トヨタ車&レクサス車解説

燃費のいいSUVおすすめ17選!車選びのポイントも解説

燃費のいいSUVおすすめ17選!車選びのポイントも解説

SUVは悪路でも負けない走破性や安定性の高さが魅力の車です。数あるラインアップから購入する車種を選ぶときは燃費も重要な基準のひとつです。今回は燃費のよいSUVのおすすめモデルと車選びのポイントを紹介します。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

燃費とは?知っておきたい燃費の定義

SUV 燃費 定義

燃費(燃料消費率)とは、1Lの燃料で走行できる距離のことで、「走行距離÷消費燃料量」で算出します。単位は「km/L」が日本では一般的です。

燃費は、販売店のHPやWebカタログなどで車種ごとの数値を確認できます。この数値は、国土交通省が実施する燃費消費率試験で得られたデータで、試験は一定の条件下で行われるため、実際の燃費(実燃費)と乖離する場合があります。

燃費表示は、10・15モード→JC08モード→WLTCモードと移り変わりました。現在使われているWLTCモードは、より実際の走行環境に近い数値になっています。総合的な燃費の値(WLTCモード燃費)のほかに、高速道路モード、郊外モード、市街地モードなど、走行環境に沿ったモード燃費も併記されるようになり、より参考になる値となっています。

≪参考記事≫
JAF – [Q]燃費表示が10・15モード、JC08モード、WLTCモードと変化したのはなぜですか?

SUVの特徴と主な種類

SUV 特徴

SUV(Sport Utility Vehicle)とはスポーツ用多目的車のことで、近年、非常に人気のボディタイプとなっており、多種多様な車種がラインアップされています。ここからは、SUV利用を検討しているユーザーに向け、車種の特徴や主な種類について解説します。

SUVの特徴

SUVは、一般的に荷室が広く使いやすい車種が多いため、アウトドア好きからも広く支持を集めています。悪路やオフロードの走行だけでなく、街乗りにも適した走行性能を備える車も多いです。

一方で、同じクラスのセダンやハッチバックと比べるとボディが大型なので車重が重い、悪路やオフロードの走行も視野に入れた走行性能が確保されている、などの理由により燃費重視の車と比べると燃費が多少悪い車種が多いです。

近年はパワートレーンに燃費のいいハイブリッドを採用するSUVが増えるなど、燃費がいいSUVも増えてきています。

SUVの主な種類

SUV 燃費 種類

SUVはサイズ別に3種類、用途別に2種類に分けることが可能です。

【サイズで分ける】
・コンパクトSUV
・ミドルサイズSUV
・フルサイズSUV
※サイズに対しての明確な定義はありません。KINTO編集部で定義して紹介いたします

【用途で分ける】
・クロスオーバーSUV
・クロスカントリーSUV

それぞれの特徴を紹介します。

コンパクトSUV

コンパクトSUVは小回りが利くため普段使いに適しており、人気のモデルです。トヨタ車ではライズやヤリスクロスなどが該当します。コンパクトSUVはサイズが小さく軽いため、燃費がいい車が多いです。

ミドルサイズSUV

コンパクトSUVよりも大きな車体が特徴です。大人4人で乗る機会が多いなど、コンパクトSUVでは室内や荷室の広さが物足りない場合に選ぶといいでしょう。

街乗り重視のモデル、オフロードもいけるモデルなど、多種多様な車が揃っているのも特徴です。トヨタ車ではハリアーやRAV4などが該当します。

フルサイズSUV

フルサイズSUVは、トヨタのランドクルーザーのような大きいサイズのSUVをイメージしてください。日本には該当車種が少ないですが、アメリカや欧州などの輸入車にはこのような大型なSUVが数多く存在します。

車体が大きく重いため、燃費は悪くなりますが、広い室内空間を持ち、荷物も沢山載ります。また、高級車が多いジャンルでもあり、高い走行性能や快適性、豪華絢爛な装備を搭載する車も多いです。

クロスオーバーSUV

舗装路や高速道路などのオンロードでの性能を重視した車で「街乗りSUV」とも呼ばれるモデルです。大部分のSUVがクロスオーバーSUVと言えますが、ヤリスクロスやハリアーやのような車種がイメージに近いでしょう。

SUVならではの頼もしい走りと、生活の利便性を両立できるのがクロスオーバーの魅力です。後述するクロスカントリーと比べて燃費性能が高く、買い物や通勤でも気兼ねなく使えます。

クロスカントリーSUV

クロスカントリーSUVは、悪路での走破性に特化したSUVのことです。ゴツゴツした岩場や雪道、勾配の激しい坂道などでも負けない卓越した走破性を持っています。トヨタのランドクルーザーやレクサスLX、Jeepのラングラー、メルセデスベンツのGクラスのような車が代表的です。

強固なボディ、ハイパワーなパワートレーン、悪路走破に適した四輪駆動技術などが魅力です。

燃費のいいSUVに乗るメリット

悪路や未舗装道路でも安定した走りが可能なSUVは、アウトドア好き中心に広く愛されるボディタイプです。選ぶ際は、運転のしやすさや走破性はもちろん、燃費も重要な基準となります。燃費が良いSUVを選ぶことで得られるメリットを具体的に解説します。

ガソリン代や税金などの維持費が抑えられる

燃費がいい車ほどガソリンの消費量が少ないため、ガソリン代が抑えられます。また、燃費性能が高い車は、「エコカー減税」や「グリーン化特例の軽課」の対象となり、節税にもつながります

エコカー減税は、燃費性能や排出ガス性能に優れた車を対象に、車の重量に応じて徴収される自動車重量税を免税・減税する制度です。

クリーン化特例は、環境負荷が少ない車両を対象に、排気量に応じて課される自動車税種別割・軽自動車税種別割を軽減する制度のこと。

自動車重量税や自動車税種別割は車の保有者が負担せねばならず、維持費として重くのしかかります。燃費がいい車を選ぶとガソリン代はもちろん、節税にも効果的です。

CO2排出量が少なく環境にやさしい

燃費がいいとCO2排出量が減り、地球温暖化防止にもつながります。日本では運輸部門の二酸化炭素排出量が国内全体の約17.4%を占めており、CO2の排出量の削減が大きな課題となっています。

これはエネルギー転換部門、産業部門に次ぐ数値です。環境にやさしい国を目指すには、今まで以上に燃費がいい車の割合を増やさなければなりません。

日本は2030年度における温室効果ガスの排出量を、2013年度比で46%削減する目標を掲げています。燃費のいい車に乗ることは環境への配慮につながるといえるでしょう。

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最後に、KINTOについてご紹介します。KINTOのことがよくわからない方はぜひご覧ください。

燃費がいいSUVを選ぶ5つのポイント

SUV 燃費 選び方

燃費がいいSUVを選ぶ際のポイントは以下の5つとなります。

1.    燃費消費率をチェックする
2.    ライフスタイルに応じたSUVを選ぶ
3.    国産SUVは輸入車と比べて燃費のいいSUVが多い
4.    4WDより2WDの方が燃費が良い
5.    パワートレーンの違いで選ぶ

 それぞれ具体的な内容をチェックしましょう。

1.燃費消費率をチェックする

まずはWLTCモード燃費をチェックしましょう。実際の運転での燃費に近く、数値が高いほど燃費のいい車といえます。モード燃費もあわせてチェックし、自身の使い方にあった燃費モードを見るといいでしょう。(※例えば、街乗りなど普段使いが多い場合は市街地モード燃費のいい車を選ぶ)

WLTCモード燃費が使われるようになったのは2017年の夏以降で、それ以前の車はJC08モード燃費という値が使われています。WLTCモード燃費と違い、市街地や高速道路といったモード燃費がないほか、WLTCモード燃費と比べて燃費の値が良い傾向があります。WLTCモード燃費の記載がない車の場合、JC08燃費の値がいいものを選びましょう。

2.ライフスタイルに応じたSUVを選ぶ

前述したように、SUVには様々な種類、サイズがあります。燃費だけを見て車を選ぶと、自分自身の使い方とあわずに後悔してしまう可能性があります。駐車場が狭い場合や、狭い道をよく走るならコンパクトSUV、大人4人で乗る機会が多いならミドルサイズSUV以上、6人以上のるなら3列シートSUV、悪路も走るならクロスカントリーなど、ライフスタイルに合ったSUVを選ぶことが大切です。

3.国産SUVは輸入車と比べて燃費のいいSUVが多い

国産SUVは輸入SUVに比べ、燃費がいい場合が多いです。理由のひとつに、日本はハイブリッド技術が外国と比べて発展しており、燃費のいいハイブリッドを搭載したSUVが多くあるためです。また、国産SUVは日本の道路環境を考慮された小さいサイズのSUVも多いです。サイズが小さいと車両重量は軽くなる傾向になるため、燃費も良くなります。

輸入車で燃費のいいSUVを探している方は、比較的燃費のよいディーゼル車のSUVなどを探すといいでしょう。

4.4WDより2WDの方が燃費が良い

4WDのSUVは、2WDのSUVに比べると燃費が悪い傾向にあります。4WDは2WD車と比べると部品点数が増えるため、車両重量が重くなること、駆動系のパーツの摩擦などによるエネルギーロスも2WDと比べると多いことなどが理由です。これらにより、4WDは2WDより燃費が悪くなる傾向があります。

四輪全てに駆動エネルギーが分散されるため、雪道や悪路などに強くなります。雪国で生活をしている方、雪道をよく走る方、悪路をよく走る方などは4WDを選ぶといいでしょう。街乗りなどが主な用途で雪道を走らないのであれば、燃費の良い2WDのSUVがおすすめです。

5.パワートレーンの違いで選ぶ

ハイブリッドやディーゼルといったパワートレーンは、燃費が良い車に乗りたい人にとっておすすめです。燃料費や税金が安くなりますが、車両価格はガソリン車と比べると高くなる傾向にあります。

車両価格の差を燃料費の節約分で取り戻すにはかなりの距離を乗る必要があります。価格だけにとらわれず、パワートレーンの魅力(パワー感や乗り味など)の違いなども加味して選ぶといいでしょう。

燃費のいいSUVおすすめ17選

さて、ここからはKINTO編集部が選んだ燃費のいいSUVをサイズごとに分けて17台紹介。それぞれの特徴や燃費などを解説します。燃費のいいパワートレーンの燃費データも掲載します。

※20km/L以上を条件に、サイズの中から各自動車メーカーでバランスよく選出。三菱のエクリプスクロスとアウトランダーPHEVだけ、PHEV枠として例外で選出しています

【コンパクトSUV】

1.トヨタ「ヤリスクロス」
2.トヨタ「カローラ クロス」
3.LEXUS「UX」
4.日産「キックス」
5.ホンダ「ヴェゼル」
6.三菱「エクリプス クロス」

【ミドルサイズSUV】

7.トヨタ「RAV4」
8.トヨタ「ハリアー」
9.トヨタ「クラウン クロスオーバー」
10.LEXUS「NX」
11.ホンダ「ZR-V」
12.日産「エクストレイル」
13.マツダ「CX-60」
14.三菱「アウトランダー PHEV」
15.ルノー「キャプチャー」

【軽SUV】

16.スズキ「HUSTLER」
17.ダイハツ「タフト」

なお、フルサイズSUVは国産車に候補が少ないため、本企画では選外としています。

1.トヨタ「ヤリス クロス」

SUV 燃費 ヤリスクロス

コンパクトSUVから、まずはトヨタのヤリス クロスを選出しました。1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドの2種類のパワートレーンをラインアップしています。1.5LハイブリッドがWLTCモードで27.8~30.8km/L(2WDの値)という、世界トップレベルの低燃費を実現しています。

サイズ(全長×全幅×全高)は4,180×1,765×1,590mm※と、ヤリスやアクアといったコンパクトカーより少し大きくなっていますが、その分、室内空間や荷室容量も広くなっています。走りにこだわる人のためにGR SPORTグレードも用意されているのも嬉しいポイントです。

※Z、G、Xグレードの値

トヨタ ヤリス クロス ハイブリッドの燃費

グレード

GR SPORT

Z "Adventure"/Z

G

X

駆動方式

2WD

2WD

E-Four

2WD

E-Four

2WD

E-Four

WLTCモード燃費(km/L)

25.0

27.8

26.0

30.2

28.1

30.8

28.7

市街地モード燃費(km/L)

25.9

29.4

26.4

31.2

28.5

31.4

29.5

郊外モード燃費(km/L)

26.1

29.9

27.2

33.0

29.9

33.5

30.9

高速道路燃費(km/L)

23.9

26.1

25.1

28.2

26.7

29.0

27.1

≪関連リンク≫
TOYOTA ― ヤリス クロス
KINTO ― ヤリス クロスの無料見積もりシミュレーションはこちら

2.トヨタ「カローラ クロス」

SUV 燃費 カローラクロス

コンパクトSUVからもう1台、トヨタのカローラ クロスを紹介します。コンパクトSUVは種類も豊富ですが、その中では比較的大きい部類に入ります。カローラ クロスは1.8Lガソリンと1.8Lハイブリッドの2種類のパワートレーンをラインアップしていますが、1.8LハイブリッドがWLTCモードで26.2km/Lと優れた燃費となっています。

他のカローラシリーズ(セダン、ツーリング)とほぼ同じ全長4,490mmながら、全幅1,825mm、全高1,620mmはカローラシリーズ最大。広々とした後席空間と、クラストップレベルの大容量の荷室容量(487L)を実現しており、非常に使い勝手のいい1台です。

トヨタ カローラ クロス ハイブリッドの燃費

グレード

Z/S/G

駆動方式

2WD

E-Four

WLTCモード燃費(km/L)

26.2

24.2

市街地モード燃費(km/L)

25.9

23.5

郊外モード燃費(km/L)

28.9

25.8

高速道路燃費(km/L)

24.7

23.6

≪関連リンク≫
TOYOTA ― カローラ クロス

3.LEXUS「UX」

SUV 燃費 UX

レクサスの人気コンパクトSUV「UX」も燃費がいいので、高級車枠として選出しました。2.0Lガソリンエンジン※、2.0Lハイブリッド、EVの3種類のパワートレーンがラインアップされており、2.0LハイブリッドがWLTCモード燃費22.8km/Lと低燃費となっています。

※2023年12月に生産終了予定

サイズ(全長×全幅×全高)は4,495×1,840×1,540mmで、カローラ クロスとサイズが近いですが、一般的な立体駐車場に収まる高さなのも特徴。力強さを感じさせる美しいエクステリアデザインと、和を感じさせる内装も魅力。燃費だけでなく、デザインも走りも良い、レクサスを堪能できる1台です。

レクサスUX ハイブリッドの燃費

グレード

UX250h ”version L"/UX250h  ”F SPORT"/UX250h ”version C"/UX250h

駆動方式

2WD

AWD

WLTCモード燃費(km/L)

22.8

21.6

市街地モード燃費(km/L)

22.0

21.1

郊外モード燃費(km/L)

23.4

21.7

高速道路燃費(km/L)

22.7

21.7

≪関連リンク≫
レクサス ― UX
KINTO ― UXの無料見積もりシミュレーションはこちら

4.日産「キックス」

キックスは日産のコンパクトSUVで、パワートレーンはハイブリッドのみのラインアップとなっています。エンジンを発電のみに使用し、モーターのみで走行する日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載しており、WLTCモード燃費は23.0km/L(2WD)と低燃費を実現。発電用に、1.2Lガソリンエンジンを搭載しています。

サイズ(全長×全幅×全高)は4290×1760×1605mm。2WDのほか、4WDもラインアップされています。モーターのみで駆動するため、電気自動車のような加速感が味わえることも魅力のひとつ。荷室も広く、使い勝手のいい1台となっています。コンパクトSUVを検討しているなら選択肢に加えたい1台です。

日産キックスの燃費

グレード

X/Xツートーンインテリアエディション/Xスタイルエディション

X FOUR/X FOURツートーンインテリアエディション/X FOURスタイルエディション

駆動方式

2WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

23.0

19.2

市街地モード燃費(km/L)

23.2

18.7

郊外モード燃費(km/L)

25.3

20.7

高速道路燃費(km/L)

21.6

18.5

≪関連リンク≫
日産 ― キックス

5.ホンダ「ヴェゼル」

ホンダのヴェゼルも低燃費でおすすめのコンパクトSUVです。1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドがラインアップされており、1.5LハイブリッドがWLTCモード燃費24.8~25.0km/L(2WD)を実現しています。

ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。クーペライクなボディ採用している影響か、サイズ(全長×全幅×全高)は4,330×1,790×1,580~1590mmとコンパクトSUVの中では全長が少し長く、全高が少し低くなっています。フラットで使いやすい荷室も特徴のひとつです。

ホンダヴェゼルハイブリッドの燃費

グレード

e:HEV X

e:HEV Z

e:HEV PLaY

駆動方式

2WD

4WD

2WD

4WD

2WD

WLTCモード燃費(km/L)

25.0

22.0

24.8

22.0

24.8

市街地モード燃費(km/L)

24.7

21.8

24.5

21.8

24.5

郊外モード燃費(km/L)

27.1

23.7

26.7

23.7

26.7

高速道路燃費(km/L)

23.9

21.1

23.8

21.1

23.8

≪関連リンク≫
ホンダ ― ヴェゼル

6.三菱「エクリプス クロス」

三菱のコンパクトSUV、エクリプスクロスには、1.5Lガソリンターボエンジンと2.4Lプラグインハイブリッドがラインアップされています。2.4LプラグインハイブリッドのWLTCモード燃費は16.4km/L、電気のみで57km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにある三菱のアウトランダーのページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

サイズは(全長×全幅×全高)は4,545×1,805×1,685mm。このサイズでプラグインハイブリッドシステムを搭載している車は非常に珍しく、おすすめポイントとなっています。

三菱エクリプスクロス プラグインハイブリッド車の燃費

グレード

M/G/P

駆動方式

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

16.4

市街地モード燃費(km/L)

15.7

郊外モード燃費(km/L)

16.8

高速道路燃費(km/L)

16.5

≪関連リンク≫
三菱 ― エクリプスクロス

7.トヨタ「RAV4」

SUVらしい力強いデザインを持つミドルサイズSUVのRAV4も燃費が良いのでおすすめ。2.0Lガソリン、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッドの3つのパワートレーンがラインアップされており、2.5LハイブリッドがWLTCモード燃費20.6km/L(2WD)となっています。

サイズはハリアーに近い※です。オフロードをイメージさせるデザイン・装備・走行性能を持つAdventureがラインアップされているのも特徴。デザインだけでなく、オフロード走行を含めてアクティブなカーライフを楽しみたいならRAV4も検討するといいでしょう。

※RAV4のサイズ(全長×全幅×全高)は4,600×1,855×1,685mm

トヨタ RAV4 ハイブリッドの燃費

グレード

Adventure

G/X

駆動方式

E-Four

2WD

E-Four

WLTCモード燃費(km/L)

20.3

20.6

21.4

市街地モード燃費(km/L)

17.9

18.1

19.4

郊外モード燃費(km/L)

22.4

22.4

23.4

高速道路燃費(km/L)

20.1

20.7

21.1

なお、2.5Lプラグインハイブリッドは、2.5Lハイブリッドより少し燃費が劣りますが、大容量バッテリーを搭載し、電気のみで95km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにあるトヨタのハリアーのページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

 ≪関連リンク≫
トヨタ ― RAV4

8.トヨタ「ハリアー」

SUV 燃費 ハリアー

選択肢が多いミドルサイズSUVですが、より都会派なSUVを希望しているならトヨタのハリアーも燃費が良くておすすめの1台です。2.0Lガソリン、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッドの3つのパワートレーンがラインアップされており、2.5LハイブリッドがWLTCモード燃費22.3km/L(2WD)と最も燃費がいいです。

RAV4とは、パワートレーンの種類やサイズ※が似ていますが、デザインに大きな違いがあります。SUVらしいアクティブなデザインが好きならRAV4、高級感のあるデザインが好きならハリアーを選ぶといいでしょう。

※ハリアーのサイズ(全長×全幅×全高)は4,740×1,855×1,660mm

トヨタ ハリアー ハイブリッドの燃費

グレード

Z”Leather Package”/Z/G/S

駆動方式

2WD

E-Four

WLTCモード燃費(km/L)

22.3

21.6

市街地モード燃費(km/L)

19.5

18.9

郊外モード燃費(km/L)

25.1

24.2

高速道路燃費(km/L)

22.1

21.4

なお、2.5Lプラグインハイブリッドは、2.5Lハイブリッドより少し燃費が劣りますが、大容量バッテリーを搭載し、電気のみで93km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにあるトヨタのハリアーのページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

≪関連リンク≫
トヨタ ― ハリアー
KINTO ― ハリアーの無料見積もりシミュレーションはこちら

9.トヨタ「クラウン クロスオーバー」

SUV 燃費 クロスオーバー

続いて、ミドルサイズSUVから、クラウン クロスオーバーを選出。2.4Lターボハイブリッドと2.5Lハイブリッドの2つのパワートレーンをラインアップしています。全グレードE-Four(4WD)にも関わらず、2.5Lハイブリッドの燃費がWLTCモードで22.4km/Lと非常に低燃費です。

 サイズ(全長×全幅×全高)は4,930×1,840×1,540mm。「全席特等席」を目指した乗り心地の良さはもちろん、走行性能の高さも魅力。燃費のいいミドルサイズSUVを探している方は、クラウン クロスオーバーも選択肢に加えることをおすすめします。

トヨタ クラウン クロスオーバー 2.5Lハイブリッドの燃費

グレード

CROSSOVER G"Advanced・Lether Package"/CROSSOVER G"Advanced"/CROSSOVER G"Lether Package"/G/X

駆動方式

E-Four

WLTCモード燃費(km/L)

22.4

市街地モード燃費(km/L)

21.2

郊外モード燃費(km/L)

23.8

高速道路燃費(km/L)

22.1

≪関連リンク≫
TOYOTA ― クラウンクロスオーバー
KINTO ― クラウンクロスオーバーの無料見積もりシミュレーションはこちら

10.LEXUS「NX」

SUV 燃費 NX

一時期、注文の受付を停止※するほどの人気を集めたレクサスのミドルサイズSUV「NX」。ミドルサイズSUVは車種も多い激戦区ですが、レクサスで燃費のいいミドルサイズSUVを探している人におすすめなので選出しました。

 ※2023年3月2日より注文受付再開

 パワートレーンは、2.5Lガソリンエンジン、2.4Lターボエンジン、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッドの4種類と多彩。2.5Lハイブリッドが一番燃費がよく、WLTCモード燃費20.9~22.2km/L(2WD)を誇ります。サイズ(全長×全幅×全高)は4,660×1,865×1,660mmで、RAV4と近いサイズ感です。

レクサスNX ハイブリッドの燃費

グレード

NX350h ”version L"/NX350h ”F SPORT"

NX350h

駆動方式

2WD

AWD

2WD

AWD

WLTCモード燃費(km/L)

20.9

19.9

22.2

21.6

市街地モード燃費(km/L)

18.2

17.6

19.2

18.7

郊外モード燃費(km/L)

22.5

21.0

24.4

23.5

高速道路燃費(km/L)

21.3

20.4

22.4

21.9

なお、2.5Lプラグインハイブリッドは、2.5Lハイブリッドより少し燃費が劣りますが、大容量バッテリーを搭載し、電気のみで87km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにあるレクサスのNXのページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

 ≪関連リンク≫
レクサス ― NX
KINTO ― NXの無料見積もりシミュレーションはこちら

11.ホンダ「ZR-V」

ホンダのミドルサイズSUVであるZR-Vも低燃費なのでおすすめです。1.5Lガソリンエンジンと、2.0Lハイブリッドがラインアップされており、2.0LハイブリッドがWLTCモード燃費で21.5~22.0km/L(2WD)を実現しています。

 搭載されているホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」は、低速から高速の全速度域をモーターで駆動(エンジンは発電機として機能)、高速クルージング時はエンジンのみで駆動するシステムです。サイズ(全長×全幅×全高)は4570×1840×1620mmとなっています。

ホンダZR-Vハイブリッドの燃費

グレード

e:HEV X

e:HEV Z

駆動方式

2WD

4WD

2WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

22.1

21.7

22.0

21.5

市街地モード燃費(km/L)

19.7

19.3

19.4

19.5

郊外モード燃費(km/L)

24.7

24.1

24.7

23.9

高速道路燃費(km/L)

21.7

21.4

21.7

21.1

≪関連リンク≫
ホンダ ― ZR-V

12.日産「エクストレイル」

エクストレイルは日産のミドルサイズSUVです。キックスと同じくハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載、全グレードハイブリッドのみとなっています。WLTCモード燃費は19.7km/Lと低燃費。3列シート車がラインアップされていることもポイントです。

 発電用エンジンに、1.5Lターボエンジンを搭載。これには、量産車として世界初のVCターボ(可変圧縮比エンジン)技術が採用されています。サイズ(全長×全幅×全高)は4,660×1,840×1,720mmと、ここまで紹介してきたミドルサイズSUV達と似たようなサイズ感です。

日産エクストレイルの燃費

グレード

S/X/G

S e-4ORCE/X e-4ORCE/G e-4ORCE

X e-4ORCE(3列シート車)

駆動方式

2WD

4WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

19.7

18.4

18.3

市街地モード燃費(km/L)

17.3

16.1

16.1

郊外モード燃費(km/L)

21.7

20.5

19.9

高速道路燃費(km/L)

19.7

18.3

18.4

≪関連リンク≫
日産 ― エクストレイル

13.マツダ「CX-60」

マツダのミドルサイズSUVであるCX-60は、エンジン縦置きの後輪駆動のプラットフォームという国産車では希少※なSUVです。パワートレーンは2.5Lガソリンエンジン、3.3Lディーゼルターボ、3.3Lディーゼルターボマイルドハイブリッド(以降3.3Lディーゼルハイブリッド)、2.5Lプラグインハイブリッドの4つをラインアップ。

※ここまで紹介してきたSUVは、前輪駆動または前輪駆動をベースとした4WD

 3.3Lディーゼルハイブリッドは、大排気量でハイパワーながらもWLTCモード燃費21.1km/Lと高い燃費性能を実現しています。サイズ(全長×全幅×全高)は4,740×1,890×1,685mmと、全幅が大きく迫力のある美しいボディも特徴のひとつ。マツダらしい上質な内装も魅力です。

マツダCX-60 ディーゼルハイブリッド車の燃費

グレード

XD-HYBRID Exclusive Sports/XD-HYBRID Exclusive Modern

XD-HYBRID Premium Sports/XD-HYBRID Premium Modern

駆動方式

4WD※

4WD※

WLTCモード燃費(km/L)

21.1

21.0

市街地モード燃費(km/L)

18.1

18.0

郊外モード燃費(km/L)

21.4

21.2

高速道路燃費(km/L)

22.5

22.4

※CX-60の3.3Lディーゼルハイブリッドは、FRベースの4WDシステムを搭載

 なお、2.5Lプラグインハイブリッドは、3.3Lディーゼルターボや3.3Lディーゼルターボマイルドハイブリッドと比べると燃費は劣る(WLTCモード燃費14.6km/L)ものの、電気のみで75km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにあるマツダのCX-60のページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

 ≪関連リンク≫
マツダ ― CX-60

14.三菱「アウトランダー PHEV」

三菱のミドルサイズSUVであるアウトランダーPHEVもおすすめのSUVです。全グレード2.4Lプラグインハイブリッドを採用しており、WLTCモード燃費は16.2~16.6km/L、電気のみで83~87km※の走行が可能です。詳しくは、関連リンクにある三菱のアウトランダーのページをご覧ください。

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)

 プラグインハイブリッドは、内蔵される大容量バッテリーにより、長い距離を電気だけで走行が可能。バッテリーは自宅や出先で充電が可能です。バッテリー容量が少なくなると、エンジンを回し、発電してバッテリーを充電したり、駆動系と繋げてエンジンで走行したりします。ちなみに、三菱のプラグインハイブリッドに搭載されるエンジンは発電専用となっており、バッテリーが少なくなるとエンジンで発電し、バッテリーに充電しながら走行します。

 プラグインハイブリッドを検討する際は、燃費のほかに電気だけでどのくらいの距離を走行できるかも重要なので、あわせて確認してください。サイズ(全長×全幅×全高)は4,710×1,860×1,740~1,745mm、2列シート車と3列シート車がラインアップされている点も魅力です。

三菱アウトランダーPHEVの燃費

グレード

M

G/BLACK Edition/P

駆動方式

4WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

16.6

16.2

市街地モード燃費(km/L)

15.3

17.3

郊外モード燃費(km/L)

17.2

15.4

高速道路燃費(km/L)

16.8

16.4

※EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値)は、Mグレードが87km、その他のグレードが83kmとなっています

 ≪関連リンク≫
三菱 ― アウトランダーPHEV

15.ルノー「キャプチャー」

フランスの自動車メーカー、ルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」も低燃費です。輸入車に採用されるハイブリッドシステムはマイルドハイブリッドかプラグインハイブリッドが多いなか、ルノーはストロングハイブリッドシステム「E-TECH FULL HYBRID」を開発し、高い燃費性能を獲得しています。

 キャプチャーは1.3Lターボガソリンエンジンと1.6Lハイブリッドの2種類のパワートレーンをラインアップ。1.6LハイブリッドがWLTCモード燃費22.8km/Lを達成しています。

 サイズ(全長×全幅×全高)は4,230×1,795×1,590mm。燃費性能の高さのほか、フランス車らしい内外装デザインも魅力です。

ルノーキャプチャー ハイブリッド車の燃費

グレード

E-TECH FULL HYBRID/E-TECH FULL HYBRID Leather Pack

駆動方式

2WD

WLTCモード燃費(km/L)

22.8

市街地モード燃費(km/L)

20.4

郊外モード燃費(km/L)

24.1

高速道路燃費(km/L)

22.6

≪関連リンク≫
ルノー ― キャプチャー

16.スズキ「HUSTLER」

軽SUVの中から、スズキの大人気車種ハスラーを選出。すべてマイルドハイブリッド※仕様となっており、ガソリンエンジンまたはガソリンターボエンジンが組み合わされています。燃費はWLTCモード22.6~25.0km/L(2WD)と非常に良いです。

 ※マイルドハイブリッドとは、モーターの出力が小さいハイブリッドのこと。モーターのみでも走行可能なモーターの出力が大きいハイブリッド(例:ヤリスクロス)をストロングハイブリッドと呼ぶ

 軽自動車なのでコンパクトサイズなのも特徴。使い勝手のいい荷室のほか、安全装備スズキセーフティサポートも搭載。4WDもラインアップされており、スノーモードを搭載するなど雪道でも安心です。

スズキ ハスラーの燃費

グレード

HYBRID X/HYBRID G

HYBRID Xターボ/HYBRID Gターボ

駆動方式

2WD

4WD

2WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

25.0

23.4

22.6

20.8

市街地モード燃費(km/L)

22.9

22.1

19.7

18.5

郊外モード燃費(km/L)

26.4

24.1

24.4

22.3

高速道路燃費(km/L)

25.1

23.5

23.0

21.0

≪関連リンク≫
スズキ ― ハスラー

17.ダイハツ「タフト」

ダイハツの軽SUVであるタフトもおすすめの1台です。ガソリンエンジンとガソリンターボエンジンがラインアップされています。タフトにはハイブリッドシステムは搭載されていませんが、軽量な車両重量と、ダイハツ独自のトランスミッションD-CVTなどの燃費技術を組み合わせることにより、ガソリンエンジンでWLTCモード燃費25.7km/L(2WD)を達成しています。

 軽自動車ならではのコンパクトなサイズと、SUVらしいアクティブな外観が特徴。全グレードの前席頭上がガラスルーフ仕様(スカイフィールトップ)となっており、開放感があるのも魅力です。

ダイハツタフトの燃費

グレード

G/X

Gターボ/Xターボ

駆動方式

2WD

4WD

2WD

4WD

WLTCモード燃費(km/L)

21.4

21.1

21.3

21.1

市街地モード燃費(km/L)

19.7

19.4

19.6

19.3

郊外モード燃費(km/L)

22.9

22.4

22.7

22.5

高速道路燃費(km/L)

21.3

21.1

21.2

21.1

≪関連リンク≫
ダイハツ ― タフト

まとめ

SUV 燃費 まとめ

燃費のいいSUVを選ぶには、自分自身のライフスタイルに合うサイズや用途、パワートレーンを考慮することが重要です。ぜひ本記事を参考に、長く使える車を見つけてください。

 購入以外にも燃費のいいトヨタのSUVに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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