トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ新型クラウン(スポーツ)をレビュー!価格やKINTO月額も
2022年7月15日に世界初公開され、同年9月1日に第1弾の「クラウン(クロスオーバー)」がデビューを果たしたトヨタの新型「クラウン」。発売から1年を経て、街で見かける機会も増えました。
そして2023年、シリーズ第2弾となる「クラウン(スポーツ)」の注文の受付が10月6日より開始されました。ここではクラウン(スポーツ)はどのような特徴を持っているのか、またシリーズ中、どのような位置づけにあるのかを解説します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型クラウン シリーズは4種類
歴代で16代目を数える新型クラウン。グレードとは別に、方向性の異なる4つのスタイルがアナウンスされています。
昨年、販売を開始した第1弾は「クラウン(クロスオーバー)」。大径タイヤを履き、力強いリフトアップスタイルと鋭く流麗なデザインを融合。これまでにない新しい価値観を持ったクラウンの登場は、大きな話題となりました。
今回、発売される「クラウン(スポーツ)」は、心を刺激する雰囲気と運転しやすいパッケージを持ち、スポーティな走りを楽しめるスポーツSUVです。
クラウン(スポーツ)のコンセプトや位置づけ
エモーショナルで創造的な雰囲気を持つクラウン(スポーツ)。乗り降りのしやすいパッケージと共に、俊敏でスポーティな走りが楽しめる、新しい形のスポーツSUVです。
新型クラウンとしては2番目に登場したクラウン(スポーツ)。クラウン(クロスオーバー)はセダンとSUVのクロスオーバーとして登場しましたが、クラウン(スポーツ)は走りの楽しさが追求された、感性に響くエモーショナルなSUVという立ち位置になっています。リヤからデザインされた美しいデザインなど、個性あふれる1台に仕上がっています。
クラウン(スポーツ)の価格・グレード
クラウン(クロスオーバー)には、2つのパワートレーンに7つのグレードが用意されていましたが、新たに発売されるクラウン(スポーツ)は、パワートレーンは2.5 Lハイブリッドシステムを搭載した「SPORT Z」グレードのみのシンプルな構成。パワートレーンにプラグインハイブリッドシステム(PHEV)を搭載したモデルの追加が今冬予定されています。
モデル | グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|
クラウン(スポーツ) | SPORT Z (2.5Lハイブリッド車) | 5,900,000 円 |
クラウン(スポーツ) (北海道地区) | SPORT Z (2.5 Lハイブリッド車) | 5,918,700 円 |
クラウン(スポーツ)はKINTO取り扱い車種!月額利用料は?
KINTOでも、10月6日より取り扱いをスタート。2.5Lハイブリッドの「SPORT Z」を月額66,550円(税込)から利用できます。
※月額利用料は初期費用フリープランの7年契約、ボーナス加算165,000円、最安値パッケージ、追加オプション無しの場合の金額
KINTOでクラウン(スポーツ)に乗るなら、以下画像より詳細をご覧ください!
クラウン(スポーツ)の外観
クラウンとはなにか?から見つめなおして作り上げられた新型クラウン。クラウン(スポーツ)は、「魅力的な初期デザインのまま世に出したい」という想いのもと、トヨタの組織の垣根を越えて連携し、デザイナーが描いた造形が完全再現されました。どのようなデザインに仕上がっているか、フロントから見ていきましょう。
フロント
クロスオーバーから進化したハンマーヘッドフェイスとなっており、レンズ幅を薄くしたデイライトを搭載し、よりシャープで精悍な表情に仕上がっています。これに、クロスオーバーと同様のハの字グリルを採用、力強いスタンスと低重心化を実現しています。
クラウンの象徴である王冠マークは、スポーツはスモークメッキとなっている所もポイントです。
フロントランプはBi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)、LEDクリアランスランプ(おむかえ照明機能付)/LEDデイライト、LEDフロントターンランプ、ヘッドランプクリーナーで構成。ワイドさを強調し、クラウン(スポーツ)の存在感を際立たせます。
サイド
全長がクロスオーバーの4,930mmに対して、スポーツは4,720mm。ホイールベース(前後のタイヤ間)はクロスオーバーの2,850mmに対して2,770mm。全長で210mm、ホイールベースで80mmも短く、スポーツの持つ高い運動性と軽快さがサイドビューから伝わります。キャラクターラインに頼らないシンプルなサーフェスでありながら、滑らかな面からシャープな面へ急激に変化するメリハリのあるドア断面となっており、躍動感のあるデザインに。加えてフロント、リヤともショートオーバーハングとなっており、凝縮感あふれる力強いシルエットになっています。
リヤ
大きく張り出し、艶やかな色気を放つリヤフェンダー。クラウン(スポーツ)のデザインは、後ろ姿から始まったそう。美しさとスポーティさを両立させたワイド&ローのスタイルは、クラウン(スポーツ)の象徴とされています。
スポーティな印象を高める、LEDリヤコンビネーションランプ。両サイドを下げることで、安定感と低重心感を表現しています。
広幅大径タイヤ&アルミホイール
新型クラウンの大きな特徴となる大径ホイールとタイヤ。クラウン(スポーツ)のタイヤサイズは235/45R21、グロスブラック塗装が施されたアルミホイールのサイズは21×8½Jで、大径ながらも引き締まった足回りとなっています。
モデル/グレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
---|---|---|
スポーツ/SPORT S | 235/45R21 | 21×8½J |
クロスオーバー/CROSSOVER RS | 225/45R21 | 21×7½J |
メーカーオプションで、タイヤサイズ225/45R21に変更も可能です。
クラウン(スポーツ)のサイズ
クラウン(スポーツ)はクラウン(クロスオーバー)と比べて全長とホイールベースが短く作られています。全幅はスポーツの方が長く、トレッド(左右のタイヤ間)はほぼ同じ長さ。ここからクロスオーバーは乗り心地や安定性を重視し、スポーツは旋回性能の高さや取り回しの良さを重視していることが分かります。
各ボディサイズ | |||
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モデル名 | クラウン(スポーツ) | クラウン(クロスオーバー) | ハリアー |
全長(mm) | 4,720 | 4,930 | 4,740 |
全幅(mm) | 1,880 | 1,840 | 1,855 |
全高(mm) | 1,565 | 1,540 | 1,660 |
ホイールベース(mm) | 2,770 | 2,850 | 2,690 |
フロントトレッド(mm) | 1,605 | 1,600~1,605 | 1,605 |
リヤトレッド(mm) | 1,615 | 1,605~1,615 | 1,625 |
最低地上高(mm) | 160 | 145 | 190~195 |
最小回転半径(m) | 5.4 | 5.4 | 5.5~5.7 |
新型クラウン(スポーツ)のカラー
クラウン(スポーツ)のボディカラーは単色の「モノトーン」が6種類。ルーフとアウトサイドドアハンドルにカラーリングを施した「バイトーン」が5種類の、計11種類が用意されています。
バイトーン
新型クラウン(スポーツ)の内装
クラウン(スポーツ)の運転席は、運転と走りの楽しさに集中できるよう、運転席と助手席を非対称にする「アイランドアーキテクチャ」を採用しています。メーターとディスプレイを水平に集約して視線移動を最小限にしたほか、ステアリングやシフトノブは直観的な操作が可能なアイテムを採用しています。
乗員全員が等しく車に乗って移動する喜びを感じられるよう、室内空間は心地良いくつろぎを追求。遮音材や吸音材、制振材の最適に配置し、細やかな風切音対策を施して静粛性を高めています。その一方で車内での会話が楽しめるよう、天井で声を反射して相手に届ける「調音天井」も採用しました。
前席(運転席/助手席)には「シートヒーター(3段階温度設定)」と「シートベンチレーション」を設定。ステアリングにも「ステアリングヒーター」が設定されます。また運転席に「除電スタビライジングプラスシート」を装備。タイヤ回りの帯電を除去することで車両挙動を安定させ、より疲れにくく気持ちのいいドライビングに貢献します。
内装色
クラウン(スポーツ)の内装色はブラックとサンドブラウンの2色を設定。サンドブラウンは設定色で、注文時にオーダーします。内装色は運転の気分を左右する重要な要素。契約後の変更はできないので注意しましょう。
- 内装色:ブラック
- 内装色:サンドブラウン
車内サイズ
クラウン(スポーツ)の車内長は1,850mm。これに対してクラウン(クロスオーバー)は1,980mmあり、130mm短くなります。車内幅は同じ、車内高はスポーツが1,175mmなのに対し、クロスオーバーは1,170mmと、わずかですが長くなります。クロスオーバーと比べて10cm以上、車内長が短くはありますが、前席、後席共に十分な余裕が確保されており、狭さや圧迫感を感じることはありません。
車内サイズ | |||
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モデル名 | クラウン(スポーツ) | クラウン(クロスオーバー) | ハリアー |
室内長(mm) | 1,850 | 1,980 | 1,880 |
室内幅(mm) | 1,540 | 1,540 | 1,520 |
室内高(mm) | 1,175 | 1,170 | 1,215 |
乗車定員(名) | 5 | 5 | 5 |
荷室スペース
スペアタイヤ装着時のクラウン(スポーツ)の荷室スペースのサイズは、荷室長941mm(床面)、荷室幅は最小位置で1,034mm、最大部で1,425mm、荷室高は最小位置で580mm、最大位置で692mm。荷室容量は、スペアタイヤ装着車(メーカーオプション)は346L、スペアタイヤ非装着車は397L、になります。通常時ではゴルフバッグの積載数は1個、後席を前倒しにすることで最大4個、積載できます。
クラウン(クロスオーバー)スペアタイヤ非装着車の荷室スペース容量は450L、ゴルフバッグの積載数は最大で3個となっています。一見、スポーツの方がゴルフバッグを多く積載できますが、クロスオーバーは後部席を倒さない状態での積載数です。
クラウン(スポーツ)の走りや燃費
あらゆるドライバーに、様々なシーンで走りの楽しさを感じてもらうため、懐の深い「楽しさ」を目指したクラウン(スポーツ)。パワートレーン、足回り、ボディなど、最新のテクノロジーを注ぎ込んで走行性能を追求し、わずかな妥協も許しません。
パワートレーン
クラウン(スポーツ)のパワートレーンは2.5 Lハイブリッド車のみ。2.5 Lエンジンは低燃費、高出力、高レスポンスを追求した「A25A-FXS」を採用します。
ハイブリッドシステムには、高出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を採用することで、アクセル操作に対する応答性のよさと、パワフルでスムーズな加速を実現しています。
徹底したシステム効率の追求により、優れた動力性能と燃費性能を両立。システムの最高出力は172kW(234PS)を発揮し、燃費も21.3km/ L(WLTCモード)を確保しています。
足回り
車からの情報を正確に受け取り、対話するように楽しみながら走ることを目指したクラウン(スポーツ)。良好なタイヤの路面追従性、そして硬すぎず、しなやかに動くサスペンションが、意のままに操る楽しさと上質感をドライバーに提供します。
くわえて、車速に応じて後輪の操舵を制御するDRS(Dynamic Rear Steering)を採用。低速時では最小回転半径5.4mを確保し、広幅大径タイヤを装着しながら取り回しの良さを実現しました。クラウン(スポーツ)ならではの制御を施し、中速域では狙った通りのコースを走る気持ちいいコーナリングを、高速域では高い安定性をもたらします。
ボディ
エモーショナルで創造的なデザイン、乗降性と着座位置のよさ、そして気持ちよく楽しい走りを実現するにあたり、根幹となるのがプラットフォームです。リヤにマルチリンクサスペンションを搭載するなど、TNGAプラットフォームに改良を施しました。
結合剛性を高める「レーザースクリューウェルディング(LSW)」など、多くの対策が実施された高剛性ボディが、車と一体になったかのような動的性能や、振動の少ない快適な乗り心地を提供します。
空力にも寄与するキャビンの造形や、床下流速を高めダウンフォースを発生させるエアロスタビライジングアンダーボディステップなど、接地性・直進安定性を向上させる数々の床下アイテムが搭載されています。
クラウン(スポーツ)の安全性能
トヨタの先進予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準で装備。視認性能の高い単眼カメラとミリ波レーダーより得た情報を元に、プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシストなど、多くの先進機能がドライバーをサポートします。
高度運転支援「トヨタチームメイト」も搭載。「アドバンストパーク」は、スイッチひとつで駐車操作をアシスト。「アドバンストドライブ(渋滞支援)」は(一定の条件下で)自動で停車から発進を行うといった渋滞中の操作支援を行い、ドライバーの疲労軽減に貢献します。
新型クラウン(スポーツ)まとめ
シリーズの第2弾となるクラウン(スポーツ)。名前の通り、高い走行性を有していますが、なにより走る楽しさをドライバーに伝えること、感じてもらうこと、そして走りに出かけたくなることに主眼を置いたクラウンです。
クラウン(クロスオーバー)もまた、スポーツと同じくらい魅力的な車。どちらを購入しようか悩んでいるなら、車に求める機能や使い方、購入した自分の姿を想像し、より相応しい方を選ばれてはいかがでしょう。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
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などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
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