設定プランでの購入に傾きかけていたある日、学生時代のバイト先だったクルマ関連の編集プロダクションで先輩社員だった瓜島（うりしま）さんの意見を聞こうと電話しました。クルマに詳しい瓜島先輩のお墨付きをもらえれば、心配なく購入に突き進める！

「パイセン、ご無沙汰してます！ カナタです！ 以前相談したマイカー問題、俺今度ヤリクロ買おうっと思っているんスよ！残価設定プランなら、今の給料でもなんとかなりそうなんで」

瓜島先輩「おう、ヤリス クロスとはカッコも走りも良いし、グッドチョイスじゃん！ 納車されたらうちの会社に顔出しがてらクルマ見せてよ！ 」

カナタ「もちろんっス！ついでにいっしょにツーリング行きましょう！」

瓜島先輩「ところで、残価設定プランで車買うのはいいけど、任意保険もちゃんと考えたのか？このご時世、災害やもらい事故とか何が起こるか分からないし、何かのミスで自分が加害者になってしまう可能性もゼロではないから保険は絶対入っておけよ！」

しまった…！車両代のことばかりが気になって、肝心なことを忘れていた…！

瓜島先輩は続けて、「それと、もし自損で車が廃車になったりしたら、車両保険入っていないとローンだけ残るんだぜ？車もなく、300万のローン抱えて生活するのは地獄だよ？」とのお話が。そ、それは怖すぎる…！

その後、さっそく自動車保険のオンライン見積もりを取ってみたところ、フルカバーの車両保険をつけると運転者が自分1人の設定でも年間約20万円からという…。つまり1ヶ月あたり約1.7万円かかるわけで、残価設定プランの支払いと合算すると月額費用は6万4,000円前後に！！ がはっ（血ヘドを吐く音）。

これにガソリン代や（必要な場合は）駐車場代のほか、メンテナンス費用、税金、車検費用といった維持費も追加となると、新社会人の給料レベルではなんとかクルマは持てたとしても、余暇に費やすお金は限りなく削らねばなりません。調べれば調べるほど、クルマを所有することのハードルが高いことを実感。はぁ…ため息しか出ません。

でも、休みの日が来るたびに友達と出かけるにしても、あるいは彼女と遊ぶにしても「自分のクルマがあったらなー」と思うこともしばしば。レンタカーは店舗に行かねばならず都度手続きが必要、カーシェアは車内が汚かったり使いたいときにステーションになかったり、マイカーの保有を思わずにいられないほど悶々と日々を過ごしていました。

「マイカーおためしキャンペーン」なるものの存在を発見

そんな悩みを抱えていたころです。とある自動車ニュースサイトで「カーライフおためしキャンペーン」の情報を目にしました。どうやらトヨタのカーサブスクサービスKINTOがやっている期間限定のキャンペーンのようです（※）。

編プロにバイトしていた頃、様々な自動車関連の記事を手がけていたのでKINTOという名前自体は知っていますが、これを機会に詳しく調べてみることにしました。

※編集部注：2025年4月から6月にかけて実施したキャンペーンの好評を受けて、現在は車種・対象年齢を拡大した「はじめてのクルマ U35おためしキャンペーン」を2026年4月末までの期間限定で実施しております。詳しくはこちら

それによると、6ヶ月目で中途解約しても中途解約金が不要になるとのこと。つまり、一番月額費用の安い7年プランで申し込めばボーナス月加算なしでも月々4万4,000円で保有できるということに。

おまけにKINTOは自動車保険込みの月額費用になっていて、なんと残価設定プラン＋（自分で契約する）自動車保険で総額6万4,000円前後だったものが、2万円も安く済むということになるではありませんか！！これはデカい！

KINTOはメンテも保険も全部コミコミ、若者にとっても優しい！

KINTOなら、税金や点検、油脂交換などのメンテ代、車検も込みで、突発的なトラブルや故障時に余計な支払が発生しない点も安心です！初期費用フリープランなら頭金すらも不要ですし。新社会人に優しい！！

また今回のキャンペーンなら、6ヶ月乗って返却するもよし、乗り続けるも良し、さらには別の車に乗り換える選択肢もありとのこと。オプションやカラーに迷っても選び直せるというメリットも。しかし、ちょっとこれうまい話過ぎるのでは？なにか落とし穴があるんじゃないの？

ただこの時点では、僕の心は夢に見たマイカー保有が現実となることに酔いきっておりました。（次回に続く）