トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ 新型プリウスの内装は?内装色や収納も【画像40枚】
トヨタは2023年1月10日、新型プリウスのハイブリッド車(HEV)を発売しました。1997年に世界初の量産型ハイブリッド車として誕生して以来、圧倒的な低燃費性能を備えた新世代エコカーとして、ハイブリッド車の普及を牽引してきたプリウス。
5代目となる新型プリウスは「Hybrid Reborn」をコンセプトに、高い環境性能と一目惚れするデザイン、そして虜にさせる走りを兼ね備えたエモーショナルな車を目指して開発されました。
本記事では新型プリウスの内装に着目し、詳しくみていきます。
<この記事の目次>
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
新型プリウスの内装
※Zグレード(2WD)、内装色:マチュアレッド
「一目惚れするデザイン」を目指し、プリウス独自の「モノフォルムシルエット」を引き継ぎつつも、より低重心かつスタイリッシュなプロポーションに生まれ変わった新型プリウス。
内装においては「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットに。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめるつくりとなっています。
運転のしやすさ
※コックピット(写真はZ 2WD 内装色:マチュアレッド)
視線を前方に誘導するトップマウントメーターを起点に、安全確認がしやすいコックピット。運転に集中しやすく、最大限走りの良さを楽しむことができます。
※トップマウントメーター
「トップマウントメーター」は、フードレス&薄型化することでコックピット全体がスマートな印象に。7インチのディスプレイにはミニマルなグラフィックメーター、LEDインジケーターが表示され、先進的かつ機能的な印象を醸します。
「7インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ」はメーター照度コントロール付き。必要な情報をリングに集約して表示します。
マルチインフォメーション表示ではすべての情報が見やすく表示され、ハイブリッドシステムインジケーターを非表示にした「シンプルモード」に表示を切り替えることもできます。
※12.3インチディスプレイオーディオ
ディスプレイオーディオは、メニューへのアクセスのしやすさ、表示項目のわかりやすさ、画面の一貫性が追求され、直感的に操作ができます。
Zグレードには「12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」が、G、Uグレードには「8インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」が標準装備。Zのメーカーオプションとして、「12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」が設定されています。
※ステアリングスイッチ:A…情報操作系(4方向スイッチ、戻る)、B…運転支援系(レーダークルーズコントロール、レーダークルーズコントロールモード切替、レーントレーシングアシスト)、C…オーディオ系(音量、音声認識、ハンズフリー、モード選択、選曲・選局)
「ステアリングスイッチ」には、マルチインフォメーションディスプレイ、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、オーディオ、音声認識、ハンズフリーなどのスイッチを搭載。ステアリングホイールから手を放さずに様々な操作ができ、運転に集中できます。
※デジタルインナーミラー(デジタルミラーモード)
後方の安全確認をサポートする「デジタルインナーミラー」はZグレードのメーカーオプションで、周辺車両接近時サポート(録画機能)、ドライブレコーダー(前後方)とのセット。
車両後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示します。切替レバーを操作することで、鏡面ミラーモードからデジタルミラーモードに切り替えも可能。ヘッドレストや荷物などがあっても視界を遮られずに後方を確認できます。
※オルガンペダル
繊細なアクセル操作を可能とした「オルガンペダル」。センサー一体型となっており、より車と一体になれるリニアな反応が期待できます。
快適な室内空間
新型プリウスには、快適な室内空間を実現する様々な先進機能が装備されています。
※運転席8ウェイパワースポーティシート(合成皮革シート表皮)
Zグレードには、標準装備として運転席に「8ウェイパワースポーティシート&合成皮革シート表皮」を設定。
前後スライド、リクライニング、シート上下、座面前端上下のシートポジションを無段階に電動調整できます。また、スイッチ操作で腰部を支えるランバーサポートの2ウェイ調整も可能です。
※運転席シートポジションメモリー
さらにZグレードにはドライバー2名分のポジションを記憶・再現できる「運転席シートポジションメモリー」も標準装備。ドライバー交代の際に便利です。
※ナノイー X
空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオン「ナノイー」。
運転席側のエアコン吹出口からは、ナノイーに比べて、効果の元であるOHラジカルをより多く含む微粒子イオン「ナノイーX」が室内へ放出され、室内を快適な空気環境に導きます。
※前席シートヒーター(オレンジは、ヒーター加温箇所)
背中や腰、脚部に快適なぬくもりを伝え、寒い日の快適な運転をサポートする「前席シートヒーター(3段階温度設定)」はZ、Gグレードに標準装備。Uグレードには、メーカーオプションとして上級ファブリックシート表皮とセットで設定可能です。
※前席シートベンチレーション
背もたれ面と座面に冷涼感をもたらす「前席シートベンチレーション」をZに標準装備。エアコンによる室内の冷気をシートが吸い込み、暑い日にも短時間で冷涼感を得られます。
※ステアリングヒーター
寒い日に嬉しいステアリングヒーター(Zグレードに標準装備)はステアリングホイール全周が温まります。Uグレードには、緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシストとセットでメーカーオプションとなります。
※6:4分割可倒式リヤシート
リヤシートは6:4分割可倒式で、載せる荷物に合わせて荷室を拡大可能。片側、または両側を倒して使用することで、長尺の荷物も運べます。
※パノラマルーフ(手動サンシェード付)
開放感のある「大型パノラマルーフ(手動サンシェード付)」は、Zグレードにメーカーオプション。室内に爽やかな光を取り込みます。
荷室
※荷室
荷室床面を最大限下げることで、広々としたスペースを確保した新型プリウスの荷室。Z、Gグレードは410L、Uグレードは422Lの荷室容量となっています。
※スーツケース収納イメージ
直線的な開口で、大きな荷物も出し入れしやすい設計です。
収納スペース
新型プリウスには、乗る人に便利な収納スペースが用意されています。
グローブボックス(照明付)
照明が付いているので夜間でも中の物が取り出しやすくなっています。
フロントカップホルダー(2個)
運転席と助手席の間の手に取りやすい位置にカップホルダーが2個並んで設置されています。
フロントコンソール2段トレイ※Z、Gはマット付(上段トレイ)
運転席と助手席の間にあるコンソールトレイは2段になっているのでたくさんのものを収納できます。
ドアポケット(ボトルホルダー付※フロント1本)
運転席・助手席のドアポケットには書類やペットボトルも収納可能です。
センターコンソールボックス
縦に大きく開くので、中の物を取り出しやすい設計です。
助手席シートバックポケット
後席に乗車する人が書類やタブレットなどをサッとしまえるポケット。
ドアポケット(ボトルホルダー付※リヤ1本)
後席のドアポケットにもペットボトルホルダーがついています。
リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)※Z、Gに標準装備。Uに上級ファブリックシート表皮とセットでメーカーオプション]
後席のセンターに設置されたアームレスト。使わない時には収納できます。
電源や充電
新型プリウスは電源・充電の装備も充実しています。
サイドスリットトレイ※Zはワイヤレス充電器付、Gはマット付]
※写真はワイヤレス充電器装着車
Zグレードではスマホやタブレットをワイヤレス充電しながら収納することができます。
充電用USB端子(Type-C/センターコンソールボックス内側2個)
センターコンソールボックスを開けると内側にUSB端子(Type-C)がついており、こちらも充電しながら収納できます。
通信/充電用USB端子(Type-C/センターコンソール前部1個)、充電用USB端子(Type-C/センターコンソール前部1個)
運転席と助手席の間にもUSB端子(Type-C)が2個付いており、充電可能です。
アクセサリーソケット(DC12V・120W/センターコンソール前部1個)
USB端子(Type-C)のとなりにアクセサリーソケットが付いています。
アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付/センターコンソール後部1個・荷室左側1個)
非常時に役立つアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)は全車に標準装備。センターコンソール後部と荷室左側の2ヶ所に設置されています。
非常時給電システムを使用することで、車両の走行機能を停止した状態で、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用可能。災害などの非常時に電力が必要になった時に役立ちます。
外部給電アタッチメント
ドアと窓を閉めたまま電源コードを出して給電できる外部給電アタッチメント。給電時、車内への虫などの異物の侵入や、雨天時の水の浸入を予防。野外でも安心して給電できます。
新型プリウスの内装色
新型プリウスの内装色、シート表皮などについて、グレード別にみていきましょう。
Zグレード | Gグレード | Uグレード | |||
---|---|---|---|---|---|
シート表皮 | 合成皮革 | 上級ファブリック | 上級ファブリック(※) | ファブリック | |
内装色 | グラディエントブラック | マチュアレッド | グラディエントブラック | グラディエントブラック | アクティブグレー |
基調色 | ブラック/ ダークグレー | ブラック | ブラック/ ダークグレー | ブラック/ ダークグレー | ブラック/ ダークグレー |
インパネ・シート加飾 | ニュアンススティール | アナダイズド レッド | ニュアンススティール | ニュアンススティール | シルバーメタリック |
インパネイルミネーション | ブルー | レッド | ブルー | ブルー | - |
インパネ助手席アッパー部 | クラウドプリント | クラウドプリント | クラウドプリント | ブラック |
※Uグレードの上級ファブリックシート表皮はメーカーオプション
Z、Gグレードの内装色は、ブラック/ダークグレーを基調色としたグラディエントブラック。インパネ・シート加飾はニュアンススティール、インパネイルミネーションはブルーで、全体的に落ち着いた色味となっています。Zのシート表皮は合成皮革、Gは上級ファブリックです。
また、Zの内装色はブラックを基調としたマチュアレッドの設定も可能。この場合、インパネ・シート加飾はアナダイズドレッド、インパネイルミネーションはレッドとなります。
Uグレードの内装色はブラック/ダークグレーを基調色としたアクティブグレー。インパネ・シート加飾はシルバーメタリックで、シート表皮はファブリックとなっています。さらに、Uグレードには、ブラック/ダークグレーを基調色としたグラディエントブラックの内装色、上級ファブリックシートのメーカーオプションもあります。
新型プリウスのグレード別内装の違い
新型プリウスの内装は、内装色やシート表皮のほかにも、グレードによってインパネまわりの装備などが異なります。
Zグレード
※Z(HEV 2WD 内装色:グラディエントブラック)
※Z(HEV 2WD 内装色:マチュアレッド)
最上級グレードのZは、12.3インチのディスプレイオーディオ、ワイヤレス充電器が装備され、ナノイーXが付加されるなど上質感を高めています。
※Z(HEV 2WD 内装色:マチュアレッド)
また、運転席にはシートポジションメモリーやオートスライドアウェイ、前席シートベンチレーションなども付いています。
Gグレード
※G(HEV 2WD 内装色:グラディエントブラック)
Gグレードは、ステアリングは合成皮革巻き3本スポーク、ディスプレイオーディオは8インチとUグレードと同様ですが、シフトノブやインサイドドアハンドル、パワーウィンドウスイッチがサテンメッキ加飾になるなどの違いがあります。
※G(HEV 2WD 内装色:グラディエントブラック)
シートの前席にはシートヒーター(3段階温度設定)が付きます。
Uグレードの内装
※U(HEV 2WD 内装色:アクティブグレー)
エントリーモデルのUグレードは、ステアリングは合成皮革巻き3本スポーク、シフトノブは艶ありブラック加飾、ディスプレイオーディオは8インチとベーシックなデザインになっています。
※U(HEV 2WD 内装色:アクティブグレー)
インサイドドアハンドルやパワーウィンドウスイッチなど、全体的にブラックがベースの落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
新型プリウスの内装まとめ
「一目惚れするデザイン」「虜にさせる走り」をキーワードに、スタイリッシュでスポーティなプロポーションに進化した新型プリウス。圧迫感のない広々とした室内は運転に集中しやすい空間になりました。
多くの荷物を積める積載性、多彩な収納など、性能と装備が充実し、これまで以上に人々に愛されそうです。ハイブリッド車の購入を検討している方は是非、5代目プリウスを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
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それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
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