トヨタ車&レクサス車解説
3代目アルファードSタイプゴールド3と2、2代目ヴェルファイア ゴールデンアイズ3と2の違いとは?
※本記事は3代目アルファード(2015年1月~2023年6月に販売された30系)と2代目ヴェルファイア(2015年1月~2023年6月に販売された30系)に関する内容を含みます。KINTOでは、新型アルファード/新型ヴェルファイアに関する情報を随時発信していきます。2023年6月21日に発売された新型アルファード/新型ヴェルファイアについては以下の関連記事をご参照ください。
ここからは、3代目アルファード(30系)TYPE GOLDと2代目ヴェルファイア(30系)GOLDEN EYESのレビュー・比較記事になります。
アルファードとヴェルファイアはトヨタミニバンのフラッグシップをになう兄弟車。2015年に現行モデルが登場してから7年以上が経過していますが、2021年1月~12月の新車販売台数(国産乗用車)ではアルファードが総合4位(ミニバン1位)を獲得するなど、今なお高い人気を誇ります。
そのアルファードとヴェルファイアが2022年5月13日に一部改良されて登場。アルファードには特別仕様車 S“TYPE GOLD(タイプゴールド)Ⅲ”が、ヴェルファイアにはGOLDEN EYES(ゴールデンアイズ)Ⅲが新設定されました。
本記事では、前モデルのアルファード TYPE GOLD Ⅱおよびヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱとの比較や、その特徴について紹介していきます。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
アルファードの特別仕様車S“TYPE GOLD Ⅲ”と“TYPE GOLD Ⅱ”の違い
まずは、アルファードの特別仕様車「S“TYPE GOLD Ⅲ”」の特徴についてみていきましょう。前モデルの「S“TYPE GOLD Ⅱ”」からの主な改良点は3つあります。
メーターリングにゴールド加飾が追加
1つ目は、オプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾が追加されたことです。
スピードメーター、タコメーターともに、円形の縁にゴールドをあしらい、個性を強調。運転時にいつも目に入るメーターまわりだけに存在感があり、気分も高まります。
シート表皮の改良
2つ目は、シート表皮の改良です。
S“TYPE GOLD Ⅱ”では、ウルトラスエード®(パーフォレーション)+合成皮革が採用されていましたが、S“TYPE GOLD Ⅲ”では、なめらかな肌触りのスエード調素材 ブランノーブ®Ⅱ※(パーフォレーション)+合成皮革の組み合わせを採用。
※ブランノーブ®はTBカワシマ(株)の登録商標
表情豊かな表面品位が特徴で、室内の上質感がさらにアップ。弾力性とストレッチ性にも優れているので、座り心地も快適です。
ブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備
そして3つ目の改良点は、ブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備されたことです。
ブラインドスポットモニターは、隣の車線を走る車両をレーダーで検知し、車線変更時の後方確認をアシスト。パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)は、駐車場などで後退する際に自車の左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知し、衝突被害軽減を支援します。
アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”とベース車両のアルファードSとの違い
次に、アルファードの特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”とベース車両のアルファードSの違いを、ガソリン車同士で比較してみましょう。
主要装備で異なる点のみを表にまとめてみました。
特別仕様車 | ベース車両 | |||
---|---|---|---|---|
外装・メカニズム | ||||
タイヤ&ホイール | 235/50R18 97Vスチールラジアルタイヤ(18×7½Jアルミホイール) | 特別装備 | 標準装備 | |
外装 | ボンネットフードモール、フロントバンパーモール、バックドアガーニッシュ、LEDフロントフォグランプモール | 特別装備 | 標準装備 | |
フロントグリル | 特別装備 | 標準装備 | ||
フロントエンブレム | 特別装備 | 標準装備 | ||
サイドマッドガード | 特別装備 | 標準装備 | ||
ウインドゥ・ミラー | フロントドアグリーンガラス | スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 | 特別装備 | メーカーオプション |
スーパーUVカット | ― | 標準装備 | ||
安全 | ||||
予防安全 | Toyota Safety Sense | アダプティブハイビームシステム[AHS] | 特別装備 | ― |
オートマチックハイビーム[AHB] | ― | 標準装備 | ||
ブラインドスポットモニター[BSM] | 特別装備 | メーカーオプション | ||
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | 特別装備 | メーカーオプション | ||
視界 | 3眼LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム/オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ(イルミネーション[デイライト]機能付) | 特別装備 | ― | |
2眼LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム/オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ | ― | 標準装備 | ||
LEDシーケンシャルターンランプ(フロント・リヤ) | 特別装備 | ― | ||
LEDコーナリングランプ | 特別装備 | ― | ||
内装・快適性 | ||||
インパネまわり | インストルメントパネル | 特別装備 | 標準装備 | |
オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付) | 特別装備 | 標準装備 | ||
シフト | ゲート式シフトレバー | 特別装備 | 標準装備 | |
ドアまわり | インサイドドアハンドル(メッキ) | 特別装備 | 標準装備 | |
フロントドアトリム | 特別装備 | 標準装備 | ||
空調 | 「ナノイー」 | 特別装備 | 標準装備 | |
天井 | ルーフヘッドライニング(ルーフ・ピラー) | 特別装備 | 標準装備 | |
シート表皮 | シート表皮 | 特別装備 | 標準装備 | |
収納 | コンソールボックス | ハイグレード(中段トレイ+フタ付小物入れ+カップホルダー2個付) | 特別装備 | ― |
スタンダード(小物入れ+カップホルダー2個付) | ― | 標準装備 | ||
操作性 | スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)+プッシュスタートシステム+スマートキー2個 | ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能 | 特別装備 | ― |
予約ロック機能 | ― | 標準装備 | ||
パワーバックドア(挟み込み防止機能付) | 特別装備 | ― |
S“TYPE GOLD Ⅲ”はその名のとおり、車両のいたるところにゴールドが散りばめられ、ラグジュアリーな雰囲気をまとう特別仕様車。
エクステリアでは、アルファードの象徴となる「α(アルファ)」のエンブレムがゴールド仕様に。ベース車両でメッキが使用されているパーツにスモークメッキを採用したり、アルミホイールに高輝度塗装を施したりと、より強く大胆な顔つきになっている点も見逃せません。
インテリアでは、インストルメントパネルやコンソールボックスなどにサンバーストゴールドウッド+ゴールドスパッタリングを採用。
内装色のブラックとのメリハリのあるコントラストが華やかな表情を生み出し、ゴージャス感を漂わせます。いつも持ち歩くスマートキーにもゴールドメッキ加飾がされるなど、細かな部分まで徹底されています。
ヴェルファイアGOLDEN EYES ⅢグレードとGOLDEN EYES Ⅱグレードの違い
ヴェルファイアGOLDEN EYES Ⅲグレードの改良点は、アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”の改良点と同じ3点です。
オプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾が追加されたこと。シート表皮にブランノーブ®Ⅱ*(パーフォレーション)+合成皮革の組み合わせが採用されたこと。そして、ブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備されたことの3点です。
メーターリングのゴールド加飾追加により、コックピットのゴールド感がアップし、シートの質感が変わったことにより、室内全体がより一層上質で華やかな印象となりました。
アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”とヴェルファイアGOLDEN EYES Ⅲの違い
アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”とヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅲは、ともにゴールドのアクセントをはじめとした加飾によりドレスアップされたモデルです。
両車共通でガソリン車とハイブリッド車があり、ガソリン車は2WDと4WDの2タイプの設定。価格(税込)も2WDは430万6,000円、4WDは456万1,000円、E-Fourは515万4,400円と、同じグレードでは共通しています。
また、兄弟車ということで、パワーユニットやサスペンションなどの走行性能、安全運転をサポートするToyota Safety Senseなどもともに設定されています。
一方、外装や内装については、細かい部分で違いが見られます。アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”とヴェルファイアGOLDEN EYES Ⅲの違いをガソリン車同士で比較してみましょう。
アルファード特別仕様車 | ヴェルファイア | |
---|---|---|
タイヤサイズ | 235/50R18 97Vスチールラジアルタイヤ | 225/60R17 99Hスチールラジアルタイヤ |
ボンネットフードモール | スモークメッキ | 漆黒メッキ |
バックドアガーニッシュ | スモークメッキ | 漆黒メッキ |
LEDフロントフォグランプモール | スモークメッキ | 漆黒メッキ |
フロントグリル | スモークメッキ+黒メタリック塗装 | 漆黒メッキ |
フロントエンブレム | ゴールド(ガソリン車専用) | ー |
3眼LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム/オートレベリング機能付) | スモークメッキ+ブラックエクステンション | LEDアクセサリーランプ付/ |
※専用フロントエンブレムはアルファードのみ
タイヤサイズは、アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”が18インチ、ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅲでは17インチと、アルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅲ”のほうが1インチ大きくなっています。
また外装においては、フロントまわりの各種塗装について、アルファードはスモークメッキ、ヴェルファイアは漆黒メッキが使われています。
なお、アルファードは特別仕様車と標準グレードの豊富なラインアップがありますが、ヴェルファイアは2021年の一部改良の際にグレードが大幅に縮小され、2022年6月時点における現行グレードはGOLDEN EYES Ⅲのみ。つまり、ヴェルファイアを新車で購入することを検討する場合、GOLDEN EYES Ⅲの一択となります。
モデリスタの“TYPE GOLD Ⅲ”用エアロキットも登場!
「モデリスタ」とは、トヨタ車をスタイリッシュに演出するカスタムパーツやカスタムモデルを製造・販売しているトヨタグループ公式のカスタムパーツブランド。
モデリスタはイタリア語で「デザイナー」という意味を持ち、「感性」「創造性」 「喜び」の要素を取り入れた、車と響きあう一体感のあるデザインが特徴となっています。
アルファードの特別仕様車「S“TYPE GOLD Ⅲ”」用にも、モデリスタから専用の外装アクセサリーがリリースされています。
フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスタイリングキット(A/B)、シグネチャーイルミブレード、フロントグリルカバー、ヘッドライトガーニッシュがあり、いずれも特別仕様に合わせたスモークメッキを採用。装着することで、よりエレガントで精悍な表情に。また、20インチアルミホイール&タイヤセット(ロックナット付)もあり、装着することで、きらびやかな存在感がアップします。
それぞれのパーツは単体での購入が可能。フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスタイリングキット(A/B)の3点をセットにした「MODELLISTAエアロキットⅢ/Ⅳ」、シグネチャーイルミブレード、フロントグリルカバー、ヘッドライトガーニッシュの3点をセットにした「アドバンスドフェイススタイル for “TYPE GOLDⅢ”」も設定されています。
トヨタ直系カスタマイズブランドという性質から、品質への信頼性やフィッティング性の高さが魅力です。詳しくは、モデリスタ公式サイト「アルファード MODELLISTA AERO KIT Ⅲ/Ⅳ for “TYPE GOLDⅢ”」をご確認ください。
アルファード特別仕様車 まとめ
トヨタミニバンのフラッグシップをになう兄弟車であるアルファードとヴェルファイアに新しく設定された、アルファードの特別仕様車「S“TYPE GOLD Ⅲ”」とヴェルファイア「GOLDEN EYES Ⅲ」。外観デザインこそ大きく違いますが、兄弟車であることから、内装や機能性などはほぼ同じです。
価格も同一設定のため、どちらを選ぶか悩むこともあるかもしれませんが、両車ともに高級感や華やかさが追求されている点は共通しており、どちらを選んでも贅沢な乗り心地や満足感を提供してくれることでしょう、
最後に、購入以外でアルファードの特別仕様車「S“TYPE GOLD Ⅲ”」などに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
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- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
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KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
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