トヨタ車&レクサス車解説
新型クラウン(スポーツ)の後部座席や荷室(トランク)を紹介
新型クラウンシリーズ第2弾として2023年11月に発売した「新型クラウン(スポーツ)」は、新しい形のSUVであるとともに、感性に響く「美しいデザイン」と「楽しい走り」が魅力のモデルです。運転する楽しさとクラウンらしい高級感を両立させている新型クラウン(スポーツ)の後部座席や荷室の居住性や使い勝手はよいのでしょうか。本記事では、新型クラウン(スポーツ)の後部座席の特徴やサイズ、荷室の容量や寸法などを解説します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型クラウン(スポーツ)の後部座席の特徴
新型クラウン(スポーツ)の後部座席には、前席と同様に本革シートが装備されています。グレードごとのシート表皮やカラーは次のとおりです。
新型クラウン(スポーツ)シート表皮・カラー | |||
---|---|---|---|
グレード | SPORT RS(PHEV) | SPORT Z(HEV) | |
シート表皮 | スポーツレザー(本革) | 本革 | |
カラー | ブラック&センシュアルレッド | ブラック | サンドブラウン |
また、会話を楽しめる室内を実現するために、声を天井で反射させて相手に届けることを狙った「調音天井」(トヨタ初採用)により、座った位置によって人と人とが分断されるような感覚を減らす工夫もほどこされています。
新型クラウン(スポーツ)の後部座席は、乗員に移動の喜びをもたらすために心地よいくつろぎを追求した室内空間になっているといえるでしょう。
後部座席の寸法
後部座席のサイズを細かく見ていきましょう。
新型クラウン(スポーツ)後部座席寸法 | ||
---|---|---|
グレード | SPORT RS(PHEV) | SPORT Z(HEV) |
シート幅(mm) | 1,345 | |
左右席座面の奥行き(mm) | 543 | |
中央席座面の奥行き(mm) | 512 |
シート幅・左右席座面の奥行き・中央席座面の奥行きともに、プラグインハイブリッド車の「SPORT RS」とハイブリッド車の「SPORT Z」で違いはありません。なお、後部座席のシートスライドやリクライニングはありません。
また、座面の奥行きは、フロントシートより長いため、後部座席でもゆとりを持って座ることができるでしょう。
新型クラウン(スポーツ)座面の奥行き比較 | ||
---|---|---|
グレード | SPORT RS(PHEV) | SPORT Z(HEV) |
前席座面の奥行き(mm) | 494 | 493 |
後席座面の奥行き(mm) | 543 | 543 |
前席と後席の座面奥行きの差(mm) | 49 | 50 |
後部座席の機能
後部座席の機能は主に次のとおりです。
新型クラウン(スポーツ)後部座席の機能 | ||
---|---|---|
グレード | SPORT RS(PHEV) | SPORT Z(HEV) |
後席左右シートヒーター | ◯ | - |
6:4分割可倒式リヤシート | ◯ | ◯ |
上下調整式ヘッドレスト | ◯ | ◯ |
リヤセンターアームレスト(カップホルダー付き) | ◯ | ◯ |
シートバックポケット(運転席・助 手席) | ◯ | ◯ |
充電用USB端子(Type-C/センター コンソール後部2個・LED照明付) | ◯ | ◯ |
ドアポケット(ボトルホルダー付 [リヤ1本]) | ◯ | ◯ |
リヤヒーターダクト | ◯ | ◯ |
天井LED照明(リヤ読書灯×2) | ◯ | ◯ |
後席左右シートヒーターはプラグインハイブリッドのSPORT RSに標準装備されています。なお、ハイブリッドのSPORT Zには、後席左右シートヒーターの設定がありません。
シートヒーター以外の装備の多くは、SPORT RSとSPORT Zともに標準装備になっています。このようなことからも、グレードを問わず、後部座席も十分に快適で機能性が高いといえるでしょう。
新型クラウン(スポーツ)の荷室・トランク容量
新型クラウン(スポーツ)の荷室は、開口部が大きいバックドア、十分な荷室寸法や容量、機能的なトノカバー、シートアレンジなどにより、使いやすくなっています。
荷室寸法とラゲージ容量
まず、荷室の寸法を見ていきましょう。
新型クラウン(スポーツ)荷室寸法やラゲージ容量 | ||
---|---|---|
スペアタイヤ | 非装着車 | 装着車 |
①荷室長(mm) | 959(床面) | 941(床面) |
②荷室幅(最小)(mm) | 987 | 1,034 |
③荷室幅(最大)(mm) | 1,439 | 1,425 |
④荷室高(mm) | 最小632、最大725 | 最小580、最大692 |
ラゲージ容量(L) | 397 | 346 |
スペアタイヤ装着車と非装着車で寸法や容量は異なるものの、買い物や通勤・送迎などの日常使いであれば十分な大きさといえるでしょう。
ゴルフバッグの積載とシートアレンジ
次に、ゴルフバッグがいくつ載せられるか見ていきましょう。
通常時(5名乗車時)は、9.5インチのゴルフバッグが1個入ります。6:4分割可倒式リヤシートの背もたれを前倒しにすると、荷室とリヤシートの背もたれがフラットになるため、最大4個のゴルフバッグを載せることが可能です。
新型クラウン(スポーツ)ゴルフバッグ収納数 (搭載個数は参考値。ゴルフバッグの形状・大きさにより収納できない場合あり) | |
---|---|
リヤシート使用時※1 | 長さ46インチのゴルフクラブが入る 9.5インチのゴルフバッグ(※2)が1個収納可能 |
リヤシート格納時 | 長さ46インチのゴルフクラブが入る 9.5インチのゴルフバッグ(※2)が4個収納可能 |
リヤシート片側前倒し時 | 長さ46インチのゴルフクラブが入る 9.5インチのゴルフバッグ(※2)が2個(※3)収納可能 |
※1 パンク修理キット搭載車の搭載数。スペアタイヤ(メーカーオプション)搭載車は、ゴルフバッグは搭載できません
※2 ゴルフバッグのみの数値。シューズバッグ・ウェアバッグは含まれていません
※3 6:4分割の6側(運転席側)に2個は搭載可能。4側(助手席側)の場合は1個
両手が塞がっていても開閉できるバックドア
バックドアは、足を出し入れするだけで、簡単に開閉できるハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)を標準装備しています。
ハンズフリーパワーバックドアは、スマートキーを携帯している状態で、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで、バックドアが自動開閉する機能です。両手が荷物でふさがっているときやバックドアの内側に備え付けられているスイッチに手が届かないときなどに役立ちます。
コンパクトに折り畳めるトノカバー
トノカバーは、荷室を隠してプライバシーを保護するアイテムです。
新型クラウン(スポーツ)に装備されているトノカバーは、バックドアのフックにひもをかけてバックドアの開閉に連動させることで、大きな荷室開口を実現しています。また、軽量の2つ折りタイプのため、使わないときはコンパクトに折りたためます。
新型クラウン(スポーツ)の後部座席/荷室アクセサリー
新型クラウン(スポーツ)の後部座席/荷室には、販売店オプションのアクセサリーを装着することで、より快適・便利になります。ここからは、新型クラウン(スポーツ)の快適性や利便性を高める販売店オプションを紹介します。
インテリアイルミネーション(ホワイト)
インテリアイルミネーション(ホワイト)は、足元を照らす間接照明です。ドアオープン時にホワイトの光が足元を照らし、ドアクローズ後は一定の時間経過後に徐々に消灯します。走行中は減光点灯し、スイッチのON/OFF操作で点灯・消灯が可能です。
価格:14,300円(税込)
※フロント足元照明はイルミネーテッドエントリーシステム(標準装備)の灯体となります
※イルミネーテッドエントリーシステム(標準装備)について詳しくは車両カタログを確認してください
ラゲージソフトトレイ
ラゲージソフトトレイは、表面に滑り止めと撥水・防水加工を施したトレイです。外周縁付きで濡れた物を収納するときにも役立ちます。開口部付近には、車名のロゴが入っています。
価格:16,500円(税込)
色:ブラック
※防水性に優れた素材を使用していますが完全防水ではありません
ラゲージソフトトレイ(セカンドシートバック用)
ラゲージソフトトレイ(セカンドシートバック用)は、リヤシートの背もたれを倒してフラットな状態で荷室を使用する際に、シートバックの汚れを防ぐトレイです。
撥水・防水機能付きのソフト素材を使用しているため、汚れや水などのしみ込みを防ぎます。また、滑り止め機能を備えた軽くて扱いやすい素材のため脱着も簡単です。
価格:11,000円(税込)
色:ブラック
※防水性に優れていますが完全防水ではありません
ラゲージマット(ベーシックタイプ)
ラゲージマット(ベーシックタイプ)は、荷物積載時の荷室部分の汚れや傷つきを防止するマットです。簡単に脱着することができるため、お手入れも楽に行うことができます。開口部付近には車名ロゴが入っています。
価格:16,500円(税込)
色:ブラック
まとめ
新型クラウン(スポーツ)の後部座席は、質感の高い素材を使用し、座面長にゆとりがあるため、後席の乗員も快適に過ごすことができる空間となっています。
荷室は、5名乗車時でも十分なスペースがあるため、日常使いで困ることはないでしょう。また、6:4分割可倒式リヤシートの背もたれを前倒しすると、フラットで広いラゲージ空間を作り出すことができ、大きい荷物も積載することが可能です。
新型クラウン(スポーツ)の後部座席や荷室は、クラウンらしい高級感を犠牲にすることなく、使い勝手の良さを追求した空間になっているといえるでしょう。
では最後に、新型クラウン(スポーツ)でも利用が可能な車のサブスクリプションサービス「KINTO」について紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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